緑谷出久は秩序の守護者と共にヒーローを目指す。 作:KMヒロ
AM「ヘイ!ヘイ‼︎ヘイ‼︎!」ぺぺぺ……
緑谷「んぁ、オ・・・オールマイトぉー‼︎」
AM「良かったーー‼︎元気そうで何よりだ‼︎」
AM「いやぁすまなかったね。ヴィラン退治に巻き込んでしまった。いつもはこんなミスしないのだが、今日はオフだったのと慣れない土地でウカれてしまったかな⁈」HA HA HA
AM「しかし、君達のおかげで無事に詰められた‼︎!ありがとう‼︎」
そう言うとオールマイトは我々にペットボトル詰めをして拘束した
緑谷(本物の、本物のオールマイトだ!生だとやっぱり・・・)
ジガルデ(しかしテレビや動画では何度か見てはいたがやはりオールマイト、何故だか知らぬが・・・)
緑谷・ジガルデ(画風が全然違う‼︎!)
2人は最後に思っているのは同じなのだが緑谷はオールマイトに会えたことによる感動でジガルデは他の人とは雰囲気が全く違う事に困惑といった感情でそれぞれ違っていた。
緑谷「そうだ!サイっサイン!どっか・・・」
ジガルデ『落ち着け!イズク。』
緑谷「あっこのノートに・・・」
緑谷「してあるー‼︎!」
ジガルデ『何⁈バカな⁉︎(私に悟られずにノートにサインを書き終えていただと・・・速さには自信があったのだが一体いつの間にサインを書いていたのだ⁈)』
ジガルデはオールマイトの驚異的な速さでファンサを対応しし終えていた事に驚愕していた。
緑谷「わあああ〜‼︎!ありがとうございます‼︎家宝に‼︎家の宝に‼︎」
AM「じゃ私はこいつを警察に届けるので!液晶越しでまた会おう‼︎」
緑谷「え!あの・・・その・・・まだ・・・・・・」
待って‼︎まだ…聞きたいことが……
AM「それでは今後も・・・・・・」
AM「応援よろしくねーーーーー」
オールマイトはたったひとっ飛びで一瞬で上空まで飛び去ってしまった。
ジガルデ『ハァ、やれやれ。とりあえずは問題は片付いたな。イズク、そろそろ家に・・・おや?』
事件が解決し帰るように催促し緑谷の方へ振り向こうとしたがそこには緑谷の姿は何処にもいなかった。
ジガルデ『イッイズク⁈何処だ⁈何処にいる⁉︎』
ジガルデは慌てて周りを見渡して緑谷見ようとした時……
AM「ってコラコラコラコラーーー‼︎」
ジガルデ『⁉︎まさか・・・』
ジガルデは恐る恐るオールマイトが飛んでいった上空の方へと見上げると……
AM「放しなさい‼︎熱狂が過ぎるぞ⁉︎」ジタバタ
緑谷「いっ今・・・放すと・・・しっ死んじゃう・・・!」
AM「確かに‼︎」ピタッ
緑谷「ぼ、僕!あなたに会えたら・・・直接・・・色っ色々・・・話し・・・!」
AM「オーケーオーケー!分かったからとりあえず目と口閉じな!近くのビルの屋上に下ろすから。」
AM「!ゴホッ、んーーー、shit‼︎」
ジガルデ『あっ、あんの愚か者がーーー‼︎!』
ジガルデはすぐさま「こうそくいどう」さながらな勢いで2人の後を追っていった。
ジガルデ『イズク‼︎オールマイト‼︎待てーーー‼︎!』
同時刻 市内……
一方その頃爆豪は取り巻き達と共に緑谷から借りたノートを読みながら歩いていた。
取り巻き「しっかしおまえさァ、相変わらずマジメだよな。」
取り巻き「帰ってる途中でも緑谷から借りたノートを読みながら予習してるなんてよ。」
爆豪のヒーローになる為のストイックさに少し呆れながらも取り巻き達はタバコに手を掛けていた。
爆豪「雄英入試まで1年切ってんだ。模試の方はこのままキープすりゃ問題ねえが、実技となりゃ対策は多く取っといた方が良いんだよ。」ガッ
爆豪「つーかテメェら!タバコ止めろっつってんだろ‼︎ただでさえ吸う方も吸われる方も身体に悪りぃのにバレたら俺の内申にまで火の粉がかかんだろ・・・」ボン
爆豪がペットボトルを蹴り、取り巻き達にタバコによる健康と自身の内申点を気にしながら"爆破"の個性を使って脅していると……
