フォービーストの指揮官の日常   作:デュエルしろよ

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2話

 アークを作るって話しだったがありゃ嘘だ。

 

「勝手に嘘にしないでよ………なりそうだけど」

 

 ジズ作のお家は子供が粘土で作ったようなお家でいたる所がドロッとしていて本当にこれ建築に使う資材で作った?と言いたくなる仕上がりだ。

 

 ベヒモスは逆にこれでもかというぐらい尖っている………物理的に。

 

 どうやって暮らすつもりだと聞いたらオレは大丈夫だから良いだろと言って来やがったベヒモス以外は刺さんだよぉ!?

 

 バハムートはそもそも作ってない、賢いわたしは図面をしっかり読み込むんだと言って未だに10枚ある図面の3枚目を見ながらグヌヌと唸っているちなみに1枚目と2枚目は読んでいない。

 

「で、でも指揮官もおかしいよ、角という角にクッションつけてるよ」

 

「そうだぜ、人のこといえないだろ」

 

 あぁん?みんなが家具の角で怪我したらどうするつもりだあぁん!?

 

「心配する相手にキレないで!それにしたってクッション多すぎて歩きづらすぎるわよ」

 

 ………三者三様って感じか、レヴィのはどんなだ?

 

「わ、わたしのは見なくて良いわよあんま上手くできなかったし」

 

 ジズ、ベヒモス、わかってるな!!

 

「ちょっと!なんで抑えられてるのわたし!」

 

 簡単な話しだよなぁ!見たいって言ったら嫌がるだろぉ?最悪壊してなかったことにしそうだからな!そしてその気持ちはジズやベヒモスだってあるだけの話だ!

 

「う、うんせっかくなら見たいよレヴィのお家」

 

「作ったんなら見なきゃ損だしな」

 

「いや普通に見せるわよ!?そこまで見せたく無いわけじゃないから!!」

 

 え、そうなの?じゃ見よっか。

 

 ………普通。

 

「ふ、普通だね」

 

「普通だな」

 

「あ、あんた達ねぇ!見たがってたんだからもうちょいオブラートに言いなさいよ!?」

 

 まぁでも家造り担当はこれで決まりだな。

 

 その後レヴィがメインになってコツコツ建築していくことになる。

 

 せっかくだからとジズやベヒモス、自分の分のお家も擬似アークの一角に建てておいた。

 

 バハムートは建築の図面と廃墟などにある紙で作った図面家なるものを建築していた………そうなったかぁ。

 

―――

 

 擬似アークを作るための資材集めのため少し遠出をしていると城が荒野の真ん中にポツンと建っているのを見つけた。

 

「お、お城だ!凄い本物初めてみた!」

 

「原型保ってるってことは人はいなさそうだな」

 

「もとから廃城とかだったんじゃない?じゃないと流石にもうちょっと壊れているでしょ」

 

「賢いわたしはこの城を擬似アークの資材にすることを提案する」

 

 確かに資材に良さそうだがいっそのことこの城そのものをアークに持っていくか!時間をかければ出来そうかレヴィ?

 

「えぇ、全部包まないとだから3時間ぐらい欲しいのと中身も確認したいわね、地下室とかないならもっと早く持っていけるわ」

 

 うんじゃ廃城探索レッツゴーだな!

 

 パカラパカラ

 

 指揮官達は勘違いをしていた人は確かに住んでいないがニケは住んでいることに、そしてそのニケ達は大切なものが保管されているこの城を守るための門番であり王でもあった。

 

 パカラパカラ

 

 そして人間が地上に居ない今、地上で人型を見かけた場合考えられるのは自分達と同じニケか敵であるヘレティックか。

 

 パカラパカラ

 

 侵入しようとしているその様を見て普段ならまずは話し合いをするだろう王はまずは動きを止めることに考えをシフトしてしまった。

 

 パカラパカラ

 

 それっぽいことは言ったがようは。

 

 パカラパカラパカラパカラドシンッ!!

 

 勘違いで先頭にいた存在、指揮官を王、クラウンは愛馬であるトロンベで轢いた。

 

「「「「し、指揮官!?!」」」」

 

 第二話完!

 

―――

 

 目が覚めたら知らない天井だった………ここはどこ?自分は………誰?

