仮面ライダーインフィニットディケイド ホロライブ 外伝 追憶のレジスタンス   作:極王ゴット

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紅蓮「前回はグラファイトさんとの決着だったな……改めて本当に強かった。もちろん力もだが……意思っていうのかな?そういうのが強かったな……」
AZKi「改めて考えてもあの人って破壊と無限の力に適応できてたんでしょ?やばくない?作中でもやってた人少ないんじゃ……」
水月「弱い力なら【ゴットと壊羅がタッグ……つまり最強!】で兄さんがインフィニットディケイドデストロイになってたりしてたが……」
クロヱ「両方のでかい力の制御はいないよね?」
紅蓮「唯一、兄さんと壊羅の融合でインフィニットディケイドロードデストロイってのは完全に破壊と無限の力を完全制御に加えて実力だけなら神狼クラスらしい」
水月「やっぱり融合って強いな……」
AZKi「なんかどうでもいい話になっちゃってたけどグラファイトさんがタイムジャッカー式の時止めで動けてたのはどう言うことなの?」
紅蓮「単純に無限と破壊の力で強くなっただけだな」
クロヱ「後現状は作中唯一ガイロスを相手にタイマンで勝ってるよね?」
水月「ガルムの時も勝ってたには勝ってたが結局負けたし最後まで勝てたのはグラファイトだけだったな」
クロヱ「そうこう言ってるうちにまたあらすじが長く!?」
紅蓮「今回はここら辺だな……どうなる第十話!」
AZKi「対して前回のことあらすじしてないね……」苦笑


第十話決戦前の日常、想いを打ち明ける二人の少女

三人称

グラファイトとの戦いを終えた紅蓮と水月はまだグラファイトと戦った戦場にいてそこで疲れたように座っていた。

 

水月「まさか夜通し戦うことになるなんてな……」

 

紅蓮「ああ、正直、無限と破壊の力の強さを改めて感じた感じがするな……」

 

水月「それ以外にもあいつ自身の意志の強さ自体もありそうだがな……」

 

そんなふうに話しているボロボロの水月と紅蓮に対して少し心配そうにしたクロヱとAZKiが近づいてくる。

 

AZKi「二人とも大丈夫?」

 

クロヱ「すごい長い間戦ってたけど……」

 

水月「大丈夫だ」

 

紅蓮「終始押され気味だったけどな」

 

そういながら立ち上がった水月と紅蓮にクロヱとAZKiが近づくと紅蓮と水月に肩を貸しながら言う。

 

AZKi「お疲れ、一旦戻ろ?」

 

クロヱ「そうだね、ガイロスと戦うためにも休まないとさ」

 

紅蓮「ああ……」

 

それから水月達が公園に戻ってくると水月達に気づいた正義達は安心したような顔をしていつのまにか戻ってきていた門矢士が水月達に近づいて言ってくる。

 

士「お前達……今日は休め」

 

水月・紅蓮「「……はああああああああ!?」」

 

水月「休め!?まだガイロスがいるんだぞ!」

 

紅蓮「流石に無理だろ!?まだやることがたくさん……」

 

士「それは俺たちに任せとけ、それに前の世界の記憶を取り戻してやりたいことがあるだろ?」

 

門矢士はそう言いながらAZKiとクロヱを見ると二人は少し恥ずかしそうに顔を逸らしながら水月と紅蓮に近づくと言う。

 

AZKi「ねぇ……紅蓮君……デート……しよ?/////」

 

クロヱ「ねぇ水君、沙花叉、水君と行きたい場所があるの!」

 

紅蓮「で、デート?」

 

AZKi「だ、だってそうすれば紅蓮君休んでくれるじゃん!」

 

クロヱ「沙花叉も同じ理由!」

 

いきなり休めと言われてからあまりにもいきなりすぎる話の変化に水月と紅蓮は互いに顔を見合ってしばらく考えて言う。

 

水月「しょうがない……」

 

紅蓮「結構頑固だったからな……」

 

それから水月はクロヱに連れられていきAZKiはちゃんと準備をしたいと家に帰って紅蓮はそら達によって強制的に家に連れられてデートのためにと取っ替え引っ替え服を着せさせられていた。

