正義連盟   作:アメコミ勢

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天狗の当主である大天狗はある日、部下の烏天狗からとある報告を聞いた。

烏天狗「大天狗様、金色の羽毛を持つ天狗の兄妹が生まれました。」

大天狗はその知らせを聞き驚くも興味が湧いてきた様だ。そしてこの様な事を述べる。

大天狗「その子達に会わせて欲しい。彼らには興味がある。」

烏天狗は大天狗をその双子の兄妹が居る方へと案内する。そして大天狗はその子供達を見てこんな事を言うのだった。

大天狗「この子供を儂が育てても良いだろうか?」

双子の父は答える。

父「我が子は非常に美しい羽を持っております。大天狗様に守って頂けるのであればそれほど嬉しい事は御座いません。」

母も答えるのだった。

母「我が子に会う事が出来るのなら賛成しますわ。ですが私達も御一緒させて貰っても?」

大天狗「儂は構わない、お主はどう思うかね?」

大天狗は彼を連れてきた烏天狗に意見を求める。この烏天狗は大天狗の最も信頼している家臣であり武術に長けた男だった。そして彼は言う。

烏天狗「是非ともご同行して貰いましょう、御両親が子供に会えないと言うとはさぞかし悲しいことでしょうから。」

大天狗「お主ならそう言ってくれると思っておった。お二方、子を連れて儂に着いて来なさい。」

両親は双子の子供を連れて大天狗に着いて行く。そして大天狗の屋敷で良い暮らしをさせて貰いながら金色の羽を持つ双子の天狗の成長を大天狗や手下の烏天狗達と見守るのであった。そして大天狗は両親や部下と話し合った後、双子を黄金丸、金美と名付ける


Case HawkMan&HawkGirl
金色の天狗


時は経ち、黄金丸と金美は大きく成長する。その間大天狗や烏天狗達によって武術を身に着け戦闘力を高めていったようだ。二人は人間に変身する術や武器を変形させる術、羽毛の色を変える術等を大天狗から学ぶのだった。そしていつの日か二人は立派な山伏として成長する。

 

黄金丸「今日も修行をしよう。」

 

黄金丸は修行を教えられる程成長していたのである、そして若い天狗達を育たていた。一方の金美は一体何をしていたのかと言えば...

 

金美「キャハハハハハ楽しい!!」

 

金美は他の天狗達と刀で対決するのが大好きだった。しかし、そのパワーとスピードはかなりのもので若い天狗では苦戦を強いられるほどだ。そう、金美はかなりの暴れん坊だった。何故なら体内にマザーボックス、魔の立体の力が存在し精神を狂わせているからである。大天狗はこの事に毎日悩まされていた。

 

大天狗「どうにかならんものなのか...黄金丸はあんなに優秀なのにな。」

 

実は黄金丸と金美にはある秘密が存在したのである。それは元々エジプトの神だったと言う事である。実は大天狗はこの事を二人が生まれた時から知っていた。そして数あるマルチバースの中でもこの世界でのみ日本に生まれた事も知っていた。実は黄金丸には転生前の記憶が存在する。一方の金美には転生前の記憶が断片的にしか存在しない。恐らくはその違いが性格の違いを生んでいるのだろう。

 

ある日、大天狗は金美を呼び遂に感じていた事を金美に述べるのだった。

 

大天狗「儂はお主を守る事はもう出来ない。頼むが出て言ってくれないかのう?」

 

大天狗は非常に難しい事を言っているのは分かっていた。しかし、鞍馬山の安全を考えれば仕方のないことなのだろう。しかし、金美は大天狗が思ったよりも単純で恐ろしい事を言うのだった。

 

金美「それじゃぁさ〜、アタシ兄上と一緒に行く!!」

 

大天狗「何をするつもりなのだ?」

 

兄と言うのは黄金丸の事である。黄金丸は非常に優秀で大天狗は彼をこの山から出て行かせたくなかった。しかし、これ以上被害を出さない為にも恐らく彼の犠牲は付き物だと考えたのだろう。