 

「自分って言ってる時点で覚えてるじゃない」

 

 そうか自分は謎のニケが乗った馬形兵器に轢かれて気絶していたんだな。

 

「こわいこわい説明してないのになんで把握してるのよ!?てかわかってたんなら避けなさいよ!?」

 

 思いの外早くて………あとズレたらスィィと位置合わせて来た。

 

「まぁありゃ躱せと言われても難しいか」

 

 ってことはここは廃城の中か、いや謎のニケ達が住んでいるのならただの城か、そしてあの特別の馬形兵器とそれと似たカラーリングのニケ…きっとこの城の守りを任された王に違いない。

 

「だからこわいってばなんでわかるのよ説明省けてありがたいけど」

 

 城で寝かせてもらえてるから誤解は解けているみたいだけどニケが住んでんなら資材として城をもらったり崩したりするわけにはいかないな。

 

「あぁそのことなら賢いわたしが説明しよう」

 

―――

 

 バハムートごめんよなんもわからなかった。

 

 すまんがレヴィ説明してくれ

 

「そんな気がしたわ」

 

―――

 

 えぇ!?城を擬似アークに持って行って一緒に住みたいだって!?またなんで。

 

「城があり国民がいる、ならば後は町がいると思いませんか?」

 

 思いませんかってそりゃ城下町って表現があるぐらいだしあった方が国としての箔はつくでしょうけど。

 

「光栄に思うのだ!本来ならお前達がこの城の周りに住むように頼む所をこちらから行ってやるとお嬢様はおっしゃられている!」

 

 あ、ありがたき幸せ?でも何か守っているからここにいるじゃないのか?

 

「安心するのだ守っている物は持ち運び可能であるし、レヴィにもその保管場所ごと移動出来るか聞いたら可能だと言っていた」

 

 ならこちらはなんも問題はないな元から城が欲しかった所に王(女王じゃないんだ)と頼りになる従者もついて来てくれるんだから。

 

「ワァァやったのだ!お嬢様!一気に大国っぽくなりますね!」

 

「えぇ、棚からボタンですわ」

 

「それを言うなら棚から牡丹餅ですお嬢様」

 

 さてはこいつらおもしれぇ奴らでは?より擬似アーク………いやクラウン王国になるのか?クラウン王国が立派になるな城とか絶対自分達だけじゃ出来なかったし。

 

「そうと決まれば早速準備ですわ!」

 

「お嬢様、城ごと移動するので準備は不要かと」

 

「き、気持ちの準備ですわクラウン王国が大国になりそこの王になる気持ちの」

 

「!!!さすがお嬢様」

 

 さすお嬢さすお嬢、うんじゃこっちは準備があるから動くか城内もしっかり散策したから全容はほぼわかっただろレヴィ。

 

「うん、ざっくり4時間ぐらいかかるかな意外に地下もしっかりしてたから」

 

 そうなるともう夜になっちまうなせっかく家族が増えるんだ歓迎会をしたいしちゃっちゃかやるか、ジズは上空からダークマターをバハムートは外壁からダークマターを生み出してくれ、ベヒモスはその間ラプチャーの襲撃からの防衛だな。

 

「家族………ですの?」

 

 クラウン達が自分達を国民にしたように自分達は仲間のことを家族だと思っているけど、あー………もしかして王だからそういう対等な扱い嫌だったか?レヴィ達は無理だろうが自分ぐらいはちゃんと王扱いしようか?

 

「いえ………むしろ嬉しいですわ、ねぇチャイム」

 

「お嬢様………しょうがないのだ!家族ならしょうがないのだ!」

 

 喜んでくれたなら良かった、なんか食べたいのあるか?絶対では無いができる限り希望の料理を作るぞ。

 

「グラタンがいいのだ」

 

 ありゃてっきりクラウンの好みを優先するかと思ったけどそんな食べたかったのか?

 

「お嬢様と出会って最初に食べたのがグラタンなのだ簡素で素人目にも美味しいとは言えなかったのだ」

 

「えぇ!?そう思ってたの?美味しいって言ってくれましたのに!」

 

「だけどなのだ、一緒に…1人だったわたしの為に作ってくれて一緒に食べてくれたグラタンがこの世で一番…嬉しかったのだ!」

 

 あらら泣いちゃって、家族だからって甘えたくなったのかね、クラウン!手伝ってくれるかい?流石に自分だけじゃ厳しい。

 

「フフ、良いですわよ足によりをかけて作りますわ」

 

「それを言うなら腕ですお嬢様」

 

 城を擬似アークへ無事運び擬似アークはクラウン王国になった。

 

 擬似アークがクラウン王国になった日、空っぽの王と従者は未だ空っぽはあるけども確かな空白が埋まるのを実感した。

 

 だからだろうかその日から王と従者の笑い声は同じ大きさで聞こえるようになった。

 

「にしてもこのグラタンまじぃな」

 

「ここは再現しなくてもよかったのだ」

 

「ひ、ひどいですわ!?」

 

 ちょっとだけ王に意見する率も上がった………かも?

