緑谷出久は秩序の守護者と共にヒーローを目指す。 作:KMヒロ
オールマイトの
緑谷「・・・何の変化も感じられませんけど・・・」
AM「そりゃそうさ‼︎君、胃腸を何だと思ってるの?」
AM「まあ2〜3時間もすれば身体に馴染むと思うさ!」
緑谷「わあぁあ緊張してきた・・・どんな感じなんだろ〜」
ジガルデ『イズク、既に"個性"は受け取ったのだから少しは落ち着け!』
緑谷が今か今かと待ち侘びて慌てている中ジガルデはそんな緑谷を落ち着かせる為に宥めていた。
AM「では私は少し席を外しておく。時間までには戻るからそれまで身体でも動かして待っていてくれ!」
緑谷「あ、はい!分かりました。」
ジガルデ『何処に行く気だ?オールマイト?』
AM「何
そう言ってオールマイトはその場から立ち去ってしまった。
緑谷「オールマイト何か用事でもあるのかな?」
ジガルデ『さあな。もしかしたら"ワン・フォー・オール"の件で何かしら用意でもするのだろう。』
緑谷とジガルデはオールマイトが再び来るまで身体を慣らしながら待つ事にした。
それから2時間後……
緑谷「・・・・・・‼︎」ビクッ
ジガルデ『どうした?イズク』
緑谷は身体の内側から"何か"が現れた様に感じ取れた。
緑谷「なんか身体の中から力を感じたっていうか・・・」
ジガルデ『もしや"個性"が発現したか⁉︎』
緑谷「これが"個性"なのだとしたら多分・・・」
AM「やぁ、どうやら無事受け渡す事が出来た様だね!」
緑谷「オールマイト!」
ジガルデ『ようやく戻って来たか・・・』
緑谷が
AM「では早速使ってみようか!"ワン・フォー・オール"を!」
緑谷「え⁉︎いきなりですか⁈」
ジガルデ『おい!イズクはさっきまで"個性"が無かったのだぞ!急に出来る訳がなかろうが‼︎』
AM「ああ、だから今から説明するが私が言うのはまずはこれだけ・・・」
AM「いいかい?「
ジガルデ『いやもう少し具体的な表現は無いのか⁉︎あまりにも抽象的過ぎるぞ‼︎』
AM「え?だけど私は
ジガルデ『・・・「感覚派の天才」だったと言う訳か・・・』
ジガルデは今のやり取りでオールマイトには指導は向かないと悟ってしまった。引き続き自分が主体で指導すること自体は一向に構わないが"個性"についてはどういうものかわからない為苦労する事は明白だ。
ジガルデ『・・・とりあえずイズクよ、このままでは埒が明かないから一度試してみるしか無い。』
緑谷「わ、分かった!やってみるね!」
そう言って緑谷は海の方へ向かって構えを取る。
AM「あと強いて言うなら自分なりの掛け声を出しながらすればやり易いと思うよ!」
緑谷「自分なりの掛け声・・・」
緑谷は先程教えてもらったアドバイスを復唱しながら右腕に力を込めた。
緑谷「ケツの穴グッと引き締めて拳を前に繰り出しなから掛け声を出す。ケツの穴グッと引き締めて・・・」ブツブツブツ……
キイィィィン……
緑谷は意識を集中して右腕に力を込めると緑色の雷が纏い出してきた。
ジガルデ(⁉︎イズクの右腕から膨大なエネルギーが⁉︎しかしこれは・・・マズイ‼︎)
ジガルデ『イズク‼︎打つのを待て!』
緑谷「
ザッバーーン
緑谷の繰り出した拳の攻撃はその衝撃波だけで地平線の方まで波を吹き飛ばしただけで無くその余波で周辺のゴミが軽く吹き飛んでしまった。
緑谷「す・・・すごい・・・これがオールマイトの"個性"・・・」
ジガルデ『・・・改めて見ると凄い力だな。これがイズクの
緑谷とジガルデもワン・フォー・オールの力がこれ程までとは思わず唖然としてしまった。だが間も無く次の問題が発生してしまうのである。
緑谷「ぐっ⁉︎ああぁぁ・・・」
