仮面ライダーインフィニットディケイド ホロライブ 外伝 追憶のレジスタンス 作:極王ゴット
三人称
ゲムデウスの謎の力によって過去の世界でその出来事を見ることとなった紅蓮とAZKiは紅蓮が生まれた時に遭遇していた。その中、突如発生したパラドなどのバグスターと同様に人の姿をしたバグスターを宝条永夢が警戒する。
永夢『あなたは?』
永夢がハイパームテキガシャットを構えて警戒する中生まれたばかりの紅蓮は困惑しているような表情のゴットに一言告げる。
紅蓮『なぁゴット、俺と遊ぼうぜ?』
その言葉、あまりにも簡単で子供らしい言葉にゴットとAZKiが可愛らしくキョトンとする中永夢とパラド、特にパラドは警戒を強める。その様子を見た紅蓮は肩を竦めて言う。
紅蓮『今は無理そうだ……じゃあな♪』
紅蓮はそう言うと体を粒子のように分散させてどこかへと消える。紅蓮がいなくなったことを確認した永夢とパラドは安堵したように息を吐いて警戒を解く。その様子を見ていた紅蓮は隣のAZKiに話しかける。
紅蓮「どう思った?今の俺」
AZKi「え?あっ……えっと……子供っぽくて可愛いなぁと」
紅蓮「……そうか……」
純粋な感想を言うAZKiの言葉を聞いた紅蓮はどこか辛そうに顔を暗くして頷く。すると再び画面が移り変わりアークオルフェノクとサジタリウス・ノヴァと戦っているIFファイズとフォーゼCS、ファイズBFとその様子を見ている紅蓮がいてその顔はひどく歪んでいるように見える。
AZKi「……何あれ……」
紅蓮の酷く歪んだ笑顔にAZKiが恐怖をする一方で紅蓮は苦しそうな顔を浮かべる。
そんな中過去の紅蓮は無邪気な笑顔になって一人喋り出す。
紅蓮『もっと強くなってくれよ……俺が楽しむためにさ〜』
紅蓮がそう言うと場面が変わる。そして次々と場面が変わって行く。グレムリンとの戦い、オーバーロードとの戦い、古代オーズとの戦い極王ゴットが進んだ道の敵が歴代ライダーのラスボスとなっている本来の歴史の戦い。その戦いの中でフェンリルや5thの力を得ずとも強くなる極王ゴットに対して過去の紅蓮はその心を徐々に醜く煮えたぎらせて行く。
そしてそんなある日紅蓮は過去の出来事を見てあることを考える。
紅蓮『仮面ライダークロニクルか……いいじゃん』
紅蓮「…!」
仮面ライダークロニクルのことを知って笑顔になった過去の紅蓮に対してその紅蓮を忌々しそうに睨む紅蓮。AZKiはその様子を見て心配するような顔つきになる。
AZKi「あ、あの……大丈夫?」
紅蓮「!?……心配するな、何ともない」
心配したような顔のAZKiに気づいた紅蓮はすぐに何ともないと伝える。そして場面は移り変わりゴットが全てのライダーの力を集めた時期となる。その時紅蓮が現れてゴットにバグヴァイザーを向ける。
ゴット『?!』
いきなりのことにゴットが動揺する中紅蓮の持つバグヴァイザーに26のシルエットが現れる。
ゴット『何をすんだ!』
紅蓮『ん?……決まってるだろ?最高の遊びだよ。……あと少しでわかるから……じゃあな』
紅蓮はそう言うと姿を消す。その様子を見た過去のAZKiは不安そうな顔でゴットに近づく。
AZKi『ゴット君……大丈夫だよね?……何か……すごく怖い…!』
ゴット『大丈夫だよ。AZKiもみんなも俺が守るから……』
真剣な顔でそう言うゴット、その頃紅蓮は幻夢コーポレーションのある一室で一つのガシャットを手に取っていた。
紅蓮『さぁ、最高のゲームやろうぜ……ゴット』
紅蓮はそう言うと手に持つガシャットのプレイングスタターを押す。すると紅蓮の背後にゲーム画面のようなものが現れながら音がなる。
《仮面ライダークロニクル!》
そして紅蓮の後ろに開いたゲーム画面から怪物が現れる。ン・ダグバ・ゼバ、地のエル、仮面ライダーオーディン、アークオルフェノク、ジョーカーアンデット、オロチ、グリラスワーム、デスイマジン、バットファンガイア、スーパーアポロガイスト、ユートピア・ドーパント、恐竜グリード、サジタリウス・ノヴァ、グレムリン、デリュエ、シグマサーキュラー、グレートアイザー、ゲムデウス、エボルト、アナザーディケイド、仮面ライダールシファー、仮面ライダーストリウス、ギフ、リガドΩ、エルド、カリエスC3が現れる。そして紅蓮は不敵に笑う。
