アカンサス社ら同盟によるKCKK社の調査強襲作戦は結果だけ見れば成功に思えた。
しかしながらその調査を止めることはできず、発掘を許してしまった。
だが、それよりも重要だったのは研究所による遺産、特殊兵器内包ビル群、タルタロスであった。
その情報はKCKK社は独自の解析から、同盟はアカンサス社による情報提供による物であった。
そしてそれにより問題が露出する。
それは空間の再構築というものであった。
それは防衛プログラムの第五段階で行われる最終手段であり止める手段は破壊以外にはない。そしてそれは空間停止プログラム機能ビルの修復が完了次第移行される予想であった。
しかし、KCKK社による連日の攻撃により段階は第四段階へと移行しており、その破壊は難しくなっていた。
第四段階になり、防衛プログラムは高追尾性のレーザーをビルの表面、液晶の用なところから出しており近づくことは難しくなっている。
また、エキドナの修復による再展開の4機。
そして四方に設置されている、固定火炎砲台テュポン。
そして今多少の差があれど両陣営から驚くべき予想が出た。
それは……復旧完了がおよそ29時間50分程度であると。
そしてそれから一時間が経ち、同盟はKCKK社に驚くべき提案をした
それは……
「一時休戦し協力するだと!!!そんなものが認められると思っているのか!?」
議会の連中が騒ぎ始める。それぞれが同盟への文句、休戦への反感などなど
彼らは自分達の利益だけを求め、欲望を通そうとする。
今までの作戦の失敗からKCKK社だけではどうやっても止めれないことなどわかりきっているだろうに。
「発言してもよろしいかな?」
「その声はセルヴァン殿か……失敗続きのホワイトマウンテンに何か出来るとは思いませんが聞いてみましょうか」
このKCKK社で派閥を持つある男が答える。議会ので彼に歯向かえる者など少数であり、議会は静まりだす。
「……我々だけでは止めることはできません。」
「それをやるのがお前らの仕事だろう!!!」
「そうだ!そうだ!」と肯定をする発言が飛び交う。
彼らにセルヴァンの発言を聞く気などないのだ。
「ですがな!!協力すれば止めれるのですよ!!」
場が静まり返る。彼が話した内容は今まで論外とされていた物であった、だがそれを彼は考えさせた。そしてその沈黙を破りある男が話す。
「……皆さん、彼の言うことにも一つ理はあるかも知れませんよ。そもそも攻略自体、我々にしか利がないのです。」
皆が頷き始め、肯定の言葉を呟き、浴びせる。
「……だが誰が主導するのだ?」
誰かがつぶやく、その疑問は騒がしかったはずの議会にスッと響く。
「ホワイトマウンテンにやらせましょう」
また誰かがつぶやく、そしてその声に賛同する者達が多く出る、彼らは結局責任を逃れ成功だけを噛み締めたいそう言う連中だ。
「……了解しました。」
議会に一石を投じた時ほどの覇気は今のセルヴァンにはなかった。
その旨が同盟側に伝えられて二時間後、作戦会議が始まる事になった。
参加メンバーは同盟側からはアカンサス社よりライターズNo.1エルンスト
ロボスコーポレーションからヨーマン、そして……手のひらから身体の代行としてレフトハンドNo.1が。
KCKK社側からはホワイトマウンテンrank1ローザ、rank4セルヴァン、rank5アイガーが、それぞれ参加している。
「とりあえず前提をお話ししましょう」
最初に口を開いたのはエルンストであった。
「この作戦会議及びこの後、展開される作戦は対KCKK社同盟とKCKK社間で締結された一時休戦による物です。そして目的は研究所の遺産、特殊兵器内包ビル群タルタロスの完全破壊にあります」
「つまるところ私達は全責任を押し付けられた!!しかも何十億人のな!!」
「クトニオス南東部A区の総人口かァ……だがァ……それよりも大事なのは……なぜ……手のひらがいる?」
「身体様の目的が故、参加する事をお決めなさった」
「まあ味方が多いことは良いことじゃないかい?……もう時間はないのだよ、兎に角、さっさと作戦内容を決めよう」
「まずは戦力からでしょうね、我々KCKKからはローザ隊長、ジョラス、セルヴァンが出る予定です」
「そうか……我々同盟からは、私とヨーマンが出よう」
「ルイスは出ないのか?……アイツは役に立つと思ったんだがな」
「アレは謹慎中です、出しませんよ」
「そうか……残念だ。それで手のひらはどうなんだ?」
「我々はNo.1を出すこと、決定致しました」
「そうですか……では次に参りましょう」
会議は続く、そして時もまた経ってゆく。