 

紅蓮「これって兄さんの役目だったはずだろ……」

 

すいせい「いやぁ、紅蓮って思ったよりデートとかわからないんだね」

 

紅蓮「今はこの世界の紅蓮よりバグスターとしての紅蓮の人格が強いからな、デートとかよく話からねぇんだよ」

 

姉街「ゴット君みたいに全部が可愛いもいいけど今の紅蓮君みたいな可愛さもいいね〜」

 

すいせいの言葉で照れ隠しのようにそっぽを向いた紅蓮を姉街が撫でると紅蓮は少し恥ずかしいのか顔を赤く染め視線を逸らす。それからすいせい達のコーディネートの服を着た紅蓮はAZKiと待ち合わせをしていた場所に向かっている。

 

紅蓮「少し遅れちまったかな?」

 

紅蓮はすいせいにつけられた腕時計を見ながらそう呟くと少しスピードを上げて走る。

一方の水月とクロヱは水月がバイクの後ろにクロヱを乗せて走っていた。

 

水月「自然が増えてきたな……本当にこっちなのか?」

 

クロヱ「うん、レジスタンスとのみんなの記憶を思い出してから少し見たいものができてさ、それが見れるのはここら辺だけなんだよ」

 

水月「……なんとなくわかってきたな」

 

クロヱ「さすが水君♪」

 

楽しそうに笑いながら話す二人はそのままバイクでクロヱの案内を受けて水月は走っていく。

その頃、ホロライブ事務所はガイロスによってまだ周りには見えていないが禍々しく変わっていた。その中、ガイロスが立っている空間に二人の異形がいた。一体は赤い蜘蛛のような仮面ライダーのような見た目をしていてビルドドライバーを付けている。もう一体は仮面ライダーではない完全な怪物で黄金の体を持っている。

ホロライブ事務所を禍々しく変化させたガイロスは二体の異形……【仮面ライダーギルバス】と【ハートロイミュード】を見て言う。

 

ガイロス「お前達にも働いてもらうぞ」

 

ガイロスの言葉を聞いてギルバスは楽しそうに笑いながら言う。

 

ギルバス「面白いなぁ!要は全部ぶっ壊せばいいんだろう!」

 

ギルバスがそう言う中ハートは静かにガイロスを見ると真剣な声で聞く。

 

ハート「お前の目的に興味はない、だが……もしお前の目的が達成されたら俺の友を蘇らせろ、それが条件だ」

 

ガイロス「別にいい……貴様らがちゃんと働くならな」

 

ハート達を見てそう言ったガイロスはそのまま静かにホロライブ事務所に禍々しいオーラを流し込むのだった。

場面は映って待ち合わせ場所に来た紅蓮はAZKiを探していた。

 

紅蓮「あいつ、どこにいるんだ?」

 

紅蓮がそう呟きながらAZKiを探していると突然どこからか困ったようなAZKiの声が聞こえてくる。

 

AZKi「あの、困ります……待ち合わせしている人がいるので……」

 

ナンパA「いいじゃん!君の待ってるやつより、俺の方がカッコ良くない?」

 

AZKi「その……」

 

AZKiがグイグイくるナンパ男の対応に困っているとその場にゆっくりと紅蓮が近づく。

 

紅蓮「悪い、AZKi、待たせちまった」

 

AZKi「紅蓮君!」

 

ナンパ男の後ろから現れた紅蓮にあきからかに嬉しそうに目を輝かせたAZKiの様子に紅蓮は苦笑する中ナンパ男が紅蓮を睨みながら胸ぐらを掴む。

 

ナンパA「おいテメェ、邪魔するんじゃ……ひっ!」

 

紅蓮に対して何かしらの文句を言おうとナンパ男はするが紅蓮が少し睨んだだけで黙った。

 

紅蓮「邪魔はお前だ……消えろ」

 

ナンパA「はいー!すいませんでしたー!」

 

AZKi達や水月などには絶対にしないであろう怒りの睨みを食らったナンパ男はそのまま逃げていきそれを見ていたAZKiは苦笑しながら考える。

 

AZKi(元の紅蓮君に戻る前からだけどやっぱり他人には厳しいね……特に自分や大切な人に害を与える人は……)

