スマホ版を用意してみるのも手でしょうか…?
『海人の友達ズ』…[1話で出てきたショッピングボーイが『ルーカス=フィッシャー』。
4話の「〜だろうね」口調が『ダニエル=ウェーバー』。
「〜だよぉ」口調が『エリアス=シュナイダー』。みな海人のクラスメイト。]
…とは言っても口調がちょい似通ってるからなぁ……キャラ付けの大切さを思い知った。
テキトーに付けただけだけどやっぱり名前はあった方がいいよね。
視点や場面が切り替わるときは大体アンダーバーで区切っているので頑張って読んでね。
束の間のラブコメ回だッ存分に味わえッ!!!!
前話の放課後……
キーンコーンカーンコーン
ガヤガヤ、ワーワー
「ふみゅぅ……ッァ゙あ…、5限歴史とか疲れりゅぅ…はぁ。」
これで6限あったら居眠り確定演出だったぜ危ない危ない。金曜は5限終わりで助かるンゴねぇ。
部活なんて特に入ってないから直帰である。まぁシフトが駆け込み乗車してこない限りは…。
ピッピロリン♪
……噂をすればなんとやら…ってか?今日は帰れると思ったのn…ん?
急遽、明日シフトが入ったので知らせておきます。
私達二人での任務の為少し話し合いたいのですが、
かといって学校でバイトの話をする訳にもいかないので、何処かのカフェ等に行きませんか?
…おい、ドンドン鳴らしてる奴誰だ、うるせぇぞ。
俺の心臓だわ。
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送っちゃった送っちゃった送っちゃった///
う、嘘は言ってない。エアコンの事もホント。でも、いや確かに学校で話す訳にはいかないけど、それにしたって何か、別に最初からカフェなんて提案しなくてもぉ…もっと違う場所が……というか『生憎』って字変換せずひらがなの方が読みやすかったかな…?それで言ったら『何処か』とか『為』だってひらがなでも良かったんじゃ……でも照橋君漢字は得意らしいし……
「やっぱり送信取り消ししようかな…もう1回文章考え直して……?」
急遽、明日シフトが入ったので知らせておきます。
私達二人での任務の為少し話し合いたいのですが、
かといって学校でバイトの話をする訳にもいかないので、何処かのカフェ等に行きませんか?
……既読付いちゃった!?!?
気付くの早いよっ嬉しいけどさぁ…!!
うぅ、顔全体が熱い…絶対耳とか真っ赤だ…。
変じゃ無かった…?誤字脱字とか、冷たい印象になってないかな……
あ、というかもし断られたら…!!??か、考えて無かった…もうおしまいだ…
いや、仕事について相談し合うだけなんだから断られはしない…はず…………?
やっぱり怖い…!!でも既読付いちゃったし……
ピロリン♫
「ッッ!?」
うそ、返信早過ぎないっ!?いや嬉しいんだけどさっ…!!??ま、待ってよ心の準備がぁ…!!うぅ、見れない…怖い……でも既読遅いのもダメだし…
…あまりに驚きすぎてスマホの電源を切ってしまった。まだ『既読』の部分しか見れてない…。
「…スーッ、ハーッ…スーッ、ハーッ………っよし」
もう覚悟は決めた。私なりに頑張った。例えどんな結果であれ、私は受け入れる。もしダメでも終わった訳じゃない。私なら立ち直れる。大丈夫。行ける。頑張れ、私!!
「……ッ!!」
トーク欄を実際に見ないとメッセージが分からない様に設定しているため、意を決してアプリを開く。ロック解除の指紋認証の時に指先が震えて手間取る。早くっ、この決意が揺らぐ前に…!!
カチャッ
ロック解除の音が鳴る。『トーク』の吹き出しマークの右上に『①』がある。
交換して以来ほとんど会話をしていないトーク欄。開くと、さっき私が送った文章と……
了解です。時間は何時が良いですか?お店の希望なんかもあれば教えて下さい。
14:21
「……………………やった///」
彼が、照橋君が送ってきてくれた文章。
内容は簡素で単純な肯定と質問。だけど、私の意見を最大限に尊重しようとしてくれている。
……
結局、気付いてしまった。それも、今までに無い程明確に。
せめて、彼には気付かれないように。
まだ、ダメだよ、私。
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選ばれたのは、ス◯バでした
いやぁ〜、危うくMy Heartが弾け飛ぶところだったぜ!!今も気分が超!!エキサイティン!!である。
…は?放課後に?女子と?ス◯バで?二人きり??
