TODF(テイルズ・オブ・ドラゴン・ファンタジー) 作:麵魔
次の目的地はどこへ?
・・・ダーチア村 修道院・・・
人身売買をしていたコーディが謎の落雷によって死に、加担していた者たちをクレスが取り調べしていた
その間は、ガロウとモモンとイシュダルは修道院の中にいた
モモン「結局、全員は戻らなかったね・・・・」
ガロウ「ああ・・・・・・・肝心のコーディが死んだ。協力していた奴らが何か知っていればいいが・・・」
イシュダル「それはそうだけど、あの男たち私から見てもあんまりいい情報持ってないみたいよ。」
ガロウ「確かにな・・・・・・」
イシュダル「取り敢えず、私疲れたから中に戻るわ。」
ガロウ「はいはい、『イルイル』。」
ガロウは魔法の筒を取り出し、イシュダルを中に入れた
そしてクレスとカナタ、ミゼラとミントがやってきた
クレス「待たせてごめんね。」
ガロウ「気にするな、それより何か分かったのか?」
クレス「ああ、まず現在無事に見つかったのはガロウ君たちのおかげで助かった人たちだけ・・・・」
クレス「それ以外の人たちは、すでに売られてしまっていた。」
ガロウ「そうか・・・・・・・・」
モモン「あの2人は何か知ってるの?」
ミント「彼らが主にやっていたことは、村の人たちを売買先に行かせるように仕向けたこと・・・・・」
ミント「そして、孤児のみんなを逃がさないようにしてたこと・・・・・・・」
カナタ「彼らは、父さんが家に行ったときに協力を申し込んだそうだ。」
カナタ「2人はそれを最初は断ったみたい・・・・だけど・・・・」
ミゼラ「その後、どうやら家族を人質に取られ従わざるを得ない状況にされたみたい。」
クレス達から聞かされた、協力させられた2人の男。決して2人の罪は軽くないため、彼らはそれを教訓として村で必死に働くことになった
カナタ「唯一手掛かりなのは・・・・・・ナッシュが言っていた。北に連れて行かれたってこと・・・・・・」
クレス「ここから北となると、『ボレアス』が関わってそうだな・・・・・・」
ガロウ「ボレアス?」
クレス「この村を出て、山を越えた先に『ボレアス』という大きな街があるんです。」
クレス「あの街は交易に主に力を入れている。裏で人身売買が行っていても不思議じゃない。」
ミント「この村とも、ボレアスから交易を得ていて質もかなりいいんです。」
カナタ「・・・・・・確かにボレアスなら・・・・」
ミゼラ「ボレアスの行商人と、よく接していたのがあの男だった・・・・・」
ガロウ「・・・・・・・・・・・・取り敢えず、今日はもう休もう。このままじゃ埒が明かない。」
モモン「そうだね。もう夜だし、お腹ぺこぺこだし・・・・・」
クレス「なら、そろそろ時間だし行こうか。」
モモン「ん?何があるの?」
モモン「うぉぉぉぉぉぉ!!」
村の広間に着くと、そこで宴が開かれていた
ガロウ「言っちゃなんだが、本当にこれを開いてよかったのか?」
クレス「これは村のみんなからの気持ちなんだ。」
ガロウ「どういうことだ?」
クレス「実は村のみんなは最初は、君たちの事をあまり信じていなかったんだ。」
クレス「他所から来た人間と魔物・・・・・・・・もしかしたら人攫いの犯人なんじゃないかとね・・・・・・」
ガロウ「確かに・・・・・モモンは魔物・・・・・半信半疑になるのも確かだ。」
クレス「だけど、君たちのおかげで犯人を暴き・・・・・全員ではなかったけど村の人を助けた。」
クレス「だから、そのお詫びにこうして宴を開いているわけなんだ。」
ガロウ「・・・・・・・・・なるほど、村の人が戻ってきた喜んだことも含めてか・・」
クレス「ああ・・・・・・・・・」
そして、しばらく宴が続き・・・・・・・皆が楽しんだ
・・・ダーチア村 翌日・・・
ガロウ「さて、今の所分かっているのは連れ去られた人達は『ボレアス』という街に行った。」
ミント「可能性としては・・・・・・」
モモン「う~ん・・・・・・取り敢えずボレアスに行った方がいいってことだよね。」
ガロウ達は連れ去られた人たちの事を考えていた
そんな時・・・・・
カナタ「そういえば、ガロウとモモンはどうして旅をしているんだ?」
カナタがガロウ達の旅の目的を突然聞き始めた