 

AZKiがそう考える中紅蓮は改めてAZKiを見た後、時が止まったかのように固まる。

 

AZKi「あれ?どうしたの?紅蓮君」

 

紅蓮「……いや、その……」

 

突如固まった紅蓮を不思議に思いながら顔を近づけてくるAZKiに紅蓮は少したじろぎながらAZKiから顔を背けようとする。

 

AZKi「おめかししてきたけど……変だった?」

 

紅蓮「いや……似合ってる…/////ただ……お前が可愛いなって/////」

 

AZKi「かわっ…!?/////……アリガトウ/////」

 

いきなり公衆の面前の前でいちゃつき始めた紅蓮とAZKiを見て周りはてぇてぇなぁと思っているとAZKiが思い出したように言う。

 

AZKi「そ、そうだ!それでさ、今日さ、色々回りたいから急ごう!」

 

AZKiはそう言うと紅蓮の手を取って走り出し紅蓮は少し驚いた顔をしながらもどこか嬉しそうに笑う。

 

紅蓮「わかったよ、最初はどこにいくんだ?」

 

AZKi「水族館!」

 

それから紅蓮とAZKiは電車を乗り継いで水族館に来ていた。

 

紅蓮「そんでAZKiは何が見たいんだ?」

 

AZKi「ん〜、紅蓮君が見たいなと感じたものが見たいなぁ、ちゃんと記憶の戻った紅蓮君にさ、普通を知って欲しいんだ」

 

紅蓮「……昔なら普通に生きるなんて考えもしなかったな……償いもあったし……いった!?」

 

休みというのに償いなどの重いことを考え始めた紅蓮をAZKiは少し強めに蹴ると紅蓮の耳を引っ張りながら引きずり歩き出す。

 

紅蓮「いてぇ!いてぇ!離せ!」

 

AZKi「休みなのにすぐにそういうことを考えない!今日はゆっくり楽しむ!わかった!?」

 

紅蓮「りょ、了解……」

 

紅蓮があまりの痛さに涙目でAZKiの休めという言葉に了解の意を紅蓮が示すとAZKiは満足したように耳から手を離すとAZKiがある店を見て驚いた顔をする。

 

紅蓮「?AZKiどうしたんだ?」

 

AZKi「あそこ……」

 

AZKiがそう言いながら見ている方向を指差すとそこには大量のアイスを食べている右腕だけが異形な男の人と隣で木の棒にパンツをかけてる優しそうな男の人がいた。

 

AZKi「ねぇ、あれって……」

 

紅蓮「火野映司さんとその相棒のアンクさんだな、つっても前の世界でも俺はあってないしこの世界ではそもそも兄さんと水月のことしか知らないはずだけどな」

 

AZKi「そうなんだ……前の世界の記憶を取り戻したからだけどなんか悲しいね……」

 

映司「あれ?君たちって門矢さんが言ってた人じゃない?」

 

AZKi「え?」

 

紅蓮「なんで俺たちを……というか門矢士が?」

 

紅蓮がいきなり話しかけてきた上に自分たちのことを知ってる風だった映司に驚いていると映司は笑いながら話し始める。

 

映司「実はね、俺たちライダーの世界がゴット君が破壊神になってから融合してからずっと世界は融合してたんだけど今回、何かやばいことが起きるかもって門矢さんから聞いててね」

 

紅蓮「それで俺たちを……」

 

映司の言葉でなぜ映司が自分たちのことを知っているのかと納得した紅蓮にアンクが話しかける。

 

アンク「お前も俺と似たような存在だったな?こうして会うのは初めてか?」

 

アイスを食べながら話しかけてくるアンクに紅蓮は笑みで返しながら言う。

 

紅蓮「だな、まぁ、俺は兄さんがゼロワン以前に出会ったレジェンド達とは基本変わりないけどな」

 

紅蓮がそう言うとどこか急かすような顔をしているAZKiを見て映司が何かに気づいたような反応をしてアンクの手を掴み歩き出す。

 

映司「アンク!そろそろいくよ、門矢さんから頼まれてることもたくさんあるしさ」

 

アンク「なに……おい待て!せめて腕を離せ映司!」

 