 

―――

 

 擬似アークがクラウン王国になったことでふと考えるようになった………統一感ねぇなこの町。

 

「そりゃ材料も建て方も試行錯誤しながらだからな統一感がねぇのはしょうがねぇだろ」

 

「せめて外壁の色が一緒なら一体感もあるし城下町っぽさもでるしで良いんだろうけど」

 

「し、しらないもんね誰もペンキの作り方」

 

「廃棄されているペンキなどは知っていますがこの王国全て塗るとなると流石にそれだけでは足りませんね」

 

「あれ………どこかで見たことある気がするのだ」

 

 見たことあるって何をだチャイム?

 

「確か本だったと思うのだ地形に関することなら自身あるけど曖昧だから多分本なのだ!」

 

「ペンキの作り方ですの?」

 

「ペンキの作り方のですお嬢様!」

 

 おぉなら善は急げだな早速そのあった場所まで案内してくれ!

 

「ここなのだ!」

 

 まさかの灯台下暗しだったか、確かにこの城の書庫ならそういったの紛れ込んでそうだな。

 

「違うのだ!バハムートが読んでたのだ!」

 

 ………ファ!?

 

「は?」「えぇ!?」「うそでしょ!?」

 

 まさかあのバハムートが?いやでも最近クラウンとチャイムが読書家であるおかげか逆さまで読んでいないパターンをよく見かける、本当に賢くなったってことで良いんだよなこれ!?

 

「そう言えばバハムートは?」

 

 ほほーん先に準備でもしてくれているのかな?そこまで気も効くようになったなんて本格的に賢くなったんだな!

 

―――

 

 そんなわけなかった。

 

 バハムートが書庫で寝ていたので叩き起こしてペンキの準備どうなっていると聞いたら何の話だと言わんばかりにホヘーンとぼんやりした顔をしていた。

 

 まぁ勝手にそう思ってたこっちが悪いのでそれは良いんだがペンキの本は何処にあるか知らないかと聞いたらそれもホヘーンとぼんやりした顔をしていた、それはしないで欲しかった!

 

 それでバハムートがここにいるならこの書庫内だろうと総出で探し回っても見つからず困り果てていると。

 

「賢いわたしは思う、チャイムが勘違いしてしまったのかもしれないな、わたしが読む本は賢いからな!」

 

「うぅ………そうなのかもなのだ、みんなごめんなのだ」

 

 あぁチャイムが落ち込んでしまったので慰めなきゃと勘違いした本がどんなだったのか聞いてみた、そんでそれ聞いて確かに間違えちゃうなと言ってあげようと思った。

 

「確かペンキの作り方っていうわかりやすい題名の本だったのだ表紙の絵もペンキを混ぜている絵だったから覚えていたのだ」

 

 うーんチャイムの記憶力ならそんなわかりやすいのを別のに勘違いしなさそうだなぁ、バハムートはその時どんな本読んでたか覚えているか………なぁバハムート今手に持って読んでいるその本はなんだ。

 

「これか?これは賢いわたしが読んでいる賢い本だ!」

 

 そーかそーか、本の表紙は読めるか?

 

「わたしは表紙を読まなくても中身がわかるから不要だ、何故なら賢いからだ」

 

 読んでいるのは『ペンキの作り方』だ賢いバハムートならこの後どうするべきかわかるよな?

 

「………決まっている、逃亡だ」

 

 謝るんだよボケェ!逃すなぁ!!!

 

 その後バハムートは2時間逃亡して捕まった。

 

 捕獲方法は難しそうな本に小鳥を捕まえるような小枝とザルを使う典型的な捕まらない罠だった。

 

 しかしそれで捕まったのを見て、バハムートは一生バハムートなんだろうなとみんな思うのであった。

 

―――

 

 ペンキの作り方もわかったし後は材料と何の色にするかを考えるだけと思い久しぶりにベヒモスと日課だったあれを行うことにした。

 

「今日は対話してくれっかなぁ?」

 

 してくれるだろいつも声かけてくれたあの人が突然いなくなったと思ったら久しぶりに現れるとか話したくてしょうがないだろ。

 

「だよなじゃあまずは扉をノックする所からだな三回だっけ?」

 

 おう、あってるぞ二回はトイレなどの空き部屋確認だから間違えるなよ。

 

