浦島太郎「乙姫様、私は帰りたくなってしまいました。どうか家に帰らせて貰えないでしょうか?」
乙姫「よろしいですよ、でしたらこの箱を持って帰り私の事を忘れない様にして下さい。それからこの箱は絶対に開けないで下さいね。」
浦島太郎「分かりました、ありがとうございます。」
こうして浦島太郎は地上に帰って行き乙姫から貰った玉手箱を開けてしまうのであった。実は浦島太郎が帰った頃、乙姫は妊娠した。何と浦島太郎との間に子供が出来てしまってあたのである。乙姫は驚いたもののその子を海棲と名付け竜宮城の王として育てる事に決めた。
海棲「母上、僕の父上は何処に居るんですか?」
乙姫「貴方の父上は地上に行かれました。」
海棲「僕も行っても良いでしょうか?」
乙姫「貴方にはまだ早いですよ。」
海棲「まだとはどういう事ですか?」
乙姫「特訓を積み、海の皇帝に相応しい器になりなさい。」
こうして海棲は汎ゆる訓練を行うのである。海の兵士は非常に強力な戦闘力を持つ。乙姫はその中から最も身体能力を持ち、技の応用力も高い者を選び出した。その人物は軍隊のリーダーであり心の面でも非常に優れていたのである。海棲は毎日特訓を行った。最初の方は中々模擬戦に慣れなかったものの段々と腕を上げていき統治権を貰っても良い様な年齢になる頃には兵士として充分な戦闘力を手に入れていた。
海の漢
海棲「母上、もうそろそろ地上へ行っても良いでしょうか?」
乙姫「そうですね、もう行っても良いかと思いますよ。」
海棲「ありがとうございます。大変感謝します。」
海棲はその頃には美形の男性になっていた。強さも容姿も非常に優れており竜宮城の城下町の娘は海棲の美貌の虜になっていた。しかし、海棲には恋愛と言う物に疎かった様で誰かと付き合う事は考えなかった。地上へ向かう為に海棲はかつて父である浦島太郎を地上に送った亀を尋ねる。しかし、亀はとある集団によって捕まっていた。どうやら隣国の軍事国家によるものであった。
海棲「大丈夫か!?一体何が!?」
亀「実はな、鮫社城の兵士に捕まってしまったんだ。」
海棲「鮫社城は厚き志を持った軍事国家の城と聞いたが?」
亀「それがのぉ、黒鱏皇帝が黒三叉槍を手に入れてから変わってしまったのだよ……」
海棲「だったら僕が決闘で勝てば良いだけさ。」
亀「そうとも限らないのだよ、黒三叉槍は非常に力が強くて波の武器では勝てないのだよ。」
海棲「ならどうすれば???」
亀「実はな、とある武器が黒三叉槍に打ち勝つ事が出来るのだよ。」
海棲「ならそれを手に入れれば、、、」
亀「そんなに簡単に行くなら誰でも黒潁皇帝を倒していただろうさ……」
どうやら黒三叉槍に打ち勝つには金三叉槍が必要な様である。しかもその金三叉槍は誰にでも扱えるわけではない上に何処にあるのかすらも分からないとのことだ。どうやら遠い昔、海底国が地上に有った頃に皇帝が使っていた武器の様だ。金三叉槍は大きな力を持ち汎ゆる技術の開発に役立った。しかし、皇帝は金三叉槍の力に魅了され力を暴走させてしまった様だ。皇帝はその事を後世に残してはいけないと思い深い海の谷間に隠したのであった。そしてその金三叉槍を見つけた者はまだ誰も存在しない様だ。
亀「と言う訳だ。新しい皇帝様が意欲を持ってくれるのは非常に嬉しいことではあるが無理は禁物だな。」
海棲「でもモタモタしていれば地上もその内やられるんじゃないのか?」
亀「そう、それが問題なんだよ。どうしたものか……」
海棲「鮫社城にまともな者は居るのか?」
亀「実を言えばな、居るのだ。黒潁皇帝の娘の茜姫だ。」
