緑谷出久は秩序の守護者と共にヒーローを目指す。   作:KMヒロ

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 すいません、長らくお待たせしました。とりあえず目安な所までは書けれましたので順次投稿させて頂きます。
 それと感想で頂いたのですがジガルデの姿については基本的には10%フォルムとさせて頂きますが要所によっては少ないですがジガルデ・コア(プニちゃん)の姿に変える事にします。ですが性格はアニポケのでは無く私のイメージの性格とさせて頂きますのでご了承頂けると幸いです。それでは続きをどうぞ。


第3話 特訓と初めての救助

 爆豪との関係も収まり、互いに競い合うライバルとなった2人は時にはこれまで通り遊んだり、また時には勝負をして互いに高め合ったりして競っていた。

 

 ある日、ジガルデは緑谷にかねてから考えていた事を話した。

 

ジガルデ『ゼドッ!(出久、話したい事がある。)』

 

緑谷「何?ジガルデ。」

 

ジガルデ『これからヒーローを目指すに当たって出久自身の特訓を始めようと思う。』

 

 ジガルデは緑谷に対して肉体強化による特訓をさせようと提案した。

 

緑谷「僕自身の?」

 

ジガルデ『ヒーローを目指すのなら"個性"だけに頼らず己自身も鍛えて強くならなければならない。』

ジガルデ『いくら私が強くても使い手である出久が弱いままでは(ヴィラン)に捕まって人質にでもされてしまえば私も手出しが出来なくなってしまうからな。』

 

緑谷「そうか、ジガルデだけが強くなっちゃダメなんだ。僕も強くなってジガルデと一緒に戦えるようにならなくちゃいけないんだね。」

 

 緑谷はジガルデの考えていることを理解し自分なりの考えをジガルデに伝えた。

 

ジガルデ『その通りだ、やはり出久は偉いな。』スリスリ

 

緑谷「えへへ。」

 

 そう言いながらジガルデは緑谷を撫でる代わりに顔を近づけて頬擦りをした。

 

ジガルデ『そうと決まればまずは走り込みや筋トレによる体作りから始めよう。』

 

緑谷「走り込みや筋トレから?」

 

ジガルデ『うむ、いきなり激しくするのは逆に身体を壊してしまいかねないのでまずは出来る範囲までにして、慣れてきたら重りなどを付けて負荷を掛けるようにすればいい。』

 

緑谷「うん、分かった。」

 

ジガルデ(流石に我々二人だけでは限界がある為どの道母殿には私の事も含め報告しなければならないな。)

ジガルデ『この際母殿にも私が意思疎通ができ、話すことが出来る事を伝えて許可をもらわなければならぬな。』

 

緑谷「だ、大丈夫かな?」

 

ジガルデ『心配するな、母殿なら分かっていただける。何よりイズクの為になる事だからな。』

 

 緑谷の自宅……

 

緑谷「お母さん、ただいま。」

引子「おかえり、出久。」

 

 緑谷はジガルデと共に引子のいるリビングに行き、話をする為に向かった。

 

緑谷「お母さん、ジガルデから話があるから聞いて欲しいんだけど。」

引子「ジガルデちゃんから?」

 

ジガルデ『母殿、話がある。』

 

引子「・・・ええ⁈ジガルデちゃんが言葉を⁈でも頭から聞こえて⁈」

 

 引子が驚いてるのをよそにそのままジガルデは話を続けた。

 

ジガルデ『母殿、今日はイズクの件で話がある為話をさせてもらいたいと思い、テレパシーを介させて相談させてもらいに来た。』

 

引子「い、出久の件の相談?」

 

ジガルデ『知っての通りだがイズクはヒーローに憧れ目指している。だがこのまま"個性"である私にのみ頼るのは良くないと思いイズク自身にも鍛えて貰おうと思い相談した次第だ。』

 

引子「出久自身を鍛える?」

 

ジガルデ『ヒーローと言うのは危険と隣り合わせ、いつ怪我をして最悪死んでしまわぬ様に今のうちから鍛えておいた方が良いと思う。』

 

引子「でも出久はまだ4歳よ。特訓なんてまだ早いと思うのだけれど・・・」

 

 引子はジガルデの提案に納得はしてるものの、遊び盛りの子供にはまだ早いと思い賛成しかねている。

 

ジガルデ『もちろんそれは理解している。私もイズクに時間を割けてまで特訓漬けをさせるわけでは無い。あくまで遊ぶ時は遊び、特訓する時は特訓をするように分けてもらい、習い事をしていると思ってくれたらいい。』

 

