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沖田さん中心。
緋色の剣士。
カサリ、と音を立て、落ち葉が俺の膝の上に舞い落ちる。
かけていた目隠しを外し、まだ半分開いていない目を上に向けた。
木々の隙間から漏れ出す木漏れ日が気持ち良い。
「...そろそろ行きやすかぁ。」
本来なら俺は見回りをしているべきなのだが、こんなに晴れた日に昼寝をしないやつはいないに違いない。
土方さんや土方さんや土方さん以外。
そんなやや傾いた思考が頭の中で回って、やはりもう少し寝てしまおうかと今まで寝そべっていたベンチに目を落とす。
刹那
俺は、体を反転させると全速で走り出した。
一瞬感じた、殺気に向けて。
「___っ。」
また、感じた。
肌に刺さる様な殺気。
こんなに"死"を感じさせる気を感じたのは、初めてだ。
心の中でそんなことを呟いてみる。
あと50m。
裏通りに入った瞬間、そう推測した。
建物で影になった細い路地を駆け抜ける。
…5m!
右手の曲がり角の前でバッと止まる。
血の匂い。
目で事態を確認する前に、そう思った。
「……え…。」
目の前にいたのは、一人の少年だった。
高いところで一纏めにされた濃い蜜柑色の長い髪。
女の様に整った、憂いを帯びた顔。
そして、僅かに血を浴びた日本刀。
少年は俺を弱弱しい目で一瞥すると、
目をつむり、膝から崩れ落ちた。
(助けて。)