英雄色を好む   作:アルファ1

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2体目

やぁ!物語の主人公のイリヤスフィール・フォン・アインツベルンだ!

夢は父親と同じハンターになる事だ

今迷ってるのは、一つの場所に留まる居付きのハンターになるか、色んな場所に行く流れのハンターになるかだな

ポッケ村には現役のハンターが4人も滞在してるから、大丈夫だと思ってる

しかも半分が、数少ないG級のハンターだからね

心配する要素が無いよ

・・・・・・現実逃避はもう止めよう

結局傷だらけのナナ・テスカトリが、俺の目の前に流れ着いた

俺は移動してないよ?

向こうから勝手に(流れて)来たんだよ?

 

「・・・息があるな」

 

近付いて生死を確かめる

弱々しいけど生きてる

 

「確か農場のボックスに回復薬があったな。薬草も栽培してたはずだし」

 

農場のボックスは、農作業中に怪我をした時の為に回復薬が入ってる

例えば鉱石採掘で落下した時ようだね

基本農場はハンター共有だ

畑だけが個人所有出来る

 

「コレかな?」

 

ボックスから緑色の液体が入った瓶を取り出す

遠目からしか見た事ないから、良く解らないんだよね

それから父さんの畑から数枚薬草を抜き取って、ナナ・テスカトリの所に戻る

 

「・・・ヒュー・・・ヒュー」

 

呼吸音がおかしくなってるな

危険な状態かもしれない!

 

「飲め・・・いっ!!」

 

口を開けさせて、回復薬を流し込んだら暴れ出した

頭を振ったときに、吹っ飛ばされた

肘を少し擦り剥いて血が出たがき

 

「ったく!・・・嫌でも飲めよ!!」

 

嫌がるナナ・テスカトリに無理矢理に回復薬を流し込む

正直俺の方が力は弱い

だけどナナ・テスカトリはボロボロなので、直ぐにぐったりしたので飲ませることが出来た

これで少しは良くなるだろう

 

「次は薬草だな」

 

薬草を両手で握り潰す

そうすると少しだけ汁が出てきた

薬草の汁を傷口に擦り付ける

 

「グゥゥ」

 

痛そうに呻くが、我慢してるようだ

あとは治癒力を信じるしかないな

ナナ・テスカトリの頭を優しく撫でる

ナナ・テスカトリは目を瞑ってされるがままだ

 

「イルヤ!何をしている!」

 

父さんが凄い形相で走ってきた

どうしたんだ?

 

「今すぐモンスターから離れなさい!」

 

ナナ・テスカトリを一撫でしてから離れた

ナナ・テスカトリは俺の方をチラッと見ただけで、特に反応しなかった

一瞬不安そうに見えたのだが・・・・・・気のせいか?

 

「大丈夫か?怖くなかったか!?」

 

・・・ああ

普通はモンスターを怖がるはずだよな

何故か、俺は怖くなかったか・・・何でだ?

 

「・・・アレは何だ?」

 

父さんがナナ・テスカトリの方を見ながら言う

 

「あのナナ・テスカトリはね・・・

 

 

 

・・・だから、回復薬と薬草を使ったの」

 

今までの出来事を簡単に父さんに話した

父さんは唖然として何も言えないみたいだ

 

「・・・ガァ」

 

ナナ・テスカトリが弱々しい鳴いた

近付いて傷を調べる

もう治癒し始めてる

流石古龍種だな

落ち着けるように、頭を撫でてあげる

チラッと父さんを見たら、農場を管理してるアイルーに何か話してる

話し終わると、父さんはコッチに来て、アイルーは村の方に駆けて行った

 

「帰りが遅いから見に来たら・・・まさかこんな事になってるとわ」

 

目頭を揉みながら、そんな事を言う父さん

そう言えば、かなりの時間此処に居たな

 

「これからナナ・テスカトリの事を皆で決める」

 

決めるって、殺すかどうかって事?

 

「殺しちゃうの?」

 

「ハンターは無駄な殺生はしないよ。最低でもポッケ村からは出て行ってもらう。・・・古龍種だからギルド本部に連絡するか、火山に連れて行くかだね」

 

そっ・・・か

何でだろう・・・もう情が移った

 

 

 

 

 

それから村の大人達が来て話し合いをし始めた

村長とハンターが中心になって話が進んだみたいだ

因みに俺はその間ずっと母さんに怒られてた

母さんに「何で1人で危ない事をするの!?」と言われた

野生のモンスター治療してもいいけど、大人と一緒にだと

 

