黒洞々の色彩   作:サーモンのユッケ

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LEGOブロックは作ってるときが一番楽しいけど、設定は考えた後もずっと楽しめるのだよ。
てなわけでポン。
『クロノス』身長197㎝ 体重120kg 年齢382歳 概要…[怪異の中でも特異な能力を持つ個体が大多数を占める「人型怪異」で、「脅威レベル」のうち最上位のレベルⅴ。…ここまではとても恐ろしい怪物としか言えないが、実際は唯一と言っていい程稀な「人間に好意的な怪異」である。他の怪異に対し明確な嫌悪と敵対心を抱いていいる。]
前書きと後書きに1個ずつ設定を載せれば良い塩梅だと考えています。情報量でパンクすることも無いだろうし。
『オーバークロック』クロノスの能力。時間の「停止」「加速・減速」「巻き戻し・先送り」が可能なほぼチート能力だが、1日に3分しか使えず、過去に戻っても時間は増えない。


3.今は会いたくなかったランキング第1位「好きピ」

 拝啓 お父さん、お母さん。

 そちらでは梅雨も明け、段々と初夏の暑さが垣間見えてくる時期でしょうか。

 お二人に健康な体に育ててもらったお陰で、今もこうして元気に過ごす事が出来ています。

 そんな私は今………

 

ブンッッ!

 

っと。…こちらの事情も聞いて頂きたいのですが……

 

ブンッッブォンッッ!!

 

………。

 

同僚に命を刈り取られそうになってます☆

 

 

「っっ…!!なんでっ、全部避けられて…っ!!」ブンッ!

 

いや、けーっこう避けるの大変なんだよ?えっ強くない?ねぇ待って目が怖いって足払いで体制崩そうとしないでホントに強いって!!

 

いやあの、私の事は考えtブンッッ!…考えてくれnブォンッ!!…くれないのですkブゥンッッ!!!!

いやまず攻撃止めません??

 

 うわーん!シュミットさんが攻撃をやめてくれません!!どーすんだよコレ。

 さっきのレベルⅳより全然強い気がするヨォ?!そういやシュミットさんが戦ってるとこ見たこと無いな。へーこんな感じなんだぁーーじゃねぇよ!!!!その華奢な身体のどこに自分の身長よりデカい大鎌ブンブン振り回す筋力があるんだァー!?脱いだらスゴいタイプなんかオラァ!

 …今のはギリセクハラでは??脳内ピンクですまない。

 

「フッッ!!黙っ…ッて!!知能のある怪異はそうやって…っ!こっちを油断させようとしてくるんだからッ!!」

 

 ゔッ、偏見でしか無いけど多分経験に基づいてるし間違ってないんだろうなぁ……。てか実際知能ある奴大体そんなもんだから全然合ってるか。いやそれはそれとしてちょっとは聞いてくれても良いんじゃない?……待って、魔法は洒落にならんて!!ちょっ、ちょま、ちょ待てよ!!!

 

『蒼炎の煌めき』(ノヴァフレイム)ッ!!」

 

ボワッ!!ボォォォ!!!

 

ッッ?!?!フッッ……!!!!……問答無用にも程があるのでは…?

 

っ、これも、避けるの…?

 

 いや危なすぎて草も生えない。何だ今のクソデカ範囲攻撃はよォ…!わわ、一面焼け焦げとる。ホントに草も生えねぇじゃないか…。

 

 えっ、「こんな茶番してねぇではよ時間停止使って逃げろや」だって…?いや、一応言うときますがね、あいつ1日に3分しか使えんのですわ。…?「御託はいいから早くしろ」?察し悪いなぁ。

 それがね、「朝遅刻しそうになったからほぼ全部使い切っちゃった」ワケですよ。えぇ。朝の時点で2分53秒。そしてさっきの『Ω』(オメガ)で5秒。あと2秒しか残っとらへんのですわ。

 

