シンイチ達がジオン公国軍モビルアーマー「ビグロ」に対して劇的な勝利を収めた数日後、地球ー
ここ連邦軍北極基地は、ジオン公国軍特殊MS小隊の襲撃を受け壊滅の危機に瀕していた。
《シャトル打ち上げまで3分、コンテナ搬入中……》
発射台の直下でマシンガンを構えて警戒するRGM-79Dジム寒冷地仕様。そのコックピット内でパイロットは苛立ちを覚えていた。
「まだ搬入してんのか?!さっさと終わらせて打ち上げろ、クソッタレが……!!」
今日打ち上げる予定の「極秘物資」を載せたコンテナ。特殊MS小隊の狙いは間違いなくそれだと確信があったからだ。
通信では3分と聞いたが、彼にとってはそれが3時間にも、3日にも感じられた。
《ブラウン8からタワー、搬入はまだ終わらないのか!!打ち上げは?!》
居ても立っても居られず、管制塔に確認する。
《こちらタワー、まもなく搬入が終わる。エンジンには点火済みだ、もうすぐ打ち上がるから直ちにそこから離れろ!!》
《……それはできない!!離れたところを……?!》
正面、施設の陰から現れる異形の機体。
異様に長い両腕と肩アーマー、胴体に埋まった頭部は間違いなくジオンの水陸両用機。
MSM-03C「ハイゴッグ」だった。
(絶対に行かさん!!たとえ差し違えてでも!!)
仁王立ちになり、絶叫しながらマシンガンを放つ。たまらず身を隠すハイゴッグ。
(せめてコイツだけは!!せめて一矢報いてやる、何としても!!)
彼は襲撃開始からこれまで仲間達の悲痛な無線を聞いていた。
敵はおそらく1個小隊程度。
それにもかかわらず、こちらは数的不利を覆されて中隊規模のMSの過半を喰われた。
敵の腕前と機体の性能はこちらを大幅に上回っているであろう事はもはや明白だったが、それでも彼は一歩も引かない。
コンテナの中身の詳細こそ聞かされていないが、今シャトルに載らんとしているそれは間違いなく連邦軍の「希望」だという事も分かっていた。
素早くマグチェンジすると、痺れを切らした敵はついに飛び出してくる。
「………ッッッ!!阿呆が、焦れやがったな!!」
真っ正面からマシンガンの斉射を浴びせると、水色の装甲に次々と弾痕が刻まれた。
「死ね、死ねぇッッッ!!宇宙人が、死ねぇ!!!!」
なおも絶叫しながら撃ち続ける。
モノアイを粉砕し、コックピットをも撃ち抜くと、ハイゴッグはついに仰向けに倒れ伏し動かなくなった。
「……やッッッ、やった!!ブラウン8、1機撃破!!」
そして、ここで通信。
《………コンテナ搬入完了、直ちに打ち上げを開始する!!》
ブースターが次々と点火、濛々たる爆炎に包まれる発射台直下。
コックピット内では警報音が鳴り響き、その中に敵MSの通信が混じる。
《……zzzggzzz…アンディ……zzgzzz…》
それを聞いたパイロットはニヤリと笑い、呟く。
「アンディは死んだよ………俺達の『勝ち』だ、ざまぁみろ。」
凄まじい熱波がジム寒冷地仕様を襲い、たちまち何も見えなくなった………。
コロンブス級補給艦「ネオショー」艦橋。
艦長席に座るイケタニ大佐の隣にバレンツィーノ大尉が立ち、当番兵からチューブ飲料を受け取っていた。
中身は紅茶風味の飲料、バレンツィーノ大尉が一口飲んでみると…
「……おぉ、ほぼダージリンの風味!宇宙用レーションもこれ程とは…!」
イケタニ大佐も同じものを味わう。
「先日出回り始めたフレーバーです。シッキム風味などもありますよ。」
「ありがたい限りです……!宇宙では淹れられないので、ほぼほぼ諦めておりました。」
納得の表情で味わっていると、通信手席に座るサクラが報告。
「大尉、MSデッキから連絡。モリタ准尉のジム、動作確認終了しました。これより宙域に出て機動テストを行うそうですが、許可しますか?」
バレンツィーノ大尉がイケタニ大佐に顔を向けると、無言で頷き許可する。
一呼吸おいて、さらに確認。
「エスコートは?」
「バーリング曹長、チャーリー3が随伴します。」
「……了解、発進を許可。」