もうさ、これさー、マジでさ、コレ、あっ、アレじゃんね。
完ッ全に…でっで、ででッ、……で、
デートでは…?!
ガチャ、スタスタ……ガチャン
「ただいまー…まぁ俺だけだけど。」
…さぁ始まりました「着ていく服どうしよう選手権」!!まーじでどうしよう!!
ちなみにドイツの学校は基本制服なんて無いゾ♡だから私服には困ってない。
…
しがない男子高校生(結構なウソ)が女子とカフェ行く用のカッケー私服を用意しているとでも?!
ハハッ残念だったな!!あるわけねぇぜそんな物!!!!チクショウなんでだよ!!残念なのは俺だよ!!
まさに絶体絶命、背水の陣、今際の際と言うやつさ。
しっかし本当にどうするか。下手に気合を入れすぎると逆に引かれる。だからといってラフ過ぎるのもダメなのである。困る。やはり世の中やり過ぎは良くないのだ。
というか、いかんせん時期が駄目だ。
クーラーが無いと生きていけない程の夏は半袖短パン一択だし、氷漬けになりそうな冬は長袖長ズボンでしっかり防寒すれば良い。だが今は5月下旬!!半袖は決まりだが短パンは少し悩ましい。
となれば長ズボンだが、厚手の物を着ると暑い。シャカシャカや薄手の物が良いだろう。
ただし、ここまで絞ると我が
かといって長々選ぶ時間は残されていない。今は14時42分。約束の時間は15時30分。時間かけすぎると間に合わねぇよ多分。遅れたらきっとプンプン。奮い立たせるよ自分。Year!
ラップしる場合ちゃうぞ。探せ!
テ ッ テ レ ー ! !「『なんかゆるくてカッコいいやつ』ーーー!!!」
さてさてぇ、コイツだ、俺が求めていたのは!俺の望む長ズボンが今目の前にある!!!
……かっ完璧だッ…!!確かに今見ると買った時の事を思い出すぜ、なんでこんな良い物を忘れてたんだ…?今度からはちゃんと着てやるからなー…。
これがあればオレはもう無敵、ウヒヒヒヒヒー!!後はテキトーにT-shirtを合わせればぁ……
でっき上がりィーーー!!!ん゙、ナニコレ?自分で言うのも何だがカッコいいぞ…?!おまけに腕時計と主張弱めのネックレスとイケてるショルダーバッグをシュゥゥゥーッ!!
…もうさ、良いわ。これで。俺100点だ。自画自賛レベルMAXだけど良いわ。
……じゃ、行こっか☆
選んだのはどちらの家からも近めで、デカくて、何故かあんまり人が来ないタイプのス◯バ。
場所が悪いのか、今どきカフェは流行って無いのか、はたまた近くにデカいショッピングモールが出来てしまったからか人がそんなに多くないので気に入っている。常連なので顔と名前も覚えてもらっているゾ。
ウィーン
「いらっしゃいませー…あ、照橋様、お待ち合わせの方がいらっしゃいますか?」
「あぁ、はい。と言ってもまだ時間ではないので…」
「いえ、でしたらもう奥のテーブルにご案内しています。こちらへどうぞ」
「ありがとうございます。…まだ10分前なのに、待たせちゃったか…?」
「…そのお客様でしたら、入店したのは5分前程ですのでそこまで待っていないと思いますよ。」
「そ、そうですか……あっぶねー…」
焦った焦った、てっきり時間間違えたかと思ってもっかいアプリ開きそうだったぞ。…てか今の聞こえてたんだ…?ちょい恥ずい。
そのままスタスタ歩き、ちょっと奥のテーブルに着く。
…そこに居たのは…………
「…っぁ……その、………こっ、こんにちは。…照橋君。」
「………………ぇ?」
普段の大人しい服装からは考えられないほどの可愛くて美しい薄めの水色のワンピース、
信じられないほど艷やかな唇に彩られた薄いピンク色の化粧、
高級ブランドには無い気品を放つやや小さめのポーチ、
ピンクのベルトと銀の縁の、小さくて可愛らしく、されど実用的であろう腕時計、
目立ち過ぎず、けれどその存在感で着用者の魅力を底上げするネックレス、
少し厚底で、小さめの足に完全にフィットしている涼し気な靴、
そして、片方は円盤、もう片方はリングになっている、少し大きい金のイヤリング、
………これら全てを携えた、絶世の美女という言葉さえも及ばない程の存在。
…………………天使…?
