緑谷出久は秩序の守護者と共にヒーローを目指す。 作:KMヒロ
あれから半年が経ち残り4ヶ月を切って肌寒くなってきた晩秋、オールマイトは久々に緑谷達の様子を見る為に海浜公園に来ていたのであった。
AM「特訓を始めて半年が経ったがその間いろいろとやらなければならない事があった為なかなか顔を出す事が出来なかったがはたしてどれくらい片付けられたのだろうか・・・」
オールマイトがトゥルーフォームの状態で緑谷達がいるであろう方向へ向かおうとしていた時
…………ぁぁぁぁあああ……
AM「!この声は・・・まさか!」
オールマイトは声が聞こえた方へ走り出し、その光景を見た先には……
緑谷「わああああ‼︎!」
爆豪「うおおおお‼︎!」
そこには半年前までは誰も寄りつかない程ゴミで溢れかえっていた海浜公園は目に見える範囲全てが綺麗に片付けられていた。
AM(おいおい嘘だろ⁉︎指定していた区画以外まで・・・マジかよ‼︎チリ一つ無くなってやがる‼︎!マジかよ‼︎!)
AM「いくら2人がかりとはいえ3ヶ月以上残して課題をクリアしやがった!それも想定以上に‼︎」
AM「オーマイ・・・オーマイ・・・グッネス‼︎」
ジガルデ『ふっようやく来たかオールマイトよ!まあタイミング的には丁度良かったがな‼︎』
フラ……
ジガルデ『ムッ!イカン‼︎』
2人は力尽きたのか糸が切れたかの様に倒れようとした所ジガルデが助けに向かおうとしたが……
ガシッ
AM「おつかれ‼︎2人とも!」
緑谷「オールマイト・・・僕達・・・出来ました・・・‼︎」
爆豪「ハッ・・・!こんなん・・・ヨユーで終わらせたわ・・・‼︎」
既にマッスルフォームになったオールマイトが先に駆け付けてゴミの山から落ちる2人を受け止めた。
AM「ああ2人には驚かされた‼︎エンターティナーめ!10代って素晴らしい‼︎見たまえ‼︎」
そう言ってオールマイトは2人に海岸の方へと見るように促した先には……
緑谷「これは・・・・・・」
爆豪「マジか・・・・・・」
10ヶ月前までは目も当てられない程の粗大ゴミで埋め尽くされていたのだが2人の特訓で完全に取り除かれ、本来の綺麗な海岸が広がっていた。
AM「半年間君達が頑張って努力した結果だ!良く頑張ったよ本っ当に‼︎!」
AM「その成果をクリアした事により君達のヒーローとしての第一歩は達成した‼︎」
オールマイトからの課題とジガルデの特訓との併用を言い渡されて半年、入試まで3ヶ月の猶予を残して緑谷と爆豪は達成する事が出来た。
AM「しかし嬉しい誤算ではあるが入試までまだ3ヶ月は残っている・・・後は各自自己鍛錬をするくらいしかないのだが・・・」
爆豪「まあここでやれる事はやり尽くしたからな・・・」
緑谷「場所としてはもうここでは特訓出来ないね・・・」
3人が海浜公園でのゴミ掃除が終わった事により残り期間をどこで特訓するか悩んでいた所……
ジガルデ『・・・ここは使える物は使わせて貰うのも一つの手段かな・・・イズク、バクゴウ!後日
緑谷「ある所・・・?」
爆豪「何処に行く気だよ?」
ジガルデ『それはついてからのお楽しみと言うわけだ!』
轟家自宅前……
それから数日が経ち、体力が回復した緑谷達はジガルデの考えで特訓の場所を探す為、轟家に訪れていた。
緑谷「ねえジガルデ・・・何も言わずに来たけど大丈夫なのかな・・・?」
