ダークサイドはステッペンウルフが命を落とす瞬間を宇宙から見ていた。彼にとってグリーン・ランタン一人とはそれほど強い相手ではない。もちろん大群になって襲ってこれば話は変わるが一人ならば負ける要素が無いのだろう。
デサード「ダークサイド様、ステッペンウルフは良い結果を残せなかった。だが貴方ならば恐らくは正義連盟とやらを倒す事が出来るのだろう。」
ダークサイド「良い事を聞いた。貴様を参謀にして良かったと思っておるぞ。」
ダークサイドは兵士達に向き話し始める。
ダークサイド「グラニーグッドネス、カリバック、カント、パラデーモン、そしてデサード、貴様らはステッペンウルフの二の舞にはなるな。なれば命は無いと思え。」
ダークサイドは手下を従えとある場所へと向かう。そこは不死の山とも呼ばれる富士山である。そしてこの富士山にこそ二つのマザーボックスが眠るのである。
真の敵:前編
マーシャン・マンハンター「英雄達よ、お主らには仲間が必要であろう。」
健十郎、龍蔵、大菜、馬利、海棲、弓一、可奈がダークサイドをどう対処するのかを考え話し合っていた時、外からとある人物が声を掛ける。マーシャン・マンハンターだ。
健十郎「感謝する」
龍蔵「どの様な仲間がおられますか?」
大菜「良いじゃないの、行きましょう。」
マーシャン・マンハンター「見て貰えば分かる筈だ。」
六人の英雄達が城の外を見てみるとそこには色々な者達がいた。刀と鎚を持った僧侶の様な人物、金色の羽毛を持つ烏天狗の兄妹、指輪を付けた緑の着物の侍、そして青い着物を着た一見普通の人間の様に見える人物である。それぞれ混沌准八、黄金丸、金美、緑輝、青蟲である。
准八「ここにいるのはどんな奴等なんだ?」
マーシャン・マンハンター「彼らは日本を守る英雄達の集まりだ。」
黄金丸「凄いな、正義連盟か」
金美「多分めっちゃ強いよね」
緑輝「先ずは話してみないとな」
青蟲「この人達は敵じゃないと良いな。」
マーシャン・マンハンターによって呼び出された英雄達は正義連盟を見ながらそれぞれの考えを口にする。城の部屋から英雄達は出て来て眼の前にいる新たな仲間達に挨拶をするのだった。
超人「僕は超人、実はこの星の種族じゃないんだ。」
蝙蝠丸「拙者は蝙蝠丸、忍びだ。」
闘姫「私は闘姫、私達が倒そうとしている相手は物凄く強いの、貴方達の助けが必要よ。」
雷速「僕は雷速、足がめちゃくちゃ速いんだ。特殊な力で走ってる。」
水神「僕は水神、海を収めている。」
水女「私は水女、彼の恋人よ。」
緑矢「拙者は緑矢、蝙蝠丸とは本来は対立している。だが協力する事にした。」
超姫「私は超姫、超人の従姉妹なの。」
正義連盟の7人の英雄はそれぞれの名を明かす。新たに来た英雄達はその振る舞いを見て本物の英雄だと確信する。そして彼らもまた正体を明かすのだった。
混沌准八「混沌准八だ、僧侶をやっている。普段は悪い妖怪を退治している。」
黄金丸「拙者は黄金丸、実は烏天狗なんだ。」
金美「私は金美、彼の妹なんです。」
緑輝「拙者は緑輝、宇宙の力を宿す指輪で戦う。」
青蟲「俺は青蟲、兜蟲の末裔なんだ。」
正義連盟の英雄達にとってこの英雄達はかなり興味深い存在であり、それでいて頼りになりそうな面々だった。そして彼らは榎並家の城の客間に案内された。そこでどの様にしてダークサイドを迎え撃つのかを考え話し合う事にした。
マーシャン・マンハンター「先ず彼らニューゴッドはラディオンと呼ばれる元素に弱い。だがそれらは作る事も探し出す事も難しい。」
超人「他に何か良い手は無いのか?」