海棲「それじゃぁ僕がお付き合いすれば……」
亀「成功するかは分からんが物は試しだ。死ぬでないぞ」
海棲「もちろんだ、王国に忍び込まないとな」
海棲はいきなり鮫社城に忍び込むのは危険と考え、一旦竜宮城に戻る。そして将軍に亀から聞いた話をしてどうにかして鮫社城の国を沈められないだろうかと提案する。
将軍「そうですか、私は余りオススメ出来ません。余りにも危険過ぎると思われます。乙姫様が何も言わないとは限りません。ただ貴方の行おうとしている事は非常に重要な事です。私に止めるつもりは有りません。それと、化学捜査班が興味深い資料を見つけました。金三叉槍の在り処です。」
海棲「何だって!?それは良いニュースだ。」
どうやら金三叉槍の在り処は溶岩の煮えたぎる様な場所に封印されている様で海の種族と言えど乗り物を使った場合は愚か、生身ならばほぼ確定で死ぬ様なレベルである。
将軍「先ずは茜姫を味方にする方が良いのかも知れません。」
海棲「そうだな、、、行ってみるか」
将軍「私もご同行致します。私の教えを決して忘れないで下さい。」
海棲「そうだな、感謝するよ。」
こうして将軍と海棲は鮫社城へと向かうのであった。しかし、ただ泳ぐだけでは辿り着くのに時間が掛かる。そこで赤鯖と呼ばれる大きくとても速く泳げる魚に乗り鮫社城へと泳ぐのであった。そして到着するとそこには光る通路がありそれが入口の様に見える。そして光の通路の外には大量の鮫が泳いでおり近づくのは非常に危険と考えられる。
将軍「あの通路以外は絶対に通らないで下さい。鮫に食い●されるでしょう。」
海棲「僕なら手懐けられる。」
将軍「彼らは洗脳されております。手懐けるのはかなり難しいでしょう。」
海棲「なるほどな、それじゃぁ通路から行くしか無いのか。」
将軍「そうです、ですが心配なさらず、入国に関しては先程報告させて頂きました。」
海棲「ありがたいな。」
将軍「いえいえ、では行きましょう。」
二人は赤鯖に乗り通路を通過する。そして何事も無く入国に成功する。
その頃、国の中心である鮫社城にこんな連絡が入った。
兵士「黒鱏皇帝様、竜宮城の新たな皇帝、浦島海棲様と側近の将軍が訪ねて参りました。お通ししてもよろしいでしょうか?」
黒鱏「構わない、気に入れば茜の婚約者にしてやろう。」
当の茜は父が何をしでかすか気が知れなかった。しかし、父の力は強大で中々意見を言う事が出来ない。この男は非常に危険である。それだけでなく頑丈な肉体を持ち、目から光線を出すのであった。そう、地上の有名な英雄、超人の様に。
兵士「こちらへ来て下さい」
将軍「分かりました、行きましょう、海棲様。」
海棲「ああ、行こう。」
こうして二人は兵士に連れられ鮫社城に連れて行かれるのであった。鮫社城は竜宮城とは多くが異なる様子であった。例えば竜宮城には色鮮やかなたくさんの魚が泳ぎ回り踊っていた。しかし、ここ、鮫社城ではお腹を空かせた大きな鮫の集団がウロウロしており侵入者に何時でも遅い掛かれる様に目を光らせていた。そして将軍と海棲は黒鱏皇帝の前に連れて来られる。黒鱏皇帝は黒い鎧の様な頑丈な鱗を持ち、目は赤く光りいつでも光線が照射されそうな雰囲気を醸し出している。
黒鱏「我を訪ねて何をするつもりだ?」
将軍「実はですね、貴方様の娘を我が国の皇帝、海棲様の婚約者にさせていただこうと思っております。」
黒鱏「そうか、では本人の意志を聞こう。我が娘と突き合わせるつもりがあるのは娘と付き合うつもりが有り娘と我の双方が気に入った者だけだからな。」
