TODF(テイルズ・オブ・ドラゴン・ファンタジー) 作:麵魔
今年の夏はクソ暑すぎです。熱中症には気をつけてくださいね
・・・シュタイン湖 畔・・・
黒騎士「ぐっ・・・・・・・」
ガロウの攻撃を受けた黒騎士、片膝をついて立ち上がろうとする
黒騎士「何故・・・・・何故・・・姫君は貴様らの様な者を私の元へつかわした・・・・」
アクト・ロック・メーアは体を起こして黒騎士へ警戒する
黒騎士「
黒騎士「あの時の交わした約束は偽りだったというのか・・・・!!!」
メーア「え?・・・ちょ・ちょっと待って!メリア姫って誰の事なの?」
黒騎士「何を言う!あの城にいたのはかつて私と誓いをしたメリア姫ではないのか!!」
黒騎士の気迫に4人は押された。だが、アクトが冷静にして言う
アクト「どうやら、人違いかもしれないな。」
アクト「あんたが城で見た姫様は、セントシュタインの姫君『フィオーネ』様だ。」
黒騎士「そ・それは真か・・・・・!?」
アクト「ああ、俺とこっちの女騎士は同じ国の親衛隊だ。」
メーア「ええ、あなたが言っていた人とは別の人よ。」
メーアがそう言うと、黒騎士は俯いた
黒騎士「何ということだ・・・・あの姫君はメリア姫ではなかったのか・・・・」
黒騎士「言われてみれば・・・・・彼女はルディアノ王家代々伝わるあの首飾りをしていなかった・・・・」
黒騎士はそう言って立ち上がるとシュタイン湖へと向きランスを背中に納刀した
黒騎士「・・・・・・・・・・・・」
ロック「一体どういうことなんだ?この騎士さんは、フィオーネ姫とそのメリア姫を見間違えたってことか。」
ガロウ「彼の話が本当ならそうだろう。今の所嘘ついている様子はないしな・・・・」
ロックはガロウに近づき、状況整理のため簡潔に言った
ガロウ「なぁ・・・・ここに来る前にあんたに何があったのか教えてくれないか。」
黒騎士「・・・・・・・・・ああ。」
黒騎士はシュタイン湖を見ながら語りだした
黒騎士「私は・・・・深い深い眠りについていた・・・・」
黒騎士「だが、何があったのかきっかけは分からないが・・・・何かから解き放たれた・・・・」
黒騎士「そして気が付いた時は、この見知らぬ土地で目覚めたのだ。」
黒騎士「しかし、その時の私は自分が何者なのか分からない程記憶を失っていた・・・・」
そう言って黒騎士は顔を上げる
黒騎士「そんな時、私は偶然に異国の姫を見た・・・・・その時に自分の事・・・・・メリア姫の事を思い出したのだ。」
メーア「そうだったのね・・・・」
ロック「余程そっくりだったってことなのか?そのメリア姫と・・・・・」
黒騎士「・・・・・・・私の名は『レオコーン』・・」
レオコーン「・・・そしてメリア姫というのは、わが祖国ルディアノ王国の姫だ・・」
アクト「ルディアノ・・・・?聞いたことない国だな・・・・」
ガロウ「・・・・・・・・・・・・」
レオコーン「私とメリア姫は、永遠の愛を誓い祖国での婚礼を控えていた仲だった・・・・」
メーア「きゃ!結構ロマンチック!!」
アクト「おい、大事な話だ・・・・」
レオコーン「・・・・いずれにせよ。私は自分の過ちをただすため・・・」
レオコーン「今一度あのお城へ、行かなければなるまいな。」
アクト「いやここは俺たちに任せてもらいたい。」
ロック「そうだな。あんたが行くよりかは話は通じると思うぜ。」
レオコーン「そうか・・・・そなたらから伝えてもらいたい・・・」
レオコーン「あの城には二度と近づかないと・・・・」
アクト「分かった。同じ騎士として誓いを守ろう!」
レオコーン「ありがとう・・・・」
メーア「それで、あんたはどうするの?」
レオコーン「ルディアノに戻る、きっと城には本当のメリア姫が私の帰りを待っているはず・・・・」
レオコーン「では、私は失礼する。」
そう言ってレオコーンは自分の愛馬に乗ってどこかへと行った
ロック「なぁどう思う?」
メーア「嘘を言っている感じじゃなかったけど・・・・・・」
ガロウ「恐らくだが、レオコーンは何らかの理由で長い時を眠っていたことになる。」
ガロウ「つまり一種のコールドスリープのようなもんだ。」
メーア「コールドスリープ?」
アクト「生命を保ったまま何らかの術で眠らせ、時が来たら目覚めさせる。」
アクト「長い年月の時を超える目覚まし時計みたいなもんだ。」
