Re:ゼロから始めるエージェント生活   作:遺物

11 / 11
刻む・怠惰

白鯨討伐後、スバルはクルシュさんたちと別れ、アナスタシア陣営の兵と合流した。だが、スバルには尽きぬ心配事があった。

 

クソ・・・本当に大丈夫なのか?莫・・・

 

 

それは、白鯨が完全に息絶えた数分後の話であった。

 

「莫・・・お前、また消えるのか?」

 

「あぁ・・・すまないな。でも、たぶん大丈夫だ。」

 

スバルは怪訝そうに顔をしかめる。これまで、莫がいたおかげで何度も命を救われてきたのだ。

 

「本当に?」

 

「あぁ」

 

「本当に本当に?」

 

「大丈夫だよ。それに・・・」

 

 

莫が言っていた援軍って誰なんだ・・・俺が既に知っている人だって・・・?作戦に支障が出ないといいが・・・

 

そんなことを考えていると、ユリウスとリカードさんが話しかけてきた。

 

「スバル。万津殿は何処へ?」

 

「アイツなら来ねぇよ。どうしても外せない大事な用があるんだと」

 

「そうなのか・・・彼の力なしというのは、とても悔しいね・・・」

 

「なんや!兄ちゃん来れへんのか!そりゃ、俺らも気張らにゃあかんな!」

 

 

 

その後俺は、作戦通りにユリウスと別れ、魔女教の元へ向かう。

 

「よ!」

 

「お初にお目にかかります・・・私は魔女教大罪司教怠惰担当・ペテルギウス・ロマネコンティ・・・デス!」

 

そして、福音を燃やした旨をペテルギウスに伝えると、やはり激昂しながら「見えざる手」が迫ってきた

 

 

 

・・・が、ペテルギウスを謎の光が後方に吹き飛ばした。

 

「な、なんデスか!?」

 

すると、スバルの足元の陰から男が飛び出してきた。

 

「久しぶりだな。少年」

 

その男は、白いコートを身に纏い、大きめの白とオレンジの剣を持っていた。

 

「俺の名はノクス。夜に生き、闇を彷徨うエージェント。」

 

「ノクス!てことは、あんたが俺をウルガルムから助けてくれたっていう?てか、今どっから出てきた?!」

 

「あぁ、俺は万津莫から君の護衛を頼まれた。ここは俺に任せろ」

 

「なら、安心でいいのかなぁ?」

 

突然、目の前から破壊音がし、岩の間からペテルギウスが出てくる。

 

「アナタアナタアナタアナタ方・・・!私の福音に載っていない!そんな事あるわけないのデス!福音に書かれていないのなら、ナゼアナタは私の前に立ちはだかるのデスか!私はタダ、魔女様の愛をアナタたちに伝えたいだけなのデス!タダ、世界中の苦しみ、痛み、悲しむ人々を愛で愛で愛で愛で!救いたいだけなのデス!」

 

そんなペテルギウスを、ノクスは一蹴する。カリバーモードからランチャーモードに切り替え、ペテルギウスに向かって発砲する。

 

「意味の分からないことを言うな」

 

「ええ、ええ、ええ、初めは皆そうなのデス。右も左も分からないアナタを私達は拒みまセン。我々は導くだけ。アナタが正しく魔女様の元へ歩めるように、タダそれだけなのデス。そして・・・いいんデスか?こんなことしていて・・・」

 

ワ――――――!と、ミミたちが攻撃を仕掛けた瞬間、スバルの後ろに確実に銃口が向けられた。

 

「動くな」

 

スバルの後ろから女の声がした。

 

ノクスが背後を撃ち、女を引き剥がす。

 

「まさかこの世界にも、CODEが絡んでいるとはな。コードナンバーシックス」

 

「お前こそ、ここで其の顔を見るとは思わなかったがな」

 

「ふん、油断したか?シックス」

 

シックスと呼ばれた女が振り向いた茂みから、筋骨隆々の男が出てくる。

 

「黙れファイブ早く擬装の準備をしろ」

 

「はぁ!丁度いい。ノクス、ここで貴様の夢を断ってやる!」

 

(なんだ・・・こいつら莫の世界の知り合いか?)

