緑谷出久は秩序の守護者と共にヒーローを目指す。 作:KMヒロ
皆様のご愛読のおかげでお気に入り登録が100件以上とUAが7800以上いきました。これからも見て頂く為にも仕事しながらで遅くなりがちかもしれませんが投稿頑張らせて頂きます。
いよいよ原作開始となりますのでどうぞお楽しみに。
こんにちは、僕は緑谷出久。今年で15歳になる受験生です。今は僕の個性であり家族でもあるジガルデと共にヴィランが騒動を起こしている現場へ向かっている所です。
ジガルデ『ゼドッ、ゼドア!(出久、早く学校へ行かないと遅刻するぞ!)』
緑谷「うわっ、でっけーヴィラン‼︎」
ジガルデ『聞け、出久!』
ジガルデの制止を振り切り目の前に見えた巨大なヴィランを見て興奮し、そっちの方角に向かって走って行った。
巨大敵「来るんじゃねええぇぇ!」
巨大なヴィランは追跡して来たヒーローから逃げる為に街を破壊しながら抵抗し続けながら逃げていた。
その際に破壊した鉄骨が落ちて大惨事になりそうな所に……
デステゴロ「フンッ!ヌゥン‼︎くうぅぅ!」
突如現れた額と手首、腰のベルトに警戒色が目立つ大柄のヒーローによって受け止められ未然に防いだ。
一般人「おおっ、デステゴロだ。」
一般人「腕っぷし一つで正義を貫く、パンチングヒーロー!」
バックドラフト(BD)「はいはい、一応危険だからね。下がって下がって。」
一般人「災害救助のスペシャリストバックドラフトも来たーー!!」
消防士の制服を着たヒーロー、バックドラフトが水を操りながら交通規制をして市民から遠ざけた。
一般人「それにしても怪物化とかすげー"個性"。何やらかしたん?」
一般人「なんでも引ったくりで追い詰められて暴れてんだとよ。」
一般人「もったいねーなー。すげー"個性"持ってんのに。」
社会人「はいっ、ヴィラン出ちゃって・・・電車も・・・ええっ・・・会社へ着くのはいつになるか・・・」
女学生達「キャーーガンバレカムイー‼︎」
多くの一般人は逃げもせずにヒーローとヴィランとの戦闘をまるでショーを見ているかのようにその場で観戦していた。そしてそれ以外の人達も特に慌てる様子も無くその場から離れていった。
緑谷「誰戦ってます⁉︎」
ジガルデ『(はぁ、相変わらず人混みは苦手だ。)』
緑谷とジガルデは人混みを掻き分けて行き交戦しているヒーローを見るために最前列まで進んでいった。
シンリンカムイ(SK)「通勤時間帯に能力違法行使、及び強盗致傷。正に邪悪の権化よ。」
緑谷「シンリンカムイ‼︎人気急上昇中の若手実力派‼︎」
おじさん「聞いといて解説か!兄ちゃん・・・オタクだな‼︎?」
緑谷「あ、いや、うへへ・・・」
緑谷が興奮して解説している間にシンリンカムイは巨大ヴィランに向けて攻撃の一手を発動していた。
SK「懲戒・・・」
おじさん「一発ハデに見せろよ樹木マン‼︎」
緑谷「あ!出ますよ「先制・・・」
SK「必縛・・・」
SK・緑谷「「ウルシ鎖牢‼︎!」」
シンリンカムイが「ウルシ鎖牢」で巨大ヴィランを拘束しようとしたその時……
???「キャニオンカノン‼︎」
ズドーーーン
「「「「⁉︎」」」」」
SK「・・・え?」
逃走していた巨大ヴィランと大きさが同じ位の巨大な女性が不意を突き、横から飛び蹴りを仕掛けて横取りをする形で手柄を持っていってしまった。
カメラ小僧達「キタコレキタコレ」
その女性ヒーローの登場と同時に追っかけのカメラマン達がここぞとばかりにシャッターを切りまくる。
M t.レディ「本日デビューと相成りました。M t.レディと申します。以後お見シリおきを!」
カメラ小僧達「キタコレキタコレ」
SK「て・・・手柄が・・・・・・」
M t.レディがヴィランを連行しながら自己アピールをしている一方でシンリンカムイは手柄を取られた事によりなんとも言えない表情でOTZの体勢になりながら落ち込んでいた。
緑谷「巨大化か・・・人気も出そうだし凄い"個性"だけどそれに伴う街への被害も考えると割と限定的な活用になっていくか?いやっ・・・大きさは自在かそれとも・・・・・・」ブツブツブツ……
そして緑谷はリュックからノートと鉛筆を取り出してブツブツ言いながらM t.レディについて考察してノートに書き記した。
ジガルデ(やれやれ、また始まってしまった。)
おじさん「おいおい今時メモて‼︎ヒーロー志望かよ。イイネ頑張れよ‼︎」
緑谷「・・・・・・!っはい、頑張ります‼︎」
ジガルデ『頑張るのはいいが、いい加減に学校に行かないと遅刻だぞ!』ズルズルズル……