海棲「私も貴方様の娘と付き合うつもりです。彼女は非常に心優しく清らかな思いを持っていると聞きました。更に容姿も優れているとの事で非常にお会いしてみたいです。」
黒鱏「なるほどな、お主の事は何度か聞いている。我が娘も守る事が出来るだろう。娘よ、来なさい。彼がお前に相応しいか確かめなさい。」
黒鱏皇帝がそう言うと部屋の奥から美しい人物が現れる。その容姿は白く透き通る様な肌に赤く燃える様な髪色、碧色の惹き込まれる様な目の色を持ち、更に水流を操る能力までも兼ね備えている様だ。そして茜は海棲を見つめ観察する。そして理解する、海棲は見た目が美しいだけでなく武勇に優れ正義の心も持っていると。
茜「彼は私にとって素晴らしいお方になるでしょう。私は彼とお付き合い致します。」
海棲「大変感謝致します。」
茜が海棲を気に入った為二人は二人きりになる部屋に通された。そこで海棲はいよいよ本当の事を茜に話し始める。
海棲「知っているかも知れないが君の父上は黒三叉槍を手に入れてから可怪しくなったと聞いたんだ。」
茜「そうなのです。私の父上は黒三叉槍の闇の力に操られております。実は父上はあの槍を手に入れてから黒い鱗と目から熱戦を放つ力を手に入れたのです。」
海棲「てことは見た目も変わったのか、、、」
茜「そして倒すには金三叉槍が必要なのです。」
海棲「知ってるさ、海溝の深い場所にあるけどな。」
茜「先ずはここから出る作戦を考えましょう。」
海溝「そうだな、、、あ、こんなのはどうだ?」
海溝は思い付いた案を茜にこっそりと話す。そして茜はその案に賛成し二人は作戦を実行するのである。
先ず、茜が何事も無かったかの様に扉から出て来る。そしてその後を海棲が続く。海棲は将軍を呼び作戦を伝える。すると突然将軍が大きな声を上げる。そして茜を捕まえる。更には持っていた短剣を首に近づける。
兵士「姫様に何て事を!!攻撃準備!!」
海棲「大丈夫だ、僕が何とかしておくよ。」
海棲はそう言うと茜ごと将軍を捕まえ鮫社城から脱出する。しかし、脱出する際に鮫に見つかってしまう。鮫は物凄い速度で追い掛けて来たのである。そして接近しながら何度も噛み付こうとするのだろう。しかし、大ダコが足で上手く助けてくれた。そして3人は大ダコと共に城外に脱出する事に成功した。
そして4人と一匹は赤鯖に乗り金三叉槍の隠されている海溝付近に何日かして辿り着くのであった。
海棲「鮫は居ないみたいだな。」
茜「びっくりしましたよ。もう少しマシだと思っていましたわ。」
海棲「すまないな、まだ慣れなくて」
大ダコ「この海棲は中々危険でな、巨大な大怪物が居るなんて噂もある位だ。それからアッシは佐助だ」
将軍「恐らく金三叉槍の力が呼び寄せたのでしょう。」
海棲「それじゃぁ行って来るよ。」
佐助「何かあったらアッシが足で引き寄せやすよ」
将軍「どうかお気を付けて」
茜「死なないで下さいね」
海棲は海溝にどんどん潜ってゆく。海溝は非常に暗かったが海棲の目は暗闇で物を見る力が強く全く問題無い。そしてかなり深い場所まで来た時、何故金三叉槍を持ち帰った物が居ないのかが分かった。何と周りには骸骨がたくさん有ったのである。その骸骨は岩の隙間に挟まっていたり飛び出た岩や生物に引っ掛かっていたのであった。すると下から鋭い棘の生えた巨大なタコの様な足が伸びて来る。そして暗闇からこんな声がする。
???「おやおやおや、またしても槍を取りに来たのか。」
海棲「もちろんさ、僕は悪を討つ必要があるんだ。」