紅蓮『さぁ……アップデートした仮面ライダークロニクルを楽しんでくれ!』
そう宣言した紅蓮の瞳は狂気的に輝いていた。その様子を見ている今の紅蓮とAZKiは目の前の光景に絶句する中で紅蓮はあと少しで来る自身の罪にして償わなければならないこと……今の仲間達には知られたくないことを記憶をなくしたAZKiいる目の前で見ることとなる。
ある日ゴットはAZKiと一緒に永夢と街を走っていた。
ゴット『患者って何かおかしいんですか?』
永夢『今回は数が多すぎる。昔のことを考えると……もしかしたら……』
AZKi『昔ですか?』
AZKiがそう聞くと同時にゴット達は騒がしいところに止まる。そこには目などがエグゼイドに似た大量の茶色のライダーがスーパーアポロガイストと戦っていた。
ゴット『何ですかあれ!?』
永夢『ライドプレイヤー……ゴット君!力を貸して!』
ゴット『何が何だかわかりませんけど……わかりました!』
ゴットはそう言うとカードを永夢はガシャットを構えガシャットのプレイングスターターを押す。
《マイティアクションX!》
《インフィニットライド!》
二人『『変身!』』
永夢とゴットは同時に変身してスーパーアポロガイストと戦いながらライドプレイヤーを下げようとする。その二人をライドプレイヤーは邪魔者扱いしながら戦う。その様子を見ているAZKiは過去の自身と同じような表情をして紅蓮は苦しそうに顔を歪めてる。
AZKi「あれって何なんですか?」
紅蓮「プレイヤーがライドプレイヤに変身し仮面ライダーのラスボスと違うゲームへと改良した悪魔のゲーム……【仮面ライダークロニクル】だ」
AZKi「ゲーム?それなら安全だと……」
紅蓮「ゲームは問題じゃない……問題は……仮面ライダーはレアキャラとして登録されていること、だからライドプレイヤー達は……」
紅蓮がそこまで言うとIFディケイドとエグゼイドアクションゲーマー(以降エグゼイドAG)にライドプレイヤー達が襲いかかってる。
エグゼイドAG『待て!俺たちは敵じゃない!』
IFディケイド『やめてください!俺はあなた達とは……うわ!』
力なら簡単に勝てても数の多さと本人達が戦えないこともあり押される仮面ライダー達は何とか逃げ切る。そのあと紅蓮は追加をするように説明する。
紅蓮「この仮面ライダークロニクルは全てのライダーのラスボスを倒しその証明をすることによってラスボスが現れる……そのせいで兄さんは……」
どこか後悔したように呟く紅蓮、その中ゴット達はライドプレイヤーの中の一人が酷いゲーム病の症状を出していることに気づき病院へと連れて行く。そして紅蓮達が見る過去では仮面ライダークロニクルのプレイヤーがゲーム病は自分で治せると気軽に言ってることそれを見ているAZKiはおかしいって顔をしている中緊急通報が来て永夢が患者を抑えている間ゴットが行くと言う。
AZKi「ゲームをクリアすれば治るって……本当なんですか?」
紅蓮「間違ってはない……それが正しい選択かは置いといてな……」
先ほどから常に顔色がすぐれない様子の紅蓮、そして次の瞬間場面はライドプレイヤー達を相手しながらスーパーアポロガイストと戦っているIFディケイドのへと移り変わる。
IFディケイド『はぁ!ヤァ!』
スーパーアポロガイスト『フン!』
IFディケイド『なっ!?前より強くなってる……うわぁ!』
スーパーアポロガイストにやられたIFディケイド、立ちあがろうとするIFディケイドはライドプレイヤーの攻撃を受ける。
IFディケイド『うわ!……やめてください!俺は……うわあああ!』
ライドプレイヤーの攻撃で変身が解けてゴットはカードを落としながら転がり込む。そしてライドプレイヤー達はIFディケイドから奪ったライダーカードの力でスーパーアポロガイスト達と戦って行くそこに突如紅蓮が現れる。