「………閉店時間は22時30分なので、それまでなら何時間でも在席して頂いて構いません。ご注文がお決まりになりましたら、気にせずお声がけして下さいね。カウンターに直接来てもらっても大丈夫です。この店舗は、あまり他のお客様がいらっしゃらないので。……では、」
「ごゆっくり♪」
非常に良い意味で、呆然とした。
____________________________________
うぅ…やっぱり気合入れすぎた…?前々からこういう時用の服やアクセサリーを見繕っていたけど、いざ全て身につけると…その、『デート』感が満載になる。こんなに化粧に気合を入れたことも無かったし、イヤリングなんてついこの間バレないように穴を開けたばかり。時計もバッグもほぼ新品。タグとかちゃんと切ったよね……?
そもそも、あっちは今日学校に着ていった服のままで来るかもしれないし…でも、もし彼が……『私と会う用の服装』をしてくれたら、という甘い考えが、いつまでも脳裏にこびり付いていた。
…というか、何で私はただの話し合いにここまで気合を入れて準備して、15分も前からウズウズしてるの…?あくまで明日の任務での計画を話し合うだけなのに、こんなガチで服を選んでるの?
だって…「放課後に」「異性と」「二人っきりで」「人の少ないカフェで」「お話する」だけ………
…………………………………。
完ッ全に『デート』じゃないっ!!??
なんでこんなコトに平然と誘えたの数十分前の私!?!?
このシチュエーションで、かつこんな
でっでも着替えなんて今更出来るわけ無いしっ……!今日の朝自分自身を咎めたばかりなのに!!「もっと色々話して、一緒に何か経験してから」って、心の中で誓ったのに…!!
一気に距離詰めすぎッ…!!引かれたらどうするの?!?!
あぁもうっ、なんで私はいつもこう本当に大事な時に……。
…………。
『本当に大事な時』とか言ってる時点でお察しじゃんっ…!!
駄目、どんどん自分で墓穴を掘っている。もうおしまい。一旦落ち着かないt
「……お客様、誰かをお待ちになられていますか?」
「ひゃい?!……っあ、…はい///…その、注文しないと迷惑ですよね…?」
「いえ、他の店舗はともかくここはあまり混みませんので。」
「あ……ありがとう、ございます………」
5分後…
うぅ…やっぱり15分前は少し早かった…?いやでも、万が一とかあるし……
そもそも時間合ってたっけ!?ここのお店で間違ってないよね!?そうだったらもう笑い話にもならないっ…!!!私から誘っておいてそんなのは絶対に駄目っ…!
やっぱりもう1回確認しなきゃ。…でも…待ち時間にスマホばっかり弄ってるのはお行儀が悪いし……うぅ…
「いえ、で………もう奥の……………ご案内して………。こち……どうぞ」
「あり…………ざ…ます。…まだ10…前………、待……ちゃ……か…?」
「…そのお客……したら、入店…たのは5分……ですのでそこまで……ていないと思いますよ。」
「そ、そうですか……あっぶねー…」
…?
さっきの店員さんの声…と?
照橋君…?
え
ねぇ待ってよ
なにその服
ちょっとさ、
格好良過ぎるよ…
そんな服を着て…何?そんなに私を堕としたいの…?
だとしたら良かったね。
もう堕ちた。
…待って今私何考えてた…!?!?
とっ取り敢えずあいさつしなきゃっ……
「…っぁ……その、………こっ、こんにちは。…照橋君。」
すっっごい震えてる…!!上手く喉が動かなくて声がっ…!!裏返ったりしてなかった…!?!?
「………………ぇ?」
っあ、凄いこっち見てる…!!へ、変なとこ無いよね!?!?というか止めてよそんなイイ顔でずっと見つめられたら私おかしくなっちゃうよ…!!
「………閉店時間は22時30分なので、それまでなら何時間でも在席して頂いて構いません。ご注文がお決まりになりましたら、気にせずお声がけして下さいね。カウンターに直接来てもらっても大丈夫です。この店舗は、あまり他のお客様がいらっしゃらないので。……では、ごゆっくり♪」
えっ待ってよ店員さんもうちょっとそこに居てよ二人っきりにしないで心臓爆発しちゃう!!!!
…もう、覚悟、決めるしか無いよね……。
「………っあ、……えっと…今朝振り、だね…?」
「ッはっはいソウデスネ」
「えぇっと……その…、先ずは、何か頼みますか…?」
「そっそうですね!…えーっと……」
照橋君がメニューを持つ。よく見ると、その手が小刻みに震えていた。
……結構、緊張してるんだ…?