???「ん?お主、儂と話せるのか?」
海棲「他の奴らは話せないのか?」
???「左様だ、話したのはお主が始めてだ。」
海棲「なら他の奴らを食べたのはどうしてだ?」
???「彼らに儂と話す力が無かったからだ。海の種族だとしても儂と話す事の出来る物は中々存在しない。少なくとも儂は出会った事は無い。」
海棲「僕に金三叉槍をくれないか?」
???「良かろう、もしかして黒三叉槍を持つ物と対峙するつもりなのか?」
海棲「そうだとも。」
???「ならば儂も力を貸そう。お主を気に入ったからな。儂の名は、“海鬼”だ。そしてこれを持って行きなさい。お主の探している物だ。これを持ち強く念を送りなさい。そうすれば儂が駆け付けよう。」
そう言うと海鬼は一度触手を隠す。そして触手に何かを持ちまた触手を見せる。どうやらそれはお目当ての金三叉槍の様だ。
海棲「感謝するよ。それじゃぁまた会おう。」
海鬼「達者でな」
海棲は金三叉槍を持ち海溝の上の方に勢い良く泳いでゆく。そして上で待っていた茜と将軍、大ダコの佐助の前に現れる。実は海棲の装備と言うのは金三叉槍の力により変化していた。金色の鱗の様な鎧に身を包み圧倒的な覇気を感じる見た目になっていたのである。
海棲「見つけたよ、金三叉槍を」
将軍「おぉ!!流石です!!」
茜「さぁ、父を討ちに行きましょう。」
佐助「アンタなら出来ると思っていたぜ」
4人が喜んでいると竜宮城のある方向からマグロが泳いで来て危険を伝える。
マグロ「将軍様、海棲様、大変です!!鮫社城の黒鱏皇帝が鮫と兵士の大群を引き連れて迫って来ております。」
海棲「大丈夫だ、金三叉槍を見つけたからな。」
マグロ「な、何と、それなら行きましょう。黒鱏皇帝を迎え撃ちますよ!!」
こうして3人と佐助は赤鯖に乗りマグロの後を追い竜宮城へと向かう。
黒鱏皇帝「あの男は我が娘を奪った。騙し奪ったのだ。」
乙姫「海棲がそんな事をする筈は有りませんわ。」
黒鱏皇帝「儂はこの目で見たのだ。お主らの国の皇帝と将軍が儂の娘を奪った所をな。」
黒鱏皇帝はこのままでは埒が明かないと思い目から熱戦を放とうとする。と、次の瞬間、水流が黒鱏皇帝のバランスを崩し熱戦を外す。
黒鱏皇帝「茜!!何をするのだ!!」
茜「父上、私は貴方のやり方に賛成するつもりは御座いません。」
黒鱏皇帝「巫山戯おって、奴らに何を教わったんだ?」
海棲「何も教えていないさ」
そこに海棲が現れる。そして茜を守れる場所に立つ。
黒鱏皇帝「やれ」
すると突然竜宮城が揺れ始める。何と巨大な鮫の大群が竜宮城を襲い始めたのである。兵士も魚も鮫の前では無力でどんどん鮫の餌食になってゆく。
海棲「茜、母上を頼む。」
そう言うと海棲は一人で鮫の大群へと向かってゆく。そして鮫に金三叉槍を突き刺そうとする。しかし、鮫は素早く中々槍が突き刺さらない。それでいて顎も強い為槍を受け止められてしまうのであった。
一方で茜もまた大変であった。水流で黒鱏を振り回そうとするも黒三叉槍の力により水流が効かないのである。将軍が背後から短剣で突き刺そうとするも頑丈な鱗に阻まれダメージを与えられない。それだけではなく、黒鱏の力は非常に強く将軍は逆にやられてしまう。更には目から放たれる熱線により重症を負う。
それを鮫と戦いながら海溝は見ていた。かつて特訓してくれた将軍が今、命を落としてしまいそうな様子を見て遂に海棲は何かを思い立つ。そう、海鬼を呼び出すのである。
海棲「海鬼よ、力を貸して下さい。仲間が命を落としそうです。母上を、将軍を、茜を、助けて下さい。」