 ベヒモスは背中のアームを使い冷蔵庫ほどの岩を持ち上げて投擲するもちろんノックなので連続で三回投げる。

 

 岩は放物線を描き落下する途中で突然壁にぶつかったかのように砕けるしかも同じ箇所でだ。

 

「おはようエデン!!!遊びに来たぜ!!!!」

 

 ………誰も出てこないな。

 

「留守なのか?」

 

 いや、こういうのはノックが小さくて聞こえてないってパターンが往々にしてあるもんだもっと大きいのでノックしよう。

 

 ベヒモスが再びアームを使い今度はトラックほどの大きさの岩を用意して投げようとしたら声をかけられた。

 

「貴方達良い加減常識というものを覚えなさい」

 

「おぉ!ハランじゃねぇかいるなら最初のノックで出てくれよ二度手間になる所だったぜ」

 

「それはこっちのセリフよ、ちゃんとドロシーからエデンの入り口の場所を聞いてるはずでしょ?」

 

 いやぁ地味に地形ちょくちょくラプチャーのせいで微妙に変わるからわかんなくなっちゃって。

 

「そうだぜ、せめて印かなんか書いてくれよ」

 

「それじゃ光学迷彩の意味ないじゃない………それで何の用かしら」

 

 何の用って………挨拶?

 

「挨拶だな」

 

「貴方達、挨拶ってのは態々隣の家のノックまでしてすることではないのよ」

 

 だが引っ越した初めての日はしないか?菓子折りもってさ。

 

「初めてじゃないでしょ菓子折りも持って来てなさそうだし」

 

「菓子ならもってきてるぞ、指揮官が本物の卵と牛乳でプリンを作ってくれたんだぜ!」

 

 イェイ作りました⭐︎後は一応自分達も本格的に拠点を作り始めたから新星にアドバイスを貰いに来たって感じだね。

 

「ちゃんとした用があるじゃない、ついて来なさいどうせ口で伝えてもまた入り口忘れるでしょ」

 

―――

 

 うわぁあぁぁぁぁぁぁぁぁドロシーだぁぁぁぁぁぁぁサインしてぇぇぇぇぇぇ!!!!

 

「ハラン………だから入り口で対処してくださいとお願いしたんですよわたしは」

 

「しょうがないじゃないちゃんと今回は用事あるみたいだし」

 

 いやぁ『セイレーン』から勝利の女神は実在するって聞いて姿を泡で見せてもらった時は今は何処にいるんだろうなんて思ってたけどまさかまさかのベヒモスが挨拶してたエデンに住んでいるなんて思いもしなかったな当時は、初めて出会った時嬉しくて泣きながら握手お願いしたもん。

 

「今もしているではないですか泣いては無いですが」

 

 そりゃいつ見たって勝利の女神は良いもんですよ、それで23枚目のサイン書いてくれますか?

 

「………しょうがないですね、書いて差し上げましょう」

 

「………ねぇあんたの指揮官、ドロシーのサイン転売したりしてんじゃないの?流石にあんなにもらってどうすんのよ」

 

「架空の人物扱いのサインは売れねぇだろうし普通に飾ってるぞ、他のゴッデス部隊に会うのも楽しみにしてるらしい」

 

 おうよ、早く会いたいな、いっそジズとゴッデス探しでもしようかな。

 

「やはりここに居たか、ここに住めばずっとドロシーに会えるぞ」

 

 ヨハン、好きな有名人だからって常に一緒にいたいわけではないぞ明石家マグロやトツコデラックスは好きだけど一緒に住みたいとはならんだろ?

 

「よくわからんがそれならさっさとドロシーから離れて要件を伝えろお前達がいると落ち着いて訓練も出来ん」

 

 人をトラブルみたいに言ってぇ、まぁうんじゃ相談させてもらおうかな、ドロシーまた来たらサインと握手してくださいね!あ、これ手作りプリンです食べてください、もちろんノア達も食べていいからね。

 

「えぇいただきますわ」

 

 ドロシーはプリンを食べながらあの指揮官のことを考える新星であるヨハンとは似たような出る杭は打たれた結果の地上暮らし。

 

 ただ彼の性格が誰かを恨むタイプではないからかアークで生活していた時と性格に変わりが無いとはベヒモス談だ。

 

 そんな彼が直接目にしたことがない噂話程度の存在であるゴッデスにあそこまで心酔している。

 

 もちろん彼を標準というには度が過ぎているが、ゴッデスの活躍を生で見たり実際に助けてもらった人達なら彼か彼以上に私達のことを心酔したのではなかろうか、それこそ女神を崇拝する信者のように。

 

 あからさまな活躍をして見せたヨハンは失敗の責任を押し付けられ、あの指揮官はただ副司令官である自分の立場が危うくなるかもしれないという可能性だけで切り捨てられた。

 

 もし、ゴッデス部隊が何も問題なくアークへ受け入れてもらっていた場合、地上を追いやられた責任や信者による政治的地位の向上による脅威を考えて。

 

 まともに勝利の女神として扱われていただろうか?