 故に、こうして頑張って逃げ回りながらシュミットさんが疲れ切るのを待ち、隙を見て逃げようとしている所存なのだよ。いやぁ、クロノスの姿の俺に会った時の衝撃でMCOに連絡するのすっかり忘れてくれてるから不幸中の幸い。援軍来たら普通に囲まれて逃げれんくなる。2秒で出来ることなんてたかが知れてるし。

 

 あっ、ちなみに「シュミットさん倒せば?」という意見は一切受け付けてない。論外である。

()()()()()()()()()()()()()……はッ!?………………ほら、……こんなに生きててもさ、恋愛とかしたこと無いからさ、……そういう感情もほら、あるわけで……ええい!好きで悪いか!ああん?!見た目性格声仕草ぜーんぶドストライクな子を好きになって悪いってのか!?

 

「っ…ならッ!!」

 

 えっちょ待ちなs

 

『焔』(プロミネンス)ッ!!」

 

ジジッ、ゴォォォォォ!!!!

 

 待て!範囲デカい!!避けられない!!

 

…『STACK TIME』

 

 

 『オーバークロック』のうち『時間停止』を発動し、残された2秒で魔法の範囲外に出る。…いや危なすぎ!!溶けるってあんなの!!てかもう1秒も使えないじゃんどーすんのさ……。

 この2秒のうちに逃げられるかと考えたが、現実は非情だ。スレスレで範囲外に出たところで時間切れになった。

 

「ッはぁ、はぁ…っ、これで、少しは………えっ?

 

 

…凄まじい火力ですね、危うく丸焦げになるところでした。

 

な…んで、?…確実に範囲内に居たはず、なのにっ…!!

 

 恐らく最も自信のあったであろう大技すら避けられたことで、シュミットさんの顔は更に青ざめ、その場にへたり込んでしまう。

 よく見ると肩で息をしていて小刻みに震えてるしめっちゃ汗かいてる。もう限界間近なのだろう。ごめん、マジでかわいそうだけどバレたらおしまいなんだよ…。

 

「……何で、なにも攻撃して来ないの…?……こんな風に私が疲れきって動けなくなるまで弄んで、その後嬲って楽しむつもり…?」

 

 もう敵わないと判断したのか、ようやく話す気になってくれたらしい。凄くありがたい。

 

…はちゃめちゃに人聞きが悪いですね。そんなことしません。

 

「……じゃあ、あなたは何?怪異じゃ無い…なんてことは無いはず。…何で私に攻撃しないの…?」

 

 そんなの簡単である。…だがその理由は言った瞬間別の意味で敵意と不信感を抱かれること間違いなし!!だから色々建前をのたまってどうにか乗り切ろう。半分本音のやつ。

 

…ほら、人間って面白いじゃないですか。あ、滑稽とかそういうのではなく、興味深いという意味で。

 

「………え、……そ、それだけ…?」

 

はい。大雑把にまとめたらこんなもんです。

 

「…………(なんか、このやり取りしたことある気が…?)」

 

まぁ世間一般に人間に優しい怪異とか居る訳無いですし。

あぁ、あと

 

「…?」

 

スッ

 

ハンカチ、落としてましたよ。最初の方に。とびきりかわいいやつを

 

「……」

「?!?!?!?!?!」

 

そう、シュミットさんが大鎌を振りまくっていた時、ポロッとハンカチを落としていたのだ。それも、「デフォルメされた苺のキャラクターが描かれている超かわいいハンカチ」を。

 ちょっとやめてよもっと好きになっちゃうじゃん!!