ジガルデ『心配いらんだろう!来ても良いと言われたのだから言葉に甘えさせてもらおうではないか!』
爆豪「それよりなんでお前らがエンデヴァーの家知ってんだよ⁉︎」
ジガルデ『なに昔
緑谷「わ・・・分かった・・・」
緑谷はジガルデに催促され、インターホンを押したのたである。
冬美『はーい、どちら様ですか?』
緑谷「み・・・緑谷です⁉︎冬美さん・・・」
冬美『出久くん⁉︎入って良いわよ!』
緑谷「お・・・お邪魔します!」
ジガルデ『失礼する!』
爆豪「・・・・・・邪魔する・・・」
緑谷とジガルデと爆豪は冬美に入る様に促されて轟家に入っていったのである。
冬美「久しぶり!元気だった?」
緑谷「ひ・・・久しぶりです・・・冬美さん・・・・・・」
冷「緑谷君、ジガルデさん、ようこそお越しくださいました」
ジガルデ『フユミ、レイ、突然の来訪だったこと申し訳ない!』
冬美「いいのよ全然!それとそちらの人は?」
緑谷「ええっとかっちゃんは僕の幼馴染で・・・」
爆豪「爆豪勝己だ・・・」
緑谷達が玄関前で挨拶していると……
焦凍「姉さん誰か来たのか?」
夏雄「冬美!誰か来たのか?」
冬美「あっ焦凍!夏雄!出久くんとジガルデが来てくれたよ!」
焦凍「出久か⁉︎久しぶりだな!元気だったか?」
夏雄「出久、ジガルデ久しぶりじゃねえか!もっとこっちにも来てくれよ!」
緑谷「うん!焦凍君も夏雄さんも久しぶり!」
ジガルデ『そうは言うがナツミよ・・・イズクはショウトと同じく受験生だ!合格する為にもあまり来られないのは理解してもらいたい!』
夏雄は緑谷達が最近遊びに来てくれない事に不満を言ったがジガルデの言う通り受験中である事を言われた為それ以上は言わなくなった。
焦凍「ジガルデも久しぶり・・・」ナデナデ…
ジガルデ『いやだから毎回出会って早々撫でてくるな⁉︎』
緑谷達が来てくれていた事に焦凍は喜び、すぐさまジガルデの方へ向かい撫で始めた。
爆豪「おまえ・・・いつもコイツに撫でられてんのか?」
ジガルデ『ああ・・・会うたびに撫でられるから慣れたと言えば慣れてしまったのだが・・・』
ジガルデはもはや恒例となりつつある行動に若干の諦めを感じつつ気持ちを切り替えるのであった。
冬美「それで今日はお友達も連れて何か用があって来てくれたの?」
ジガルデ『うむ・・・雄英の入試まで残り3ヶ月程になってそれまで使っていた特訓の場所が少々使いづらくなったのでな・・・出来ればイズク達にも使わせて欲しいと思って来たのだが・・・』
焦凍「いいぞ!ついて来てくれ!」
ジガルデの頼みに全て言い終わる前に焦凍が了承の言葉を言いついてくる様に促すとそれを聞いたジガルデは少し困惑したのだった。
ジガルデ『・・・随分答えが早くないか?エンデヴァーには一応許可取らなくていいのか?』
焦凍「大丈夫だ!それに親父も来たら使ってもいいと言われたしな。」
夏雄「別に親父の許可が無くてもいつでも来て良いからな!会いに来てくれるだけでも俺達は嬉しいし!」
ジガルデ『・・・既に許可が降りていたのか・・・まあ此方としては都合の良いが・・・有り難く使わせて貰おう!』
爆豪「・・・なんでここの奴等からこんなに好意的なんだよ?後で話聞かせてもらうぞ出久!」
緑谷「う・・・うん・・・・・・後で説明するね・・・」
緑谷は逃げられないと思い覚悟を決めて後で話す事を決めたのだったが案の定ブチ切れられ説教されてしまうのは今の緑谷は知る由もなかった。