サクラが一つ頷くと、MSデッキ宛に早口で告げる。
「ネオショーコントロールからMSデッキ、発艦を許可。発艦を許可します。」
(シンイチさん、今日も無事に還ってきてね…)
思わず一言添えそうになる自分を、下唇を噛んで律した。
そして聞き慣れた頼もしい声と、飄々とした声。
《……チャーリー2、シンイチ・モリタ、行きます!!》
《チャーリー3、ジョナサン・バーリング、出るぞ!!》
申告とともに、サーベル2本差しのジムが左舷デッキから飛び出し、続けて右舷からビームスプレーガンを携えたジムが発進する。
2機はたちまち暗い宇宙に向けてスラスターを噴かし、飛び去っていった。
「ところで、艦長。」
シンイチ達がデッキから発進するのを見届けたバレンツィーノ大尉が、イケタニ大佐に向き直る。
「何でしょう。」
「我々がはるばるこのサイド6宙域まで遣わされた理由を、そろそろ教えていただけますかな?」
第343補給分艦隊は、ルナツーでの敵強行偵察部隊撃退後直ちにサイド6宙域への転進を命じられた。
それから数日、敵影は一向に現れない。
いささか拍子抜けするほどの静けさに、バレンツィーノ大尉は訝しんでいた。
「……以前説明したと思いますがねぇ。宙域の哨戒と、ホワイトベース隊が撃破したコンスコン艦隊の残党を…」
説明しようとしたイケタニ大佐の言葉を遮る。
「失礼、それは分かっています。……戦闘のログを確認しました、コンスコン艦隊は一隻残らず沈んでMSも全滅し残党は居ない。サイド6政府はジオン側に警告を発しているので、そうそう大規模な部隊を送り込んでくる事もない……何か別の意図を、感じましてね。」
イケタニ大佐は顎に手をやりしばし言葉を探していたが、改めて口を開く。
「私も、色々と気になっていたんですよ。実に細かい事ですが…」
チューブ飲料を一口飲み、さらに続けた。
「コロニー周辺の哨戒なら現地の部隊で事足ります。そこに機動力のある我々艦隊が派遣された理由はおそらく、その付近の、さらに広い範囲の宙域の安全を確保するためでしょう。」
「しかし先日、双方があれだけ派手に戦闘を繰り広げた後となっては、サイド6政府の顔色を窺ってどちらも大規模な艦隊の駐留や派遣を控えるはずです。特にジオン側は被害が大きいだけでなく、また貴方の言うように彼らはサイド6政府から『お灸を据えられて』いますからねぇ。ここでアクションを起こせば、それまでジオン側に融和的だった政府の方針が覆りかねません。」
バレンツィーノ大尉が補足する。
「だが、我が方はあえてサラミス級2隻と簡易空母たる本艦、そのMS部隊をも派遣する。哨戒をさせるにしてはいささか大仰な気もしますが…」
「そこなんですよ。まるで『何かがここを通るから、徹底的に掃除して見張っておけ』と言わんばかりではないですか。」
バレンツィーノ大尉がため息をつく。
「『何か』、ですか……新兵器の相手は、しばらく御免被りたいものですがね。」
「私も同感です。先日のあれは、流石に肝を冷やしましたよ。」
互いにニヤリと笑い、再びチューブ飲料を呷った………。
大小のデブリの合間を縫うように飛ぶ2機のジム。
互いに付かず離れず、双方をいつでも援護できる間隔を保って鋭い軌跡を描く。
宇宙に上がってからというもの、シンイチの感覚はさらに研ぎ澄まされていた。
彼自身言葉では説明しづらい面があったため誰にも打ち明けていないが、あえて形容するなら地上に居た頃よりも動物的な勘がよく働いている気がする、そんな雰囲気だった。
(……やっぱり、なんか違う。宇宙に上がってからずっとこうだ…)
巨大なデブリを紙一重で躱し、すぐさまバク転してさらに別のデブリを飛び越す。かと思えばバレルロールからの急制動、再びバク転…
横で並走しているバーリングはシンイチの機動を目で追いつつ、自分の心配もしなければならないので追随するのがやっとだった。
《モリタ、いやチャーリー2!あんま無茶を……うぉわぁッッッ!!!》
眼前に迫る巡洋艦の残骸をすんでのところで躱す。