緑谷「ああっ、ジガルデ⁉︎もうちょっとだけ待ってー!」ズルズルズル……
ジガルデ『聞く耳持たん!』ズルズルズル……
緑谷「そっそんなーーー‼︎」ズルズルズル……
ジガルデは緑谷の言い分を無視し引きずりながらその場を後にして学校へと向かって行った。
折寺中学校……
先生「えーお前らも三年になったということで、本格的に将来を考えていく時期だ‼︎」
先生「今から進路希望のプリントを配るが皆‼︎!大体ヒーロー科志望だよね。」
「「「「「はーーーい‼︎!」」」」」
先生が真剣な表情をしながら生徒達に話しかけようとしたと思えば一気に気が緩み、毎年同じ事だと思うように進路志望のプリントを投げ飛ばして生徒達はそれに答えるように返事をしながら一斉に"個性"を発動していった。
ジガルデ『(はぁ、全くどいつもこいつもやかましいな。)』
先生「うんうん皆良い"個性"だ。だが個性発動は原則禁止な‼︎」
爆豪「先生ぇーーー「皆」とか一緒くたにすんなよ!」
爆豪「俺
ジガルデ『(・・・まぁ此奴の方が何倍もやかましいがな。)』
生徒「そりゃねーだろカツキ。」
爆豪「モブがモブらしくウッセーーなー‼︎」
クラスメイト達が爆豪の言葉にブーイングしながらも爆豪本人はそれに意に介さず煽り返していた。
緑谷(相変わらずだな。かっちゃんは)
ジガルデ(バクゴウの性格は10年経っても大して変わらんな。)
緑谷(でも昔に比べれば丸くなったと思うよ。)
ジガルデ(私からすれば若干レベルだがな。)
先生「あーそういえば確か爆豪は「雄英高」志望だったな。」
生徒「ウソだろ⁈例年偏差値75以上ある高校だぞ!」
生徒「今年は倍率300倍ぐらいあるって噂だぜ‼︎」
先生が話した爆豪の進路先を聞いて生徒達はざわざわと驚き慌てふためいた。事実「雄英高」は国内屈指の超難関高校である為「ヒーロー科」、「サポート科」、「経営科」、「普通科」のどれを取っても合格するには並大抵な事では無いからだ。
爆豪「その"ざわざわ"がモブたる所以だ!」
爆豪「模試じゃA判定‼︎俺
爆豪「あのオールマイトをも超えるトップヒーローに俺
緑谷(高額納税者じゃなくてヒーロービルボードチャートJPの方じゃないのかな?)
緑谷は爆豪のズレた将来の目標に心の中でツッコミを入れた。
先生「あーー、そういや緑谷も雄英志望だったな。」
生徒A「マジか⁈緑谷も雄英志望なのか⁈」
生徒B「でも緑谷の"個性"も強いからイケるかも。」
生徒C「2人とも頑張れよ。応援してるぜ!」
緑谷「あ、ありがとうみんな。」
こちらの世界の緑谷はジガルデが"個性"の代わりとして振る舞っていので原作の様にイジメられる事もなければ、バカにされる事もなかった。むしろ成績も優秀で人柄も良かった為頼られることもあった。更に幼少期からジガルデ監修の下、鍛え続けていた事もあり、この時点で体のガタイも良く、身長も原作より高い174CMにまで伸びていた。
ジガルデ(やれやれ、ただ"個性"が強ければ良いなんて事はないだろうに・・・・・・やはり大半の者達はヒーローとは何かを分かってないな。)
爆豪「おい出久、雄英に入ってからが本番だ。だから落てんじゃねーぞ!勝手に落ちたらぶっ殺すぞ‼︎」
緑谷「うん、負けないよ!かっちゃん‼︎」
ジガルデ(まぁ2人が互いに意識し合い切磋琢磨して強くなってくれるなら問題はないがな。)
正午 同市内……
市民「強盗だー‼︎誰かぁーー‼︎!」
ヘドロ敵「捕まえれるもんなら、捕まえてみな‼︎」
ヘドロに覆われたヴィランは札束をヘドロで埋め込ませて流動体を利用し、障害物をすり抜けながら逃走を図っていった。
市民「あれ、ヒーローいねぇな?」
市民「いつもならすぐ誰か来るのにな。」
市民「今朝の混乱に乗じてんだろ。」
市民「"個性"持て余している奴なんていくらでもいるし・・・」
市民「ホントキリねぇなー。」
???「キリならあるさ。」
市民「え?ああ⁉︎」
ヘドロ敵「ん?っ‼︎!」
???「何故って?私が来た‼︎」ニカッ
放課後 折寺中学校……
放課後になり生徒達は下校し始めまばらになっている中、緑谷は下校準備をしながら今朝起きた事件についてスマホで調べていた。
生徒「ねぇ、カラオケ行こうよ。」
生徒「それっきゃねーな!」
緑谷(今朝の事件ニュースサイトのトップだ、早く帰ってノートにまとめなきゃ。)
爆豪「出久、いいか?」
緑谷「何?かっちゃん」
爆豪「
緑谷「あっ、ゴメン今日は持ってきてないや。」