……………。
「ふふっ」
「…?な、何かありました…??」
「いや?ただ、まぁ………」
「照橋君も、緊張してるんだな、って。…思っただけだよ。」
「え゙っ、そそそれは!…………?……あの、」
「…?なぁに?」
「俺『も』ってことはシュミットさんも緊張してます?」
「………?」
………………………。
「っ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?!?!?!?」
やっちゃった!!ちょっと意地悪するつもりで掛けた言葉が全部自分に帰ってきたっ!!!!!
あわよくば「案外可愛いところもあるんだね♪」とか言ってからかい合ったりしようとしたけど、完全に自分で自分の首を締める行為だった…!!!!
というか今ので余計緊張しちゃった!!背筋が伸びたまま戻らない…!!
「ッ…………その、……。」
「………はい。」
「…………………聞かなかったことに、して…///」
____________________________________
「…それなら、…はい。それで、私の魔法で焼けば問題無いです。……はい。…そうですね、分かりました。念のために、その部分は…………はい。ありがとうございます。はい、では。」
ピッ
「……シュミットさんって、電話対応凄い丁寧ですよね…。」
「えっあ、…そう?まぁほら、今回は私より上の立場の人だったし…」
「受け答えが上手で尊敬します」
「……あっ、…ありがと///」
お世辞抜きで本当に凄いと思う。表情が見えない分、相手の感情が読みづらい。
対人能力の高さはそのまま人間関係の向上に繋がるのだ。
「……なんだか、思ったより早く終わっちゃったね…」
「そう…ですね…」
……はっきり言って、…少し残念である。まだ1時間も経っていない。話し合いという名に相応しくそれほど重要な事項を決めた訳でもない。当日の立ち回り方がせいぜいだ。割と大事で草。
…物足りない、と言ったらアレだが、正直それが本音だ。
なんならまだドーナツ3つ残ってるし。雑に口に放り込んではいお疲れ解散解散は嫌だな…。
「……その、」
「はい…?」
「…私、その………物理で、ね?…分かんないところが、ちょっとあって……」
「教科書も、持ってきてるから…。……だから…その、………」
「……………。」
「……教えて、くれる…?」
「はいよろこんで!!」
「…それで……そう、v0が答えです。……簡単めに解いてた様に見えたんですけど、どこら辺が分からないんですか?」
「えっとね、公式は覚えてるから良いんだけど、何でボールCの速度はマイナスなのかなって…」
「あぁそれですね。Cの速度は下向きなので……」
「実は、生物のココも何となく分からなくて…」
「そこですね。ヌクレオチド鎖の二重らせん構造は塩基配列同士の……」
「……。」カキカキ
今思ったけどエグい勉強熱心だ。言ったことは大体1、2回で吸収してモノにしている。そりゃこんな生徒居たら先生達も教え甲斐あるだろうなぁ……。
「……シュミットさんその、」
「…………、?」カキカキカキ
「近いです」
「………っ!?!?あっ、ごっごめんね…!!!!///」
「いや俺は別に良いんですけど……」
「集中するとっ、周りが全然見えなくてぇ………ごめん…///」
そう、俺は今現在、シュミットさんの隣に椅子を持ってきて座っているのだ!!
何か対面のまま始めようとしたら「そっちからじゃ文字逆に見えちゃうでしょ⋯?こっち来て」と言われてしまったので平静を装って隣に座らせて貰っている。
正直言って理性を保つのもやっとである。対面では当たり前だが間にテーブルを挟んでいたのでお互いの距離は1mくらいあったが、今は違う。ひたすら近い。間何㎝だコレ、…20も無いな。
そして更に、本人曰く「集中するとどうしても姿勢が崩れる」らしく、現にシュミットさんの体は机に対して結構左に傾いている。俺とほぼ同じ癖だからよく分かるな。
そしてそして、俺は今シュミットさんの左側に座っている…!!この意味が分かるな?
そう!「時間が経つにつれどんどん身体の距離が近くなっている」のだッ!!!!