メーア「へぇー、そんなのがあるんだ・・・・・・・」
アクト「・・・・・・ただレオコーンがどういった経緯で眠っていたのかは俺にも分からない。」
ロック「自分の意志で眠ったのか・・・・・」
ガロウ「誰かに眠らされた。」
メーア「考えるとしたらその2択だけど・・・・・ああもう!わけわからない!!」
ガロウ「今はレオコーンのことよりも、一度城に戻って報告に行こう。」
ガロウ「もしかしたら、レオコーンが言っていた姫とルディアノのこと。何か知っているのかもしれない。」
アクト「可能性はなくはないな。城には二度と近づかないと言っていたし・・・・・・」
アクト「ここは戻るとしよう。」
そして4人はセントシュタインへと戻りに行った
・・・セントシュタイン城・・・
今朝にセントシュタインに着いた4人はそのまま城へと向かい、王様の所に向かう
すると謁見のフィオーネ姫と王様、そして王妃様もいた
フィオーネ姫「お父様、お母さま・・・・やはり私があの騎士の元へ・・・・」
王妃「うっうっう・・・・・フィオーネ・・・・」
王様「馬鹿もん泣く奴があるか!あの黒騎士の元へ行くことなど断じてワシが許さんわ!!」
フィオーネが意を決してレオコーンの所に向かおうとするが王妃は泣き、王様は断固として行かせないとしていた
王様「全く・・・・・ん!」
王様が謁見の間に入ってきたガロウ達に気づく
王様「おおー!お主達!待ちわびたぞ!さぁ早くこちらへ!」
ガロウ達は王様に言われるがまま、王様の元へ向かった
王様「よくぞ戻った!黒騎士の件どうであった?さぁワシに話を聞かせておくれ。」
アクト「はっ!」
王様「何?黒騎士は記憶を失くしフィオーネを婚約者だと見間違えたいただけだったと?」
王様「・・・・奴はルディアノという国を探しているため、もうこの城には近づかないというのか!?」
アクト「はい、彼の話を信じるならそうなります。」
ガロウ達はレオコーンが言ったことをそのまま王様に伝えた・・・・・・だが王様は
王様「そんなもの口からのでまかせに決まっておろう!!」
フィオーネ「お父様!?何故そこまであの騎士の事を悪く言うのですっ!?」
王様「ふん!ルディアノという国などワシは聞いたことがない!奴はでたらめを言っているんじゃ!!」
王様「よいか?奴はフィオーネを狙っていずれまたこの城にやってくる腹積もりよ。」
王様「黒騎士の息の根を止めるまでは、お主達への褒美もお預けじゃ。」
完全に信じておらず、レオコーンを倒すことでしか頭にない王様
そんな行動にフィオーネは・・・・・
フィオーネ「なぜ・・・・・信じてあげられないの・・・・?」
フィオーネ「本当に国に帰れず・・・・困っているかもしれないのに・・・・・・」
王様「フィオーネ・・・・全てお前の事を想って言っていることだ。聞き分けなさい。」
フィオーネ「・・・・・・・・・・・・・っ!!」
そしてフィオーネは何かに気づいたかのように、どこかへと去って行った
王様「おい、フィオーネ!?」
王様「どうしたというんじゃ・・・・あんな慌てて・・・」
アクト「では我々は再び黒騎士の所に向かいます。」
王様「・・・・・・・・・アクト、メーア。お前たちはここに残れ。」
メーア「え!?」
王様「申し訳ないが、お主らにはフィオーネの警護を頼む。黒騎士がこっそり入ってきても対処できるようにな。」
王様「ガロウ殿とロック殿には、申し訳ないが2人で向かってもらいたい。」
ガロウ「・・・・・・・かしこまりました。失礼ですが王様、確認したいことが1つだけ。」
王様「ん?なんだ?」
ガロウ「黒騎士がフィオーネ姫と見間違えた女性の名はメリアというそうです。何か聞き覚えはないでしょうか?」
王様「メリア?・・・・・・・・申し訳ないが覚えはないの。」
ガロウ「そうですか・・・・・では、我々は行きます。」
アクト「すまないな2人とも、後は任せることになって・・・・・」
ガロウ「気にするな、なったもんは仕方ない。」
メーア「ごめんね。姫様の事は私たちに任せてね!」
ロック「ああ、またな。」
アクトとメーアが仲間から外れた
そして2人はそのまま謁見の間を出ようとしたその時・・・・
フィオーネ「ガロウ様・・・・・!」
ガロウ「!!」
階段より少し離れた位置に、フィオーネがいた
フィオーネ「私、お話したいことがあるんです・・・・・・あまり大きな声で言えませんので・・・」