取り巻き「「お・・・おい‼︎」」
爆豪「あ?」
取り巻き「「後ろ‼︎!」」
ヘドロ敵「良い"個性"の隠れミノ・・・」
爆豪「⁈しまっ・・・」
バサッ
爆豪は緑谷から借りたノートを落としてしまい、ヘドロ敵に飲み込まれてしまった。
少し遡り 某ビルの屋上……
ズウンッ
緑谷にしがみつかれたオールマイトはとりあえず一旦着地地点に都合が良いビルの屋上に降り立って緑谷を降ろしたのであった。
緑谷「し、死ぬかと思った・・・」コヒューコヒュー
AM「全く‼︎階下の人に話せば降ろしてくれるだろう!」
AM「私はマジで時間が無いのでホントこれで‼︎」
緑谷「あっあの!待って‼︎」
AM「NO!待てない‼︎」
緑谷「"無個性"の様な僕でもヒーローは出来ますか⁉︎」
緑谷は自分の長年思っていた思いをオールマイトにぶつけて尋ね掛けた。
AM「"無個性"の様な?それはどういう・・・」
緑谷「いえっ、僕にはジガルデという"個性"はいるにはいるのですがその、僕が言いたいのは・・・」
緑谷がオールマイトに聞きたい事を言葉にして表そうと戸惑いながら考えてたその時……
ひゅううぅぅぅ……
AM「ん?なんだこの音は?」
オールマイトは突如聞こえてきた風を切る様な音に耳を傾けて辺りを見回していると……
ジガルデ『こんの愚か者がーーー‼︎!』ズドンッ
緑谷「くぁwtdr ftgyふじこ1p⁉︎」
AM「WHAT⁈」
追いついたジガルデが勢いをそのままに緑谷の背中を狙って「のしかかり」を仕掛けて制裁を与えた。
ジガルデ『イズク!いきなり飛びつこうとする奴があるか‼︎下手をすれば怪我ではすまぬのだぞ!!』
緑谷「で、でも僕・・・オールマイトに・・・」
ジガルデ『"でも"でも無い‼︎如何に相手がオールマイトとは言え他人に迷惑を掛けてはならぬと常に言っておるだろ‼︎そもそも・・・・・・』クドクド……
ジガルデはそのまま緑谷を背に乗ったまま説教をし始めて、そのまま放置されたオールマイトはしばらく放心していたのであった。
AM「えーっと、少年の"個性"・・・かな?少し落ち着いて・・・」
ジガルデ『オールマイトは少し黙っててくれぬか‼︎』ギロ
AM「あ、はい・・・」しゅん
オールマイトが説教しているジガルデを宥めようとしたのだが、ジガルデの怒りの一喝によりすぐさま黙る他無かったのであった。それもその筈、本来ジガルデは元々の世界において「秩序」を司る伝説のポケモン。名うてのトレーナーであったとしてもそのプレッシャーにたじろいでしまう程なのだ。
AM(な、なんだ⁈今のプレッシャーは⁉︎まるで
ジガルデ『・・・はぁ、全く。・・・オールマイトよ、すまぬが少しだけイズクの言葉を聞いてはくれぬか?』
AM「ぬぅ、仕方がない。だが手短に頼むよ。」
緑谷「あ、ありがとうございます!」
オールマイトはこのまま立ち去れる雰囲気ではなかったのと、先程聞かれた質問が気になっていたこともあり留まる事にした。
緑谷「僕はジガルデという家族であり相棒でもあり、最も身近な親友とも呼べる"個性"が居ますが僕自身はジガルデが居なければ"無個性"と変わらないんです。」
AM「緑谷少年・・・」
ジガルデ『イズク・・・』
緑谷はジガルデにも言わなかった思いをオールマイトに話した。
緑谷「それを見かねたのかジガルデが自分に頼らずとも対処出来る様に今日まで一緒に特訓してくれたんですけど・・・」
AM「なるほど、君のその身体は幼い頃から鍛え続けていたからこその賜物なんだね。」
緑谷「はい、そんな、そんな僕でもあなたみたいになれますか?」
ドクン……
AM「!」シュゥゥ……
AM(ああ、いかん・・・ホーリーシットだ!どちくしょう・・・)
ジガルデ(ん?オールマイトの様子が・・・それに身体から蒸気の様なものが?)