 

「お前はあの魔女教とやらを何とかしろ。まず俺はコイツらを倒す」

 

「あぁ・・・分かった!気ぃつけろよ!」

 

スバルが走り去ったのを確認し、ノクスはドライバーを取り付け向き直る。

 

「さて・・・CODEに従う愚か者は抹殺する」

 

 

『シャドウ!』

 

 

「抹殺されるのはお前だ」

 

 

『パニック!』

 

 

「俺は・・・CODEの番犬だ!」

 

 

『ショック!』

 

 

「変身」

 

 

『ライダー!ノクス!ノクス!ノクス!シャドウ!』

 

 

仮面ライダーノクス

 

 

「擬装!」

 

 

『インヴォークロードシステム!パニック!』

 

 

ロードシックス

 

 

「ウオォォォ!擬装!」

 

 

『インヴォークロードシステム!ショック!』

 

 

ロードファイブ

 

 

各々が変身、擬装を終えたのち、ファイブのブレイカムブレイカー・ナックルモードとノクスのブレイカムバスターが激しくぶつかり合う。

 

背後に回ったシックスがシュートモードで撃ち抜くが、ノクスは陰に隠れてこれを避ける。

 

「お前はあの子供を追え!」

 

ファイブが叫ぶと、シックスが無言でうなずき、走り出す。

 

組み合いながらノクスはファイブに聞く。

 

「先輩に楯突くとは・・・偉くなったな」

 

「黙れ裏切者!俺の流儀、忘れたわけではあるまい・・・狙った獲物は死ぬまで離さない!」

 

 

 

スバルは、追いかけてくるシックスを尻目に、ペテルギウスの元へと走る。

 

「止まれ!ナツキ・スバル!」

 

「それで止まる奴、俺は知らないね!」

 

シックスは呆れた態度を取り、カプセムをブレイカムブレイカーにセットする。

 

『パニック!』

 

「組織の為に、その命を捧げろ!」

 

『ブレイカムブレイズ!』

 

すると、突然スバルは立ち止まり、振り向いて放たれたエネルギー弾に向かって二かっと笑う。

 

「は~い俺のやること終了~。ここからは・・・」

 

「・・・アル・クラウゼリア!」

 

シックスの技はユリウスによってかき消された。

 

「やぁスバル。中々楽しそうなことをしているようだね」

 

崖の上から見下ろすユリウスに、スバルはイラつきながら返した。

 

「あぁおかげさまで!」

 

「新しい敵か・・・」

 

ユリウスとシックスが向き合うと、空から体育座りをしたままペテルギウスが降ってきた。

 

「寵愛寵愛寵愛寵愛寵愛寵愛寵愛イィィィィイイイ!」

 

「騎士、ユリウス・ユークリウス。参る」

 

「誰であろうと、組織に逆らうものは粛清する」

 

「それじゃあ、魔女教狩りを始めようか」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

超かぐや姫!inロードスリー(作者:ALMS913)(原作:超かぐや姫!)

息抜きに書いた一発ネタです


総合評価:148/評価:7.33/短編:3話/更新日時:2026年07月09日(木) 19:30 小説情報

ハイスクールD×Z(作者:攻月レイド)(原作:ハイスクールD×D)

ゼッツ.......それは夢を叶える力▼ゼッツ.......それは悪夢を叶える力▼ゼッツ........それは守る力▼ゼッツ........それは壊す力


総合評価:270/評価:7.83/連載:16話/更新日時:2026年07月09日(木) 10:00 小説情報

Be The ZENLESS Z:One / from ビルド ZEW WORLD(作者:ZENIUS)(原作:ゼンレスゾーンゼロ)

時空の狭間にて、宿敵「エボルト」を打倒した「桐生 戦兎」。しかしその際、計らずも次元の崩壊に巻き込まれ、自らが創った新世界とは違う「ホロウに蝕まれた終末世界」へ飛ばされてしまった。▼一時はベルトと記憶を失うも、この世界に存在するハズのない怪人「スマッシュ」の登場を機に、「仮面ライダービルド」として完全復活。▼今や世界唯一の都市となった「新エリー都」を舞台に、…


総合評価:390/評価:8.43/連載:3話/更新日時:2026年08月03日(月) 14:47 小説情報

アインズ様が「エボルトォオオオオ!」と叫ぶ話(作者:月光舞詐称者姫)(原作:オーバーロード)

 地球を滅ぼすための力を蓄える為に宇宙を放浪したエボルト。しかし、彼は失念して居た。人間というのは愚かな生き物で、寿命はとても短いのだと。▼ 彼が力を得ている間に300年の月日が経ってしまい、かつての宿敵、仮面ライダーの存在は見る影もない。▼ 絶望を通り越して最早虚無まで感じる中で、異世界へと吸い寄せられるとある力に、白いパンドラパネルが反応する▼ そんな感…


総合評価:289/評価:6.56/連載:16話/更新日時:2026年08月04日(火) 22:00 小説情報

個性『スーパー戦隊』 うん。……ちょっと待て?????(作者:翠吏)(原作:僕のヒーローアカデミア)

 拝啓、特撮オタクの親友へ▼俺はどうやら「僕のヒーローアカデミア」という漫画の世界へ転生してしまったようです。それだけなら何んだ?と言うでしょう。個性が『スーパー戦隊』でした。俺頑張るよ。▼ ▼※掲示板あり。基本的に控えめ。▼初投稿です。▼なので誤字脱字、キャラ崩壊等があると思いますが、温かい目で見守ってください。


総合評価:631/評価:5.88/連載:21話/更新日時:2026年06月28日(日) 11:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>