フィオーネ「そこの扉を出て東にある、私の部屋まで来てください。」
フィオーネ「ルディアノ王国の事です・・・・」
そう言うとフィオーネは急いで扉を抜けた
ロック「・・・・・・・・あの姫さん、なんか知ってるのか?」
ガロウ「行ってみないことには分からない。取り敢えず彼女の元へ行こう。」
そしてガロウ達はフィオーネが向かった方へと向かった
・・・フィオーネの部屋・・・
フィオーネ「お呼びたてして申し訳ありません・・・・この話を父に聞かれるとまた反対されるだけですから・・・」
ロック「さっきルディアノに関することって言ってたよな・・・・あれどういう意味だ?」
フィオーネ「はい・・・・実は私・・ルディアノ王国の事を耳にしたことがあるのです。」
ロック「なに!?」
ガロウ「それは確かなのか?」
フィオーネ「ええ、昔・・・ばあやが歌ってくれたわらべ歌の中に・・・・」
フィオーネ「ルディアノという国の名前が出てきたのです。」
フィオーネ「もしかしたら、その歌が何か手掛かりになるかもしれません・・・・・!」
ロック「わらべ歌にか・・・・そのばあやは今どこにいるんだ?」
フィオーネ「今ばあやはふるさとの、エラフィタ村に居ます。」
フィオーネ「エラフィタはシュタイン湖の西の方にある小さな村・・・・」
ロック「シュタイン湖の西の方だな・・・・・なぁどうしてそこまで黒騎士の事を気にするんだ?」
フィオーネ「あの黒騎士は父の言うような・・・悪い人ではありません。」
フィオーネ「そんな気がしてならないのです・・・・・・」
ガロウ「・・・・・・・・・・分かった。あんたの気持ちを汲み取って黒騎士の力になってやる。」
フィオーネ「本当ですか!」
ガロウ「俺だって、あの男がそういう風に見えなかった。俺も信じるつもりだ。」
フィオーネ「ありがとうございます・・・・!!」
2人はセントシュタインを出た後、前にアクトとメーアと一緒に情報交換した場所に来た
ロック「しっかし良かったのか?あの王様が倒せの一点張りだしよ。」
ガロウ「いや・・・・・この黒騎士騒動、思ったより複雑かもしれんぞ。」
ロック「・・・・・・・・・・・どういうことなんだ?」
原作を知っているガロウはもしかしたら違うところがあるかもしれないと、考慮してロックに問う
ガロウ「ロック、お前は黒騎士が言っていたことを覚えているか?」
ロック「ああ、確かフィオーネ姫とメリア姫を間違えて・・・・・・」
ロック「そこから自分のことを言ってて・・・・」
ガロウ「その内容は?」
ロック「えっと深い眠りについていて・・・気が付いたら見知らぬ土地にいた。」
ガロウ「そうそこだ。」
ロック「え?」
ガロウ「奴は眠っていた。自分の記憶を失くすほどにな・・・・」
ロック「ああそうだな。」
ガロウ「なら・・・・・
ロック「え?そりゃ・・・・・・・いつだ?」
ガロウ「それは俺にも分からないが、確実なのはレオコーンは長い年月を眠っていた。」
ガロウ「それが1年前か・・・・5年前か・・・・・もしくはもっと先か・・・・」
ロック「ああ・・・・・・・おいまさかお前!」
ガロウ「俺の仮説だが、恐らくレオコーンは遥か過去の人間・・・・・・」
ロック「過去の人間・・・・!?」
ガロウ「あくまで仮説だがな・・・・・確実を得るには・・・・・・・・」
ロック「姫さんが言っていたわらべ歌・・・・・というわけか・・・・・」
ガロウ「その通りだ・・・・・・(それに・・・・・・・)」
ガロウはロックと出会う前に会っていたマゴットの事を思い出していた
ガロウ「(『蘇りし黒薔薇の騎士。愛する人を求め彷徨い・・・亡国へと向かうだろう・・・そして、現れし異界の天使が舞い降りこの地に災いを招くだろう・・)」
黒薔薇の騎士はレオコーンだってのはガロウには分かった。
だが異界の天使というのは『ドラクエ』・『FF』・『テイルズオブ』の3作品で当てはまるのがいるのか
ガロウはそう考えていた
ガロウ「・・・・・・・・今はエラフィタ村へ向かおう。手掛かりはそこだけだ。」
ロック「ああ、すぐに向かおう!」
そして2人はエラフィタへと向かうのだった
ガロウ:ステータス (わらべ歌の時点)
LV.4
職業:旅人
力:14
身の守り:5
素早さ:9
攻撃魔力:11
回復魔力:2
魅力:0
器用さ:5