TODF(テイルズ・オブ・ドラゴン・ファンタジー) 作:麵魔
エラフィタに着く前に・・・・おや新しい仲間の気配が・・・・・・
・・・道中・・・
ロック「シュタイン湖がここだから・・・・・・あっちだな。」
ガロウ「あの先にエラフィタがあるのか・・・・・もう少しで日が暮れるし、何処かで休もう。」
ガロウとロックはシュタイン湖へ向かう道中で看板を見つけ、エラフィタへの案内を見つけた
だが、見つけた頃には日が暮れ始めたので休むことにした
2人は焚火を囲い、簡易的なテントを建てた
ロック「じゃあ俺は先に寝る。時間が来たら交代でいいな。」
ガロウ「ああ、そうしてくれ。」
ロックは早めに休むことにし、寝る
ガロウは焚火を見ながら、辺りを警戒する
パチパチパチパチ・・・・
ガロウ「・・・・・・・・・・・・」
焚火の音が鳴り、ガロウは黒騎士騒動の振り返りをしていた
ガロウ「(レオコーンのことはここまでは『ドラクエ9』と同じだ・・・・・)」
ガロウ「(村を襲った魔物が言っていた指輪は・・・・・・恐らくルディアノの姫『メリア姫』の遺した指輪・・・・)」
ガロウ「(もしそうなら・・・・・・魔物どもの狙いは・・・・・)」
ガロウは、
そこに・・・・・!
ガサガサ
ガロウ「ん?」
突然近くの草むらが揺れ警戒する・・・・・・・そして!
バッ!
ガロウ「!!」
ガロウは腰に付けている刀を持ち構えを取る・・・・・・・が・・・
「キュゥ~~~~」
ガロウ「え?」
現れたのは牛のような毛柄でこうもりみたいなモンスター・・・・『モーモン』だった
だが、普通のモーモンと違って背中にバッグを背負って麦わら帽子を被っていた
「お・・・・・・」
ガロウ「お?」
「お腹空いた・・・・・・・・」
「はぐはぐ!ガツガツ!むしゃむしゃ!!」
取り敢えずガロウはある程度の食料を倒れ込んだモーモンに渡すことにした
その時にロックも起きており、警戒はしているが一応様子を見る
「いやぁ、危なかったよ!このまま空腹で倒れるところだったよ!」
ガロウ「そりゃどうも。」
モモン「おいらは『モモン』、今は旅するモンスターなんだ。」
ガロウ「そうか、じゃあモモン。何でこんな所にいたんだ?」
ガロウ「余程腹が空いていて、人間を待ち伏せしてたのか?」
モモン「そんなことしないよ!ただおいらは、別のモンスターたちに追われて命からがら逃げ伸びたんだ。」
モモン「だけど、食料が尽きちゃって・・・・・・」
ガロウ「そして俺たちの前に現れたと・・・・・・・」
モモン「うん・・・・・・・」
モモンはそう言うと、カラッていたバックから何かが落ちた
ロック「ん?なんだこれ!」
モモン「あ!」
モモンは慌てたようにそれを取り上げた
ロック「ちょ!いきなりなんだよ!?」
モモン「ご・ごめん・・・・・だけどこれはおいらにとって大切な物なんだ・・・・」
そういうとモモンは握っていた大切な物・・・ロケットペンダントを見せた
ロック「大切な物・・・・・・?」
モモン「これは・・・・・・・亡くなった母ちゃんたちの写真なんだ・・・・・」
そう言ってモモンはロケットを開けると、髭を生やしたモーモンと少しふくよかなモーモンの姿があった
ガロウ「亡くなった?」
モモン「うん、数日前まだおいらは村に居たんだ。」
モモン「そこには人間を襲わない、争いを好まない魔物だけの集落・・・・そこがおいらのふるさと。」
モモン「そこでおいらたちは幸せな毎日を過ごしていたんだ・・・・・・・だけど・・・・」
モモン「そんな時、仲間になれって言ってきた大勢のよその魔物が来たんだ。」
モモン「だけど、皆はそれを断った・・・・・・そしたら・・・・・」
ガロウ「突然襲い掛かって来たのか?」
モモン「うん・・・・・みんな戦ったんだけど、次々と倒されていって・・・・・」
モモン「おいらは母ちゃんたちから、決して見つからない場所に隠されたんだ。」
モモン「絶対出てきちゃダメって言われて・・・・・・」
モモン「そこからおいらは、怯えながら隠れていたんだ・・・・・・・・静かになった時に外に出たら・・・・・」
ぽつぽつと語るモモン・・・・・そして涙が溢れ出る
モモン「みんなの死体がそこにあったんだ・・・・おいらの両親も隣のおばちゃんも・・・・・大好きなあの子も・・・・・」