騒がしく去っていった仮面ライダーオーズコンビに紅蓮とAZKiは少し苦笑を浮かべる。そのあとすぐにAZKiは紅蓮を見て言う。

 

AZKi「じゃあ……行こっか?」

 

紅蓮「……ああ」

 

それから水族館に入った二人はいろいろな水槽を見て回る。バグスターとしての初めての水族館に紅蓮は少し興奮してその様子をAZKiは優しく見守っている。

 

紅蓮「おお…!蟹、鮫、亀!それにあれは……鯱!鰻!タコ!そしてクジラとオオカミウオまで!」

 

AZKi「それだけじゃなくて鰐にイカ……普通の水族館にいるのから普通いるのかどうかわからない生き物までなんでも揃ってるね……」

 

紅蓮が生で見るのは初めてな水族館に興奮する中AZKiはこの水族館のよくわからないラインナップに困惑をしていたが水族館に興奮する様子を見て少し昔を思い出す。

 

ゴット『AZKi!こっちにチンアナゴいるよ!』

 

AZKi『わかった!わかった!だからあまり引っ張らないでよw!』

 

楽しそうに自分を連れ回すゴットと怒ったりしながらも楽しんでいた自分(AZKi)、そんな今は遥か昔の記憶。そんな記憶をAZKiが思い出しているといつのまにか目の前に不思議そうな顔をしている紅蓮がいた。

 

紅蓮「AZKi?どうしたんだ?」

 

AZKi「ひゃぱ!?な、なに紅蓮君?」

 

紅蓮「いや?なんか様子違ったからさ……もしかして……俺調子に乗りすぎちまったか?」

 

紅蓮が不安そうにそう聞いてくるのと紅蓮の顔の近さに変な声をあげて驚いたAZKiはまずいと思ってあたふたとして答える。

 

AZKi「いや!その……なんか懐かしいなって……昔、ゴット君と水族館来た時と同じ反応をしてるなぁって……」

 

紅蓮「兄さんと?」

 

AZKiの言葉で首を傾げた紅蓮を見てAZKiはゴットを思い出す中紅蓮から顔を背けながら顔を赤くして言う。

 

AZKi「可愛いんだよ…/////」

 

紅蓮「かわっ…!?/////」

 

AZKiの言葉で顔を真っ赤にした紅蓮はすぐに今のAZKiとの距離の近さを理解すると少し距離を取って言う。

 

紅蓮「兄さんならともかく…/////俺相手に言う言葉じゃないだろ…/////」

 

AZKi「……かわいい」

 

紅蓮「!?……だからぁ!/////」

 

AZKiの可愛い責めに紅蓮の限界が来て顔を真っ赤にしながら怒るとAZKiは少し面白そうに笑う。

 

AZKi「必死だね?」

 

紅蓮「……お前こそ可愛いって言われた時恥ずかしがってたくせに……」

 

AZKi「いやっ!それは!紅蓮君がいきなり言うからじゃん!服とかも似合っててかっこいいしさ!」

 

紅蓮とAZKiが少し言い合いを始めかけそうになった時に突然紅蓮は少し申し訳なさそうな顔をするとAZKiに向かって聞く。

 

紅蓮「なぁ、AZKiって兄さんに未練があったりするのか?」

 

AZKi「え?」

 

紅蓮「いやぁさ、最後の会話があんな感じになっちまってたし、俺のせいで最後らへんは一緒にいれる時間もなかったろ?」

 

紅蓮が後悔したような懺悔するような顔をして俯いているとAZKiが横から紅蓮の頬を突く。

 

紅蓮「あふき?なにふんだよ?」

 

AZKi「紅蓮君って意外と私のことわかってないよね?もちろん後悔はないって言ったら嘘になるけどさ……この世界のゴット君にはないよ、だってあの子はそらちゃん達が愛したゴット君、それに私たちの時代のあの子はきっと私がずっと自分のことを背負って苦しんだりしてるのは嫌なはずだからさ……だから私は、とっくの昔に乗り越えてるよ」

 

AZKiの言葉を聞いて意外そうな顔をした紅蓮にAZKiはそのまま頬を引っ張りながら言う。

 