ジガルデ『イズク?どうし・・・・・・⁉︎何だ⁉︎その腕は⁉︎』
ジガルデは緑谷が急に呻き声をあげたので振り返ってみると右腕を抑えながら
AM「やはりこうなってしまったか・・・」
ジガルデ『オールマイト!貴様、こうなる事を知った上でイズクに"個性"を使わせたのか⁉︎』
AM「ジガルデ君が怒る気持ちは分かる。しかし緑谷少年には一度"ワン・フォー・オール"の力をその身で感じて知って貰いたかったのだ!」
ジガルデ『・・・理解はしたが納得したわけでは無いぞ!イズクのこの怪我どうすると言うのだ!入試までもう1年も無いのだぞ!』
AM「問題ないさ!その為に
ジガルデ『ある人・・・だと?』
AM「ああ!すいません!お願いします‼︎」
???「やれやれ、朝っぱらから人使いが荒いね!オールマイト」
AM「すいません。どうしても必要でしたので・・・」
ジガルデ『オールマイト、誰だ其奴は?』
AM「彼女はリカバリーガール。緑谷少年を治す為に予め私が呼んできたのだよ!」
緑谷「リ・・・リカバリーガール・・・⁉︎プロヒーローの中でも希少な治療系の"個性"を持っているプロヒーロー・・・・・・」
ジガルデ『こんな時でもヒーロー解説はやるのか・・・妙な所で根性があるな・・・』
右腕を負傷してまともに動けないにも関わらずヒーローが現れた途端にヒーローオタクが発動してしまうとはもはや"特性"なのではないかとジガルデは呆れながらもそう感じてしまった。
リカバリーガール(RG)「それで怪我人はこの子だね。しかし随分と酷い怪我だね。自身の"個性"でこうも傷つくかい・・・」
RG「まるで"個性"と身体が馴染んでないみたいじゃないか」
RG「チユ〜〜〜」
リカバリーガールはそう言うと唇を異様な長さまで伸ばし緑谷の頬にキスをした。
ジガルデ『おい貴様!いきなりイズクに何をする⁉︎』
AM「落ち着きたまえジガルデ君!彼女の"個性"の使用上仕方がないのだ!」
そう言い争っている間に緑谷の右腕はみるみる内に怪我が治っていき、元の状態へ戻ったのである。
ジガルデ『あれ程の怪我をこんな短時間で治すとは・・・リカバリーガールよ。イズクを治してくれて感謝する!先程突っ掛かってしまったのを謝罪する。すまなかった!』
RG「おやおや随分利口な"個性"だね別にかまやしないよ。ハリボー食うかい?」
ジガルデ『気遣い感謝するが私は食事を必要としない。代わりにイズクにやって欲しい』
RG「そうかい、じゃあそうしようかね」
リカバリーガールはそう言うと緑谷の方に向かいお菓子をあげに向かった。
緑谷「ハァハァ、怪我は治ったけどすっごく疲れたんだけど何でだろう?」
RG「そりゃ私の"個性"の副作用の様なもんだよ。怪我を治す代わりに治した相手の体力を消耗させるからね。あんまり酷い怪我が続くと最悪逆に死ぬよ!」
緑谷「逆に死ぬ⁉︎」
ジガルデ『一概に万能な"個性"と言う訳ではないのだな』
RG「それじゃあ私はそろそろ上がらせて貰うよ!私も暇じゃないからね」
AM「ありがとうございます!リカバリーガール!」
緑谷「あ、ありがとうございます!」
ジガルデ『リカバリーガールよ改めて感謝する!』
そうしてリカバリーガールは手を振りながら緑谷達と別れその場を後にしたのであった。
AM「さて、先程使った事によって
ジガルデ『模索するとは言ったが貴様ではあまりアテには出来ぬからな・・・イズク、何か掴めそうか?』
緑谷「ええっと・・・例えるなら電子レンジで卵を爆発させないイメージかな?」
AM「地味だがユニーク‼︎とりあえずはそれでいいだろう!」
ジガルデ『いい訳無かろうがこのポンコツ師弟共が‼︎』バシッ ドキャッ
ジガルデの アイアンテール!
