TODF(テイルズ・オブ・ドラゴン・ファンタジー) 作:麵魔
セントシュタインの次はどんな話をするかもう固まっています
・・・ルディアノ城・・・
ガロウ「・・・・・・・・」
ロック「さっきの奴・・・・なんだったんだ?」
マゴット「あの魔物の仲間だったんでしょうか・・・・」
モモン「でも、殺されちゃったよ。」
ガロウ「・・・・奴と仲間だったというよりは、イシュダルを配下にしていたと言った方がいいだろう。」
ロック「確かに、なんかの指示を受けてたそうだな・・・・・」
傷を治したマゴットとモモン、ガロウとロックに近寄りイシュダルの結末と先ほどの男のことを話す
ガロウ「・・・・・・今はレオコーンのことを考えよう。」
ガロウは呪いが解けたレオコーン・・・・・片膝を付いて地面を見つめていた
マゴット「レオコーン様・・・・・・」
ロック「イシュダルが倒されたのは良かった・・・・だが・・・・」
ロック「失われた時間を取り戻すことは出来ねぇ・・・・・だから・・・・愛する・・・人も・・・・・」
その瞬間、ロックは頭を押さえる
モモン「え!?どうしたのロック!!」
ロック「・・・・・・・いや・・・何でもない。少し疲れただけだ。」
ガロウ「・・・・・・・」
ガロウ達は虚空を見つめているレオコーンへと歩んだ
ガロウ「・・・・・・・・・・・・・・・」
レオコーン「・・・・・・・・メリア姫・・・・」
愛する姫の名を口にするレオコーン
レオコーン「・・・・そなたの手まで借り、ようやくルディアノに辿り着いたというのに・・・・・」
レオコーン「時の流れと共に王国は滅び・・・・・・私の帰りを待っていたはずのメリア姫ももういない・・・・・」
レオコーン「・・・・・・・・・・・」
レオコーンは虚しさと喪失感が心を包み、守るべき国も姫も全てを失い絶望していた
レオコーン「私は・・・・戻ってくるのが遅すぎた・・・・・」
その言葉にガロウ達は歯嚙みした
「・・・・・遅くなどありません。」
その声にレオコーンとガロウ達は振り向く。そこには首飾りを付け純白のドレスを着たフィオーネ姫がいた
その後ろには護衛で付いてきたであろうアクトとメーアもいた
レオコーン「その首飾りは・・・・・!」
フィオーネはそのままレオコーンへと寄る
レオコーン「メリア姫・・・!?そんな・・・・・あなたはもう・・・・・」
レオコーンの言葉にフィオーネは首を振った。それでガロウは気づいた、フィオーネは今は『メリア』として振舞っているのだと
フィオーネ「約束したではありませんか。ずっとずっとあなたのことを待っていると・・・・・」
フィオーネはそう言うと手を差し伸ばした
フィオーネ「さぁ黒バラの騎士よ。私の手を取り踊ってくださいますね?」
フィオーネ「かつて果たせなかった婚礼の踊りを。」
その言葉に、レオコーンは立ち上がる
レオコーン「メリア姫・・・この私を許してくださるのですか・・・・?」
フィオーネはただ笑みを浮かべ、手を差し伸ばす
レオコーンはその手を取り、互いに額を重ねる。それに気づいたガロウ達は玉座の方に下がる
そして二人共にあの日できなかった約束の踊りをする
ガロウ「・・・・・・黒バラとしらゆりか・・」
モモン「綺麗だね。」
マゴット「ええ・・」
ロック「・・・・・・・・・」
それから数分の時間がが経ち、フィオーネが回った途端レオコーンの肉体が青く光り始めた
そして数秒レオコーンはフィオーネを見ると宙に浮かび上がる
レオコーン「ありがとう異国の姫よ・・・・・」
レオコーン「あなたがメリア姫でないことはもう分かっていた。しかし・・・・」
レオコーン「あなたがいなければ私は、あのまま絶望を抱え永遠に彷徨っていたことでしょう。」
本物のメリア姫でないことはレオコーンは見抜いていただが、一時の事とはいえレオコーンはメリア姫と一緒にいたという感情を得られた
フィオーネ「あなたはやはり・・・・黒バラの騎士様だったのですね・・・・」
フィオーネ「初めてお会いした時から、ずっと運命の様なものを感じておりました。」
レオコーン「メリア姫の記憶を受け継ぐあなたならば、そのように思われたのも不思議な事ではありません・・・」
フィオーネ「私がメリア姫の・・・・!」
フィオーネは少し驚いた表情をし、レオコーンはガロウの方を見る
レオコーン「ガロウ・・ロック・・マゴット・・・モモン・・・・・そしてそちらにいる2人の騎士よ。」
レオコーン「そなたたちには苦労を掛けた。だがそのおかげで、全ての真実を知ることが出来た・・・・・」
