黄金丸「金美、成長したお前の姿をお前に見せてやれ」
金美「うん、私兄上の役に立ちたい」
黄金丸と金美は山道を飛びながらそんな事を話していた。当初の金美はかなり荒かったものの汎ゆる経験を経てかなり強くなった。黄金丸もまたその姿を大天狗に見せたいと思っていた。暫くすると二人は山の中に隠されている天狗の里に辿り着く。
黄金丸「拙者は黄金丸です。只今帰りました。大天狗様に合わせて頂きたい。」
烏天狗「良かろう、着いて来なさい。」
黄金丸と金美は烏天狗に連れられ山の中に入ってゆく。目的は大天狗に成長した姿を見せ
大天狗「おぉ、黄金丸なのか?」
黄金丸「いかにも」
大天狗「会いたかったぞ、金美も立派に成長した様じゃな。」
黄金丸「その御言葉、有難いです。」
大天狗「しかし何故急に戻って来たのじゃ?」
黄金丸「宇宙から強大な存在が攻めて来ております。奴等を止める為に、魔の立体が必要なのです。」
大天狗「ダークサイドの事じゃな、絶対に立体を壊してはならん。それを念頭に置いておけ、そして必ず立体をここに戻しに来るのじゃ。良いな?」
黄金丸「はい、そのつもりです。」
大天狗「良かろう、受け取りなさい。」
大天狗は妖術を使い魔の立体の封印を外す。そしてそれを黄金丸に渡す。
大天狗「何か有ればこの笛を吹きなさい。お主を必ずや助けに向かうぞ。」
黄金丸「大変感謝を申し上げます。」
黄金丸は笛と魔の立体を大天狗から受け取り山を後にする。そしていよいよ英雄達にその立体を見せるのだった。
黄金丸「皆、持って来たぞ。」
超人「おぉ!!」
蝙蝠丸「出来したぞ。」
闘姫「さあ、後はダークサイドが来るのを待ちましょう」
その頃、富士山には魔の立体を遠くから見ている者が居た。そう、ダークサイドである。
ダークサイド「マザーボックスが持ち出された。最後のマザーボックスだ。これを手に入れた時、ユニティを生み出せる。」
ダークサイドはマザーボックスの反応を追い英雄達が何処に行くのかを推測するのだった。そして火口に落とした二つのマザーボックスを操り地に姿を表す。
ダークサイド「貴様ら、ゆくぞ」
ダークサイドはテレポーテーションでポータルを開きとある場所へと移るのだった。もちろんダークサイドの手下達も同じである。
少し前、英雄達はとある場所に集まった。そこは現代で言う鳥取砂丘である。
雷速「ここなら広いから奴を迎え討つ事が出来ると思うんだ。それにあそこにお仲間さんもいる。」
雷速が指を指した方には鮫の様な姿の大柄な生物が居た。それは決死集団での任務を終え釈放された大鮫である。
大鮫「エサガ、タクサン」
蝙蝠丸「鮫だと!?マズいな。」
蝙蝠丸は大鮫を見て後退りする。しかし、ここでとある人物が前に出る。それは海の生物と話すことの出来る水神である。
水神「僕は海の奴等と話せる。俺に任せろ」
水神は大鮫の方に手を向け何かを思う。すると大鮫の顔から危険な雰囲気が消える。
大鮫「ワカッタ、ガンバル。」
蝙蝠丸「何て言ったんだ?」
水神「僕達に協力したら美味い魚を食わせてやるって言った」
蝙蝠丸「名案だな。」
そんな事を話していると突然謎の違和感が英雄達を襲う。遂にダークサイドの軍勢が英雄達の目の前に姿を現したのである。
闘姫「来たわね」
闘姫は刀を抜きダークサイドに向ける。闘姫の他にも蝙蝠丸、緑輝、准八、黄金丸、金美、緑矢が刀を抜きダークサイドに向ける。
青蟲「先祖が俺に記憶を託した。お前を倒す為だ。」
青蟲は鋭い爪をダークサイドに見せつける。そして羽を広げ体を大きく見せ威嚇する。
水神「海を守るんだ。」
水神は金三叉槍の先端をダークサイドに向ける。金三叉槍は先端が赤く光り熱線が出そうになる。
水女「海の秘宝を奪った付けは払って貰いますよ。」
水女は水神の母親から受け継いだ槍をダークサイドに向ける。更に水流を操る能力も使い多数の水柱を生み出す。
マーシャン・マンハンター「あの時見た者の顔は忘れない。お主を恐れていた顔だ。」
マーシャン・マンハンターもまたダークサイドにより火星に逃げて来た宇宙人の事を思い出しその仇を今、打とうとするのだった。