 ジガルデは緑谷をヒーローにさせる為、少しでも怪我をさせない為に引子に説得をし続けた。

 

引子「・・・分かったわ。他ならない出久の為だし私も出来る限り手伝うわ。」

 

ジガルデ『感謝する。基本的には私が付きっきりで特訓を見ている為母殿は特訓に必要な物を用意していただけるとありがたい。』

 

 こうしてお母さんの許可を貰い協力してくれる事となった。

 お母さんとジガルデの期待に応える為に、かっちゃんに遅れを取らない為に特訓に励む事にした。

 

 ……ジガルデ監修の元、緑谷の特訓を始めることとなって早数ヶ月が経ちジガルデから提案があった。

 

ジガルデ『イズク、今日の特訓は少し遠くの場所まで出向くぞ。』

 

緑谷「遠くってどこまで?」

 

ジガルデ『ちょうど良い山を見つけてな、そこで特訓すれば足腰も鍛えられていい経験になるだろう。』

 

緑谷「分かった。行こう。」

 

ジガルデ『では行くぞ。場所は「瀬古杜岳(せことたけ)」だ。』

 

 瀬古杜岳(せことたけ)……

 

 瀬古杜岳に着いた緑谷とジガルデは入り口付近から歩きながら山の様子を眺めていた。

 

ジガルデ『やはり此処は特訓にはちょうど良い場所だな。今日のところは様子見で歩いて行こう。山道は歩くだけでも十分に特訓になるからな。』

 

緑谷「うん、それにしてもいつの間にこんな所見つけたの?」

 

ジガルデ『イズク達が寝静まっている間に探索していたのだ。もちろん、誰にも見つけられることのないようにな。』

 

 しばらくの間話し合って歩いていると奥の方から()()()を感じた。

 

ジガルデ『・・・・・・イズク、気づいたか?』

 

緑谷「うん、この匂い・・・何か焼き焦げた匂いだ。」

 

 2人は奥に進むにつれて焼き焦げた匂いと黒煙が広がっていくのを見て只事ではないと悟った。

 

ジガルデ『山火事でも起きたか?ともかくこれ以上はまずい。イズク、此処から離れるぞ!』

 

緑谷「うん、分かっt⁉︎」

 

 火事現場から離れるために来た道へ振り返ろうとした時、突然緑谷は火事の起きてる方に向かって走り出した。

 

ジガルデ『イズク!何処へ行く⁈戻れ‼︎』

 

緑谷「あっちから人の声が聞こえた!もしかしたら助けを求めているかも。」

 

ジガルデ『だとしてもイズクだけではどうする事も・・・えぇい待てと言うに!』

 

 緑谷はジガルデの静止を振り切り声のした方へ向かい走り続けて行った。

 

 瀬古杜岳 火事現場……

 

緑谷「あっつい⁈()()・・・()⁉︎」

 

ジガルデ『イズク!これ以上近づくな‼︎この炎、只の山火事ではないぞ‼︎』

 

 少し近付いただけで火傷してしまいそうな()()()の熱量に緑谷はおろかジガルデでさえ迂闊に近付くことが出来なかった。

 

 緑谷「で、でも確かにこっちから声が・・・」

 

 ???「たすけてーーー‼︎」

 

 緑谷「!聞こえた。こっちだ。」

 

 ジガルデ『イズク‼︎』

 

 緑谷は燃えさかる炎の中からわずかに通れそうな道を掻い潜り声のする方へと向かい、ジガルデも緑谷の後を追って行った。

 少しして先を進んだ先には蒼い炎に覆われた少年が助けを求めながらのたうち回っているのを発見した。

 

???「熱い、熱い!お父さん、お父さん‼︎」

緑谷「大変だ早く助けなきゃ‼︎」

 

ジガルデ『まて、このまま行けばイズクも巻き込まれてしまうぞ!』

 

緑谷「でもこのまま見過ごすことなんて出来ないよ!」

 

ジガルデ『(確かにこのままみすみす見逃すのは後味が悪い・・・)ならばせめて・・・』キィーーン

 

 そう言いジガルデは緑谷とジガルデの周りに丸まった白い光が2人に覆っていき、消えていった。

 

緑谷「今のは?」

 

ジガルデ『イズクに「しんぴのまもり」をかけた。炎のダメージは受けてしまうがしばらくの間"やけど"を負うリスクは無くなった。』

 

緑谷「ありがとう!」

 

 そう言うと緑谷は迷わず火達磨になっている少年に向かって走り出した。

 