モモンが故郷をよその魔物たちに襲撃され壊滅・・・・生き残ったのはモモンだけとなった
モモン「・・・・・おいらは1人ぼっちになったんだ・・・・だから他に魔物の集落を目指して旅をすることにしたんだ。」
ロック「そして・・・・俺たちと会ったってわけか・・・・・」
モモン「うん・・・・・・」
モモンが語りだした過去・・・・家族と生まれた所を失ってしまった
そして、ガロウは同じく魔物に家族と村のみんなを殺された経緯を持つ
故にガロウはあの時の自分と重なり・・・・・・・
ガロウ「なぁ、俺たちと一緒に来るか。」
モモン「え・・・・・・・?」
ロック「・・・!」
ガロウはモモンを仲間へと誘った
モモン「ど・・どうして?おいら魔物だよ・・・・」
ガロウ「そうだな。その前に俺の過去を教えるよ。」
モモン「そうだったんだ・・・・・・・」
モモンはガロウが自分と同じく、魔物によって家族と村のみんなを失ったことに・・・
同じ境遇の者同士と共感した
ガロウ「俺はすべての魔物が悪とは決めつけていない。」
ガロウ「人間にだって悪い奴がいる・・・・・・魔物とそう変わらない・・・・」
ロック「・・・・・・・・・」
ガロウ「だから俺は、お前を仲間に入れたい。同じ境遇を持つ者同士で・・・・・」
モモン「分かった・・・・おいら着いていくよ!」
ガロウ「ありがとう、俺は『ガロウ』よろしくな。」
ロック「俺はロックだ。」
モモン「うん!ガロウ!ロック!よろしく!!」
モモンは嬉しそうにふわふわと浮く
そしてモモンが寝静まった後・・・・
ロック「意外だな・・・・・魔物は必ず倒す奴だと思ったよ・・・・」
ガロウ「・・・・・・・・確かに俺の故郷は魔物によって失った。」
ガロウ「だからといって、全部の魔物を憎んでたら意味はない。」
ガロウ「魔物も人も同じ心を持っている。心がまもにならない限り、モンスターにはならないさ。」
ロック「・・・・・・・そうか・・・・」
そして翌日となり、モモンと一緒にエラフィタへと向かうのだった
・・・エラフィタ村・・・
ロック「ほぉ・・・・ここがエラフィタか・・・・」
モモン「かなり小規模な村だね。」
ガロウ「さて、聞き込みをしようかな。」
そしてガロウ達は聞き込みを始め、左側の道を歩いて麦わら帽子を被った農民と会った
ガロウ「すみません、ちょっといいですか?」
「ん?なんだ?ひぃ!魔物!!」
ガロウ「落ち着いてください。このモーモンは俺たちの仲間です。人を襲いません。」
「そ・そうかい・・・・すまんかったな。それで何の用だべか?」
ガロウ「実は・・・・・・・・」
「ほうほう、この地に伝わるわらべ歌を知りに来たっちゅうかけ。」
ガロウ「ええ、何か知っていますか。」
「わらべ歌なら、ソナばあさんが一番だべ。あの人は村を代表する歌の名手だ。」
ガロウ「そのソナばあさんは今どこに・・・?」
「それなら教会に行ってみるといいべ。もしかしたらいるはずだ。」
ガロウ「分かりました。ありがとうございます。」
ロック「ソナばあさんという人がわらべ歌を知っているわけか・・・・」
モモン「教会に行ってみよう!」
そして2人と1匹はエラフィタ村の教会に到着し中に入る
ガロウ「取り敢えずあの神父さんに聞いてみよう。」
ガロウは神父へと近づき、ソナばあさんはどこにいるのか聞く
神父「ソナさんですか、すみません教会には来てないんです。」
ガロウ「そうですか・・・・すみません・・・・」
ガロウはソナばあさんがいないことを知り、ロック達に伝えて教会を出ようとしたその時・・・・・
「ただいま戻りました・・・・・・あれ、あなたは・・・・」
ガロウ「マゴットさん?」
入り口から入って来たのは、セントシュタインの教会で会ったマゴットだった
マゴット「セントシュタインで会った人でしたね・・・・・こんな所で何を・・・?」
ガロウ「ああ、実は・・・・・・・・・」
マゴット「ソナさんですか、それなら私は知っていますよ。」
ガロウは自分たちがここに来た経由を話、ソナばあさんからわらべ歌のことを聞くために探していたことを伝えた
ガロウ「本当ですか!どこに?」
マゴット「この教会を出て左の坂を下った先に一軒の家があるんです。」
マゴット「今日ソナさんは、お友達の所に遊びに行ってるんです。」