 

大天狗「ならば約束をしよう、彼に迷惑を掛けるでないぞ。」

 

金美「はぁ〜い」

 

大天狗は黄金丸を呼び出し黄金丸に目的を話すのだった。

 

大天狗「儂は金美をここには置いておけないと思った。金美は出ていく事を認めたがお主と共に出て行きたいとの事だ。どうか共に行ってくれないだろうか?」

 

黄金丸は少し考える。そして何かを決めたのか大天狗に思い切って伝える。

 

黄金丸「もちろんですよ、共に拙者が行きましょう。金美がそれで済むのなら。」

 

大天狗は大いに感動した。それでいて黄金丸を山に留めておけない事を悔やんだ。そして実感した、犠牲無しで平和を生み出す事は出来ない事を。

 

黄金丸は金美の居る場所へ行きあることを述べる。

 

黄金丸「金美、早めに行こう。人間に変身する術は覚えているか?」

 

金美「もちろん!!てか何で人間の姿にならないといけないの?」

 

黄金丸「何でだろうな、分からないさ。何となくだ」

 

金美は何故か納得してしまった。そして人間に変身し鞍馬山を降り人間の世界へ向かうのであった。

 

実は山の近くの里には恐ろしい妖怪が潜んでいた。その名も影盗(げいとう)である。彼は妖力で影を操り物を盗んだり人を食べたりしているのであった。そんな事はつゆ知らず、黄金丸と金美は山から降りて仕事を探すのであった。そして二人はうどんの店で働く事となる。黄金丸は物覚えがよく数日で仕事に馴染んだ。しかし、金美は中々仕事を覚えられず苦戦していた。

 

金美「わぁ、、、やっちゃったぁ、、、」

 

金美は汁を溢してしまったりお盆を落としてしまったりしており中々失敗続きだった。

 

大将「お兄さん、どうにかならないのかい?」

 

黄金丸「どうにかなったら良いんですけどね...」

 

二人は考え込んでしまう。従業員の事も考えると金美は奥の部屋で休んでいた方が良いのではとも思うのだった。

 

そんなある日出汁に使う魚が全部盗まれてしまうのであった。

 

大将「今度はこんな事をやりおって!!」

 

しかし、黄金丸はそれを制止しこんな事を述べる。

 

黄金丸「まだ決まった事では有りません。証拠を探しましょう。」

 

大将と黄金丸は店の中を色々と証拠がないか探してみる事にした。そして何かを見つける。それは黒い足跡の様な物だった。

 

大将「人の足跡じゃぁないよな?」

 

黄金丸「人の足ならこんなに黒くはならない筈だ。」

 

大将「よし、試してみるか、今日魚が届く。分かりやすい場所に置いておくから見といてくれ。」

 

黄金丸「了解。」

 

大将は部屋の真ん中に魚を置き、周りに蝋燭を立て火を付けておいた。そしてそれを黄金丸が見張る事となった。どちらかと言えば千里眼を使っているのだが。何分か経った頃、黄金丸は自身の影に異変を覚える。何と、影が独りでに動き出していたのである。

 

黄金丸「そこに居たのか。」

 

黄金丸は影に向かって刀を突き刺す。すると魚を盗んでいた張本人影盗が出て来る。

 

影盗「バレちまったか、だが俺を倒せるかな?」

 

黄金丸「何て事は無い。」

 

黄金丸は術で影盗を拘束しようとする。しかし、相手は影だ。小さな影さえあれば簡単に隠れてしまう。黄金丸は一旦諦めるのだった。そして大将を呼びこの事を報告する。

 

黄金丸「大将、犯人が分かりました、僕の妹ではありません。」

 

大将「それは良かった、だがどうやって捕まえるのだ?」

 

黄金丸「実は僕と妹は天狗なんです。」

 

黄金丸はそう言うと術を解く。すると金色の羽を持つ烏天狗に変身するのだった。

 

大将「驚いた、そういえばあの山から来たのか?」

 

大将は鞍馬山を指差し黄金丸に尋ねてみる。案の定当たっていた為黄金丸は答えるのだった。

 