紅蓮『楽しんでるか?ゴット』
紅蓮はボロボロのゴットが自信を見上げると少し笑って楽しそうな声で言う。
紅蓮『ようこそ、究極のゲームのライダーの世界へ、このゲームはまさに俺の求めてたものだ。それを少し改造した』
紅蓮がそう言うとゴットは紅蓮が自身から何かを奪ったことを思い出して絶望をしたような表情で紅蓮を見て聞く。
ゴット『もしかして……あの時俺から何かを奪ったのは……』
紅蓮『excellent!さぁ、楽しませてもらう』
紅蓮がそう言いながら前に出るとその体をバグスターウイルスが囲みゲームフィールドが展開される。それと同時にスーパーアポロガイスト達が消えてライドプレイヤー達は紅蓮を見る。この場の視線を集める紅蓮は不敵に笑うとあの言葉を呟く。
紅蓮『……培養』
そして紅蓮の体は紅蓮の如き紅の炎を纏ったようなバグスター……グレンバグスターへと変わる。
ライドプレイヤー『あいつも敵キャラか?……俺がぶっ倒してやる!』
グレンを見たライドプレイヤー達は誰よりも早く攻略するために我先にとグレンに攻撃を開始する。ゴットは止める声をあげるが誰も聞く耳持たずグレンを攻撃する。
グレン『フッ!はっ!よっと!』
ライドプレイヤー「「「「うわあああああ!」」」」
グレンは迫り来るライドプレイヤー達を容赦なく蹴飛ばして近くに現れた二つのエナジーアイテムを取る。
《高速化!ジャンプ強化!マッスル化!》
グレン『……終わりだ』
グレンはそういうと共に高速のスピードでライドプレイヤー達を打ち上げて追撃を加えて叩き落とす。
ライドプレイヤー「「「「うわああああああ!」」」」
《ゲームオーバー……》
その音と共にライドプレイヤーの変身者達は変身が解ける。すぐに立ち上がって再び変身しようとした時ライドプレイヤーとなっていた人々の体が透け始める。
ゴット『え?』
ゴットやプレイヤーが困惑する中紅蓮は元の姿に戻ると怯え困惑する人間たちを鼻で笑いながら言う。
紅蓮『はっ!コンティニューできる人生があるのか?敗者は消える……それが運命だ』
プレイヤー『やだ!やだ!』
プレイヤー達は怯える声や悲鳴を上げながらその体が粒子となって消えて行った。そこに少し遅れてAZKiが来た。
AZKi『……!ゴット君!』
すぐにゴットに寄り添ったAZKi、しかしゴットはそんなことを気にせずに紅蓮を睨んで聞く。
ゴット『何でこんなことを…!』
紅蓮『許せないんだよ……醜く争い合う人間どもが……仮面ライダークロニクルは人間が怪人を倒すんじゃない、俺たちが人類を滅ぼすゲームだ』
ゴット『ふざけるな!』
紅蓮の言葉にキレたゴットが紅蓮に殴りかかろうとするも紅蓮は簡単に流してゴットを投げる。
紅蓮『フッ!』
ゴット『うわああ!』
AZKi『ゴット君!』
倒れ込んだゴットに寄り添うAZKi、その様子を見た紅蓮は不敵に笑って告げる。
紅蓮『たっぷり楽しめ……滅ぼされる側の気分ってやつをさ』
紅蓮はそう言うと姿を消す。そして何もできずに敗北し人々が殺されるのを見るしかなかったゴットは強く拳を握りしめる。その様子を見ていたAZKiは今の人柄からは考えられない狂気的な過去の紅蓮に絶句し紅蓮はゴット同様に強く拳を握り締めている。
ゴット『うわあああああああああ!』
ゴットの絶望の嘆きが虚空に響いた。
それと同時に場面が砕けて紅蓮とAZKiは黒い空間に立っていた。
AZKi「紅蓮君……今のって……」
紅蓮「……………!」
最も見たく思い出したくなくそして見られたくなかった過去を見られた紅蓮にはAZKiの言葉が聞こえておらずに拳を握り締めていた。そんな時AZKiの疑問に答えたのは別の誰かでありその人影が現れると同時に二人は目を見開く。
?『それが本当のそいつなんだよ』
AZKi「え!?……紅蓮……さん?」
現れたのは極王紅蓮御本人だった。二人の動揺を無視する極王紅蓮は紅蓮に近づいて視線を合わせて後悔したような顔をしている紅蓮を嘲笑いながら言う。