緑谷「熱っ、だ、大丈夫⁈」

???「だ、誰?」

緑谷「もう大丈夫、何故って・・・」

緑谷「僕が来た‼︎」

 

 緑谷が少年の所まで行き抱え込もうとしたところまでは良かったが体格差がある上に未だ体が燃え続いてる為なかなか川へ運ぶのに難航していた。

 

ジガルデ『まずい、このままでは助けに行ったイズクまで取り返しがつかない事になってしまう。目の前に川があるというのに・・・・・・そうだ!』バッシャーーン

 

 思いついたジガルデはすぐさま川に飛び込んで緑谷の方に向かって「あなをほる」を使った。それも従来の使い方ではなく表面のみを掘っていって川水を流れてくる様に掘り進んで。

 

ジガルデ『イズク、水を此処まで流し込ませた!其奴と倒れる様に飛び込め‼︎』

 

緑谷「わ、分かった。」バッシャーーン

 

 緑谷は掴んだ少年と共にジガルデによって伸ばした川道に飛び込んだおかげで少年の纏っていた炎は勢いが収まってきた。

 

ジガルデ『イズク、このまま引っ張って行くぞ。』

 

緑谷「うん、頑張って。もうすぐだから。」

 

 緑谷とジガルデの2人がかりで未だ燃え続いてる少年を引っ張りながら川へ向かい完全に鎮火するのに成功した。

 

緑谷「ハァ、ハァ、ハァ、」

???「う、あ、あぁぁ。」

 

 なんとか少年の救出には成功したものの、未だ予断を許さない状況である事には変わらないでいた。

 

ジガルデ『いかんな。助け出せれたのは良いもののイズクは技を使ったから火傷は無いからまだいいが問題はこの少年、おそらく"個性"のせいで制御出来ずに自らも焼いてしまったのだろう。』

 

 そう、この少年の容態は全身が火傷で覆われて無事な所が少ないくらいだ。このままでは助け出せれたが命がもたない……

 

ジガルデ『せめて私が回復技を覚えれば・・・こうなれば誰か助けを呼びに・・・』

 

 ジガルデが助けを呼ぶ為に駆け出そうとしたその時、

 

???「とぉーーーやーー‼︎!」

 

ジガルデ『‼︎なんだ⁈この大声は⁈』

 

 大声で叫ぶとと共に炎を纏った大男が鬼気迫る表情でこちらの方に向かって文字通り()()()来たのだ。

 

ジガルデ『もしやトウヤと言う名はこの少年の名前であの男はこの少年の親族か何かか?ともかく助けに来てくれたのはありがたい。』

 

???「むっ、あれは犬の様な生物と子供に・・・!あれは‼︎燈矢‼︎」

 

 こちらに向かって来ている大男は我々をというよりあの少年を視界から確認出来た途端更に加速してこちらへ向かって来た。

 

???「燈矢、無事か⁈しっかりしろ‼そこの子供も目を覚ますんだ‼︎︎」

救助隊「待ってくださいエンデヴァー。そんな早く行ってしまっては見失ってしまいます!」

エンデヴァー「早くしろ‼︎燈矢と子供が火傷を負っている!燈矢の方は一刻を争う。今すぐ病院に向かわせろ‼︎」

 

 先にこちらへと向かって来た大男、エンデヴァーとやらは慌てていながらも冷静に状況を見ながら救助隊に的確に指示を飛ばした。そういえばNO.2ヒーローの名がそんな名であるとイズクが前に言っていたな。

 

エンデヴァー「そこの犬の様なものはこの子供の個性か何かか?」

 

ジガルデ『ゼドッ。』コク

 

エンデヴァー「よし、ならばお前も早く乗れ。急ぐぞ。」

 

ジガルデ『ゼドッ!』

 

 こうして緑谷と燈矢はエンデヴァー達により救助され近くの病院まで救急搬送される事となった。

 

  ……なんとか無事に助け出すことが出来そうだな。後は急な容態変化が起こらない事を祈るばかりか。しかし……

 

ジガルデ(何故あの少年がたった1人であんな所にいたのか・・・イズクが無事に目を覚まし、良くなり次第調べる事ができれば良いが・・・)

 

 緑谷達は瀬古杜岳を後にして救急車に運ばれる事となり、病院へと向かって行ったのであった。

 




 最後にご報告がありました。ジガルデこ鳴き声についてなのですが物語の最初と一部の会話とバトルシーンのみに集約させて頂きます。毎回入れるのは長ったらしくなりそうなのでこの方法にしました。
 後、轟家の話はもう少し続きます。グダグダになるかも知れませんが今後もよろしくお願いします。
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