TODF(テイルズ・オブ・ドラゴン・ファンタジー) 作:麵魔
そしてジョアンナの目的、ここで分かります。
・・・ボレアス ジョアンナの城・・・
ガロウ達はジョアンナを探すべく、城内を探し回っている
カナタ「くぅ・・・・・・一体どこにいるんだ?」
モモン「こんだけ広いと匂いじゃ追えないよ・・・・・・・」
ガロウ「なら兵から聞けばいい。」
ミゼラ「そんなどうやって・・・・・・・」
ジョアンナの居場所を探したいがどこにいるか分からない。兵から聞こうにもその前に捕まる
だが・・・・・・・・・・
モモン「あ!イルジオンの出番だ!!」
イルジオン「・・・・・・・・そういうことね。」
見張り「はぁ・・・・なんか下の方は騒がしいな。」
見張り?「やぁ・・・・・」
見張り「ん?交代の時間か?」
見張り?「まぁそんなもんだ。それと、ジョアンナ様はどこにいるんだ?」
見張り「ジョアンナ様か?あの方なら、自室にいるはずだ。」
見張り「あの怪物をまた愛でに行ってるはずだ。悪いことは言わねぇが今は近づかない方がいいぞ。」
見張り?「ああ分かった。後は俺に任せな。」
見張り「ありがとよ。それじゃ・・・・・・・」
そう言うと見張りの兵はどこかに行った
見張り?「・・・・・・・・・・・もういいぞ。」
ガロウ「すまないなイルジオン。」
ガロウがそう言うと、見張りの兵はイルジオンへ変わった
イルジオン「『モシャス』が得意な俺には問題ないが・・・・・・・」
ミゼラ「ジョアンナは自室にいるって言ってたわね。」
カナタ「自室がどこいるか分からないけど、どう探す?」
ガロウ「申し訳ないがイルジオンにはもう一度、兵に変身して聞いてくれ。」
イルジオン「任せろ、それぐらいなら俺っちの出番だ!」
そして、ガロウ達は先へ進む
ガロウ達は先に進むたびに、兵を見つけてはイルジオンが変身して聞き込みをする
そして・・・・・・・・
メイド「今日は私がジョアンナ様へ運ぶのか・・・・嫌だなぁ・・・・・・」
見つけたのは、少しめんどくさがりやなメイドがいた
メイド「はぁ・・・そろそろ行かなくちゃ・・・・」
ファ~~~
メイド「うぅぅぅ・・・・・・」
ガロウは瞬時に近づき、眠り粉をぶつけ眠らせた
イルジオン「後は任せな。」
イルジオンはメイドの姿に変身し。カナタとミゼラがメイドを目立たない場所に隠す
メイド長「遅いですよ。食事が遅れたらどうするんですか?」
メイド(イルジオン)「す・すみません・・・・・ジョアンナ様の部屋の場所を忘れてしまっていて・・・・・・」
メイド長「はぁ・・・・・あなたは忘れっぽいですからね。場所はこのメモに書いていますから無くさないように。」
メイド(イルジオン)「は・はい。」
イルジオン「無事に聞けたぞ。」
ガロウ「この部屋か・・・・・・日が明ける前に急いで向かうぞ!」
そして、ガロウ達はジョアンナの元へ向かう
ガロウ「ここだな・・・・・・・」
ガロウ達はメモの通りに向かうと、大きな扉へと着いた。扉からは禍々しいオーラが溢れていた
ガロウ「この先にジョアンナがいる・・・みんな覚悟はいいな・・・・・」
カナタ「ああ!」
ミゼラ「うん!」
モモン「もちろん!」
イルジオン「ああ・・・!!」
ガロウ「よし!」
そしてガロウ達は扉を開けて中に入る
中に入るとそこにはジョアンナがいた。そしてもう1つの存在も・・・・・・・
「きゃはははは・・・・・・・」
ミゼラ「赤ん坊の声・・・・・・?」
「ぎぃぃぃぃあああああぁぁぁぁ!!!」
モモン「そうじゃないみたいだよ・・・・・」
そして地下水路で聞いた地響きと共にその姿を現した・・・・・
それは赤ん坊のような巨大な頭部と足しかなく、口におしゃぶりをつけ口の周りに血が付いていた魔物・・・・
あえて名を付けるなら、『暴食の幼児』
ジョアンナ「・・・・・・・侵入者があなたたちだったとは・・・」
ガロウ「正直言って俺たちもだよ。この街を誰よりも尽力を尽くしたあんたが、人攫いの黒幕とはな・・・・・」
ジョアンナ「・・・・・・・・・・・」
カナタ「教えてください。そこにいる魔物はなんなのか・・・・・・どうしてこんなことをしたのか・・・・」
ジョアンナ「・・・・・・・・・・」
モモン「ジリオって人と関係あるの?」
ジョアンナ「!!・・・・・どこで知ったの?」