AZKi「そ〜れ〜に〜!恨むなら紅蓮君じゃなくてドォルネスでしょ?だから紅蓮君は気にしなくていいんだよ……それに今は……」ごにょごにょ

 

紅蓮「?いまふぁ?……なんら?」

 

AZKi「にゃ、にゃんでもないよ!」

 

AZKiに頬を引っ張られながらの紅蓮の反応にAZKiは噛みながらもなんとか気持ちを悟られないように誤魔化す。

一方の水月とクロヱはどこかの山奥に来ていてそこでテントを貼ってゆっくりしていた。

 

水月「こんな感じの自然……なんとなく初めて感じる気がするな」

 

クロヱ「それはわかるよ……この世界でならともかく前の世界は荒廃してたしさ、それに……んん〜!空気が美味しい!」

 

水月と話しながらクロヱは体を伸ばしながら万歳のような体制で空気を吸うとそう叫ぶ。それを見た水月はクロヱを真似るように同じ動きをする。

 

水月「んん〜、確かにうまいな……ん?どうしたクロヱ?」

 

全く同じ動きで深呼吸をしたのを見たクロヱが水月を見ていると水月が何かを聞いてくる。それをクロヱは少し遅れながらも反応する。

 

クロヱ「いや、なんか懐かしいなって、レジスタンスだった頃の水君が入ってきたばっかの時さ、よく沙花叉の動きの真似してたなぁって」

 

水月「よく覚え……いや、最近思い出したからむしろそっちの方がよく覚えてるのか?」

 

クロヱ「さぁ?ただ印象的なのはよく覚えてるよ」

 

楽しそうでどこか懐かしそうに話している水月とクロヱは自然の中で話し続ける。

日が沈み始めもう少しで夜になる頃、紅蓮達は水族館から動物園や映画館、博物館や美術館などいろいろなところを回って今は夕食としてラーメンを食べていた。

 

紅蓮「ラーメンでよかったのか?」

 

AZKi「美味しいからいいじゃん♪」

 

紅蓮「……確かにそうだな」

 

紅蓮はAZKiの言葉に頷くとそのままラーメンを食べ終えた二人はラーメンを食べた後すっかり暗くなり人気がなくなった街の中を歩いていた。

 

紅蓮「うまかったなぁ」

 

AZKi「だね……」

 

紅蓮「どうしたんだあず…!?」

 

外に出てからいきなり様子の変わったAZKiに紅蓮がどうしたのかと聞こうとすると急にAZKiが近づいてきたと思ったら胸の中に顔を埋めて抱きしめてきた。

 

紅蓮「AZKi……いきなりどうし「ごめん、紅蓮君の顔見ながらだと多分話せないから…/////」?……まぁ、わかった」

 

紅蓮はAZKiから帰ってきた言葉を聞いてAZKiを見ると見える範囲では耳が赤くなっていたので何かあるのだろうと思って頷くとAZKiは少しの間を開けてゆっくりと話し出す。

 

AZKi「紅蓮君……私はね……ゴット君のことはもういい……それはさ紅蓮君を恨んでないからだけじゃないんだよ……」

 

紅蓮「ん?どう言うことだ?」

 

AZKi「ずっと言おうとも思ってた……けど、恥ずかしいのと覚悟が決まらなくて……でもさ……あの時の戦いで紅蓮君が水君を庇ってダグデドに殺されたのを思い出して……君の最後の言葉を思い出して……君の最後を思い出して……だから…!」

 

紅蓮はAZKiが自分に何かを伝えようとしてくれていることは理解しながらもAZKiがそれを言う前にどうしてもあの時の決戦で自分が死んだ時のことが忘れられず話せなさそうになりそうなのを見てAZKiを抱きしめ返して優しく撫でる。

 

紅蓮「大丈夫……俺はここにいる……もういなくなるつもりはない……」

 

AZKi「……ふぅー……ありがとう……それでさ、やっと覚悟が決まったの……この気持ちを伝えることが……」

 

紅蓮「気持ち?」

 

紅蓮は自分の胸の中で顔を埋めたままAZKiの言葉に首を傾げるとAZKiは顔を紅蓮の胸に埋めたまま話し出す。

 