オールマイトから出ている蒸気にジガルデは疑問を抱いているが緑谷は気付かずにそのまま話を続けていた。
緑谷「僕はまだ自分に自信が持てるほどヒーローとは何かとは説明出来ないですけど、それでも人を助けることってめちゃくちゃ凄くてかっこいいと思うんです。」
AM「・・・・・・」シュゥゥ……
緑谷「恐れ知らずで笑顔で助けてくれる!あなたみたいなヒーローに僕も・・・ぉぉおおああああ———‼︎?」
AM「・・・・・・・・・・・・」
ジガルデ『落ち着け、イズク』
緑谷が顔を上げてオールマイトを見た先には筋骨隆々の姿ではなくて
緑谷「萎んでるー⁈えっ⁉︎でもさっきまでそこに・・・ニセ、ニセ者⁈」
AM「・・・私はオールマイトさ。」ドバ
緑谷「ウソだーーー‼︎」
AM「プールでよく腹筋力み続けている人がいるだろう。アレさ!」
緑谷「ウソだーーー‼︎!」
ジガルデ『イズク、残念だが嘘ではない。私は終始オールマイトを見ていたが移動はおろかその場からほぼ動かなかった。目の前にいる人物は姿は大きく変わってはいるがオールマイトで間違いない。』
緑谷「そ、そんな・・・何故そんな姿に?」
未だ信じがたい現状ではあるがジガルデの言葉で幾分かは冷静を取り戻して緑谷は理由を尋ねてみた。
AM「恐れ知らずの笑顔か・・・」
AM「見られたついでだ少年、間違ってもネットには書き込まないでくれよ?」
オールマイトはその場に座り込み、覚悟を決めたかの様にシャツを捲し上げた。
AM「5年前・・・
緑谷「ひっ⁉︎」
ジガルデ『⁉︎その傷は・・・』
オールマイトの見せたその傷はおおよそ重症なんて言葉じゃ生温い程の傷跡が痛々しく感じ、見てとれた。常人の者なら立って歩くことも困難な程だ。
AM「呼吸器官半壊、胃袋全摘出。」
AM「度重なる手術と後遺症で
緑谷見ようと「・・・5年前と言うと・・・"毒々チェーンソー"と戦った時?」
AM「詳しいね。だが、あんなチンピラにやられはしないさ!」
ジガルデ『あんな
緑谷「ジガルデ?」
ジガルデ『オールマイトよ。それはつまり、そのヴィランよりもより強力なヴィランによってその傷を負わされたということだな!それもヒーロー関連では調べ尽くしてる筈のイズクですら知らない様な危険な事件であるからか?』
AM「・・・君は"個性"にしては随分察しがいいね。ああそうさ、これは世間には公開させてない。私がそうしないでくれと頼んだからだ!」
AM「人々を笑顔で救い出す"平和の象徴"は決して悪に屈してはいけないんだ!」
AM「私が常に笑うのはヒーローの重圧、そして内に湧く恐怖から己を欺く為さ。」
緑谷「・・・・・・!」
AM「プロはいつだって命懸けだよ。"個性"だけに頼らずに努力し続けていたことは今時の若者にしては感心するがだからといってとてもじゃないがあ・・・口に出来ないね。」
緑谷「そっそうですか・・・」
……分かってた。ヒーローになるのがどれだけ大変なのか。あのオールマイトですらあんな重症を負いながらも誰にもバレずに今まで戦い続けてきたんだ。まだ目指しているだけの僕なんかじゃ覚悟の重みが違う……
AM「・・・・・・どれだけ努力しても報われない者もいるだろう。だがプロのヒーロー達が今尚成功し続けているのは皆例外無く今も尚努力し続けているからだ!」
緑谷「‼︎」
AM「緑谷少年、もし君がそれでもヒーローを目指すのであればこれからも努力は続けなさい。」バタン
そう言い終わるとオールマイトは静かにドアを開け、緑谷の返事を聞く前に立ち去っていったのである。
AM(さて、早くこいつを・・・)スカッ
AM(・・・・・・?)ガサガサ
オールマイトは先程捕えたヘドロ敵を詰めたペットボトルを取り出そうとしたのだが何処を探しても見つけられずにいた。
ボウ……
AM「!まさか・・・」
いろいろ書いていたらまだまだ長くなってしまいましたが次回でとりあえず第一話分まとまります。