ガロウ「・・・・・・そうだな。元々それを目的に来たわけだしな。」
ガロウ「俺たちはこの天の大陸に隠されている3つの指輪だ。」
ガロウ「名は『青嵐の指輪』『威風の指輪』『夜風の指輪』というものだ。」
ミゼラ「指輪・・・・・・・・それって『天使の指輪』のこと?」
モモン「天使の指輪?」
ミゼラ「ええ、その3つの指輪の名称・・・・・・それが天使の指輪。」
ミゼラ「昔・・・・古い本で読んだことがあるの・・・・」
ミゼラ「『かつてこの大陸に、巨大な危機が訪れた・・・・・・その時、突如現れた守護神と呼べるような存在が現れた』」
ミゼラ「『守護神はこの大陸を守るため、尽力を尽くし危機を脱した・・・・・だが守護神は傷つき・・・傷を癒すため眠りについた』」
ミゼラ「『眠りについた守護神を目覚めさせないため、3つの指輪を使い守護神をとある地に守ることにした』」
ミゼラ「『そして3つの指輪を天の大陸の3つの地方に分け、隠し・・・・・』」
ミゼラ「『それを“天が使わした指輪”と読み、天使の指輪と名付けた』」
語られた指輪に関する情報・・・・・天使の指輪と名付けられた3つの指輪
現れた守護神に関することは分からないが、天の大陸に関わることだと理解した
モモン「『天使の指輪』か・・・・・・・」
ミント「遥か昔の伝承だと思われます・・・・・・確かにこの地方にはどこかに『威風の指輪』があるとされています。」
ガロウ「なら、北にあるボレアスへ行くことが決定だな。」
モモン「え?どういうこと?」
ガロウ「ボレアスはこの大陸で交易が盛んな街。なら『威風の指輪』に関する情報がどこかにある。」
ガロウ「連れ去られた人たちを探すためにも、北を目指すことにしよう。」
クレス「確かに・・・・・・ならボレアスへ向けて僕たちも出よう。」
ガロウ「いや、あんたらはここに残っていてくれ。」
クレス「ど・どうしてだい!?」
ガロウ「コーディがやられ人身売買は出来ない。つまりコーディが言っていたお得意先が来るかもしれない。」
クレス「!?」
ガロウ「そうなった場合、誰がこの村を守る。そうならないために、クレス達にはこの村を守ってもらいたい。」
クレス「・・・・・・・・・分かった・・・だけど無茶はするなよ。」
ガロウ「ああ、行く前に準備をするつもりだ。」
ガロウ「明日には出る。それまではここにいるさ。」
カナタ「・・・・・・・・・・・・」
ほとんどが寝静まり、カナタは1人。とある花畑の所で夜空を見ていた
カナタ「・・・・・・・・・・」
ミゼラ「ここにいたんだカナタ。」
カナタ「ミゼラ・・・・・・・」
ミゼラ「シラヌイの花の丘・・・・・・私が大好きなお花の場所。」
カナタ「ああ、あの時と同じ場所にね。」
2人は、コーディが人身売買の犯人と知る前に来た。シラヌイの花畑・・・・・・
そこにこっそり来ていたのだ
ミゼラ「・・・・・・何だか、夢を見ている気分・・・」
カナタ「ミゼラ?」
ミゼラ「あなたのお父さんが、孤児たちを売って・・・・・カナタはそれを止めるために、私を外に連れ出した。」
ミゼラ「捕まったら、私もカナタも酷い目にあう・・・・・・それを理解しながら・・・」
ミゼラ「だけどそれを・・・・・あの人達が現れたおかげで私たちは自由になれた。」
カナタ「そうだな・・・・・・・・・」
ミゼラは夜空を見ながら、少し泣きそうな顔をしていた
カナタ「・・・・・実はさ、ガロウに聞いたんだ。『どうして父さんを信じなかったのか?』『なんで俺とミゼラを捕まえようとは思わなかったのか?』」
ガロウ『なんでそんなこと聞いて来たんだ?』
それは修道院の廊下で、他のみんながいないときの出来事だった
カナタ『初対面なのに・・・・・どうして父さんが胡散臭いって思ったのか?と思って・・・・・』
カナタ『初めて会った人は、だいたい優しいと言うし・・・・・・』
ガロウ『簡単な話だ。俺たちと出会ったとき、何かを急いでいたのは明らかだった。』
カナタ『急いでた?』
ガロウ『恐らく人身売買で売りに行くための時間に余裕がなかったんだろう。』
ガロウ『聞けばミゼラは今回の目玉。それがないと大変だ・・・・・どんな仕打ちを受けるか分からない。』