極王紅蓮「お前は結局人殺しだ。自分の楽しみのために……目的のために人を殺した怪物だ。それが本当の極王紅蓮……バグスター紅蓮だ」
紅蓮「……違う……もう俺はお前じゃない……今の俺は…!」
極王紅蓮「何が違う?お前が心配してるのはどうせ家族や仲間の命だけ、それ以外はどうでもいいだろ?」
紅蓮「……ちが…!」
極王紅蓮「違うしか言えねぇのか!でもな!どれだけ否定しようが!お前は幸せになる権利は……平和を味合う権利は無い!ただの人殺しが……幸せになれるとでも?」
極王紅蓮はそう言ったあと軽く紅蓮を突き飛ばす。
紅蓮「ぐあ!」
突き飛ばされた紅蓮は倒れてから地面を転がり倒れ込む。その紅蓮にAZKiは近づく。
AZKi「紅蓮さん!……え!?」
紅蓮に寄り添うAZKiは紅蓮の体から紫色のヒビが現れ始めていたことに気づく。その中ヒビが広がって行く紅蓮の目には先ほど自分が人を殺したあの場面の幻覚が見えていた。
紅蓮(そうだ……俺は結局人殺しなんだ……あんな眩しいところに居られないんだ……)
紅蓮の絶望が大きらなる中紅蓮の目の前の場面が変わると今度は未来を変えるために争っている水月と誰かのために人を止めることとなった苦悩をも超えたゴットの二人の幻覚が見える。その二人を見て一緒にはいられないとさらに絶望して顔をつらそうに歪ませる紅蓮に突如声が聞こえる。
?『ほう……それが貴様の希望とやらか』
紅蓮「!?」
突如聞こえた声に紅蓮が顔を上げるとそこにはものすごく巨大な……以前ゴットが仮面ライダー神狼となった時助太刀に来てくれたウルトラマンっと呼ばれるもの達よりも遥かにでかい蛇がいた。
紅蓮「……お前は?」
?『我はヨルムンガンド……貴様の中のファントムというものだ』
紅蓮「ヨルムンガンド……神話上の生物で北欧神話に出てくる世界蛇か……!それよりもファントム?バグスターの俺に?」
バグスターである自分にファントムが宿っていることをおかしいと感じる紅蓮にヨルムンガンドは言う。
ヨルムンガンド『よく知らんが、貴様は人間だ。それ以外の何者でも無い』
紅蓮「人間?……兄さんが世界を作り変えたからか……」
ヨルムンガンド『それより貴様はどうする?このままだと我に体を突き破られ死ぬだけだ。だがもし我を抑えられたらお前は何を為す?』
ヨルムンガンドの言葉に黙った紅蓮は俯いて何も言わなくなる。
紅蓮(何を為すか……今の俺に何ができるんだよ……人殺しで……ガルロスにもグラファイトにも勝てない弱くて何もできない俺なんかに……)
紅蓮がそう考えた時突如紅蓮の精神世界で声が響く。
AZKi「紅蓮さんはそんな人じゃ無い!」
紅蓮「!?」
突如聞こえたAZKiの声に驚いてファントムが生まれようとする中顔を上げる紅蓮の目には自分を守るように自分の前に立つAZKiが見えた。
紅蓮「AZKi……何で……」
極王紅蓮「守るのか?そいつを、人を殺して意気揚々としてるやつをさ?」
極王紅蓮がそう言うとAZKiは少し俯いたあと勢いよく顔を上げて言う。
AZKi「そんなことは関係ない!確かに昔の紅蓮さんは人を殺しちゃったのかもしれない……でも……紅蓮さんはさっき私を守ってくれた……だから私は……紅蓮さんを信じたい!」
その時紅蓮の目に見えたAZKiは何よりも強く憧れた兄を思わせた。その時もう一つの声が聞こえる。それは紅蓮が再起出させた仮面ライダークロニクルが始まった当初、レアキャラとして認識されていた仮面ライダー達がライドプレイヤーとまだ争っていた頃、やられそうなライドプレイヤーをゴットが助けに来たシーンだった。
ゴット『待って!』
自身を助けに来てくれたゴットに対しライドプレイヤーの一人が叫ぶ。
ライドプレイヤー『今更何しに来た?誰もお前らなんか期待してないんだよ!』
ゴット『わかってるよ……』
消え入りそうな声でそう呟いたゴットをライドプレイヤーは見る。そこには服の裾を押さえて俯き涙を堪えているゴットがいた。
ゴット『悔しいけど……俺だけの力じゃ……全部は守れない……』