黄金丸「えぇ、間違い無い。」

 

どうやら人間の姿になっている時は力が弱い様で相手に逃げられてしまった様だ。黄金丸は隠れ蓑を使い隠れる。そして例の影盗が出て来るのを待つのだった。しかし、出て来ない。そこで作戦を変える。

 

黄金丸「金美、ちょっと来てくれないか?」

 

金美「なぁにぃ?お兄ちゃん。」

 

黄金丸「この物は知っているか?」

 

黄金丸は筆を操り半紙に先程見た影盗の姿を描く。その姿は黒い忍者のようなものだった。それでいて本体が人間の影と繋がっている様子も描き加えた。

 

金美「あ!!これ知ってる!!」

 

予想外にも金美はこの人物の事を知っていた。どうやら彼は買い物に行った店でも汎ゆる物を盗みまた●していた様だ。それでいて決まって夜にそんな事をしていたと言う。

 

黄金丸「よく行く場所は分かるか?」

 

金美「何かね、宝物庫...?ってとこによく行ってたよ。」

 

黄金丸「よし、そこに行くぞ。」

 

黄金丸は羽を広げ金美にそこに連れて行く様に言う。金美もまた羽を広げ黄金丸にその場所を案内するのだった。そして辿り着いたのは幕府の大きな宝物庫である。

 

黄金丸「ここか、大きいな。」

 

金美「まだ居ないね、、、」

 

すると宝物庫を管理していると思しき綺麗な服を来た人物が現れる。そしてその人物が宝物庫を開けたその瞬間、遂に影盗が現れる。

 

影盗「よし、ありがとさん。」

 

役人「何!?させてたまるか!!」

 

役人は刀を抜き影盗に切り掛かろうとする。しかし、影盗は影だ、影に隠れ逃げる事も可能なのである。ただ出て来た事は大きな意味を持つ。

 

黄金丸「残念だったな。」

 

黄金丸は呪文を唱え始める。すると影盗の動きが可怪しくなる。すると何と影盗は影から切り離されてしまう。

 

影盗「おい、何をしたんだ!!」

 

黄金丸「何をしたか、考えてみると良い。」

 

黄金丸はそう言うと羽を広げ影盗に向かって飛んで行く。しかし、影盗は影で刃を生み出し黄金丸を切り裂こうとする。黄金丸は大きな羽の力と妖力を使い攻撃を避けてゆく。しかし、これでは中々分が悪い。すると突然影盗の胸から尖った物が出て来る。

 

影盗「どう...なっている...」

 

金美「お兄ちゃん、やったよ!!」

 

何と金美が刀を使い影盗を背後から突き刺したのである。そして刀を鎚に変形させると影盗に思い切り叩き付ける。

 

影盗「降参だ...助けてくれ。」

 

黄金丸「ならこれを付けるんだ。」

 

黄金丸は術で縄を生み出す。天狗の状態で作った縄の力はかなりのもので強力な妖力が宿る。黄金丸はそれを使い影盗を拘束する。

 

黄金丸「後は何とかしておいてくれ。」

 

役人「分かりました。」

 

影盗は抵抗する力を失い役人に牢屋に連れて行かれるのであった。こうして黄金丸は街の汎ゆる物を盗んだり人を●したりしていた妖怪、影盗を捕まえる事が出来た。恐らくは金美もこの一件でかなり成長し大人しくなったのだろう。ただ二人はまだやるべきことがあると思った。と言うのも黄金丸はふと脳にある場所が浮かぶ。そして何故かその場所への経路も分かったのである。二人はそこへ向かうのであった。




二人が行った場所とは一体何処なのだろうか、それは恐らく榎並家の城ではないだろうか。では何故二人は榎並家の城へ行くのか、それは恐らくマーシャン・マンハンターが裏で手を引いているからなのではないだろうか。だが、まだ分からない。恐らくこれから明かされるのだろう。そして次の物語は宇宙の緑の力を持つ新選組の侍の物語である。
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