 

どっど、どどどこでそれを?!?!///

 

その辺です

 

じ、じゃあそのままにしてくれれば…後で拾ったのにぃ///

 

いえ私が踏みそうだったので慌てて拾いました

 

うぅ…///

 

 ハンカチを見られたのが余程恥ずかしかったのか、まるで顔もイチゴの様に真っ赤である。かわいい。

 

「………今日のところは、帰る…。私には、あなたをどうこう出来る程の力は無いみたいだし。」

「MCOも…、あなたを討伐しようとするだろうけど、多分失敗する。……照橋君は、わかんないけど…。

 

「……そうですか。では、また。

 

「………(また、って言った…?)。」

「(なんか、今までの怪異とは色んな意味で違った。なんと言うか……人間みたい。…変なの。)」

 

 運良く見逃してくれたので、素直に小走りでその場を去ることにした。最後の方めっちゃ疑念を向けられてた気がするのはこの際気のせいということにしておこう。

 てか明日学校あるし…ボロ出ないかなぁ……。心配。

____________________________________

「……そうか、………なるほど、レベルⅴ、ね。遂にウチの国にも……あぁ。………………友好的??…ミラちゃんが?そ、そうか…………まぁ警戒しとくに越したことはないよ。何処まで行っても怪異は怪異だ。……そう、その不自然な避け方も気になる。…………?、そりゃ無理だね、ミラちゃんが敵わないなら海人君以外は相手にすらならないだろうし。しばらくは野放しにする他無いよ。………うん、それじゃ。」ガチャ

 

「……?バウアーさぁん、何のお話でしたぁ~?」

 

「ん?あぁいや、まぁ………

 

 

 

 

 

 

これからとっても忙しくなりそう、って話。」

____________________________________

「あ、海人くんすっごい眠そう。また夜更かししたんでしょー」

 

 ゔっ、バレたか…なんかぁ、今日どんな顔して合えば良いのか分かんなくてぇ…いや平静を装わないと逆に怪しまれるのだが……。なぁんか色々考えちゃって眠れなかった。

 

「仕方ないんだ…突然現れた深夜の食欲というものが悪いんだ……」

 

「わー太りそー」

 

 それはそうとしてお腹が空いて力が出ない状態になったのも事実である。

 

「……あっ、照橋君だ」

 

「あ゙っ、…コンニチハシュミットサン」

 

「??何かたどたどしいね?どうしたの…?」

 

「…いやぁ何でも無いデスヨ〜強いて言うなら寝不足でぇ〜」

 

「えぇ〜、駄目だよちゃんと寝なくちゃ。体調壊して困るのは照橋君だけじゃないんだからね。」

 

「…?他に誰が??」

 

「ほら私とか(照橋君居ないと任務の量がとんでもないことになりそうだし…あとは……)」

 

「!?!?!?!?!?」

 

「!?!?!?!?!?」

 

「…?」(無自覚)

 

「……海人く〜〜ん?ちょ〜っとこっち来ようか☆」

 

「ッッ!?!?嫌だッ絶対ロクな事にならないッ!!」

 

「まぁそう言わずにさぁ……ね?

 

「ミ゙ギャァ゙ァ゙ァァァァ!!!!!!」

 

「…⋯ええっと…?ま、またね〜?」

 

 

 

 

 

 

 く、クソぅ、どうして俺がこんな目に……

 

「ンっん゙ン゙、えぇ、今回君たちに集まって貰ったのは他でもない、[ウチの『リア充許さな委員会』の会員の一人である照橋海人くんが、あろうことか学年一のマドンナであるミラ=シュミットさんとデキている疑惑がある]事についてだ…!!」

 

ざわ…        ざわ…

    ざわ…

 

「これについてハッキリさせるため、我々はこれから照橋被告に対する尋問を行う…!」

 

 被告て…俺は罪人か何かか?

 

 

 

 

 

 ……待て、いつの間に俺はこんな会の会員になったんだ…!?!?




設定垂れ流しコーナーのお時間です。
『RED STRIKE』海人の固有魔法。体のどっか2ヶ所に付与し、殴ったり飛ばしたりする。打撃の威力が単純に2倍になり、当たった所に赤い亀裂「裂傷」を作り出す。裂傷のある所にもう一度RED STRIKEを当てるとそこが完全に崩壊する。1ヶ所にまとめると「デッドリーブレイク」になり、威力4倍、一撃で破壊が出来る。主人公最強タグの要。

では次回もお楽しみに!!
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