ガロウ『と考えていたんだろ。保身と金を得るため、向こうは必死だった。』
ガロウ『その時点で疑ったというわけだ。』
カナタ『なるほど・・・・・・・・・・』
カナタがやや納得するように言う
ガロウ『あとは・・・・・・お前らを離れ離れにはしたくなかった。』
カナタ『え?』
ガロウ『・・・・・・・・・俺は昔、一緒にいようと約束した幼馴染がいるんだ。』
ガロウ『だけど、とある事情で彼女は引っ越すことになった・・・・・・』
ガロウ『引っ越すことを知ったあいつは、俺とあいつだけが知っている秘密の場所に逃げ込んだ。』
ガロウ『まぁ俺がすぐに見つけるわけだがな・・・・・・』
そして語り始めたガロウとベルベットとの思い出・・・・そして離れ離れになったあの日・・・・・
ガロウ『あいつは俺と離れ離れになるのを、嫌がってた。』
ガロウ『そんな時、俺はこれをあいつに渡したんだ。』
そう言って首飾りを見せた
ガロウ『これは、俺の手製の御守り・・・・・・そして俺とあいつが持っているは2つで1つとなるんだ。』
カナタ『・・・・・・・・・』
ガロウ『約束したんだ。大人になって冒険者になったら一緒に旅しよう。』
ガロウ『必ずお前を見つけると・・・・・・・・』
カナタ「ガロウは俺たちを、そうなってほしくないんだと思う・・・」
カナタ「モモンから聞いたんだけど、ガロウの村は指輪を探しに来た魔物に滅ぼされたって・・・・・」
ミゼラ「!?」
カナタ「魔物はガロウが倒したそうだ。だが、僅かに生きていた父親から指輪の存在を知らせ・・・・息を引き取った。」
ミゼラ「・・・・・・・・・・・・・・・」
カナタ「ガロウは、人との別れを経験した・・・・・・だから、俺とミゼラを離れ離れにしたくなかった。」
ミゼラ「・・・・・・・・・・」
カナタがそう言った後・・・・・・・・カナタがミゼラを抱擁した
ミゼラ「か・カナタ・・・・////!」
カナタ「ごめん・・・・・今はこうさせて、ガロウから聞いたんだ。こうした方が落ちつくって・・・・・・・・」
ミゼラ「うん・・・・・・・・」
ミゼラも、共に抱くと・・・・・・・・すると2人の抱きしめ合う力が少し強くなり・・・・・その目には涙を流していた
・・・ダーチア村・・・
翌朝、すでに出発の準備が出来ている
モモンは眠そうにふよふよ浮き、ガロウは馬に荷物を乗せている
クレス「どうやら、もう行くみたいだね。」
ガロウ「ああ、善は急げってやつだ。向こうがこっちの事情を悟られる前に、早急に向かわないと大変なことになるからな。」
クレス「その通りだ。だけど・・・・・・君には援軍を送らせてもらうよ。」
ガロウ「援軍?」
そして、クレスが指をさすとそこには、武器を腰に付け荷物を持ったカナタとミゼラだった
ガロウ「カナタ?そしてミゼラも・・・・・・・・」
カナタ「ガロウ・・・・・・ボレアスには俺たちも付き合うぞ。」
ガロウ「どうしてだ。村の現状を考えても2人は残るべきだ・・・・・・」
カナタ「いや、何を言おうが俺たちはついていくぜ。」
カナタ「俺たちの冤罪を晴らしてくれた。ガロウの手助けをしたい・・・・・・」
ミゼラ「それに村のみんなが無事でいるのかを、私たちで確認しておきたい。」
カナタ「足手まといにはならないつもりだ。だから・・・・・・」
そういうとカナタは頭を下げた
カナタ「俺たちも連れて行ってくれ。」
カナタが真剣に頭を下げてお願いをした
ガロウ「・・・・・・・・・・分かった。しかしいいのかクレス?」
クレス「大丈夫だ。最悪俺1人だけでも守って見せるさ。」
ガロウ「ふっ・・・・分かった・・・・・・なら馬をもう一頭用意してくれ。」
クレス「ああ、クレス達の分だね。」
ガロウ「ありがとう。」
ガロウ「さて、山を越えるわけだが・・・・・ルートはどうなるんだ?」
カナタ「ああ、この先にはボレアスとこの村を繋ぐトンネルがある。」
カナタ「今はそこに行こう!」
ガロウ「もちろんだ。」
ミゼラ「うん!行こう!!」
こうしてガロウとモモン・・・・そしてカナタとミゼラも加わり北へ向かうことにした
今回のお話は、どうでしたか?
オリジナル街を出しました。今は名前だけですが・・・・・先にどんな話になるのかお楽しみに!