超女「これ以上、貴方による被害を出してはいけない。だから私はここで貴方を止める。」
超人「クリプトンの為にも、今ここでお前を倒す。皆、掛かれ!!」
超人の言葉により英雄達はダークサイドの軍勢に向かって走り出す。しかしダークサイドも無策では無かった。
ダークサイド「我が下僕よ、奴等の相手をしてやれ」
ダークサイドの手下達は早速英雄を迎え討つ為武器を構え英雄達の方へ走ってゆく。デサード、カリバック、カント、グラニーグッドネスである。もちろんパラデーモンも大量に飛び英雄達に向かってゆく。
デサード「誰が来ようと変わらぬ。」
黄金丸「そう言ってられるのもいつまでだろうな」
デサードはテクノロジーを利用し迫って来た黄金丸を洗脳しようとする。しかし黄金丸は妖術を使い洗脳を脱する。更に刀を使い首を切り裂くのだった。
カリバック「デサードがやられたか、目にもの見せてやるぜ」
カリバックは猛将である。かなりの戦闘力がある。しかしそこに赤いビームが飛んで来る。更に水流で掻き回される。
カリバック「何だ!?」
水神「僕が相手だ。」
カリバックは武器を持たない。一方で水神の金三叉槍は高い攻撃力を誇る。そこで水神は金三叉槍でカリバックを突き刺そうとするも皮膚が硬く刺さらない。
大鮫「オレ、カイセイノミカタスル」
大鮫はカリバックの腕に噛み付く。傷を付ける事は出来なかったもののカリバックは突然の噛み付きで体勢を崩す。
水神「ありがとな」
水神は金三叉槍に雷を落とし攻撃力を上げる。そしてカリバックの喉を狙って突き刺す。カリバックはその攻撃で命を落としたのだった。
グラニーグッドネス「カリバック、お前の仇を討ってやる。」
グラニーグッドネスは水神を洗脳し他の英雄達を妨害しようとする。しかし、そこに水神の婚約者である水女が現れる。
水女「海棲を離しなさい。」
水女は水神の母から受け継いだ槍と自身の能力による水流を使いグラニーグッドネスを捕獲して腕に槍を突き刺す。
グラニーグッドネス「何をするのだ!!」
水女「海棲の仇よ」
すると大鮫がまたしてもグラニーグッドネスに近付き頭を噛み千切るのだった。もちろんグラニーグッドネスはこれ以上何か反撃する事は出来なかった。
カント「Oh...マズいかもネ」
ルネサンス風の男、カントは三人の強い存在がやられたのを見て逃げようとする。しかし背後に何かが迫るのだった。
金美「逃げちゃダメだよ〜」
金美は刀を抜きカントに斬り掛かる。カントはナイフでそれを受け止めるもやはり金美のパワーには敵わなかった。ナイフは刀によって切断されそのまま胸に刀が刺さるのだった。
その頃、超人達は本丸であるダークサイドの方へと向かうのだった。
超人「君の仲間は減る一方だ、僕の仲間は誰一人死んではいない。」
マーシャン・マンハンター「諦めろ、地球はお主には渡さない。」
ダークサイド「ならばこれでも食らうと良い。」
ダークサイドは反生命方程式を使い超人、青蟲、准八、マーシャン・マンハンターに死を望む程の悪夢を見せる。
マーシャン・マンハンター「さようか、私にはその様なものは効かないがな。」
マーシャン・マンハンターは生命方程式を使い反生命方程式を打ち消そうとする。しかし相手は神、強さは桁違いであり生命方程式は効き辛い。
超人「僕も大丈夫さ」
超人はダークサイドに接近し思い切り殴る。しかしダークサイドには再生能力がありパンチはほぼ効かない。ただ、パンチの衝撃はある為ダークサイドは後ろに飛ばされる。
混沌准八「よし、良いぞ。」
准八は法力を刀に込めダークサイドに突き刺す。法力は魔術とは違うものの効果は出た。しかしまだまだ効果は小さい。と、突然ダークサイドが何処かに消える。
ダークサイド「私はここだ。」
気が付けばダークサイドは少し離れた別の場所にいる。更には先程准八の刺した刀の傷も塞がっている。
超人「どうなってるんだ!?」
准八「瞬間移動が出来るみたいだ。まるで狐だ。」
