朝起きたらウマ耳と尻尾生えとるんやけど...!?!?!?   作:飽之七起

9 / 9
技能試験通常シュヴァルグラン14位でした。
なんで試しにやったスタ2育成一発目で切れ者引いてスピ3育成で全然切れないんですか...(血涙)



第9R:レース

「ようこそ、トレセン学園生徒会へ。私が生徒会長、シンボリルドルフです」

 

「はじめまして、寝玄神です」

 

フードを取り軽く自己紹介すると、寝玄を見ていたルドルフが驚きの表情を浮かべる。

 

「...どうぞ、おかけください」

 

3人が席につくと、ルドルフが話し始めた。

 

「たづなさんから事前に話を伺ってはいましたが...驚天動地、まさか本当に、男性のウマ娘が実在するとは...」

 

病院での医者とほぼ変わらないリアクションを取るルドルフ。想像もしていなかった事が目の前で起きたのだから無理もないだろう。

 

「その耳と尻尾、本当に、本物なのでしょうか?」

 

「はい、駿川さんたちに確認してもらって、病院でも検査を受けさせてもらいました。本物です」

 

「なるほど...聞いていた通り、完全にウマ娘と同じというわけですか。となるとやはり、走る速度もウマ娘と同等だと?」

 

「...あ〜、そういえば...」

 

まだ、この身体になってから一度も走ってない。

 

「まだ走ってないですね。試したいとは思ってたんですが、時間も無くて...」

 

「ほう...」

 

ルドルフの目の色が変わる。

 

「ではどうでしょう。私とレースをしてみませんか?」

 

「!?」

 

あの皇帝シンボリルドルフと、七冠ウマ娘と、直接レースが出来る。それを聞いた瞬間、寝玄の心の底に溜まっていた衝動に火がついた。

 

 

走りたい。

 

 

「是非、お願いします」

 

「ッッ!!!」ゾクッ!

 

いきなり溢れ出した寝玄の気迫にルドルフが押される。

 

(GⅠの舞台と遜色ないレベルの圧...!だが...)

 

生徒会長として、皇帝シンボリルドルフとして、このまま押され続ける訳にはいかない。

 

「では、着替えてからコースに集まりましょうか。たづなさん、構いませんね」

 

「...止めても行くでしょう。仕方ありませんね」

 

生徒会室を出ると一度ルドルフと分かれ、たづなと職員寮へ戻り部屋の場所を教えてもらう。

 

「こちらが寝玄さんのお部屋になります」

 

「部屋凄ぇ〜!」

 

内装は思っていたよりかなり広めだった。豪華なホテルの部屋に泊まったような感じでテンションも上がってくる。

 

「用意が終わったら出てきてくださいね」

「はい、すぐ終わらせます!」

 

衣服が入っているダンボールを開けて、事前に尻尾穴を開けておいたランニングウェアとシューズを取り出して着替える。

 

「終わりました!いつでも行けます!」

「お早いですね。では向かいましょうか」

 

グラウンドに着くとすぐにルドルフもやってきた。

 

「遅れて申し訳ない」

「いえ、こっちも今着いたばっかですから」

 

2人が入念にストレッチを行なっている最中に話し合う。

 

「希望があればそちらの距離に合わせましょう」

「う〜ん、といっても、自分の適性距離がまだ分からないんで、こっちはどの距離でも構いませんよ」

「そうですか...では1000mはどうでしょう?コーナーの無い直線コースは、人にとって一番馴染み深いでしょう」

「いいですね。それでお願いします」

 

レースの内容は決まった。ストレッチも終わりかけた頃、校舎側から地響きのような音が聞こえてきた。

 

「え?何この音?」

「あぁ、そろそろだと思っていましたが...」

 

ルドルフが言うや否や、コースの横に大量のウマ娘たちがやってきた。

 

「本゙当゙に゙男゙の゙人゙に゙耳゙ど尻゙尾゙生゙え゙でる゙よ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙!!!!!!!!」

「すごいです!!!本当に本物です!!!」

「あー!!!あの人!やっぱり昨日会った人なの!!!」

「ひょ、ひょえぇぇ〜!!!???」

 

ウマ娘たちが色んな反応を見せる。これはもしや...