マーシャン・マンハンター「彼らは正の感情に弱い、それでいて魔法にも耐性が無いのだ。」
蝙蝠丸「それを持つ者は誰だ、居たら名乗りを上げて欲しい。」
准八「魔法とは違うが俺には似たような法力がある。」
黄金丸「拙者も妖術を扱う事か出来る。恐らく似た様なものではなかろうか」
闘姫「良いわね、他には居る?」
特に返事はなかった。しかし、今の状態ならば十分過ぎる程だろう。そして会議は次の段階へと進むのだった。
蝙蝠丸「次は役割を決めよう。どうしたいとかはあるか?」
超人「僕は多分、この中じゃ一番強い。だから僕は本丸を狙う。」
海棲「なら僕は本丸の周りのデカいのを何体かやるつもりだ。」
黄金丸「周りの奴は多分一人じゃない、僕にもやらせてくれ。」
金美「だったら私も」
水女「私も行くわ。」
蝙蝠丸「周りの大きな奴等はこれで決まりだな。本丸は恐らく一人で倒すのは難しい。何人か応援があった方が良いと思われる。」
准八「俺が行く、法力が効くか試したい。」
青蟲「俺も行く、先祖の仇を討つためだ。」
蝙蝠丸「後の者は周りの奴等を狙え、だが手が空いた者は他の奴等を助ける事。柔軟に戦え」
会議に参加した者達は蝙蝠丸の頭脳に尊敬の色を見せるのだった。役割が決まった後は何処に誘き寄せるかが大事になって来る。
マーシャン・マンハンター「奴等は
黄金丸「残りの一つは鞍馬山にある。結界で守っているんだ。」
蝙蝠丸「つまり奴等はそれを欲しがってると」
マーシャン・マンハンター「その様だ。」
青蟲「誘き寄せるにはそれを使うしか無さそうだな。」
黄金丸「だが大天狗様が使う事をお許しするとは考えにくい。」
皆が悩んでいると一人が声を上げる。その声の主こそ超人である。
超人「やってみないと分からないじゃないか、きっと何かある筈だ。」
超人の言葉は多くの英雄達を勇気付けた。そしてその説得力はかなりの物だった。そして英雄達は鞍馬山に出向く事にした。尾張から鞍馬山まではかなり距離があるものの英雄達の移動速度はかなり速くすぐに到着する。
黄金丸「ここからは拙者一人に行かせて欲しい。ここに天狗以外の者が立ち入るのは許されてはいない。どんな善性があろうとも通す事は出来ない。また会える時を楽しみに、そしてダークサイドを倒す場に居合わせられる事を祈る。」
超人「絶対に成功させるんだ、そして共にダークサイドを倒そう。」
蝙蝠丸「お主の力が必要かも知れない。健闘を祈るぞ。」
闘姫「貴方なら出来る。必ず魔の立体を持ち帰りなさい。」
雷速「成功させないと山に入っちゃうからな?」
緑矢「手伝えないってのがこんなにも辛いとはな、、、まあ結果で全てを覆してくれ。」
水神「海は良い所だ、戦いが終わったら来てくれよ」
水女「成功を祈って待っています。」
准八「天狗はやらない主義だ、だが失敗したら命は無いと思え。」
緑輝「拙者はお主が帰って来ない事を恐れるつもりは無い。存分に行って来ておくれ」
青蟲「妖怪の為にも成功させるんだ。」
金美「兄上、私も行きます。」
黄金丸「そう言って貰えて嬉しいよ。それじゃぁ、行こう、金美、そして皆、思いを胸に行って来るよ。」
黄金丸は金美を連れて山に飛んでゆく。英雄達はそれを見守る事しか出来なかった。しかし、見守る、邪魔をしないのもまた英雄の努め。彼らは黄金丸を見守るのだった。
黄金丸「金美、成長したお前の姿をお前に見せてやれ」
金美「うん、私兄上の役に立ちたい」
黄金丸と金美は山道を飛びながらそんな事を話していた。当初の金美はかなり荒かったものの汎ゆる経験を経てかなり強くなった。黄金丸もまたその姿を大天狗に見せたいと思っていた。