准八は弓矢を構えダークサイドに狙いを定める。そして矢を放つ。しかし、矢はダークサイドの顔の前で止まる。どうやらテレキネシスで止めている様だ。
超人「喰らえ!!」
超人はダークサイドに飛んで行き思い切り殴ろうとする。しかし、超人の拳は止まる。
ダークサイド「貴様の動きは手に取る様に分かるぞ。」
超人「何でなんだ!!」
超人は更にもう片方の手でダークサイドを殴ろうとする。しかしやはり超人の手は止まる。今度は見えない壁に阻まれている様に感じるのだった。それはダークサイドのテレキネシスによる物である。
ダークサイド「私の番だ。」
ダークサイドはオメガサンクションを発動する。
超人「これは、、、どうなっているんだ。」
超人はオメガサンクションの力により生まれてから死ぬまでを永遠に経験する事となる。惑星からの脱出も、ジェネラル・ゾッドとの戦いも、終獣との戦いも、その他多くの出来事を何度も何度も経験する。今の状況も、その先の状況も死ぬ時までも、何度も何度も経験する。精神的に苦痛を感じ死を望む程に経験が重く伸し掛かる。
マーシャン・マンハンター「そこまでだ」
マーシャン・マンハンターは洗脳を使い超人に伸し掛かる無限ループを崩す。
超人「助かった...」
超人は力無く地面に倒れ込む。これ以上は恐らく戦えないのだろう。マーシャン・マンハンターによりテレキネシスで遠くに運ばれるのだった。
緑輝「こっちだ!!」
緑輝が緑色の鎖を発生させダークサイドを捕まえる。更に鎖を全身に張り巡らせダークサイドを締め上げようとするだろう。
ダークサイド「グリーン・ランタンか、中々やるではないか。だがクリプトンと同じだ。意味は無い。」
ダークサイドは目から何かを発生させる。それはオメガビームである。そしてそのオメガビームは緑輝の発生させた鎖を焼き尽くす。
緑輝「切り裂け!!」
緑輝は更に大量の刀を召喚しダークサイドに向ける。そして切り裂こうとする。確かに傷を付ける事自体は出来た。しかし、ダークサイドには再生能力があり攻撃は効果を為さなかった。
ダークサイド「私の番だ。」
ダークサイドはテレキネシスを使い緑輝を捕まえる。そして更に反生命方程式を使い緑輝に死を望む程の悪夢を見せる。ユクサスはここには無いが緑輝を止めるには十分なのだろう。
緑輝「助けて、、、くれ、、、」
ダークサイド「死の概念を捻じ曲げなければならない。止めるつもりは無い。」
緑輝は意識が遠退いてゆく。それだけでなくどんどん死を望み始める。グリーン・ランタンに選ばれた事もあり死を恐れてはいなかった。それ故にどんどん死にたくなってゆく。
准八「緑の奴、帰って来い!!」
准八は法力を使い反生命方程式を打ち砕く。緑輝は反生命方程式を脱して地面に倒れ込む。
ダークサイド「何故邪魔をするのだ?」
准八「悪い奴を止める為だからな」
すると突然ダークサイドの周りに風が発生する。ダークサイドは段々と宙に浮き始める。
雷速「僕の力はどうだい?」
その風は雷速が起こした物である。ダークサイドは命を落とす事は無いもののかなり面倒に思ったのであった。
ダークサイド「巫山戯るな、巫山戯るな!!」
ダークサイドは周囲をテレキネシスで覆い雷速を捕まえようとする。ダークサイドの狙い通り雷速は動きを余儀無く止められてしまうのであった。
雷速「僕を止められると思うなよ?」
突然雷速が震え始める。すると何と雷速はテレキネシスを脱する事に成功したのである。実はテレキネシスをすり抜けたのである。
ダークサイド「スピードフォースか、考え物だな。」
雷速「考えてる暇なんか無いぜ!!」
雷速は手を振動させダークサイドの腹部を突き刺す。それによりダークサイドは内蔵を損傷する。死ぬわけではないもののやはり痛みはかなりのものなのだろう。
蝙蝠丸「弓一、今こそやる時じゃないのか?」
緑矢「そうだな、やるか」
蝙蝠丸と緑矢はパラデーモンを足場の様にして利用しダークサイドに接近する。
緑矢「行くぞ!!」
蝙蝠丸「御意!!」
蝙蝠丸はとある物を取り出す。それは竹筒に入れたクリプトナイトである。緑矢も何かを取り出す。それは鏃の真ん中に窪みのある矢である。蝙蝠丸はクリプトナイトを投げる。緑矢はクリプトナイトとダークサイドが一直線になる様に狙い矢を放つ。