レオコーン「もう思い残すことはない・・・・ありがとう・・・・」
感謝の言葉を伝えたレオコーンは光を放ち、未練を残すことなくあの世へと逝ったのだった
ガロウ「姫様と一緒に2人も来るとはな。」
アクト「ああ、だが姫様は行動力の強いお方だ。」
メーア「護衛で私たちが付いたから問題なかったけどね。」
ガロウ「ふっ・・」
ガロウがアクトたちと再会すると、フィオーネが寄ってきた
フィオーネ「あなた達にお任せしたはずなのに、あの方のことを考えていたらここまで来てしまいました。」
フィオーネ「・・・・・・・・・・」
フィオーネ「不思議な事があるものですね。あの方と踊っている間、どこからか声が聞こえたのです。」
フィオーネ「優しい女の人の声で、『よく来てくれましたね・・フィオーネ・・・ありがとう』って・・・・・」
フィオーネはレオコーンと踊りでのことを思い出し、ガロウを見る
フィオーネ「それでは私は一足先に、お城に戻りますわ。」
フィオーネ「皆様にお伝えしないと。」
フィオーネ「皆様・・・・・あなた方のお礼もお城で改めてさせていただきますわ。必ずお城まで来てくださいね。」
フィオーネはそう言うと、アクトとメーアと一緒にセントシュタイン城へと戻るのだった
マゴット「私たちもセントシュタインへ向かいましょう。」
モモン「うん!」
ガロウ「そうだな・・・・ロック?」
ロック「・・・・・・・・・・」
ガロウはロックの事に気づき声を掛ける
ガロウ「・・・・・・・・大丈夫か?」
ロック「!!・・・ああ!大丈夫だ!」
ガロウ「・・・・・・・・・・」
ガロウはロックのその違和感を感じ取っていた
・・・セントシュタイン城・・・
ガロウ達は魔物を倒しながらセントシュタイン城へ無事に来た
そしてその足でセントシュタイン城へ赴き、そこには王様と王妃
フィオーネ姫とアクトとメーアもいた
王様「おお!そなたらか!よくぞ戻った!ん?見慣れぬものや魔物もいるそうだが・・・・・」
ガロウ「この魔物と僧侶は道中で仲間になってくれて、一緒に戦ってくれた者です。」
王様「そうかそうか・・・・黒騎士の件の話は全てフィオーネから聞いておる!」
王様「・・・・・思えばあの黒騎士も哀れな奴だのう・・・・・・・・」
王様「ワシも少し反省しておるよ。」
王様は少し悲し気な表情でそう言う
王様「それにしてもお主らは実にあっぱれな冒険者たちだ!ワシはお主らが気に入ったぞ!」
王様「無論アクトとメーアもな!」
アクト「ありがとうございます!」
メーア「えへへへ・・・・」
王様「よし!それでは約束通り、お主に褒美を授けよう!」
王様「城の宝物庫の鍵を開けておくから、そこにある宝を全て持っていくがいい!!」
王様は視線を後ろの上がる階段へ目をやる
王様「玉座の後にあるある階段を上り外に出てみなさい。そこから東に見えるのが宝物庫じゃ。」
王様「おおそうじゃ!それからもう1つ、黒騎士事件のせいでこれまで通れなかった。」
王様「
ガロウ「(ん?東?)」
『ドラクエⅨ』では北東とされていたが、この世界は原作とは異なっていると改めて理解した
王様「関所の向こうには大きい村がある。覚えておくといいじゃろう。」
王様「それでは・・・・」
王様が王妃とフィオーネを見る。フィオーネはお礼をすると
王様「ワシらはここで、お主らの無事を祈っておる!」
王様「また会おう!セントシュタインの救世主たちよ!!」
ロック「いやぁ!褒美を貰えて満足満足!」
マゴット「私も成り行きとはいえ、貰ってもよろしかったのでしょうか?」
モモン「大丈夫だって、おいらだって貰えたんだから。」
宝物庫で褒美をもらったガロウ達、4つの宝箱があり1人1つ開けることにした
ガロウは『スキルの書』 モモンは『鉄の爪』 ロックとマゴットはナイフと杖だった
メーア「おーい!」
城の方からアクトとメーアが来た
ガロウ「どうした?」
アクト「俺たちも褒美を貰えてな。せっかくだから打ち上げでもしないかと思ってな。」
モモン「わーい!ご飯だご飯だ!!」
ロック「ったく食いしん坊だな・・・・・まぁ、俺もそうしたかった所だしな。」
マゴット「うふふ、なら私も参加しますね。」
メーア「よっしゃ!じゃあ酒場へレッツゴー!!」
・・・セントシュタイン 酒場・・・
「「「わははは!!!」」」
酒場内で黒騎士騒動の打ち上げをし、一緒にいた冒険者たちと一緒に騒いでいた
モモン「あむあむあむあむ!!」
「ぐっ!魔物に負けるか!!」
モモンと大食いの冒険者で大食い勝負をしていた
