ナナがオトモアイルー?になって一年が過ぎた
俺は7歳になり父さんの指導で、調合や簡単な筋トレをして身体作りをした
子供の時から筋肉を付け過ぎたら、成長の妨げになるからね・・・唯でさえ俺は背が小さいのに!!
トレーニング中のナナは、ランニングの時は後ろを付いて来り、調合の時は一緒に取りに行ったりした
因みにナナは、ずっと運動(狩りなど)してなかったから、イライラしてる時期があったな
アクスのレスと模擬戦などをして発散してたな・・・模擬戦ってよりも、ナナがレスを虐めてるように見えたな
そのおかげ?でレスも強くなったな
今ではアクスを乗せて飛ぶ事も出来るようになった・・・一年でかなり大きくなったな
その分大食いで食費が!ってシキが嘆いてたな
そして、今は・・・
「目標はコッチに気が付いてないな?」
「ああ・・・近距離武器二人は辛いな」
ガウシカの角の採取依頼でシキと一緒にガウシカを狩るためにフラヒヤ山脈の雪山に来ている
場所は雪山でベースキャンプを出て直ぐの大河?が見える高台に身を潜めている
高台から見下ろしてるので、ガウシカは気付いてない
武器は俺はカリバーンのみで、アクスはバスターソード(小)の大剣だ
俺のカリバーンは長剣だから、今の俺では両手じゃないと無理だからだ・・・アヴァロンは成長するまで使えないな
狩るには一気に近付いて斬りつけないと逃げられる・・・特にシキは大剣だからノロいんだよな
因みにナナとレスはお留守番だ
2人?が居るとモンスター達が警戒して、姿を見せないんだよな
「俺達2人でやるのは、始めてだよな!絶対に成功させようぜ!」
意気込むシキ
始めての親が居ない依頼だから、ハシャぐのは解るんだけど・・・後方で双眼鏡覗いてるんだよな
俺達の父さん
しかも横にはスナイパー式のライトボウガンが置いてあるし
多分保険だろうな
受注者は俺とシキだけなのに来てたら契約違反じゃなかろうか・・・気にしないほうが良いかな?
「何時まで後ろを双眼鏡で見てるんだよ」
「・・・悪い。じゃあ、どうする?」
腰の後ろにある剣の柄を右手で握る
因みに普通の片手剣を使う時、俺は皆と違って右手に剣、左手に盾なんだよね
「ガウシカは5体だ・・・逃げられないように挟み撃ちをしよう」
シキが俺を指差したあとに、山を指差した・・・俺に山側から攻めろって事だな
頷いてから、コソコソと移動する
同時にシキは反対側に移動して消えてった
「よしっ!」
気合いを入れて、体を低くして走る
移動してる最中に思ったのだが、合図とか無いけど大丈夫なのかな?
「・・・ふぅ」
覚醒ッ!
白髪が純白になる
野生のカンが上昇する
相手が草食のモンスターでも、油断しない、手加減しない
俺の方が力弱くて脆いんだ
「維持時間は20分~30分・・・長くはないぞ?」
一年かけて持続時間を伸ばした
動かなければ30分
全力で動けば20分だ
ガウシカは4体が草を食べて1体が警戒している
3体がオスで2体がメスだ・・・一番最初に狙うのは警戒してるオスだな
双眼鏡で自分の反対側を見る・・・シキも準備出来たみたいだ
「じゃあ、行くか!」
ナイフを取り出す
ナイフは父さん特製の麻痺ナイフだ
ガウシカくらいなら一本で効果がでる品物だ
「・・・フッ」
警戒をしているガウシカが、向こうを見た瞬間にナイフを投げる
シュッ・・・ザシュ!
ナイフはガウシカの後頭部に刺さった
そして膝から崩れるように倒れた
「・・・あ」
一撃で殺しちゃった
「らぁぁあああ!!」
俺が呆然としてたら、シキが大剣の柄を握りながら飛び出した・・・俺も行かなきゃ!