雷速「おっと、お客さんだね」
雷速は伏線的な事を言い残す。そして飛んできた矢をすり抜ける。ダークサイドは雷速によりかなり重症である。そこにクリプトナイトを含む矢が突き刺さるのだった。
ダークサイド「クリプトナイトか、何故効くのだろうか」
蝙蝠丸「ただのクリプトナイトじゃないさ」
緑矢「天狗の妖力が入っているんだ。」
ダークサイド「天狗か、、、嘗て戦ったな。」
ダークサイドは地球に攻め入った時の事を思い出す。その時は天狗を余り警戒してはいなかった。しかし今、天狗は恐ろしいと言う事を痛感するのだった。
青蟲「ようやくこの時が来たよ、ダークサイド。君を終わらせに来た。」
青蟲はダークサイドに燃える液を吹き掛ける。
青蟲「大菜、やるんだ!!」
青蟲はダークサイドを投げ上げそう言う。すると闘姫が飛んできて閃光の腕輪を打つ。すると闘姫の腕輪から戦闘が発射される。ダークサイドには可燃性の液が付着しておりその閃光が液を着火させる。
ダークサイド「熱い、、、熱すぎる、、、」
ダークサイドは炎とは比べ物にならない程の熱を感じ、それが弱点ではなくとも傷を受けるのである。
闘姫「皆お疲れ様、御城に帰りましょう。」
蝙蝠丸「待て、まだ奴は生きている。」
ダークサイド「地球の奴等を舐めていた。さらばだ」
ダークサイドは気付けば黄金丸が持って来た最後のマザーボックスを持っていた。そして富士山でエネルギーを与えた他の二つのマザーボックスもそこには現れた。
ダークサイド「これを繋げれば、ユニティを生み出せる。」
ダークサイドはエネルギーを吸収した二つのマザーボックスを宙に浮かせる。そしてオメガビームを使い最後のマザーボックスにエネルギーを与える。最後にマザーボックスは他の二つのマザーボックスに接続される。
闘姫「大変よ」
マーシャン・マンハンター「ここまで来ては止められない。」
蝙蝠丸「最後の事を考えるんだな」
緑矢「龍華、拙者の分も生きておくれ」
雷速「これが運命って奴なのか...」
水神「あぁ、終わりなのか」
水女「永遠に貴方達の事は忘れません。」
黄金丸「大天狗様は泣くだろうな...」
金美「本当に、ごめんなさい」
准八「妖怪退治とか、誰がやるんだろうな」
青蟲「ご先祖様、ごめんなさい。」
しかし運命は良く働いた。空から何かが飛んできたのである。そう、超人の従姉妹であり同じ能力を持つ超姫だ。
超姫「それじゃぁ、やっちゃうよ」
超姫はその圧倒的な速度と怪力を使いマザーボックスを切断する。また肺で空気を圧縮し温度を下げマザーボックスに吹き掛ける。
ダークサイド「兄上をやったのは、許さない!!」
超姫は弱ったダークサイドの首を掴み飛んでゆく。そして大気圏を超えるのだった。更に超姫は太陽を見つける。
超姫「おっ、丁度良いじゃん。」
超姫は太陽に物凄い速度で飛んで行きダークサイドを太陽の中心に沈めるのだった。
超姫「兄上、待っててね」
超姫は宇宙を飛び鳥取砂丘に戻って来る。
超姫「皆、私やったよ」
蝙蝠丸「良くやった、流石だな。」
闘姫「ありがとうね」
超姫「一つ聞きたい、兄上はお元気?」
マーシャン・マンハンター「彼はまだ生きている。太陽に当てると良い、早めにやるのを勧めるぞ。」
超姫「良かった。」
超姫は自身の城へと戻る。そこには元気な
超人「父さんと母さんが助けてくれたんだ。」
超姫「良かった」
超姫は思わず超人に抱き着いてしまう。その目は泣いていた。彼女も本当はダークサイドが怖かったのである。
超人「仕方無いさ、あれは強すぎるよ」
超姫「兄上が彼奴と戦って、、、生きてる方が凄いんです。」
超人「ははは、もう大丈夫だからな。」
その後、英雄達はそれぞれの出身地に帰って行ったのであった。ただこの後の物語は今は語れない。今後、彼らのその後が明かされるのだろう。まだ正義連盟の戦いは終わらない、だからこそこれからの活躍も目を見張る物なのだろう。英雄達のその後の姿を見届けよ。