ライドプレイヤー『だったらしゃしゃり出てくんなよ!』
ゴット『それでも戦います!……一人のも多く……みんなを守るために…!一人でも多く……笑顔を守るために!』
ゴットがそう言うとその後ろから宝条永夢、鏡飛彩、花家大我、九条貴利矢が現れる。
永夢『やっぱり君を信じて良かったよ……僕たちも力を貸す』
ゴット『永夢さん……』
大我『あいつらをぶっ潰すのは俺たちだ』
ゴット『大我さん……』
飛彩『目の前の命を救う……そのために俺たちがいる』
ゴット『飛彩さん……』
貴利矢『乗せられてやろうじゃん』
ゴット『貴利矢さん……』
ゴットは増援に来てくれた4人を見てどこか嬉しそうに瞳を閉じてからカードを出してガシャットを構える四人のドクターに言う。
ゴット『行きましょう!』
そして5人のライダーは変身してスーパーアポロガイスト、グレムリン、グレンと戦闘を始める。その様子を見ていた紅蓮は地面につけていた手を強く握り締める。
紅蓮「……兄さんは絶望を見せられても諦めなかった……AZKiは全てを忘れた状態であれを見せられても俺を信じてくれた……なら俺が……膝をついてていい理由なんてないだろ!」
紅蓮はそう言うと勢いよく立ち上がって極王紅蓮にインフィニットディエンドライバーを向ける。
極王紅蓮『……まさか今更幸せに縋るって言うのか?人の幸せを奪っておきながら?』
紅蓮「勘違いするなよ、何の代償もなしになんて最初から考えてねぇ……俺は償う、奪った命も狂わせた人生も……その全てを償って俺は……大切な奴らを守る!」
紅蓮がそう言うと紅蓮の体に広がっていた紫色のヒビが黄色に輝き紅蓮の体からヒビが消える。それと同時に紅蓮から紅に燃えるような波動が出てその波動が極王紅蓮を怯ませた。そして怯んだ極王紅蓮は忌々しそうに顔を歪めて紅蓮に向かって叫ぶ。
極王紅蓮「絶望に抗い乗り越える……何なんだ……お前は一体何なんだ!」
極王紅蓮がそう言うと紅蓮は真っ白なカードを取り出す。そのカードは今までとは明らかに見た目が違うIFディエンドの姿を描いたカードが生まれた。
紅蓮「俺は極王ゴットの弟で極王水月と星街すいせい、星街正義の兄貴で……俺は……仮面ライダーだ!」
紅蓮はそう言うとインフィニットディエンドライバーに新たな姿を映し出したカードをインフィニットディエンドライバーに入れる。
《インフィニットライド!》
紅蓮はそのままインフィニットディエンドライバーを上空に向けて撃ち抜くそれと同時に人々を殺したことを償うと言うことそしてあの言葉を叫ぶ。
紅蓮「変身!」
《ディエンド!ヨルムンガンド!》
紅蓮がインフィニットディエンドライバーをうに抜くと同時にそこから世界を覆うほどの巨大な蛇……ヨルムンガンドがライドプレートと共に現れ紅蓮の姿がIFディエンドに変わるとヨルムンガンドはIFディエンドを飲み込むようにIFディエンドと融合し新たな姿へと変わる。
絶望を乗り越え改めて罪を償う意思を決めたその姿は仮面ライダーインフィニットディエンドヨルムンガンド(以降IFディエンドJ)。その瞳が獲物を捉えたように極王紅蓮を睨む。
極王紅蓮「……はは、ぶっ潰してやるよ……培養…!」
姿を変えたグレンと新たな力を手に入れたIFディエンドJ……少しの睨み合いののち二人はぶつかり合った。
グレン「フッ!わざわざ近接か!?お前の強みは遠中距離だろ!?新たな力でゴリ押せるとでも思ったか!?」
そう言いながら攻め立てるグレンに対しIFディエンドJは真逆とも呼べるほど静かだった。そしてグレンの繰り出す右ストレートを交わしたIFディエンドJは蹴りを叩き込む。
IFディエンドJ「はぁ!」
グレン「なっ!?」
IFディエンドJの一撃で体勢を崩したグレンはすぐさまバックステップで距離を取る。
グレン「くっ!」
AZKi「……凄い…!」
それが二人の戦いを見ていたAZKiの率直な気持ちだった。それに対してIFディエンドJは驚くほどずっと静かだった。
IFディエンドJ(これが……今の俺の力…?)