マゴット「しょれででしゅね~~~」
メーア「うっ・・・・この人大人しそうに見えて酒飲むとこうなるの!?」
マゴットは酔っぱらってメーアに絡んでいた
アクト「うぉぉぉぉ!!」
アクトは近くの冒険者と腕相撲をしていた
ガロウは少し離れた場所で酒をたしなみつつ肉を食べていた
そこに・・・・・
ロック「ちょっといいかガロウ。」
ロックがガロウの元へ来た
ガロウ「どうした?」
ロック「・・・・・・・・すまないが、パーティを抜けさせてもらうぜ。」
ガロウ「・・・・・・・そうか、追求はしない。やることがあるんだろ。」
ロック「やっぱ気づくか・・・・・」
ガロウ「あの時点で気づかない方がおかしいだろ。」
ロック「ふっ・・・・・ありがとうよ。」
ロックはそう言うと、酒場を出た
~~ロックが仲間から外れた~~
・・・翌日・・・
翌日マゴットをセントシュタインの教会まで連れて行った
マゴット「ロックさんがいないのは寂しいですけど、ありがとうございました。」
ガロウ「ああ、マゴットも元気でな。」
マゴット「はい、あなた達に神の祝福があらんことを・・・・・・」
~~マゴットが仲間から外れた~~
モモン「2人と離れてちょっと寂しいね。これからどうするの?」
ガロウ「ああ・・・・・東へ向かうつもりだが、やるべきことがあるんだ。」
モモン「やるべきこと?」
・・・ルディアノ城 奇跡の泉・・・
ガロウとモモンは、ルディアノの奇跡の泉にやってきていた
モモン「なんでまたここに来たの?」
ガロウ「人に見られたくないからだ。それに・・・・
そういうとガロウは懐から謎の筒を取り出した
モモン「ん?それは?」
ガロウ「見ていろ・・・・・『デルパ』!」
ガロウがそう口にすると、筒が開き中から何かが出てきた
モモン「え!?こ・こいつって!!?」
筒から出てきたのは・・・・・・・・
ボロボロの状態の・・・・・『妖女イシュダル』の姿だった
イシュダルは気を失っており、横になった状態で出された
ガロウが持っていたのは『魔法の筒』。ダイの大冒険に出てきた魔物を中に入れる魔道具
1つにつき1体までしか入れない代物
モモン「なんでイシュダルが生きてるの?あの時爆炎に包まれて・・・・」
ガロウ「ああ、イシュダルの命が尽きる前に俺がこいつで中に入れるという形で助けた。」
ガロウ「こいつには聞かないといけないことがある。だが、その前に・・・・」
ガロウはイシュダルへ近づき、ゴセイカードとテンソウダーを取り出した
ガロウ「『MEMORYFLY』、天装。」
ガロウは対象の記憶を消す天装術で、イシュダルの記憶を干渉した
ガロウ「これでこいつは、レオコーンのことそして俺たちと戦ったことなどを消して俺たちの味方になってもらうように記憶をいじった。」
モモン「き・記憶をいじるって!!」
ガロウ「こいつはレオコーンを苦しめた元凶だ。だが、あの時の『妖女イシュダル』は死んだ・・・・・」
ガロウ「今目の前にいるのは、ただの『イシュダル』だ。」
モモン「・・・・・・分かった。おいらはガロウを信じるよ!」
ガロウ「・・・・すまない、モモン。」
イシュダル「ん・・・・・・・ここは・・・・」
ガロウ「目が覚めたか。」
イシュダル「私は・・・・・うぅ・・」
イシュダル「目覚めたばっかりだが、自分の事は分かるな。」
イシュダル「ええ、私はイシュダル・・・・・そうだ!あの男が・・・・」
イシュダルの記憶には自分が謎の男に攻撃された記憶が鮮明に覚えていた
イシュダル「あの男を・・・・あの男だけは・・・・!!」
ガロウ「独り言は後でいいか。」
イシュダル「!!ええ・・・いいわ。あんた達誰?」
モモンは顔には出てないがイシュダルが自分たちの事を忘れていることに少し罪悪感を覚えた
ガロウ「お前の命を助けたものだ。死ぬ直前に、これでお前を助けた。」
ガロウはイシュダルへ、持っていた魔法の筒を見せた。
イシュダル「ありがとう・・・・あなた達は命の恩人よ。」
ガロウ「礼はいいさ、だけど確認したいことがあるんだ。」
ガロウ「お前を攻撃した男は、命令をお前にしていたと言っていた。」
ガロウ「それが何なのか。教えてくれないか・・・・」
黒騎士騒動が終結し、ガロウはイシュダルから情報を得ようとする
果たして、この天の大陸で何が起きているのか?
今回のお話はどうでしたか?
黒騎士騒動編はこれで終わりです
イシュダルを生存させた理由は、ドラクエモンスターズでよく使っていたからです
それにイシュダルが活躍できる場面が出てきます
では次回をお楽しみに!