すると、ここでシンイチから唐突に通信。
《……?!不明反応、11時マイナス60!》
《はぁッッッ?!なにが、何処だ……?!》
《IFF反応無し……?一旦隠れろ、身を隠せ!!》
《ンだよ、いきなり忙しいこって…!!》
スラスターをカットして速度を落とし、デブリに機体を密着させた。
《11時マイナス70、IFFは……やっぱり反応有りだ。今の何だったんだ?》
《………マイナス70?……あぁ居た、貨物艇だ、あの型式だとウチのだな。》
デブリの陰から反応のあった方向を見ると、背面に巨大なコンテナを背負った連邦軍の宇宙貨物艇を目視で捉えた。
しかし……
「オープンチャンネルで、SOSだと……?!」
シンイチが眉間に皺を寄せると同時に嫌な予感が脳裏をよぎる。
《……チャーリー2、ザクに追われてる!!》
貨物艇の後方にはザクらしい3機のMSが追い縋っていた。発砲炎こそ見えないものの、うち1機がスラスターを噴かして前方に回り込もうとしているのが窺える。
「拿捕する気かッッッ!!チャーリー3、ネオショーに報告!!助太刀する!!」
《はいよ!!……至急至急、チャーリー3からネオショー………!!》
バーリングが素早く位置と状況を伝えると、2機のジムはデブリの陰から飛び出し一気に貨物艇へ向かった。
「船の直近で爆発させるな!!」
《わーってるよ!!》
シンイチのジムが左手でビームサーベルを抜いて把持する。先頭のザクは貨物艇の拿捕に夢中で、拙い機動でなんとか前方に回り込もうと悪戦苦闘していた。
…が、後部についた2機が気付いたらしく、こちらに向けてマシンガンを放つ。
先頭も同様に感づくが、遅すぎた。
「突きッッッイィぃぃぃぃぃいいい!!!!」
稲妻のような速さでその胸部にビームサーベルが突き立てられる。スラスターを噴かしたまま敵機を押しやり、デブリに叩きつけた。
素早くサーベルを引き抜いて離脱、敵機は力無く宇宙を漂う巨大な人形と化す。
残りの2機はなぜか足を止めたまま、浮遊砲台の如くマシンガンを乱射する。しかし急制動と急機動を繰り返すシンイチのジムには当然の如く全く当たらない。
《どこ見てんだテメェら、素人かァ?!?!》
背後から近づいたバーリングがそのうちの1機を刺殺。
(ザク………?見慣れない型だな。新型か?しかし随分動きが悪い。まさか……)
見慣れないのはそれもそのはず、二人が相手取っているのはザクの最終生産型MS-06FZ「ザク改」。
そして、バーリングの推察は当たっていた。
機体性能だけなら確かに通常型のジムを上回るが、パイロット達はいずれも先日操縦課程を修了したばかりの学徒兵で、哨戒を兼ねた完熟訓練の真っ最中だった。
《機体はおニューでもパイロットはどヘボか……だが、容赦しねぇぞッッッ!!》
残りの1機はもはや半狂乱状態でマシンガンを乱射するが、貨物艇と2機のジムのいずれに掠りもしない。
バーリングが囮になって貨物艇から引き離しながら、ビームスプレーガンを撃ち込む。
ザク改の右腕が破壊されて吹き飛んだかと思うと、斜め後方から近づいたシンイチが素早く一刀両断。
爆散してデブリの仲間に加わった。
ひとまず目前の脅威は去ったが、すかさずシンイチがバーリングに告げる。
「油断するなよ、敵の母艦が近くに居るぞ!!MSの増援も……!!」
《……そうらしいが、おそらく引き揚げたみたいだぜ?》
「何だって??」
意外な返答に思わず声が上擦るが、シンイチはその理由をすぐに理解することになる。
振り返ると、ネオショーとサラミス2隻が隊列を組んで現れる。さらにMSデッキからは、ボール小隊とガンキャノン2機が続々と発進してきた。
貨物艇の両脇をユキカゼとタラントががっちりと固めて盤石の体勢をとり、足早に宙域を離脱する………。
サイド6、コロニー「リボー」領空内。
ネオショーとサラミス2隻にエスコートされた貨物艇はゆっくりとコロニーの湾口へ向かう。
その頃ネオショーの艦橋、通信手席に座るサクラが頬を膨らませていた。
「ん〜、もう!」