ヨルムンガンド『そうだ。それが今のお前の力だ……紅蓮……再び問おう、貴様はその力で何を為す?』
IFディエンドJ「……償う……全部……そして……求める未来を掴み取る!」
ヨルムンガンド『……面白い!我が力!貴様に渡してやろう!』
ヨルムンガンドがそう言うとIFディエンドJからヨルムンガンドの幻影が飛び出できてそれがIFディエンドJの手元で短剣となる。ヨルムンガンドをも下にしてかなり小さいこの武器の名は【ヨルムンペンサー】。ヨルムンペンサーと共にインフィニットディエンドライバーを構えたIFディエンドJは言う。
IFディエンドJ「さぁ……フィニッシュを決めようか」
グレン「舐めるな!」
IFディエンドJの言葉に抵抗をしようと攻撃にかかるグレン、その攻撃をIFディエンドJは静かに動きながら躱し続ける。
グレン「ふっ!はぁ!だああ!」
IFディエンドJ「……、はああ!」
グレン「なっ!?がああああ!」
攻め立ててくるグレンの一瞬の隙をついたIFディエンドJが放ったヨルムンペンサーの攻撃を受けたグレンは勢いよく倒れる。倒れ込んだグレンにIFディエンドJは静かに告げる。
IFディエンドJ「お前の負けだ。お前はもう……俺には勝てない」
グレン「ふざけるな……お前が……幸せになる?……ふざけるなぁ!」
IFディエンドJに激昂して襲いかかるグレンの攻撃をIFディエンドJは軽く避けてインフィニットディエンドライバーにカードを入れる。
《ファイナルアタックライド!》
グレン「しま…!?」
IFディエンドJからインフィニットディエンドライバーを向けられてから行動ミスを気づいたグレンはすぐに体を逸らそうとするがもうすでに遅くIFディエンドJはその引き金を抜く。
IFディエンドJ「俺たちの勝ちだ……はああああ!」
《ディ・ディ・ディ・ディエンド!》
IFディエンドJから放たれた一撃は蛇のようにうねってグレンを飲み込む。
グレン「がああああああ!……あははははは!これがお前の可能性か……ぐあああああああ!」
最後の最後でグレンはどこか嬉しそうな声を上げて爆散した。そしてグレンを倒して少ししたあとIFディエンドJとAZKiはグレングラファイトと戦いゲムデウスと戦った場所に戻ってきていた。そして少ししてIFディエンドJは変身を解除して紅蓮の姿に戻る。
紅蓮「……まだグラファイトには勝てないな」
AZKi「え?」
紅蓮「……いや、何でもない、それよりもさAZKi、話そう、過去のことを……事務所に戻ってさ」
AZKi「……はい!」
そして楽しそうに歩きながらAZKiと紅蓮は並んで事務所に戻っていく。
AZKi(紅蓮さん……あなたがたとえどんなことをしていても私は信じたい……何でかはわからないけど……離れたくないから……!)
突如AZKiの中に少し流れたのは所々が黒く染まってるIFディケイドFOがIFディエンドを蹂躙しているような光景だった。
AZKi「……今のって……」
紅蓮「ん?どうかしたのか?」
AZKi「いや、何でもないです」
AZKiが見た光景とは?
そして時間は少し遡り次なる試練は極王水月……そして新代アクル、彼らの試練とは?
THENEXTSTORY
水月「兄貴達のところでもなんかあったみたいだな、一方でその頃、俺たちはガイロスの奇襲を受けていた。そして俺とアクルは互いの試練に向き合うことになる。次回!第四話あくあとアクル、氷炎のクウガ!」