緑谷「あた⁉︎」
AM「OUCH‼︎?」
緑谷に アイアンテール(アイアン抜き)が あたった!
オールマイトの きゅうしょに アイアンテール(強め)が あたった!
ジガルデはふざけるなと言わんばかりに2人の頭に「アイアンテール」(緑谷にはアイアン無し)のツッコミをくらわせた。
ジガルデ『イズク!その例えではどうやっても爆発する未来でしか無いだろうが‼︎それとオールマイト!ユニークかどうかは知らぬがもっとしっかりと指導しろ‼︎仮にも自分の教え子だろうが!』
緑谷「あたた、ごめんジガルデ・・・」
AM「ねえ・・・私だけ物凄く強めにしたのは気のせいかな?」
ジガルデ『気のせいだ!』
ジガルデはオールマイトにだけ手加減せずに「アイアンテール」をくらわせたのを誤魔化した。
ジガルデ『・・・とりあえず私の思った感想だと水道の蛇口で想像してみろ!どれくらい捻れば水が出て捻り過ぎて身体に掛かるか掛からないのか少しずつ出力を上げてみろ!』
緑谷「わ・・・分かった!」
ジガルデ『あと先程は右腕だけだったが今度は身体全体に満遍なく浸透させるイメージをつけた方が良いと思うぞ!』
緑谷「身体全体に満遍なく・・・やってみる!」
緑谷はジガルデに指南された通りにワン・フォー・オールを纏わせる様に再度発動した。
AM「・・・なんか私よりも教えが上手くて師匠感を感じるんだが・・・」
ジガルデ『フン!貴様がそれだけ教えるのが下手すぎるだけであろう!師となるのならもう少し勉強しておけ!』
AM「なんか自信が無くしてきたよ・・・」
そうして落ち込んでるオールマイトは体格が大きいにも関わらず少し小さく感じてしまったのは気のせいだと思う事にした。
それからしばらくして……
キイィィィン……
緑谷の身体から緑色の雷が全身に纏い始めてき出した。
緑谷「な・・・なんとか身体に纏わせるまで行ける様になった!」
ジガルデ『どうやらとりあえずは制御出来るようにはなった様だな!』
AM「おお‼︎もう制御出来るようになったとは⁉︎飲み込みが早いな!」
緑谷「オールマイト・・・今の状態でどれくらい制御出来てますでしょうか?」
AM「そうだね・・・大体8%から10%ぐらいかな!瞬間的なら15%出しても問題はなさそうだね!」
緑谷「た、たったそれだけ・・・先は長そうだな・・・」
緑谷は予想より制御出来てなかった事に落ち込んでしまった。10年間特訓してもこの結果だから完全に制御出来るかどうか不安になってきたのである。
ジガルデ『案ずるな!制御が出来る様になっただけでも上出来だ‼︎』
AM「ジガルデ君の言う通りだ!むしろ譲渡してすぐにそこまで制御出来たのは私にとっては想定外だったからね‼︎」
緑谷「・・・ちなみにオールマイトは受け取ってどれくらいで制御出来る様になれたのですか?」
AM「あー私の場合受け取ってすぐに扱える様になったからあんまり参考にはなれないかな・・・」
ジガルデ『そもそも
AM「・・・ねぇ、ジガルデ君。やっぱり私に対して少し厳しくない?」
ジガルデ『くどい!何度も言わせるな‼︎気にせいだ!』
オールマイトは自分に対しての厳しい言葉に再度尋ねたがジガルデは再びとぼけたのであった。
AM「と、とりあえずは入試試験まで残り10ヶ月!"