ロック「そうだったのか・・・」
モモン「それじゃあ行こう!わらべ歌を聞きに!!」
マゴット「・・・・・・・・あの、私も加わってもよろしいですか。」
ガロウ「え?いいのか?」
マゴット「はい、実の所ここでやるべきことが終わったので後はセントシュタインに帰るだけでした。」
マゴット「ガロウさん達のお手伝いをしたいと、思ったんです。よろしいでしょうか。」
ガロウ「構わないよ。仲間が増えることは嬉しいことだしよ。」
マゴット「ありがとうございます!では、ソナばあさんの所に案内します!」
~~マゴットが仲間になった~~
そしてマゴットにソナばあさんの所を案内してもらい、いるであろう家へと着いた
マゴット「ここにソナばあさんがいらっしゃいます。」
ガロウ「分かった入ろう。」
「もうソナちゃんったら、また昔の話を持ち出してぇ~」
ソナばあさん「クロエちゃん、あたしゃねぇ・・・・・・」
ソナばあさん「あんたのことを、羨ましく思ったもんだよ。」
中にはソナばあさんとクロエという老婆がいた
ソナばあさん「おや?」
ソナばあさんがガロウ達が入ってきたことに気づく
クロエばあさん「あらあらお客さん?どうぞこちらにいらっしゃって・・・」
ガロウ「あ、はい・・・・・」
そう言われたガロウ達は、2人の元へ寄った
ガロウ「あの、フィオーネ姫のばあや様はどちらでしょうか?」
ソナばあさん「はい、私ですけど・・・・一体何用ですかな?」
ガロウ「あなたが昔フィオーネ姫に歌ってくださったわらべ歌を聞きたくて・・・・」
ソナばあさん「はぁ、わらべ歌をですな。いいですともいいですとも・・・・・」
そう言うとソナばあさんはクロエばあさんへと振り向く
ソナばあさん「それじゃクロエちゃん、合いの手をお願いしてもいいかの?」
クロエばあさん「黒バラのわらべ歌だね?お安い御用さ・・・・それじゃあ行くよ・・・・・」
クロエばあさん「よい よい よいとな♪」
ソナばあさん「♪闇に潜んだ 魔物を狩りに 黒バラ~の騎士 立ち上がる♪」
ソナばあさん「見事魔物を 討ち滅ぼせば しらゆり姫と 結ばれる~♪」
ソナばあさん「♪騎士の帰りを 待ちかねて 城中みんなで 宴の準備♪」
クロエばあさん「あ・ソーレ♪ それから騎士様 どうなった?」
ソナばあさん「北行く鳥よ 伝えて送れ ルディアノで~待つ しらゆり姫に♪」
ソナばあさん「黒バラ散ったと 伝えて送れ」
クロエばあさん「♪北行く鳥よ伝えて送れ 黒バラ散ったと 伝えて送れ」
ソナばあさん「・・・・・・とまぁこんな感じじゃが、満足してもらえましたかね。」
ガロウ「ええ、ありがとうございます。」
ソナばあさん「所で、なんでこの歌を知りたかったのですかな。」
ガロウ「俺たちはルディアノという場所を探していまして・・・・・」
ソナばあさん「ほうほうルディアノの在処を、ならばポイントは北行く鳥よのフレーズですねぇ。」
ソナばあさん「歌に出てくる鳥と同じように、北に向かってはいかがですかな。」
ガロウ「北ですね・・・・分かりました。」
ガロウ達はわらべ歌を聞き終わると、外に出た
マゴット「北行く鳥・・・・・ですか・・・・」
ロック「ここから北を目指せばいいってことか・・・・・」
モモン「・・・・・・・・・・」
ガロウ「どうしたモモン?」
モモン「うん・・・・ここから北と言ったらほろびの森しかないよ。」
マゴット「ほろびの森?」
モモン「うん、おいらが住んでた長老が言ってたんだ。」
モモン「昔、
モモン「だけどたった一夜にして、国は滅び大地は魔物が好む悪影響の自然へと変わって行った。」
モモン「豊かなところが破滅を迎え・・・・・・・残ったのは瓦礫の山・・・・・」
モモン「それがほろびの森なんだ・・・・・・」
ロック「とある国・・・・・・まさか!?」
ガロウ「ルディアノの可能性が高い。レオコーンに伝えよう。」
ルディアノの所在が確認できたガロウ達はレオコーンを探しに行くのだった
おはこんばんにちは
今回のお話はわらべ歌と新しい仲間が2人入るシーンでした
マゴットという名前は、ドラクエ3のリメイクでルイーダの酒場で女僧侶の登録されている名前です
モーモンのモモンはこのシリーズで共に旅をするサポーターとして動きます
技や魔法については次回で出します!では!!お楽しみに!