AZKi「私はね、ゴット君が破壊神になってからすぐ諦められたわけじゃない」

 

紅蓮「それはそうだろうな……」

 

AZKi「でも、結構すぐに踏ん切りはついたよ」

 

紅蓮「え?」

 

AZKiの言葉に紅蓮は素っ頓狂な声をあげる。紅蓮はずっとAZKiはゴットのことを背負ってると思ってた。それなのに結構すぐ踏ん切りがついたは予想外であり紅蓮の思考を止めるには十分過ぎる言葉だった。そんな紅蓮に対してAZKiは言葉を続ける。

 

AZKi「踏ん切りをつけたのはさ……1番辛かった時ずっと支えてくれた子がいたから……ゴット君に似て優しく変わった子がね」

 

紅蓮「……?」

 

AZKiの言葉をいまだ理解しきれていない紅蓮が首を傾げているとAZKiは恥ずかしさを振り払うようにさらに強く紅蓮を抱きしめ紅蓮の胸に顔を埋める。

 

紅蓮「!?/////」

 

ただでさえゼロ距離であったのにさらに近づいてきたAZKiに対して紅蓮は驚いて顔を真っ赤に染める。そんな紅蓮にAZKiはゆっくりと話を続ける。

 

AZKi「そ、それはね…/////紅蓮君なんだよ?」

 

紅蓮「なっ!?/////」

 

紅蓮はAZKiの言った言葉に顔を赤らめて驚くとAZKiは紅蓮の顔をゆっくりと見上げる。紅蓮は突然顔を上げたAZKiの顔を見るとAZKiも紅蓮と同じように顔を赤らめたまま上目遣いで自分(紅蓮)を見上げている。

 

AZKi「私はね……ゴット君が暴走しちゃって……1番辛かった時……紅蓮君がずっと支えてくれたから……だから悲しみを乗り越えられた……だから私はね、紅蓮君が好きになったんだよ/////」

 

紅蓮「AZKi、俺…!?」

 

AZKiの告白を聞いて何かを喋ろうとした紅蓮の口に人差し指で紅蓮の言葉を止め少し紅蓮から離れちゃんと顔が見れるキャラになるとAZKiは首を横に振って言う。

 

AZKi「まだ答えなくていいよ……答えるならガイロスを倒してアルドルさんを取り戻してから……みんなで生きて帰ってきてから答えてよ、AZKiはもう嫌だから……紅蓮君や水君達が死んじゃうなんてさ……」

 

AZKiがまるで祈るような目で紅蓮を見てそう言うと紅蓮は静かに目を閉じて優しく微笑みながら目を開けて言う。

 

紅蓮「わかった、ちゃんと生きて帰ってきてから答えるよ」

 

AZKi「うん!」

 

夜の街の中、二人しかいない空間で紅蓮とAZKiは互いに微笑み合う。そして紅蓮は覚悟を決める、自己犠牲なんてもう考えない、必ず帰って来てAZKiの思いに答えるとそして必ずかつての仲間を取り戻すと……

一方の水月とクロヱは山奥の中で星々が広がる夜空を見ていた。

 

クロヱ「なんか久しぶりだな〜、こうやって星空を見れるの」

 

水月「確かに……この世界だと基本、電気とかの光で星の光は無くなってたからな……確かに思い出したら見たくなるなレジスタンスの頃も夜になったらよくこんなふうに星を見てた……」

 

クロヱ「あの時はどうやったら破壊神に勝てるかもわからなくて真っ暗だった日々の中唯一あった光が星だったからね」

 

水月達がレジスタンスだった頃、破壊神を倒す希望を感じることができなかった水月達にとって唯一の光が星空だった。だからこそクロヱはこの景色を水月と見たかった。これから言う言葉の覚悟を決めるために……

 

水月「俺は好きだったな、こうやってクロヱやその他にもアルドルやオルガル達と一緒にこんな星空を見るのが本当に好きだった……」

 

水月がそう言うとクロヱは少し悲しそうな顔をしたあといきなり胡座を描いている水月の膝の中に入ると水月の胸に両手と耳を当てて水月の中の何かを感じるように目を閉じる。

 