AM「そこでこの場所だ‼︎昨日ネットで調べてみればこの海浜公園、一部の沿岸はもう何年もこの状態の様だね!」
緑谷「え、ええ・・・何か海流的な事もあって漂流物が多くて、そこにつけ込んで不法投棄をしている人達も居るとか・・・」
ジガルデ『全く嘆かわしい!自分達の町なのになんの対策もせずにこの様な状況を見過ごしたままにしとくなど本来ならば有り得ぬ事だぞ‼︎』
ジガルデは目も当てられない程の公園の有様を改めて見て嘆く事しか出来なかった。
AM「2人も知っている通り最近のヒーロー達は派手さばかりを求めてはいるがね」
AM「先日も言った通りヒーローってのは本来奉仕活動!地味だとしてもそれを蔑ろにしてちゃあいけないのさ‼︎」
そう言いながら手に掛けた冷蔵庫に力を込めて……
AM「この一帯のゴミを無くし水平線を蘇らせる!それが君のヒーローの第一歩だ‼︎」
一気に押し潰してペシャンコにし、目の前に日の出が出始めた水平線が見える様になった。
緑谷「・・・・・・・・・」
緑谷はこれから行うであろう課題と
AM「どうした緑谷少年!怖気ついたかい?」
緑谷「ああいえ、そう言う事じゃなくて・・・」
緑谷は思い切って考えていた事をオールマイトに伝える事にした。
緑谷「あの、オールマイト!お願いがあるのですが・・・」
AM「なんだい緑谷少年?」
緑谷「この“個性”の事をかっちゃん・・・爆豪君にも話したいのですが良いでしょうか?」
AM「・・・緑谷少年、気持ちは分かるのだけれども
緑谷「もちろん分かっています!でもかっちゃんには・・・幼馴染でありライバルでもあるかっちゃんだけには対等でいたいんです‼︎」
緑谷は爆豪だけにはこの秘密については話しておきたいと思いオールマイトに強く訴えるのであった。
AM「うーーむ・・・しかし・・・」
オールマイトはどうあっても秘密にしたい様だが・・・少し気になっていた事もあるし聞いてみるか。
ジガルデ『オールマイトよ。一つ聞きたい事がある!』
AM「?なんだいジガルデ君?」
ジガルデ『貴様に深傷を負わせたヴィラン・・・その者は未だ世に解き放たれたままなのか?』
AM「いや!あいつはあの時私の手で確実に仕留めた筈だ‼︎その心配はないと思うのだが・・・」
ジガルデ『ならば良いのではないか?秘密を知る協力者は1人でもいた方が良いし貴様も今日まで誰にも打ち明けずに生きていた訳ではあるまい!』
AM「うっ・・・確かに私にも協力してくれる人達はいたが・・・」
ジガルデ『なればイズクにも同時期の協力者の1人くらいいても問題いなかろう!』
ジガルデ『それに
AM「ぬぅ・・・確かに、察しの良いのであれば下手に隠さずに話した方が良いか・・・・・・分かった!その少年にだけ話を打ち明ける事を許可しよう!だがくれぐれも他の人には漏らさない様に!」
緑谷「ありがとうございます!オールマイト!」
ジガルデ『そうと決まれば早いうちに打ち明けた方が良い!出来れば夕方辺りまた此処で集合し、話したいのだがオールマイトは時間は問題無いか?』
AM「ああ!私は大丈夫だ!その様にしよう‼︎」
こうして緑谷、ジガルデとは別に爆豪もオールマイトの秘密について話す事にし、仲間を増やす事となった。
夕方 海浜公園……
その日の夕方、緑谷は爆豪に海浜公園へ来る様に頼み込んだ。爆豪自身もジガルデと共に頼まれた為何か大事な事なのは勘付いた為その頼みに応じて一緒に向かうのであった。
爆豪「出久、こんな所まで来て何の用だよ!入試まで時間が限られているってのによ‼︎」
緑谷「ご、ごめんねかっちゃん・・・でもどうしても大事な話があるんだ!」
ジガルデ『イズクの言う通りこれから話す内容は例え身内であっても明かしてはならぬ事故心して聞いてもらいたいのでな!今はとりあえずついて来て欲しい』
爆豪「チッ!わーったよ!」