そして現在緑谷達は焦凍達が普段特訓に使っている道場に向かって移動している所である。
緑谷「ごめんね焦凍君・・・いきなり尋ねて来て特訓の場所を借りたいだなんて頼んで・・・」
焦凍「別に良いよ。俺だって雄英に向けて大詰めしたかったから来てくれたのはありがたいし、それに本当ならもっと出久達と遊びたかったってのもあるから」
爆豪「テメーも雄英志望かよ半分野郎!」
焦凍「ああ・・・といっても俺は推薦だから一足早めに受ける事になるけどな!」
爆豪「チッ、自慢かよ!」
焦凍「なんで爆豪は怒ってるんだ?」
緑谷「あはは・・・本当はかっちゃん推薦枠取りたかったみたいなんだけど
ジガルデ『まあ所詮無いものねだりだ!気にしなくてもいいぞ!』
爆豪「いちいち言わんでもいいんだよ‼︎クソが‼︎」BOM…
爆豪はジガルデ達に言われた事に怒りながら両掌から"個性"を発動した。
焦凍「所で今は何の特訓をしてるんだ?」
緑谷「うん・・・実はジガルデのエネルギーを使って僕の身体強化が出来る様になったからその力を制御出来る様になる為に特訓してるんだ!」
焦凍「ジガルデの力を?そんなの出来るのかジガルデ?」
ジガルデ『うむ・・・今までのイズクでは肉体的に耐える事が出来なかったが最近になってようやく身体が仕上がってきたという事でエネルギーを送ってみたのだが現状では全体の約1割程しか扱えない事が分かってな。少しでも扱える様になる為に今はその特訓を中心にやっている!』
焦凍「そうだったのか・・・すげぇな出久」
緑谷「ありがと・・・でも誤って出力を上げて使うと身体が壊れてしまうから少しでも早く扱える様になりたいんだ!」
爆豪「だったらさっさと使える様になれや!じゃねーと置いてくからな!」
轟家道場……
それから緑谷達は焦凍達が普段特訓している道場に着き現在緑谷と焦凍が対峙する形で立っていた。
焦凍「それじゃあ見せてもらおうか出久の新しく覚えた力とやらを!」
緑谷「うん!いくよ焦凍君‼︎」
そう言うと緑谷は構えて"個性"を発動し始めた。
緑谷「ワン・フォー・オールフルカウル8%‼︎」
そう呟いた後緑谷から緑色の雷が発生して雰囲気が変わった。
焦凍「⁉︎それが新しい力か・・・」
緑谷「うん・・・まだ全然制御出来てないけど・・・」
ジガルデ『2人とも準備はいいな!』
焦凍「ああ・・・」
緑谷「いつでもいいよ!」
2人はいつでも動ける様に睨み合いながら身構えて待機しているのであった。
ジガルデ『では・・・・・・始め‼︎』
焦凍「フッ‼︎」
緑谷「
ジガルデの開始の合図と同時に焦凍は氷を足下から繰り出し、緑谷は拳を繰り出して出た衝撃波で迎え撃って氷を相殺させた。
焦凍「チッ・・・なんてパワーだ⁉︎これで全然制御出来てないなんてウソだろ⁉︎」
緑谷「生憎だけど本当にまだまだなんだよね!」
焦凍「これは・・・俺もうかうかしてられねぇな!だったらこれならどうだ⁉︎」
次に焦凍は氷から炎へ切り替えて再度緑谷に攻撃を繰り出した。
爆豪「⁉︎あいつ・・・氷だけじゃなくて炎も出せんのか⁉︎」
ジガルデ『ああ・・・ショウトの"個性"は「半冷半燃」、右側に氷、左側に炎を出す事が出来るなかなか強い"個性"だ!』
爆豪「チッ・・・NO.1になるにはこいつも超えなきゃならねぇ・・・上等だ!出久とまとめて超えてやる‼︎」
ジガルデ(フッ・・・残念だが私がいる限りそうはいかぬがな!)