 

「皆、理事長の会見を見たようですね」

「やはり、そういう事ですか」

 

会見で公表された男のウマ娘がコース上にいるのが、教室からも見えたのだろう。

もう既に全国ニュースになっているのだろうか。まだあまり実感が湧かないが、ウマ娘たちの反応を見ていると物凄い盛り上がりようだった。

 

「さて、観客も集まってきたのでそろそろ始めましょうか」

「こんな大人数に見られるなんて、めっちゃワクワクしてきましたね」

「ふふっ、まだまだですよ。GⅠの観客数は、これの比ではありませんからね」

「そうですよねぇ...凄いなぁ...」

 

会話をしながら両者がスタート位置につく。

 

(1000m。人にとって一番馴染みのある、50mや100mと同じ直線コース。となると、試す走り方は1つ...)

 

たづなが横で合図を行う。

 

「では、位置について」

 

「......」

「......」

 

「よーい...」

 

(最初から最後まで...)

 

「...ドン!」

 

(全力疾走や!!!)

 

2人がほぼ同時にスタートを切る。出遅れは無い。

 

(やっっっば!!!めっちゃ速い!!!!凄ぇ!!!!!最高やんけこれ!!!!!)

 

寝玄が感極まりながらとてつもない勢いでコースを駆け抜けていく。すると、

 

(ッ!?なんや!?シューズが...!)

 

シューズが脱げかけてきている?いや、というか、何か感じがおかしい。

 

(破れてへんかこれ!?!?)

 

衝撃に耐えられなくなったシューズが悲鳴を上げる。元々人用のシューズだ。ウマ娘と同じ力が加えられれば簡単に破れてしまう。

 

(あかんしゃーない!今気にしても意味あらへん!とりあえずゴールまで走り切るんや!!!)

 

シューズを気にせず寝玄は全力疾走を続ける。そして...

 

先頭で、ゴール板を通過した。

 

「っはぁっっ!!!はぁっっっ!!!」

 

速度を少しずつ緩めながら息を整え、仰向けに倒れる。心地いい芝の感触を感じていると、顔を歪ませたルドルフが近づいてきた。

 

「......まさか、これほどとは...完敗です...」ギリッ

「ありがとう、ございます。またやる時は、別の距離でもお願いします。今度はそちらの適性距離で」

「はっ、言ってくれますね。次は負けませんよ」スッ

「えぇ、楽しみにしています!」ガシッ

 

ルドルフが差し出した手を掴み、寝玄が起き上がる。その途中で、

 

寝玄のウマ耳が、ルドルフの鼻腔を掠めた。

 

「ん゙ぁ゙ッ゙ッ゙!!!??」ガクッ

「えっ!?うおっと!」ボスッ!

 

崩れ落ちそうになるルドルフを寝玄が抱き止める。ちょうど寝玄の胸に顔を埋める形になったルドルフから凄い声が漏れる。

 

「お゙っ゙!??ん゙ぉ゙...あ゙っ゙ッ゙!?!?」ギュッ!

「ちょっ!会長さん!?みんな見てるんで早く離れて...!」

「ルドルフさん!?大丈夫ですか!?」グイッ

 

一瞬でこちらに飛んできたたづながルドルフを引き剥がし背中に乗せる。

 

「...ォォッ!!ォ...ァ...ッッ!?」ビクッ!ビクッ!

「すぐ保健室に向かいます!ついてきてください!」

「は、はい!」

 

何が起きたのか分からない生徒たちの横を通り抜けて、急いで保健室へと向かった。

 

「カイチョーさんどーしちゃったのかなー?」

「すごくすごいレースでしたけど...何かあったんでしょうか?」

「バランスを崩した...にしては、ちょっと不自然ね」

「心゙配゙だ゙よ゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙!!!!!!!!!!!!!」




ドトウたづなガシャ結果
1天井目:ドトウ1たづな1すり抜け5(確定10連50%外し含む)
2天井目:ドトウ1のみ
3天井目:ドトウ1たづな3すり抜け2
計ドトウ3たづな4すり抜け6
天井チケ3枚で両完凸

コラ〜〜〜!!!◯すぞ〜〜〜!!!(ガシャァァァン!!!!!)
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