イケタニ大佐が優しく問いかける。
「タチバナ軍曹、どうかしましたか?」
「さっきの貨物艇、何を聞いても返答が無いんです。合流した時に負傷者の確認と損傷箇所について聞いた時に『いずれも無し』って答えたっきりで……」
「まぁまぁ、感謝こそされずとも、罵倒も文句も何も言ってこない分良しとしましょう。どこかの誰かみたいに、お喋りがやたらと多いよりマシだとは思いませんか。」
サクラが何かを察すると、ニッコリと微笑んだ。
「………そうですね、『バ』の付く誰かさんよりはマシかな。ウフフ…。」
改めて通信手席に向き直る。
すると、操舵手から報告。
「貨物艇から発光信号有り!」
オペレーター席に座るウォーラス大尉が素早く解読し、読み上げた。
「………貴官らの、奮闘に、心より……感謝。航行の、無事を………祈る。艦長、返答如何しますか?」
少し考えた後、イケタニ大佐が改めて命令。
「………『了解、任務の完遂を祈る。』とだけ。」
「わかりました。発光信号、送れ………」
ネオショーの艦首付近に設置された回光通信機が光り、貨物艇に返答を送る。
(……やはり、我々に詳細は伝えられず通信も必要最小限。運ばれていたのはかなり機密性の高いものという事か。一体………。)
やや訝しみながら考えていると、サクラが再び向き直って報告。
「艦長、ルナツーより命令です。『第343補給分艦隊はコロニー『パルダ』にて補給・整備ののち帰投せよ 』との事です。」
「こちらも『了解』と返しておいて下さい。パルダでは半舷上陸して休息を摂る必要もありそうです。」
それを聞いた艦橋のクルーが大いに沸き立つ。
「やった、久しぶりに1G下に戻れる!!」
「艦長、1日ですか?半日ですか?」
「パルダって何があったっけ…?」
口々に休息を喜ぶクルー達。
それを尻目に、貨物艇はリボーの湾口の奥に消えていくのだった。
………彼らが決死の想いで繋いだ「希望」は、その二週間後に大破の憂き目に遭うのだが………それはまた別のお話。
第二十三話 「希望」を載せた船 終幕
幕間 宇宙の「そういう」事情
「ハァッッッ………くしゃぁぁいッッッ!!!!」
「きッッッたねぇなお前!!咳エチケットしろやタコ!!!」
ネオショーのMSデッキ。妙に大仰なくしゃみをするバーリングにシンイチがドン引きする。
0G故に、バーリングが撒き散らした細か〜い唾が宙に漂っていた。汚ねぇ…
「あっ、おぉ…ワリぃ、うっかりしてた。……ところでよ、サクラちゃんから聞いたんだけど…」
ポケットティッシュで口元を拭う。マグネットブーツで立つ彼らの向かい側では、ハンガーに固定されたMSがいつものように整備と点検を受けていた。
喧騒の中、バーリングがティッシュをポケットに突っ込みながら続ける。
「……半舷上陸なんだってな。コロニー『パルダ』に。」
「あぁ、らしいな。久々の重力だ……。」
「1G重力下だから、久々に(自主規制)できるぜ。あっ、むしろサブリナと(自主規制)をだな………」
唐突な爆弾発言にシンイチがもひとつドン引きしながら突っ込む。
「おまッッッ……お前なぁ、そういう事をこういう場でだなぁ!!!」
しかしバーリングは悪びれず、平然と返した。
「あ??ほぼ男所帯だから良いだろ。(自主規制)はちょいちょいヤッてもらってたし、(自主規制)は(自主規制)してるし………」
「いやいやいやもうやめろやめろ、いくらほぼ男所帯っつったって………あっ」
シンイチが振り返ると、ちょうど視線の先にはアークライト中尉の配下、常に気怠そうな雰囲気のケイト・マーヴィン少尉が居た。
愛機の点検を終えて立ち去ろうとしていた彼女はどうも先程の会話を聞いていたらしい、あからさまに顔を顰めている。
「……あー、少尉殿、お疲れ様です。このアホの発言は気になさらず……」
「失礼しました少尉殿、えーっとですね……元はと言えばモリタ准尉が重力の話を持ち出したのが発端で……」
二人で敬礼しつつ弁明するが、ケイトは顔を顰めたまま言い放つ。