ジガルデがそう思っている中緑谷と焦凍の特訓試合は続いていったがしばらくして……
ジガルデ『そこまで!2人ともバトルを止めろ‼︎』
ジガルデの静止により2人はその場で動きを止めて構えを解いた。
焦凍「はぁはぁ・・・すげぇな出久!まさかジガルデ無しでここまで強くなっていただなんて・・・」
緑谷「焦凍君も前よりまた強くなっていたよ・・・」
お互い息を整えながら率直な感想を言い合って休憩を取っていた。
爆豪「次は俺だ‼︎さっさとやるぞ‼︎」
ジガルデ『もう少し休憩をとってからだ!心配せずともこの後バクゴウにも戦ってもらうから待て!』
……それから緑谷、爆豪、焦凍の3人は互いに変わる変わる交代して夕方まで合同特訓するのであった。
緑谷「それじゃあ今日はありがとうございます!焦凍君また特訓しようね!」
焦凍「おお、また来てくれ出久!」
爆豪「次は俺が完璧に勝ってやる!首洗って待ってやがれ半分野郎‼︎」
焦凍「ああ、分かった!」
ジガルデ『ではな・・・世話になった!』
冬美「ええ⁉︎もう帰っちゃうんですか?」
冷「せっかくでしたら夕食でも食べていって欲しかったのですけど・・・」
ジガルデ『有り難いが家にはそういう報告はしていなかったのでな!次の機会にでもしてくれるとありがたい!』
夏雄「絶対だぞ!燈矢兄も会いたがっていたからな!」
ジガルデ『ああ分かった!』
緑谷「じゃあね焦凍君、皆さんまた!」
爆豪「世話になった・・・」
そう互いに挨拶し終わり緑谷達は轟家を後にしてそれぞれの家へと帰っていった。
その日の夜 轟家……
エンデヴァー「ただいま今帰ったぞ」
ブレア「ただいまーはー疲れたー!」
ヒーローの仕事から帰ってきたエンデヴァーこと炎司とブレアこと燈矢が揃って家に帰ってきた。
冬美「お帰りお父さん、燈矢兄、ご飯出来てるよ!」
冷「おかえりなさいあなた、燈矢」
夏雄「おかえり、燈矢兄、親父」
焦凍「おかえり・・・」
轟家居間……
「「「「「いただきます」」」」」
現在轟家は家族全員で晩御飯をとっていたが皆の機嫌がいい事に炎司は気が付いた。
炎司「それにしても焦凍達は今日は随分機嫌が良さそうだが何かいい事でもあったのか?」
冬美「うん!出久君達が今日久しぶりに家に来てくれたの!」
焦凍「ああ・・・出久とジガルデが今日来てくれた!」
冬美達は今日起こった事をその場にいなかった炎司達に報告した。
炎司「なに?緑谷達が来ていたのか?」
燈矢「マジか⁉︎俺も会いたかったってのになんで教えてくれなかったんだよ!」
夏雄「仕方がねーだろ!燈矢兄は親父と一緒にヒーロー活動してたんだから抜け出す訳には行かねーんだから!」
燈矢は緑谷達に会えなかった事に悔しんで攻めたがヒーロー活動していた事を言われてすぐに反論出来ずに黙ってしまった。
焦凍「それで親父・・・出久の事で聞きたい事があるんだが・・・」
炎司「緑谷のことで?何かあったのか?」
焦凍は今日ジガルデから聞いた緑谷に関しての事を炎司達に説明した。
炎司「ジガルデにそんな事が出来たのか?」
焦凍「ああ・・・いままで出久の肉体が未熟だったから出来なかったらしいけど最近になってようやく扱える様になったって今日特訓しに来てたんだが親父は何かアドバイス出来ねぇか?」
炎司「フーム・・・・・・」
炎司は焦凍の説明を聞いたが答えを見出せずに悩み込んでしまった。
燈矢「どうしたんだよ?父さんなら何か分かるんじゃねーのか?」
炎司「俺にだって分からない事の1つや2つはある!そもそも意思を持つ"個性"など国内だけでなく世界中から見ても稀な"個性"なのだ!当然それに関する情報も少ない為知らない事の方が多いのは仕方の無い事なんだ!」