ガウシカ達はシキの反対側であるにコッチに逃げてきた
「でぇい!」
草村から飛び出して、オスのガウシカの首を斬り付けた
ブシャー!
「・・・チッ!」
ガウシカの首から大量の血が噴水のように吹き出して、俺の顔を濡らしたが気にしてる時間は無い
斬り付けたガウシカは、痙攣しながら倒れた
残りのガウシカに向かって殺意を向ける
「ッ!」
ガウシカ達は一瞬だけ怯んで止まる
「ウラァ!」
その止まった瞬間に、背後から追い付いたアクスが、最後のオスの首を斬り飛ばした
「・・・ふぅ」
殺気を解いてメスのガウシカ達に道を空ける
目的はガウシカの角3本なので、目的は完遂したんだよね
だからメスを倒す必要がない
メスは俺を警戒しながら逃げていった
「お前血まみれじゃん!」
「第一声がそれかよ?それよりも剥ぎ取りだ」
ガウシカから角を剥ぎ取る
それから血抜きをしつから、皮を剥いで肉を削ぎ取る
「チッ!もう嗅ぎ付けやがった」
シキがそんな事を行ったので、山の方を見たらギアノスが3体居た
血の臭いを嗅ぎ付けたか
「角は取れたんだ。行こう」
解体できたのは2体だけだ
でも角は一番最初に剥ぎ取ったから、3本あるな
「だな・・・残ったのは麻痺ナイフで死んだ奴だな?」
麻痺ナイフで死んだから、簡易麻痺肉(弱)だな!
ギアノス達は食べた瞬間に麻痺するだろうな(笑)
一応背後を警戒しながらベースキャンプへと向かった
「どうだった?」
「無理はしなかったよね?」
ベースキャンプに戻ったら父さん達が、良い笑顔で待ってた・・・ずっと見てただろうに
「最小限しか殺してないよ」
そう言ってガウシカの角を見せる
「そっちは?」
父さんが袋の方を指差して聞いてきた
なので、中が見える様に見せる
「ガウシカの皮と肉だよ。2体分の」
シキの家と分けるから、1体分になるけどね
「そう言えば、父ちゃん達は何で此処に?」
「いや・・・その・・・」
シキの言葉でマキヒサさんが戸惑い始める
心配でコッソリ付いて来たなんて言えないよな
「それよりも早く帰ろう。疲れちゃったよ」
「そうだな!」
マキヒサさんはホッとした顔をする
「・・・イリヤは気が利くな。怖いほどに」
俺の頭をクシャクシャと撫でる父さん
それって誉めてるの?けなしてるの?
「今日は帰ったら初狩りのお祝いだな」
父さんが俺の頭を乱暴にクシャクシャと撫でながら言ってきた
シキの方を見ると同じく何か言われてる・・・多分褒められてるんだろう
そんな父さん達には悪いけど、言わなければならない事がある
「帰ったらコハク達に呼ばれてるんだ。だから無理かな」
「俺もヒスイに呼ばれてるんだ。アキハも来るって言ってたし」
俺が父さんに説明したら、シキにも聞こえていたらしくマキヒサさん言ってるのが聞こえた
初狩り祝いにパーティは開いてくれると言って準備してくれている
場所はコハクとヒスイの母親が営業している酒場だ
流れのハンター以外にも、村の独身の人達や忙しかった時などに利用されている
因みにアキハってのはシキの1つ下の妹だ・・・嫌われてるのか、俺と会う時は何時もシキの背後に隠れてる
「そ、そんなっ!!」
「それは本当か!?」
そう言ったら父さん達の表情が絶望の色に染まった
母さんには言ってあったんだけど・・・聞いて無かったのかな?
そんな落ち込んで黙ってしまった2人を置いて、俺達はコハク達を待たせているので急いで帰った
それから村に帰って、依頼完了の報告をしてから風呂に入った
血の臭いを発しながら飲食店にはいけないからな・・・血の匂いがとれなくて苦戦したな
パーティの料理は村の子供と母親達が作ってくれていた