「不潔にして不純、そして不貞だわ。アンタ達。」
罵倒のフルコンボ。というかシンイチは完全にとばっちりだった。
「……少尉殿、不貞はまだ違くないですか?そして自分は関係無くないですか?誤爆では…」
「なッッッ?!モリタ、俺を見放す気かッッッ?!」
「うるさい。アンタ達の周囲の空気からイカの臭いがする………気がするのよ。イカ男、イカ焼き野朗………イカ面(づら)共。」
さらに謎の罵倒セットを叩きつけるケイト。
「イカ………面?!?!」
「何で貶し言葉はいちいち三点バーストなの?!」
と、ここで間の悪いことにサブリナが現れる。スイ~ッと浮かんで、ケイトに後ろから抱きついた。
「おケイお疲れ〜〜〜ッッッ!!点検終わった?シャワー行こ〜〜!!……あれ、ウチのアホ共がなんかした?お尻とか触られた?」
「「してねーし触ってねーよ!!!」」
シンイチとバーリングが同時にツッコむ。
「限りなくそれに近い事は…されたかもね。」
それを聞くや、つい先程まで飄々としていたサブリナの雰囲気が一気に張り詰めた。
瞳からハイライトが消え、およそ普段の彼女とは思えない殺気のこもった声で一言。
「何それ、どういう事?」
「ヒェッ……!!!」
動物的本能で危険を察知したバーリングは恐怖で固まるが、シンイチがすかさず事の成り行きを説明する。
「まッッッ……待てサブリナ、実はかくかくしかじか云々かんぬんで……な!!間違いないですよね少尉殿!!」
「まぁ……そうね。」
(くッッッ……このダウナーお姉さん擬きが!!)
なんだかイマイチはっきりしない態度のケイトを、シンイチが心の中で罵倒した。
「ふ〜〜〜ん、そういう事ね♡」
ひとまず誤解は解けてサブリナは納得したようだが、なぜか目が笑っていない。
ケイトから離れて、今度はスイ~ッとバーリングの背後に回る。
かと思うと、すかさずヘッドロック。
「ゔごぇッッッ?!何すんだサブリナ……?!」
「ジョ〜ナサ〜ン??1G重力下に戻ったら何するか分かってるわよ、ね?♡」
「うごごご…はい、ワカリマシタ」
その様子を見たシンイチは何かを察した。
「うーーむ、ありゃ1発2発じゃ済まなさそうだな………バーリング、死ぬなよ。」
「自爆、誘爆、御用心。」
ケイトが意味深な言葉を残してその場を立ち去り、ヘッドロックされたままのバーリングがその背にツッコミを投げかける。
「えっ、何それどういう意味?!ちょっとォ!!うぐッッッ…!!」
ネオショーはコロニー『パルダ』の湾口に近づきつつあった………。
幕間 宇宙の「そういう」事情 終幕
ご無沙汰です野武士山芋侍ですッッッ!!
ちょいと間が空きましたが、なんとか形になりましたよ第二十三話!!
まぁプラモの展示会だったりプラモの新しいヤツの仕上げだったりちいかわの映画観たりジュニアのお世話だったりで、ようはプライベートが忙しかったりして……な!!!(?)
冒頭部分は0080の北極基地襲撃シーンですが、そういや寒ジムからの視点って誰も描いてなかったよな…と何となく思い立ち書いてみました。
なので台詞等はなんか参考にしたとかではなく全部自分の妄想です、撃破後はもっと罵倒させれば良かったかな(爆)
北極基地から打ち上げられた機密性の極めて高い物資といえば……皆さんはもう、お分かりですね?そう「アレ」です「アレ」、ウフフフフ…( ͡° ͜ʖ ͡°)
あと唐突に生えてきたと思われがちなケイト、「誰だ?!」って人のために説明させてもらうと地上編第六話に出てきた鹵獲ザクのパイロットです。雰囲気はシンイチが感じた通りのダウナーお姉さん擬きで、いうなればACVIのオールマインドみたいな見た目……ん?見た目??(錯乱)
さて次回、サイド6「パルダ」での短い休息回となります。察しのいいガノタの方々はこのコロニー、聞き覚えがあるのでは……?
てぇてぇもあるよッッッ!!
次回第二十四話「目障りな休日」
お楽しみにッッッ!!
…え、(自主規制)の部分は何なのって?
書けるワケないでしょ、 ダ メ で す ! ! !