冷「そんなに珍しいのですか?あなた・・・」
炎司「ああ・・・俺も長いことヒーローを務めていたがそういった"個性"を見た事はほとんど無かった!だからどんな事が出来るのか憶測でしか答える事しか出来ない!」
流石のエンデヴァーでもジガルデの事は未だに分からない事が多い為容易に答える事が出来なかったが……
炎司「ただ・・・あのジガルデから見て大丈夫だと判断したのなら信じてもいいだろう!実際にそれなりには扱えていたのだろう?」
焦凍「ああ・・・緑谷の身体から緑色の雷みたいなのを纏ったと思ったらものすごい速さと力を出したんだ!」
燈矢「それって単純な増強系の"個性"みたいじゃねーか⁉︎まるで"個性"が2つに増えたみたいだな!」
焦凍「ああ・・・だから今日は出久だけだったが今後は実質2対1で戦う事になると思うから厄介だ!」
炎司「ふむ・・・今時の"個性"に頼りありがちになってしまうデメリットが克服出来たという事はこれからはより苦戦を強いる事になるぞ焦凍!」
焦凍「上等だ!出久達がさらに強くなったのなら俺もさらに猛特訓して追いつける様になれれば良い!親父、入試までもう日が迫って来てるんだ!雄英に入って少しでも離されてない様に付き合ってくれ‼︎」
炎司「⁉︎ああ良いだろう!燈矢同様に鍛えてやる‼︎」
冷「あなた、焦凍、特訓も良いですが今は御飯の時間ですよ?」
冷の冷気を出しながら笑ってない微笑みで2人を注意した。
炎司「う・・・うむ⁉︎そうだな!」
焦凍「あ・・・ああ・・・ごめん母さん・・・」
燈矢「・・・・・・なんか母さん・・・あれから強くなったよな?」ヒソヒソ
夏雄「やっぱりジガルデに影響を受けたからじゃねーか?」ヒソヒソ
冷「燈矢、夏雄、何か言ったかしら・・・?」
燈矢「い、いや別に⁉︎なあ夏雄⁉︎」
夏雄「あ・・・ああ⁉︎別に何でもないぜ母さん⁉︎」
こうしてさらなる目標を見つけた轟焦凍は入試に追い込みをかける為にも緑谷達に追いつく為より特訓に励む事となったのである。
……ちなみに冷はあの時の事故以来ジガルデを見習う様になった為精神的に強くなったのである。
別の日 海浜公園……
雄英入試まで日が迫っていく中オールマイトからトガヒミコの事について呼び出しが来たのでかつて特訓していた海浜公園まで来た。
AM「やあ来たね!緑谷少年にジガルデ君!」
緑谷「オールマイト、あれから彼女はどうなったのですか?」
AM「ああ!トガヒミコ少女の事なら雄英で監視という名目で預かる事になって今はリカバリーガールの特別講義を受けながら普通科で在学する事になったよ!」
緑谷「そうですか・・・良かったぁ・・・」
ジガルデ『・・・オールマイトよ、預かるという事はヒミコの実家の方には・・・』
AM「ああ!今実家の方へ向かわせてしまえばまた同じ事の繰り返しとなって今度こそ取り返しがつかない事に成りかねないと思い校長が
緑谷「あのオールマイト・・・なんか
AM「・・・・・・聞きたいかい?」
緑谷「いえ結構です⁉︎」
緑谷は気になって聞いてみようとしたがオールマイトの間を開けて尋ねた事に怖くなって聞くのをやめてしまった。
ジガルデ(おそらく口で言うには恐ろしい手段でもとったのだろうその校長とやらは・・・触らぬ
ジガルデはその校長がどんな事をしたのか気にはなったがすぐに考えをやめた。
ジガルデ(まあ全ては向こう側の自業自得だ!イズクに危害が及ばぬのならばどうでも良い事だが・・・しかし・・・)
ジガルデ『オールマイトよ何故ヒーロー科ではなく普通科なのだ?彼女をヒーローにするならそちらの方にすべきだと思うが?』