さっきは20㎝弱と言ったな、あれは嘘だ。
実際はほぼ0である。たまーにシュミットさんの髪が肩に当たってくすぐったい。死にそう。というかゼロ距離なので対面の時には分かりづらかった細かな魅力のオンパレードである。
普段は塗ってない薄い赤のネイル、ハチャメチャに良い匂いがする香水(元から良い匂いではあるのだろう)などなど、気にならない方が有罪であろう更なる魅力の数々。
加えてゼロ距離。そう、ふれるのだ、色んなところが色んなところに。主に髪、左腕、左足が。
左足に至ってはずっとくっついてる。さっき近いって言った後も。ヤバいよ×2どーすんだよ。
「……んっ、…ありがとう。分かんなかった所大体分かった。…大変だったでしょ…?」
「いえ、シュミットさん1回説明したら覚えちゃうから全然ですよ」
「…そっか。……今日はありがとう、凄い楽しかった。」
「…えぇ。こちらこそ。」
……普段から自分を人間と偽り続けている俺でも、これだけは嘘じゃない。
____________________________________
こんなに楽しかったのは、いつ振りかな…?
熱心に教えてくれたから疲れているだろうに、彼はそれを微塵も感じさせず、それどころかこちらを無意識に褒めてくれる。彼の心の底からの優しさなのだろう。
でも、まだ。まだまだ足りない。もっと一緒に色んな事を経験しないと。
まだ伝えてはダメ。三日坊主どころか、一日も経っていないのに決心を無下にする気?
ダメなんだから。抑えて、私。
「…じゃあ、お会計済ませてくるね。また今d」
「えっ俺が払いますよ?」
「………?」
「いや、俺が払います。」
「どうして…?私が誘ったんだから私が払うのは当たり前。」
「いえ、こういう時は男が全額払うんだと母さんに教わりました」
「……その、…それだと……何か、『それ』っぽくなっちゃうから…駄目。私が払う」
だって…そんなの「デートのお金は彼氏が払う」みたいなのと同じになっちゃう…!!完全に今回の出来事が全部『デート』になっちゃう!!!!あと普通に私の分まで払ってもらうのは申し訳無い!!
「なんですか『それ』って…。」絶対に言えないよー!!
「…100歩譲って割り勘です。これ以上は譲れません。」
「うぅ…わ、分かった……」
結局、お互いに自分が飲食した分のお金を払った。これで良かったのかな…?
____________________________________
ウィーン
「またのお越しをー♪」
「…シュミットさん、お家どっちですか?」
「…えっ?」
「送っていきます」
「えっ…わっ、悪いよ…///今日はもう遅いし……」
「遅いからこそです。女子を一人で帰らせてはいけないと母さんから教わりました。」
「そ、そっか……じゃあ、私の家、こっちだから……来てくれる…?」
「勿論です。」
スタスタ
「着いたよ。ここ。」
「立派ですね……あ、では、無事送迎したので、俺も帰ります。」
「うん、気を付けて……今日は、とっても楽しかった。」
「はい。俺もです。」
「また明日ね、
「えぇ、シュミットs……『海人くん』??」
「…思ったの。『シュミットさん』って、長くて呼びにくいかなって。私も、『照橋君』より『海人くん』の方が呼びやすいかなって、思ったし。私は、これからそう呼ぶことにする。」
「だから、私が貴方のことを下の名前で呼ぶ様に、貴方も……私のことを、下の名前で呼んで?」
「………良いんですか。」
「…うん。」
「……また明日、ですね。…………ミラさん。」
「!!…………うん。…またね。」
ガチャ
……………⋯⋯⋯⋯⋯⋯
ガチャン
「………帰るか…。」
別に急いでいる訳でも無いのに、走って帰った。家に着いて、軽度の酸欠でバテた。
…何やってんだろうな、俺。明日はバイトだと言うのに走ったせいで目眩がする。
ただの馬鹿だ。脈打つ度頭が痛い。
ドクンドクン
…うるさい。
ドクンドクンドクン
…うるさいうるさい。
もとより騒音など無縁な場所にある俺の家だ、俺が騒がなければ音など無いに等しい。…しかし今は心音がずっとずっと頭の中で反響している。
頭が痛い。肺が苦しい。目が回る。
……だが俺は、
それが決して『走った』だけが原因だとは、考えていなかった。
平均5000文字になりたいなぁ〜なんて。
どうせなら読み応えがある小説を書きたいです。
…舞台ドイツなのにミラが「ひらがな」とか「漢字」とか言うのは不自然過ぎでは???
……ええい知らん!!!!
別に「この世界のドイツの公用語は日本語だ♤」とかいう超無理やり設定付けても良いが。
…いや、もう何かそこら辺の表現は気にせず読んでくれたまえ…。脳内翻訳というヤツだ。
通話アプリは言うまでもなくL◯NE。
作者はス◯バのピーチフラペチーノが大好きデス。