ガロウ「街の人たちにな・・・・あんたがジリオと恋仲であったことは知ってる。」
ガロウ「そして・・・・・・・ジリオが先代領主に酷い目に遭ったことも・・・・・・」
ジョアンナ「・・・・・・・・・・・・・・・そう知ってしまったのね・・・」
ジョアンナ「いいわ、ここまで知られた以上あなた達を帰すわけにはいかないし話してあげる。」
ジョアンナ「あれは12年前に遡るわ・・・・・私がまだ領主になる前のことよ。」
ジョアンナ「あの時の私は、父親に次期領主になるべく色々と教育をさせられていた・・・・・」
ジョアンナ「だけど、父が街の人たちに酷いことをしているのを知り街の様子を見に行くことが多くなった。」
ジョアンナ「そんな時に出会ったのが・・・・ジリオだった・・・・」
ジョアンナ「私はジリオの直向きさに、心が魅かれていた・・・・・・」
ジョアンナ「両親も亡くし、貧しくボロボロになりながらもただひたすらに働く彼の姿に・・・・・」
ジョアンナ「そして彼の働く工房に寄って行く内に、私たちは恋人になった。」
ジョアンナ「城の中で教育を受けながら、街に出ては彼の工房に行きよくかれの手伝いなどしていました。」
ジョアンナ「そうしているうちに、私は彼にプロポーズを受けた・・・・・・」
ジョアンナ「私は嬉しかった。渡された指輪は、小さなところで売られているものでしたが・・・・・」
ジョアンナ「私にとっては、どんな高価な宝石が付いた指輪よりも価値のある物だった。」
ジョアンナ「だけど・・・・・・父は彼との婚姻を認めなかった・・・・・」
ジョアンナ「父は私を名のある富豪と婚姻させると言った。だけど、私はそれに反対した・・・・・」
ジョアンナ「そして父の手によって私は監禁状態にされた・・・・・」
ジョアンナ「監禁状態が続いていた時、父がある物を私に渡してきた・・・・・・・」
ジョアンナ「それが・・・・・・・ジリオの指輪の嵌められた薬指を・・・・・!!」
「「「「「!?」」」」」
ジョアンナ「父は笑いながら言った・・・『あのぼろ臭い鍛冶のガキは、魔物に食わせてやった。』と・・・・」
ジョアンナ「私はジリオが亡くなったことを知り、心を閉ざしていました。」
ジョアンナ「遺体はこの薬指と・・・・・街に密かに建てられた墓にある部分だけ・・・・・」
ジョアンナ「彼の顔を見ることすらできなくなった・・・・・・・・」
ジョアンナは、特別な液体に入れ常時持ち運んでいる指輪が付けた指を愛おしそうに見ていた
ジョアンナ「だけど、神様は私を見捨てていなかった・・・・・・」
ガロウ「それが、あの肖像画・・・・・あんたに子供が出来たことか・・・・・」
ジョアンナ「あの部屋に入ったのね・・・・ええ、その通りよ・・・・・」
ジョアンナ「密かに私は身籠っていた。私はそれがジリオとの間に出来た子供だと分かった。」
ジョアンナ「精密な検査をしなくても、私には分かったこのお腹の子は私と彼の子だって・・・・・!!」
ジョアンナ「そして、父に見つからないように出産した私は子に『リリオ』と名付けた。」
ジョアンナ「リリオは本当にジリオにそっくりな子。私はリリオを見るとジリオがそこにいるかと思ったわ。」
ジョアンナ「だけど、父がリリオの存在を知ったら何をするか分からない・・・・・」
ジョアンナ「そう思った私は、父を領主の座から引きずり下ろすため父の事をよく思わない人たちを集め反旗を翻す準備をした・・・・・」
イルジオン「・・・・・・・・・」
ジョアンナ「だけど・・・・・・父の手がリリオに迫っていた・・・・・」
ジョアンナ「私がいつ攻め込むか話し合いをし、部屋に戻って来た時・・・・・・・」
ジョアンナ「リリオは死んでしまっていた・・・・・・」
ミゼラ「え・・・・・!?」
ジョアンナ「リリオの世話を任せていたメイドが、父に弱みを握られリリオを殺すよう指示を受けていた。」
ジョアンナ「彼女は泣きながら、『申し訳ございません・・・申し訳ございません・・・』とただひたすらに謝っていた・・・・・」
ジョアンナ「だけど、私にはその声よりも・・・・・リリオの声を聞けないことに絶望し・・・・」
ジョアンナ「復讐を誓った・・・・・・父を地の底に叩き落すために!!」
ジョアンナの顔が、穏やかな顔から悪魔を射殺しそうな瞳へと変えた
ジョアンナ「父に加担した全ての人たちを、地位や私財を没収するよう手配し・・・・」
