再び自室に戻った俺は、ベッドに座り頭を抱えた。
昨日の寝る直前までは気のせいと現実逃避していたがいよいよもってそうも言ってられなくなったのだった
悶々と一人で悩んでいると時計がふと視界に入る
電子時計は7時50分を示していた完全に遅刻である。
急いで制服に着替え一階のリビングへ降りる
「母さんなんで教えてくれないんだ!」
自分でも八つ当たりとわかってはいるがそう言わずにはいられなかった。
母が割とマジ顔で睨んできた為すぐさま謝罪の言葉を口にする
「本当にすいません、調子こいてました。」
はぁ朝から本当についていない、いや自分のせいではあるけれど...
そして俺は重い気分を引きずったまま学校へと向かった。
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「おい、藤堂遅刻だぞ」
教室に入るなり担任宮地から非難の目をむけられた
「これで二日連続の遅刻だぞどうしたんだ?いままで無欠席無遅刻だったのに、少し弛んでいるんじゃないか?」
え?どういうことだ?二日連続遅刻したってことは昨日は少なくとも学校へ行ったということになる。
どうなってんだ!まったく
「おい!聞いているのか藤堂 」
「え?」
「はぁもういい席に着け」
「はい」
朝のHRがチャイムにより終りの時間を告げる
すると親友の相楽 貴光が声をかけてきた
「よう少しは頭冷えたか?」
「は?なんだ?突然」
突然の事で素で反応してしまったが貴光が真剣な視線で此方に問いかけているのに気づいた
「ま、まさか昨日の事か?」
「当たり前だろ、他に何があるんだ、いくらお前でも昨日のあれは少し不謹慎過ぎるぞ」
俺は昨日の記憶が無い為、昨日の自分がどんな事をやらかしたかなんてわかるはずもなかったが大体の事は流石に察しがついた。
なんて答えようか
素直に自分に起こった記憶喪失体験を語っても信じてもらえそうにない、てか普通は信じないだろう。
「ごめん、どうかしてた 昨日は迷惑掛けたみたいで悪かったな」
そう言って結局この場をやり過ごすことにした。
昨日の事は何をやらかしたかは知らないがクラスからも痛い視線を受けつつ、今日一日の授業を終えて学校から解放される頃にはすでに俺のライフポイントは0に近かった
はぁ思えば今日は謝ってばかりだったなぁ
そして帰りも重い気分を引きずりながら家路えと向かう
バイトは幸い週3の水、木、土なので家でゆくっりするとしよう。
家に帰りながらもこれからの事について考える
そこで俺はある事を思い出した
それはあの怪しい黒ずくめの言葉だった
ーーお前の寿命の半分で、彼女をたすけてやろうか?ーー
まさか、そうなのか?
だとしたら色々説明がつく大体俺が一日置きに記憶を無くし始めたのはあの日からだ。
一日置きに記憶が無いのは人格が入れ替わっている
まだ確証はないがこれは確かめるしかない
明日の俺にコンタクトをとるために家に着いたあと俺宛にノートにメッセージを書くことにした
『よう!今日の俺。俺達はどうやらいま一日置きに人格が入れ替わるようになっているらしい。まぁ多分原因は俺にあるのかもしれんが、もしこのノートを見たら返事をください。』
そして今夜も俺は眠りについた
次の日6月25日木曜日
俺はいつも通りに目が覚めたがいつもと違うことが一つ
「やっぱりか⁉︎」
ノートが机の上に置いてあった。
だか、明らかに俺が置いたのとは違う。
電気スタンドに立てかけられたそれは、俺に読めとでも言いたげに強調されていた。
俺は緊張しながらノートを開く。
そこにはーーー。
【藤堂蓮くんへ僭越ながら体拝借してます☆香山リカ】
笑えばいいのか泣けばいいのか。
俺はあらためてノートに書かれた文字を見ながら、頭のを抱えた。