すると地面から何かが出てくる。それは鋭い棘の生えたタコの様な足である。そしてその足は鮫を捕まえると暗闇に引きずり込んでゆく。そして金三叉槍の守護者が遂に姿を現す。全身にタコの様な足を持ち、巨大なハサミとシュモクザメの様な頭を持った巨大な怪物である。そしてその怪物はハサミを使い竜宮城を粉砕する。
黒鱏皇帝「やはり来たか、ならば私も奴を呼ぶしか無いな。」
そうして海の向こうから何かがやってくる。それは鋭い鱗を持った手足のある鮫である。
黒鱏皇帝「味方を連れて来られるのはお前だけじゃない。掛かって来い、海棲。」
海棲「さあ、始めよう。最後の戦いを。」
海棲と黒鱏皇帝はそれぞれが呼び出した生物に乗り激突する。先ずはお互い槍を打ち合う。そして一度離れると海棲は金三叉槍から出る熱線で黒鱏を撃とうとする。しかし、黒鱏の鱗は非常に頑丈で熱線は弾かれてしまう。海鬼と鮫の戦いも中々であった。海鬼は触手で鮫を拘束しようとするも鋭いヒレで切り裂かれてしまう。ハサミで挟み粉砕しようとするも強靭な顎で噛み千切られてしまう。海棲はかなり不利に陥った。しかし、その時、海棲は周りの魚たちに思いを伝える。するとその思いに応えるかの様にイワシの大群が現れ黒鱏皇帝の視界を邪魔する。黒鱏皇帝は熱線でイワシを焼こうとするものの数が多すぎて中々全てを焼くのは難しい。すると突然謎の触手が黒三叉槍を掴む。その正体は大ダコの佐助であった。佐助は段々と黒三叉槍の力により心が蝕まれてゆく。しかし、そこに海棲がイワシの群れの中から現れる。そして金三叉槍で黒三叉槍を破壊する。それにより佐助は事なきを得るのであった。そして黒鱏皇帝はと言えば力を失い邪悪な心も消えたのであった。
黒鱏皇帝「これは、、、私が招いた事なのか?」
黒鱏皇帝は辺りを見渡し言葉を失う。破壊された竜宮城、体を千切られ漂う魚と竜宮城の兵士達、酷い火傷を負った将軍などである。
黒鱏皇帝「君は、確か海棲だな?私を●しなさい。娘をやる。それで気が済まなければ何でもしなさい。」
海棲「いや、●さないさ。監禁するだけだ。生きて反省し人生をやり直してくれ。」
黒鱏皇帝「何と素晴らしいお方なんだ……」
こうして海棲は巨大な鮫と会話をし元居た場所に戻る様に伝える。そして兵士が黒鱏元皇帝を牢獄へと連れてゆくのであった。更に建築士達がカニやタコ、エビと協力し竜宮城を修復してゆく。
海棲「ありがとうな。元気で居てくれ。」
海鬼「お主は素晴らしい男だ。海を収めるのに不安は無いな。困った事が有れば、何時でも儂を呼びなさい。」
そして海鬼は海底の暗闇に消えてゆくのであった。
その頃、実は別の事も起きていた。
乙姫「貴方が海棲の婚約者ですね?」
茜「はい、お付き合いさせて頂きます。」
乙姫「実は我が一族に伝わる槍をあの子に渡すつもりでした。しかし、あの子はもう槍を持っております。良ければ貴方が槍を使って貰えないでしょうか?」
茜「良いのですか?是非ともお願いします。」
乙姫「良かった、、、槍を持って来なさい。」
茜「ありがとうございます。」
こうして茜は乙姫の槍を手に入れるのであった。そして海棲と茜はそれぞれ“水神”、“水女”と呼ばれ英雄として海を守る事となったのである。そして水神と水女はいよいよ父である浦島太郎を探すべく地上へと向かうのであった。
邪悪な皇帝を倒し英雄となった海棲と茜。そして実は超人とその両親が地球に来た時、とある人物がタイムストップ区域に入ってしまったのであった。そしてその人物はいよいよ地球に訪れ英雄となるのだろう。