水月「!?お前いきなり……」

 

クロヱ「水君の鼓動を感じる……」

 

いきなりのクロヱの行動に水月が驚きながらなんだと聞こうとするとクロヱの言った言葉に動きを止める。動きを止めたあと少しすると水月は片方の手をクロヱの腰に手を回してクロヱを抱きしめもう片方の手でクロヱの頭を撫でながら言う。

 

水月「レジスタンス時代、よくやってたよな……それをやると安心するんだったか?」

 

クロヱ「うん……毎回毎回、作戦の度に誰かが死んじゃって……知らない人も、知ってる人も、優しくしてくれた人も、仲良くしてくれた人も、友達になれた子も……いつもいつも誰かの鼓動が消えていく……だから、この音があるだけで誰かが生きてるってよくわかって安心する……」

 

クロヱの言葉を聞いて水月も思い出す。破壊神を倒すための作戦が終わるたびに基地に戻ると目に映った袋で包まれ全身が見えなくなった何人もの仲間達の死体と圧倒的に数の合わない合計、その死体を見て水月、みこ、紅蓮、AZKi、アルドル、オルガンはその命を弔い、クロヱは悲しそうな顔をしながら死体の心臓部に耳を当てさらに悲しそうな顔をしてその日の夜、一日中水月の胸に耳を当てて水月の鼓動を感じていた。そんなことを久しぶりにやられて水月は懐かしく感じるとともに少し不安に思う。

 

水月「何か怖いことでもあったか?」

 

水月の質問にクロヱがビクッと反応するとみんなの前ではあまり見せないような弱々しい声で言う。

 

クロヱ「沙花叉は記憶を思い出した……前の世界での最後の記憶は水君が死んじゃったところだったから……怖いの……」

 

水月に何かあったのかを聞かれてから徐々に震え始めたクロヱを水月は少し強く抱きしめると頭を撫でながらあやすように言う。

 

水月「俺はここにいる……大丈夫だ」

 

クロヱ「!……うん」

 

水月の言葉を聞いてから少し震えが落ち着いたクロヱは覚悟を決めたように顔を上げて水月を見る。

 

クロヱ「水君、ずっと覚悟が決まらなかったけどようやく決まったよ……」

 

水月「覚悟?……なんのだ?」

 

いきなり何かの覚悟を決めたと言ったクロヱに水月は首を傾げるとクロヱは少し顔を赤らめた状態で水月を見上げながら言う。

 

クロヱ「沙花叉の本当の気持ちを伝える覚悟だよ……ねぇ、水君……沙花叉は……水君のことが大好き/////、もちろんlikeじゃなくてLOVEの方でね/////」

 

少し顔を赤らめながらも水月に向かってそう言ったクロヱに対して水月は少し思考を止めた後顔をボンッ!と赤くする。

 

水月「ななななな!/////何を言ってるんだお前!?/////」

 

クロヱ「……ずっと思ってたんだよ…/////でも、破壊神との戦いはまだ終わってなかったし……それにこの気持ちを伝えた結果関係が変わったり最悪終わったりするのが怖かった……」

 

クロヱの正直な気持ちだった。レジスタンスとして破壊神と戦っていた時に仲間達が死んでいくのを見て心が擦り切れ始めた時に戦場跡地にボロボロの状態で呆然としていた水月を見つけたのが出会いでそこからクロヱが水月と名付けてからまだ感情ができていなかった水月はクロヱの後をまるで弟のようについて行っていた。そこからクロヱに引っ付く中で色々な人たちと関わって感情を得た。そこから水月とクロヱはまるで背中合わせの相棒のような仲となったそこからクロヱは徐々に水月に惹かれていき、好きになった。しかし、その想いを伝えて関係が気まずくなったり最悪関係が壊れるのが嫌で言えなかった。そんなクロヱの気持ちを理解した水月はクロヱに向かって言う。

 

水月「そうか……クロヱ、俺「待って」……?」

 

クロヱの気持ちに水月が応えようとした時クロヱは待ったをかけて水月の顔を見つめると頬を膨らませながら少し怒ったように心配するようにして言う。

 