爆豪はそれだけ言って緑谷達の後について行き海浜公園へと移動して目的の場所に着いて歩きを止めた。
爆豪「此処か?ゴミしかねーとこだが一体何の・・・」
AM「私がゴミの山から来たーー‼︎」
爆豪が緑谷に用を聞こうとした時、突如オールマイトがゴミ山から飛んで来たのであった。その為爆豪は……
爆豪「・・・・・・は?オ・・・オール・・・マイト?」
目の前に現れたにも関わらず脳の処理が追いつかず放心してしまったのだ。
AM「いきなり驚かせてすまなかったね少年!いきなりですまないが君の名前を教えてくれないかな?」
爆豪「・・・爆豪・・・勝己っす・・・」
AM「爆豪少年だね!ありがとう!突然で申し訳ないが君には幾つか用事があって緑谷少年に呼んでもらったのだよ!」
爆豪「・・・俺にっすか?」
AM「うむ、まずは先日のヴィラン事件についてだが、あのヴィランは私が追っていた相手でね。色々不手際を起こしてしまい君を巻き込んでしまい申し訳なかった!」
そうするとオールマイトは爆豪に向かって頭を下げて謝罪をした。
爆豪「い、いや!あんたは他の奴らなんかとは違って出久と同じく俺を助けてくれたんだ!あん時は礼を言えなかったが感謝してる!・・・あんがとよ!」
AM「こちらこそありがとう!そう言ってくれて少し気が軽くなったよ!」
オールマイトの謝罪と爆豪の感謝を互いにし終わって次の話題に入ることとなった。
AM「さて爆豪少年!次の要件なのだが緑谷少年にも言ったが今から見る光景に対してくれぐれもネット等には書き込まないでくれよな!」シュゥゥ……
そう言い終わるとオールマイトから蒸気が出始め、元の姿からは想像出来ない程のガリガリの姿へ変貌していったのだ。
爆豪「・・・・・・は?な・・・なんなんだよ・・・その姿は・・・・・・」
AM「驚いてしまうのも無理はない・・・この姿はかつてある凶悪なヴィランによって深傷を負ってね。
そう言うと服をめくって腹部の怪我も爆豪に見せた。
爆豪「・・・そんな怪我負いながらこれまでも・・・あん時も俺を助けてくれたのか・・・」
AM「プロはいつだって命懸けだ!あの時は時間がきてしまい助け出るのが遅くなってしまったが緑谷少年の様に助けを求めているのに助けないだなんて思っちゃあいけないのさ!」
爆豪「・・・・・・・・・」
爆豪は長年深い怪我を負いながらそれでも笑いながらヴィランを倒しながら人々を助け出していた事に驚きを隠せないでいた。
AM「そしてさらにもう一つ君にも伝える事にした事があるんだ!私の"個性"についてね!」
爆豪「・・・ここまででも十分いっぱいだってのにオールマイトの"個性"だあ?一体なんなんだよ⁉︎」
正直に言やぁ身体と怪我でも十分だってのにオールマイトの"個性"だぁ?単なる増強系の"個性"じゃねぇのかよ⁉︎
AM「私の"個性"は聖火の如く長きに渡って引き継がれた"個性"!その名は
爆豪「引き継がれた・・・"個性"だと・・・」
AM「そう!そしてこの
爆豪「は?な・・・なんで・・・出久に決めたんだ?」
AM「もともと後継者は探していた所先のヴィランで誰よりも君を助け出そうとした緑谷少年を見て私は彼だと感じたからだ!」
爆豪はそう言われて納得してしてしまった所があった。あの時、誰も助けない中出久とジガルデだけが助けに来た姿を見たのをオールマイトも何かを感じたのだろう。
爆豪「オールマイト・・・"個性"を受け継がせたって言ってたよな・・・それはいつだ?」
AM「緑谷少年に譲渡したのは今朝方だ!だから早速制御できる様になってはいるものまだまだ完璧には程遠いのが現状だ!」
ジガルデ『実際使えるのは全体の約1割程だからな!OFAを扱える様になるのはまだまだ先というのが現状だ!』
爆豪「・・・だったらさっさと使える様になりやがれ!俺はそれをも超えてNO.1ヒーローになってやる‼︎」