AM「ジガルデ君の言い分も最もだが流石に傷害を犯したとされている者をいきなりヒーロー科に在籍させると世間から非難されかねない為の処置で普通科という事となったのだよ!」
緑谷「そういう事だったんですね・・・」
AM「まあいずれ落ち着いたらヒーロー科へ転科させる予定と聞いてるから大丈夫さ!」
AM「それよりも今は緑谷少年達の事だ!あれから進捗の方はどうだい?」
緑谷「は、はい!今はある所で一緒に特訓をさせてもらってます!」
AM「ある所・・・?それはいったい・・・・・・」
ジガルデ『エンデヴァーの所だ!』
AM「エ・・・エンデヴァー⁉︎何故緑谷少年が彼の所に⁉︎」ブハッ
オールマイトは血を吹き出しながらジガルデの言った場所に驚いたのだった。
ジガルデ『何・・・10年程前にとある繋がりが出来てな・・・その繋がりで特訓場を使わせて貰っているだけだ!』
AM「10年前・・・確かその時はご子息が個性事故で火事を起こしてしまい大火傷を負ってしまった所誰かが助けてくれたと聞いてはいたが・・・まさかその事件にジガルデ君が絡んでいたのかい⁉︎」
ジガルデ『私がと言うよりイズクをたまたま瀬古杜岳で特訓させようとした時にトウヤがいる事を感じて飛び出して助けに行ってしまったのだ!まだ子供で危ないと静止しても聞かずにな!』
AM「なんて危険な事を・・・緑谷少年!君のその行為は素晴らしい事だが同時に君自身も命の危険である事を分からなきゃいけない!ヒーローというのは相手を助けるのはもちろんだが自分自身も助からなければ相手が助かったとしてもトラウマを抱えてしまいかねないのだ!」
緑谷「す・・・すいません・・・オールマイト・・・」
オールマイトにも言われたけどやっぱりあれは危険な事だったんだ……でも燈矢さんが無事だった事だし僕としては……
ジガルデ『・・・今トウヤが無事に助けれたから良かったとか考えていただろう?』
緑谷「な・・・なんでそれを・・・あっ・・・⁉︎」
ジガルデ『やはりか・・・お前の考える事など大体想像がつくわ!何年付き合っていると思う⁉︎お前が生まれた時から側で見守り続けていたのだ‼︎』
さすがは15年間側に寄り添っていただけはある為説得力があるなあとオールマイトはそう思っていたのである。
緑谷「ご・・・ごめん・・・ジガルデ・・・」
AM「そ、それはそうとエンデヴァー達には
ジガルデ『ああ・・・話してはいないが・・・まさか長年NO.2であるエンデヴァーにすら話してないのか⁉︎』
AM「ああ!エンデヴァーは勿論のこと今現役で活躍しているヒーローの中で私の事を知っているのは極限られているだろう(
オールマイトは最後の所は声が小さすぎて緑谷達には聞き取れなかった。
ジガルデ『それは・・・いくらなんでも秘密主義が過ぎるのでは無いのか?何をそこまで怯えているのだ?』
AM「怯えている・・・か・・・・・・確かに怯えていると言われればそうかもしれない・・・だが!たとえ奴がいなくなったとは言え油断する訳にはいかない‼︎それだけ恐ろしい奴なんだ‼︎」
ふむ……どうやらオールマイトの心にその
ジガルデはそう結論をづけこの話を切り上げる事とした。これ以上は平行線だと思った故の考えだ。
AM「私の用件はこれで終わりだけどいよいよ雄英入試が近くなって来た!爆豪少年共々頑張りたまえ‼︎」
緑谷「は・・・はい・・・精一杯やれるだけのことをやります‼︎」
ジガルデ『あまり受験生に対してプレッシャーをかけて欲しくはないが・・・まあオールマイトからの激励と思えば良いか・・・』
さまざまな思いと夢を抱えてヒーローを目指していく。雄英入試まであと僅か‼︎
お待たせしました。次回はいよいよ入試回となります。