クロヱ「今ここで答えないで、沙花叉が答えを聞くのはみんながガイロスに勝ってあるドルさんを取り戻して帰って来た時……それだったら水君も死んでも勝つって思わないでしょ?」

 

水月に向かって優しく微笑んでそう言ったクロヱの笑顔を見て水月は吹き出して笑い出す。

 

水月「あっははは!確かにそうだな……ああ、誰一人、死なずに勝つよ、クロヱ」

 

クロヱ「うん!……そろそろ帰る?」

 

クロヱがそう聞くと水月はクロヱを強く抱きしめる。

水月によっていきなり強く抱きしめられて水月のことを深く感じるようになったクロヱは状況を理解すると顔を真っ赤に染めて声を荒げる。

 

クロヱ「ふぇ!?/////す、水君!?/////い、いいいいいきなりどうしたの?/////」

 

いきなり強く抱きしめて来た水月にクロヱが動揺していると水月はどこか甘えるような声で言う。

 

水月「正直言えば少し怖いんだ……アルドルを取り戻せるかとか……不安なんだ……だから安心するために……お前を感じたい」

 

クロヱ「〜!ーー!?〜!?ーー!/////」(それはほぼさっきのに答えてるんじゃないの!?/////)

 

綺麗な夜空が見える山奥で甘い雰囲気を纏った水月とクロヱはそのまま時が流れていくのを感じながらも互いが互いを感じ合うように抱きしめあった。

その頃、紅蓮とAZKiは拠点としている公園とは違う所のベンチに二人で座っていた。AZKiの告白の後も二人に気まずい雰囲気はない、それはおそらくゴットが破壊神と化してから少なからず74年間はともに暮らしていたからこそ出来ることだ。ベンチで静かに座っている中AZKiは突然、紅蓮の手を握る。

 

AZKi「やっぱり不安だよ、ガイロスはきっと何かしらの罠を張ってるはず……だから……」

 

紅蓮「安心しろよ、前に比べて、俺も水月もアクルも強くなったし今回は正義もいる……だから「ゴット君はいないよ?」……」

 

紅蓮の安心させるように言った言葉にAZKiはゴットがいないと言うことに不安が残ると言う。それは紅蓮や水月達も同じで【極王ゴット】と言う存在にどれだけ依存してどれだけ縋っていたかを少し自覚させられる。だからこそと言うように紅蓮は覚悟を決めている目で言う。

 

紅蓮「兄さんがいなくても……いないからこそ止めないと……それに元を辿ればガイロスは……ドォルネスは俺が決着をつけるべきことだ……だから、この世界の兄さんとは関わらせたくない」

 

AZKi「……ねぇ、紅蓮君、私は信じてるから、紅蓮君達が無事に帰ってくるって」

 

紅蓮「ああ……」

 

決戦前の休みとして日常を楽しんだ紅蓮と水月はAZKiとクロヱの本心を聞いてその気持ちに応えるため必ず【生きて】勝つと決めた紅蓮と水月、果たして彼らはガイロス……ドォルネスからアルドルを助け出すことができるのだろうか……

ホロライブ事務所で一人佇んでいるガイロスは苦しむように顔の仮面を押さえていてガイロスが抑えてる仮面は少し壊れておりそこからアルドルの目が見えていた。

 

ガイロス(ア)「ぐっ…!やめろ……俺は…!水月達と……」

 

ガイロス「無駄だ……お前の運命はすでに決まっている……」

 

THENEXTSTORY

最後の戦い

水月「みんなで生きて帰る……それだけだ」

 

迫り来る刺客達

ギルバス「お前達も!この世界も!ぶっ壊してやる!」

 

ハート「俺は友のために貴様を倒す!」

 

絶望の狭間で起こるシンギュラリティ

?「正義!」

 

若き善意は破壊と無限を受け継ぎ覚醒する!

《ジンギュライズ!NEW GENERATION! RUIN! GENESIS! GENERATE ZEIN!》

 

第十一話受け継いだ強さと覚悟!ゼインと正義、覚醒のシンギュラリティ!

 

ゼイン?「審判の時です……」




今更ながらですけど今の紅蓮達が生きている世界はゴットが破壊神になった時に無理やり世界を融合させたので全てのライダー達が存在する世界となっております。
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