結局、ナナ・テスカトリは怪我が治るまで俺が看病する事になった

なんで俺かというと、ナナ・テスカトリが俺に懐いたからだ

他の人が近付くと唸るんだよね・・・ちょっと嬉しかった

ナナ・テスカトリの食料は父さんが狩ってきたケルビやランポスを与えた

ナナ・テスカトリは下位級みたいで、それほど多くを食べなかったのが救いだ

だいたい一匹か二匹だ

 

 

 

ナナ・テスカトリを看病し始めて二週間が過ぎた

いつも俺の後を付いて来るナナ・テスカトリ

傷は一週間で完治して、父さん達が火山に連れて行ったけど、帰って来ちゃった☆

始めは皆が頭を悩ませてたけど、三日前に大量発生したランポスが村を襲った時にナナ・テスカトリが追い払ってくれた

それからは皆も「害がないなら良いか!むしろ村が安泰になる」と言って気にしなくなった

 

「ただいま!」

 

「ガウ♪」

 

俺の後に普通にナナ・テスカトリが家に入る

ナナ・テスカトリの面倒は俺が見る事になってる

一応村の皆にも懐いたのだが、一番俺に懐いたからだ

 

「レイヤお帰りなさい。ナナちゃんも」

 

奥から母さんが現れた・・・ナナちゃん?

 

「ナナちゃんって?」

 

「いつまでもナナ・テスカトリじゃ駄目でしょ?だからナナちゃん♪」

 

ナナ・テスカトリだからナナ・・・まんまだね

 

「・・・良いわよ。どうせ私はセンス無いわよ」

 

俺の考えが解ったのか、隅でイジケ始める母さん

ヤベーよ!

父さんに見つかったら面倒臭くなる!

 

「い、良い名前なんじゃないかな!」

 

「ガル♪」

 

ナナも気に入ったみたいだし

 

「父さんは?」

 

自分の席に座りながら、母さんに聞く

 

「最近はナナちゃんが居るから、依頼が無いみたいよ。だからドンドルマに行ってるわ」

 

・・・聞いてないよ?

俺は父さんがドンドルマに行ったなんて知らなかったよ?

ナナがポッケ村周辺を縄張りとし始めたがら、大型・中型モンスターが近付かなくなったのは知ってたけどね

 

「じゃあ村にはハンターが居ないの?」

 

ナナが俺の隣に来て座る

もう忠犬だよな!・・・龍だけど

 

「下位ハンターのファルさんが居るわ」

 

ファルさん、簡単に紹介すると優しい人だ

モンスターだろうと極力殺さない

討伐任務でも追い払うだけなので、クエスト失敗を繰り返してる

実力は上位ハンター並なのに勿体無い人だよ

まぁ特例で上位ハンター以上の人が一緒なら、上位クエストを受ける事を許されてる人だからな

武器はライトボウカンだったかな?

因みに子供は女の子が1人いる・・・俺と同い年だ

 

「じゃあ、ナナのご飯は自給自足だね」

 

「ガッ!」

 

そう言った瞬間、ナナが立ち上がった

多分「そんな!」って言ってるんだろうな

 

「そうね。今日の分はあるから、明日からお願いね?」

 

「ガゥゥ」

 

うなだれるナナ

感情豊かだな

何を見つけたのか、ジッと何かを見るナナ

視線の先には

 

「アーノを食べちゃ駄目だからな?」

 

奥で隠れるようにしていたアーノだ

 

「イリヤ様~」

 

チコチコとアーノが走ってきて、俺の胸に飛び込んできた

アーノにとっては、俺の腕の中が一番の安全圏らしい

 

「そうだ・・・はい」

 

母さんが思い出したように、雑誌を俺に渡してきた

 

「最新号だね!」

 

防具のカタログだ

地方や職人によって、防具の姿が違うので面白い

最近ではオトモの防具造る職人が居るらしい

ポッケ村には居ないけど、ユクモ村に居るらしい

素材、お金を出せば届けてくれるらしいよ?・・・普通の倍の料金だけど

 

「アーノはどんな防具が欲しい?」

 

雑誌の後ろの方に少しだけ載ってる、オトモ防具をアーノに見せる

 

「そうですニャ~・・・コレですニャ」

 

アーノが指差したのは、レウスの装備だ

 

「御主人と一緒ですニャ♪」

 

父さん愛されてるね♪

 

「確か下位ならレウスの素材余ってたよね?」

 

夕飯を作り出した母さんに聞いてみる

 

「そうね~・・・でもお金が無いわよ?」

 

それを聞いたアーノがショボーンとする

期待したんだよね

 

「アーノごめんね」

 

アーノの頭を撫でる

少しずつお金を溜めて、造ってあげよう

 




登場人物全員が型月キャラだと無理があるので完全オリキャラ出しました!

オリキャラはあんまり出番ないかも・・・?
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