緑谷「わ・・・分かってるよ!少しでも制御できる様になるよ‼︎」
こうして緑谷と爆豪は"
爆豪「は!ならもういいだろ!これで要件は終わりだろうな⁉︎」
ジガルデ『すまないがバクゴウ、話はこれだけではない!私の事についても話がある!』
爆豪「・・・もうここまで来りゃ何が来ても驚かねぇ自信があるが嫌な予感がするな・・・」
ジガルデ『私が話す事は一つではあるが実は私は・・・イズクの"個性"ではないと言う事だ!』
ジガルデから話された内容は先のオールマイトの件とは別の意味で驚き、更に混乱してしまうのであった。
爆豪「・・・・・・は?ジガルデが出久の"個性"じゃねぇだと・・・どういう事だ出久⁉︎俺を騙してたのか⁉︎」
緑谷「ち・・・違うよ‼︎僕だってこの事を聞かされた時は信じられなかったんだ‼︎」
ジガルデ『バクゴウ、イズクを攻めるな!イズクもこの事について知ったのはつい今朝方でお前とは約半日程度の誤差でしかないのだ!』
爆豪「はあ⁉︎出久にも教えてなかったのかよ!何で今まで・・・」
ジガルデ『もともと私の件についてはイズクにはいずれ話すつもりであった!オールマイトの譲渡の件が無ければ話すのはまだ先と考えていたのだが今言っておいた方が良いと判断したまでだ!』
爆豪「・・・・・・とりあえずは理解したがじゃあてめぇは一体なんなんだ⁉︎なんで出久の"個性"だなんて偽ってまでずっと側にいた⁉︎」
ジガルデ『最もな質問だな!何故私がこの世界に来た理由は・・・』
ジガルデは今朝緑谷達に話した事をそのまま爆豪にも再度説明した。
爆豪「・・・ジガルデが「ポケモン」である事と「メガシンカ使い」を見つける為にこっちに来たってのは分かったがよ、出久の件についてはまだ分からねぇままなんか?」
ジガルデ『ああ、未だに分からないままではあるが元々急を要する事でも無かったからな!今となってはイズクを立派なヒーローにさせる事の方が大事な事だと思っているくらいだ!』
緑谷とジガルデが共に過ごしてもうすぐで11年となる。それだけ一緒にいれば互いの事を理解し合い心許せる友として、相棒としての感情を抱くのも納得出来る事だ。
爆豪「今更だが出久に"
緑谷「ええっとそれは・・・・・・」
AM「・・・そういえば受け継がす事ばかりしか考えてなかったからどうしよう・・・」
ワン・フォー・オールを引き継いだのはつい今朝方だったのもあってもともとジガルデが"個性"だった事も含めてどうやって誤魔化すかまでは2人とも考えてなかったのである。
爆豪「はぁーー・・・・・・そんなんでこの先誤魔化し切れんのか?こんなんじゃいずれ他の奴等にもバレんぞ‼︎」
ジガルデ『心配するな!そうだろうと思って既に案は考えてある!』
そう聞いて3人は一斉にジガルデの方を向いて言葉を発するのを待った。
ジガルデ『私の膨大なエネルギーを今までイズクの身体では扱えきれなかったがようやく受け取る事が出来、扱える様になったと言えばいいだろう!』
爆豪「・・・そんなんで上手く誤魔化せられるんか?」
ジガルデ『心配せずともなんとでもなるだろう!何せ様々な"個性"があるのだ!一つや二つ奇妙な"個性"があったとしても
AM「確かに親から全く異なる"個性"が宿る事もあると聞いた事があるからあながち無茶な設定とも言えないな!」
"個性"の件についてはこれでなんとかなるだろう。後は入試までに私も含めて特訓をするまでだ!
ジガルデ『さて・・・バクゴウにも"
爆豪「上等だ!どんな特訓内容だろうと突破してやるぜ‼︎」
緑谷「僕も少しでも扱える様になる為に頑張らないと‼︎」
AM「その意気だぞ2人とも!」
こうしてワン・フォー・オールを受け継いだその日に爆豪にも秘密を共有する事となり改めて互いにヒーローを目指す為に特訓するのであった。
次回話は来週投稿します。