魔法少女まどか☆マギカ 絶望を願った少女   作:独り言

4 / 4
やっとここまで来れた……


綿?いいやつだったよ

side 美咲

 

どうしてこんなことになったんだろう。

あのあと、走り去っていったマミを追いかけてみたけど、本人は見つからなかった。

だが、今度は水色っぽい髪の子が走っているのを見つけた。

 

「まどか~!どこいったのさ!」

 

その少女は、そんなことを叫んでいた。

もし、もしも彼女がマミと一緒にそのまどかという子を探しているなら好都合だ。

それに関係ない人だとしても、私はマミを探すために徘徊するから、そういう意味でもちょうどいいだろう。

そう思って声をかけようと水色髪の少女がいた方を見ると……

 

「あれ?いない………皆足速すぎるでしょ!」

 

既に少女はいなかった。

といっても、この先は関係者以外立ち入り禁止のフロアだ。

少し覗いて、いなかったらまた探そう。

そんな気持ちで、その扉を開けると…

 

「………何これ」

 

そこには、幼稚園児の思い描く夢の国をお化け屋敷風にアレンジしたような、そんな空間が広がっていた。

そして目の前には、先ほどまで走っていた水色の少女と、迷子になった少女と思われるピンク色の子が立っていた。

そして、その二人を囲うように大量の白い何かが立っている。

 

うん、わけがわからない。

この空間は何なのか。

夢?幻?それともさっきまでいたデパートの方が夢や幻だったのか。

そんな考えが頭に浮かぶ。

しかしその考えの答えを出す前に、私は二人に向かって走った。

何故なら…

 

白い何かが鋏を取り出し、二人を切り刻もうと少しずつ近づいていたからだ。

 

「危ない!」

 

私はそう叫びながら、二人を引っ張る。

しかし、二人の体は数㎝しか動かない。

二人が重いわけではない、私の筋力がないからだ。

 

ピンクの子が、今にも泣きそうな目でこちらを見る。怖いのだろう、私も怖い。

助かるかどうかはわからない。

隙ができても、私は足が遅いから逃げきれないと思う。

鋏が目の前まで伸びてくる。

私は、ここで死ぬのかな?もう少し位、杏子と遊びたかったなー。

 

その刹那

鎖が、私たち三人と綿の間に落ちる。

そして、まるで磁石の反発のように飛んでいく綿。

 

「危なかったわね、でももう大丈夫」

 

後ろから声が聞こえてくる。

その声は、私がショピングモールの中を走り回る切っ掛けになった少女。

 

「マミ!」

 

「ええそうよ、大丈夫だった?水瀬さん」

 

巴マミがそこにいた。

よくみると、黄色い卵のような何かを持っている。

恐らく、喫茶店で見た物だろう。

 

「あら、キュウべぇを助けてくれたのね?」

 

キュウべぇ?

水色の子を見る。

すると言いたいことを察したのか、首を振る。

じゃあ、ピンクの子が抱えてる白いのかな?

 

「ありがとう、その子は私の大切な友達なの」

 

ん?友達?

これって疑問に思ったのって私だけ?

この犬なのか猫なのかわからないのが友達?

駄目だ………なんか可哀想な子に見えてきた。

 

「私呼ばれたんです。頭の中に直接この子の声が……」

 

「なるほどね」

 

「ごめんね、大事な話なんだろうけど……ここ出てからにしない?」

 

正直二人の話に付いていけてないというか、もともと蚊帳の外だったけど。

今することかなこれ!?

周りからまた変なの来てるし、逃げてからでも遅くないと思うよ!

 

「そうね、自己紹介とか聞きたいこといろいろあるけど、その前に!」

 

そういうとマミは、持っていた卵を上に投げる。

それ……投げていいものなの?

そして軽快なステップを刻み、卵を掴む。

 

「ちょっと一仕事片付けちゃっていいかしら?」

 

マミがそういうと、卵が光だす。

まさかコレ全部倒すまで待てと?

光が収まると、コスプレや改造制服に似た服を着たマミがいた。

 

「マミって変態だったの?」

 

「水瀬さんって地味に酷いこと言うわね」

 

そういって苦笑いを浮かべるマミだが、人が変わったかのように真剣になる。

たぶん綿が集まってきたからだ。

これ百体はいないかな?

 

それを見たマミは、手を横に振るう。

たったそれだけの動作で、なぜか空中に大量の銃が現れた。

 

「私ってまだ夢の中にいるのかな?」

 

「それだとあたしも夢の中にいるってこと?」

 

「そ、そうなんじゃないかな?」

 

現実逃避を始めた私は、大量の銃が綿を一掃するのをぼんやりと眺めていた。

これって……現実なんだよね?

 

「す、すごい……」

 

「これって映画かなにか?」

 

全ての綿が消えたからか、今までの空間はコンクリートでできた壁へと姿を変える。

戻ったということなのかな?

 

「もう大丈夫よ、魔女は逃げたわ」

 

「魔女?いや、話は後だよね?」

 

「そうね、まずはキュウべぇを治療するのが先よ」

 

そういうとマミは、ピンクの子に白いのをブルーシートの上に寝かせるように指示した。

そして、その上に手をかざす。

その手が光だすと、傷はみるみる治っていく。

もう驚かなくなってきている自分がいる………

 

「ありがとうマミ、助かったよ」

 

傷が完全に治ったのか、白いのが喋りだす。

そういえばこの白いの、ピンクの子を呼んでたんだっけ?

改めてみると、犬でもネコでもない生物だ。

今日は変なのによく会うね。

 

「お礼はこの子達に、私は通りがかっただけだから」

 

「あれ?その割にショッピングモールで全力疾走してなかった?」

 

「見てたの!?」

 

そう叫ぶと、マミの顔は茹でタコのように赤くなる。

あれ?そんなにも恥ずかしがることかな?

 

「私にはお礼なんてしなくていいよ?特に何かしたわけでもないから」

 

「てかそれ、あたしもなんだけどね」

 

私がそう答えると、水色の子も苦笑いしつつもそう答える。

どうやらピンクの子以外は役に立っていないらしい。

 

「とりあえずありがとう、僕の名前はキュウべぇ」

 

「あなたが私を呼んだの?」

 

「そうだよ、鹿目まどか、美樹さやかそして、水瀬美咲」

 

キュウべぇはお礼とともにそんなことを言う

私も対象なの?

 

「なんで、あたしたちの名前を?」

 

「僕、君たちにお願いがあって来たんだ」

 

「「お願い?」」

 

私たちにお願い?

私にできる事ならマミでもできると思うけど。

まあ、私にできる事ならやってもいいかな?

 

「僕と契約して、魔法少女になってほしいんだ(・・・・・・・・・・・・・・)

 

魔法少女って……マミみたいなやつ?

それになって戦えってことかな?

前言撤回、二秒で死ねるよ。

てか魔法少女じゃなくて魔砲少女に解明したら?




現在ヒロインのアンケートをしています。
詳しくは活動報告へ!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。