ジョアンナ「それが嫌なら父を領主の座から降ろすよう協力させた。」
ジョアンナ「それに伴って、父の悪事を全て暴き一族から永久追放させ・・・・・」
ジョアンナ「ジリオと同じ運命を辿らせたわ。」
カナタ「同じ運命って・・・・!!」
ミゼラ「まさか、魔物に食わせたの!!」
ジョアンナ「散々人を食い物にし、ジリオを魔物に食わせたあの男には相応しい末路よ。」
ジョアンナ「そして、私は領主の座になり・・・・・父が独占していた資源やお金を街の人たちに渡し。」
ジョアンナ「この街をよりいい街にすべく動いた。隣の大陸との運搬に列車を繋げたり・・・街の整備も・・・・」
ジョアンナ「だけど・・・・・どれだけこの街を豊にしようにも・・・・・私の空いた心の穴は埋めれなかった・・・・・」
ジョアンナ「リリオの亡骸を、肉体が腐食しない液体に入れずっと語り続ける日々だった。」
ジョアンナ「だけど・・・・・・・・私の前に天使が現れたわ・・・・・」
ガロウ「!?(天使だと・・・・!?)」
ジョアンナ「天使様が現れ、リリオの亡骸に手を当てると・・・・・・リリオはこのように生まれ変わったわ!」
暴食の幼児「ぎぃぃぃぃあああ!!」
ジョアンナが天使のような喜びの顔をすると、後ろにいた魔物が声を上げる
ガロウ「つまり・・・・・そこにいる大きい魔物が・・・・・・!!」
ジョアンナ「私の息子『リリオ』よ・・・・・・でも、リリオを完全に人間に戻すためにはあなた達は邪魔なの!」
モモン「人間に戻すため・・・・・どういうことなの!!」
ジョアンナ「天使様は教えてくださったの。リリオを完全に人の姿に戻すためには、魔物と人間の2つの混合の肉を得る必要があるって・・・・・・」
ジョアンナ「だけど、魔物と人間の混合の肉はそもそもないことを知っている・・・・・・・なら、作ればいいって・・・・!!」
ミゼラ「それが人々を誘拐していた本当の理由・・・・!?」
ジョアンナ「ええ、街も発展したからいいけど・・・・・元々住んでいた街の人たちには手を出していないわ。」
ガロウ「どういうことだ!!」
ジョアンナ「攫った人たちは、他所から来た人たちを中心にさせたの。そして、外部からも取り寄せれるようにもしたわ。」
カナタ「それが・・・・・・・俺たちが住んでいる村か。」
ジョアンナ「ええ、あの男は実に都合がよかったわ・・・・あの男は金さえもらえれば、こっちの言う通りに動いてくれたもの。」
ミゼラ「っ・・・・・!!そこまでして、大事な子供を取り戻したかったの!!」
ジョアンナ「そうよ・・・・!私はもう失いたくない!!愛するあの人とも、そして私たちとの間に出来た子も!!」
イルジオン「・・・・・・・・・・・ふざけるな!!!!」
「「「「「!?」」」」」
イルジオンの突然の怒鳴り声・・・・・そしてイルジオンは前へと出る
イルジオン「あんたは、誰よりもこの街を愛し誰よりも尊敬されていた!!」
イルジオン「なのにどうして、人々を犠牲にさせようとするんだ!!」
イルジオン「あんたは・・・・・・街の皆があんたのおかげで豊かになっていることを全て無にさせたいのか!」
イルジオン「今のあんたは・・・・・・・・過去にすがって現実から目を背けているだけだ!」
ジョアンナ「・・・・・・・・・・黙りなさい・・・・」
その時ジョアンナの顔は、憎悪に飲まれていた
ジョアンナ「あなたのような魔物に・・・・・何が分かるの・・・・!!」
イルジオン「・・・・・・・・・・・・・!!」
ガロウ「イルジオンの言う通りだ。このままあんたを野放しにはできない・・・・・・いや。」
ガロウ「ここであんたを止めなきゃ。彼らの気持ちを裏切ることになる!!」
ガロウ「だから俺たちは全力で相手してやる!!」
カナタ「恨みも絶望も・・・・・!」
ミゼラ「悲しみも怒りも全部・・・・!!」
モモン「おいら達にぶつけるんだ!!」
イルジオン「ああ・・・・・・!!」
ジョアンナ「いいわ!!リリオ!!好きにしてちょうだい!!」
大切な物を失った女性と、怪物に変わってしまった
今回のお話は、どうでしたか?
この話で大方分かったと思いますが、この話に引用は『メタファー』のクリアンテ城のストーリーを引用しています
話しの大まかな部分はオリジナルです。
そして次回をお楽しみに!