爆豪「チッ、じゃあ7番ならあるか?」
緑谷「7番ならあるよ。4番は明日持ってこようか?」
爆豪「おぉ頼むわ。」
かっちゃんは僕が日常的に書き留めて作成していたノート「将来のためのヒーロー分析」を借りて読んでいる。
生徒「カツキ、何ソレ?」
生徒「「将来の為の・・・」マジか緑谷、スゲーな‼︎」
生徒「しかも7ってどんだけ書きまくってんだよ!」
緑谷「いっ、良いだろ。別に・・・」
爆豪「ウッセーぞ!さっさと帰るぞ。テメーら!」
あの日から「使える物はなんでも使う」精神を身につけたのか強さを得る為の特訓は今でも欠かしていない。ノートを渡したらカバンに入れて取り巻き達と一緒に下校していった。
ジガルデ『イズク、我々もそろそろ帰るぞ!』
緑谷「そうだね、帰ろうか。」
下校途中僕はジガルデと共に雑談しながら帰っている途中だ。内容は燈矢さんについてが主だけど。
緑谷「それにしても燈矢さんはすごいな。デビューしてまだ間もないのにベテラン並の活躍をしているなんて。」
ジガルデ『確かヒーロー名は「ブレア」だったか?』
緑谷「うん!蒼炎ヒーローブルーフレア通称「ブレア」、サポートアイテムを駆使して波いるヴィランを撃退し続けてるって!」
ジガルデ『かつては強すぎて制御出来ない故にその身を焦がしながら山火事を起こす程の炎を出してた昔とは大違いだな。』
緑谷「今ではエンデヴァーが"個性"の制御指南とサポートアイテムのお陰で身体の火傷もしなくなってきたからね!」
ジガルデ『そういえばエンデヴァーの方もあの日以来随分様変わりしたな。かつてはオールマイトを敵視していたにも関わらず今では必要とあれば協力して活動してる程だしな。』
緑谷「うん!その代わりファンの間では今と昔のエンデヴァーの派閥が出来てしまったけどね。」
ジガルデ『こればっかりは人の好みだから仕方がないがな。だがその兄や父を追いかける様に焦凍も負けじと特訓しておるからやはり変わった方が良かったと思うがな。』
ジガルデ『・・・会う度に撫でられるのはどうにかして欲しいものだがな。』
緑谷「あはは・・・」
2人は雑談しながら
……GLOOP
???「Lサイズの・・・隠れミノ・・・」
ジガルデ『⁉︎イズク!』
緑谷「⁉︎」サッ
緑谷はジガルデの呼び掛けと同時に突如背後から現れたヘドロの様なヴィランの攻撃をかわして警戒心を強めていった。
ヘドロ敵「避けるなよ!大丈ー夫、ちょっと身体を乗っ取るだけさ。苦しいのはだいたい45秒くらい、すぐに楽になるからさ。」
ジガルデ『乗っ取るだと?イズクを人質にでもするつもりか!』
緑谷「どうしよう、ジガルデ。」
ヘドロ敵「無駄な抵抗すんなよ!俺の身体は流動体なんだからよぉ‼︎!」
ヘドロ敵の言う通り相手はベトベトンの様に流動体で物理に対して自信がありそうではあるが……ん?
ジガルデ『相手が流動体であろうと通用する手段は一応あるが・・・・・・どうやら我々が手を出す必要は無さそうだ。』
バッコーーーン‼︎
突如緑谷達の背後からマンホールの蓋が勢いよく外れて飛んでいき、その中から誰もが知っている
???「もう大丈夫だ少年‼︎」
???「私が来た!」
緑谷「オ、オールマイト⁉︎何でここに⁈」
ジガルデ『イズク、とりあえず此処はオールマイトに任せて少し離れるぞ!』グイ
緑谷「わ、分かった。お願いします!オールマイト‼︎」
オールマイト(AM)「少年、後は私に任せなさい!」
オールマイトの登場により緑谷は感動と困惑で思考が定まらなかったがジガルデの呼び掛けで一旦離れる様に移動した。
ヘドロ敵「クソーーッ‼︎まさかオールマイトがこの街に来ていただなんてツイテねーぜ!」
AM「大人しく捕まるのなら手荒な真似はしないがどうする?」
ヘドロ敵「こうなったらそこのガキを人質にしてまた逃げてやる‼︎」
ヘドロ敵はオールマイトから逃げる為、再度緑谷に向けて捉えようとしたが……
AM「ならば仕方がない・・・
AM「
オールマイトの繰り出した拳の風圧のみでヘドロ敵を爆発四散して無力化してしまった。
ジガルデ(これがオールマイト。イズクや多くの人達が憧れるNO.1ヒーローにして、人の身でありながら"平和の象徴"とまで言われた男か・・・)
ジガルデはオールマイトのその姿とその雰囲気を実際に見た事によりその二つ名に納得した様子であった。
話が長くなってしまいましたので此処で区切らせていただきます。
それと言い忘れたのですがジガルデの鳴き声については話の最初と戦闘シーンの一部に割愛させて頂きます。