 

 ドロシーはそこまで考えてプリンがもうなくなっていることに気づく、考えても仕方がない、たらればを語ってもたらればでしかない実際に裏切られたのは事実なのだから、それだけわかっていれば良い。

 

 今更別の道なんてどう歩めば良いかなんてわからないのだから。

 

―――

 

「擬似的なアークを作りたい?あんなゴミを真似る必要などないだろ」

 

 アークの話しするとすぐこれだよヨハンは、あくまでアークみたいなだだっ広い町を作りたいって話しだよなんなら今は擬似アークじゃなくてクラウン王国っていう立派な町の名前がついてんだから、しかもちゃんと城付き。

 

「なら最初からそう言えば良いだろう、そうだなまず広すぎるというのがあるな今の時点でこのエデンより純粋な土地の広さが倍もあるなら防衛の面で人数がどうあっても足りない、お前の部隊にいるレヴィアタンとジズでもカバーしきれないはずだ」

 

 うーんやっぱりそうかお飾りとはいえ、ある程度機能は持たせたいから無駄にラプチャー達に壊されるのは避けたいな。

 

「それならせめて自動防衛兵器を外周だけでも設置するべきですね」

 

 ありゃセシルも居たのか、とは言ってもなぁそんな技術力ねぇぞ、てか誰も兵器なんて作れねぇぞ。

 

「ベヒモスについているパワーアームは誰が作ったんですか?」

 

 あぁ、あれはベヒモス自身で作ったんだダークマターで見た目だけそれっぽくって感じでね、だから細かい機構なんてなく感覚で操作してるんだ、他のみんなも同じだ。

 

「相変わらず科学技術に喧嘩を売る科学技術ですね何故ダークマターを浴びるとニケからヘレティックに変化するのかも謎ですし」

 

 100%でヘレティックに変化するならアークからもエデンからも弾かれた子を匿ったりするけど流石にそうじゃないからね君達と違って必要な犠牲と割り切って実験する気もないし。

 

「だからってアークの前哨基地に送り届けるのはお人よしすぎるのでは?」

 

 良いじゃん、どうせ誰もつかってないんだしまぁこれから有能な指揮官が出て来たら使われるんだろうけどそれならそれで兵士として上手く使ってくれるだろうさ。

 

「それで、結局どうするつもりだ、一番簡単なのはエデンと似たような建築をすることだろう、光学迷彩も提供してやっても良い」

 

「勝手に決めないでください、別に良いですけど」

 

 良いんだ………うーんでも王国なんだよなぁ王国が隠れてコソコソしているなんて王国っぽくないと思わないか?

 

「王国の基準など知るか」

 

「そもそも国と呼ぶには国民が少な過ぎるのでは?」

 

 うーん、ならアーク、エデン両方に弾かれた個体を受け入れるか?いやでも何でもかんでも受け入れたくはないなレヴィ達との相性もあるし。

 

 国民集めは二の次にしてなんかないかなぁ隠れずに景観を損なわない防衛機能。

 

「さらっと余計な注文してきましたね、ならいっそのことダークマターと何かを掛け合わせてみたらどうです?」

 

 何かって?

 

「それはわかりません、ですがダークマターの存在もそうですがラプチャーに対して地球も適応を始めて未知の物質を作り出しています、その中にダークマターと適合してさらなる違う物質に変化するものもあるはずです」

 

 そしてダークマターの延長線上の物質ならレヴィ達なら操れるかもしれないってことか、うん良いね!ありがとう良いアイデアをもらってしまった。

 

「出来るかもわからないのですよ?」

 

 そうだけど、なんとなく出来る気がするよそれにさっきの話しでレヴィ達のことをヘレティックとして扱うのはやっぱ違う気がするなって思った。

 

 敵対してるわけでもないしベヒモス達はちょっと違うけどレヴィは完全に侵食を受けてないしね。

 

「ならなんと呼称するんだ」

 

 うーん地球由来の物質によって変化した存在なら………そうだ!

 

 ビースト。

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