ここをこうすれば……よし、あと少しだな
……ちょっ!!
は?……切り離されたんだが……
……なにかあったのか?
まあ問題はないはずだ……ジョラスだし
……よし、これでプログラムの管理権限を再取得出来るはずだ。
……問題としては戻る時か……
今すぐ戻った方が良いか、あるいは……
いや今すぐか。……多分だけども、水の問題はもう直ぐそこまで来てるはずだ。
繋がりはまだ残ってるし……ギリギリ行けるか
よし……再取得出来たし……行くか!
……!……因子の乱れが……!!!!
くそ!、やらかした!、意識が……薄れて……
白いタイルに白い壁。
そこには一人の人間と、無色透明の液体が入った巨大なガラスのタンクがあった
「姉さん……おはよう」
眠たげな少女がドアから現れて、元々いた女性に挨拶をする。姉さんと呼ばれた者が返事をする
「おはよう。……もっと早く起きた方がいいと思うんだけど」
「別に……授業には間に合いますし」
「まあ、いいけど、朝ごはん食べに行こうか」
そして彼らは食堂へと向かった。
ここは、鉄の時代においては研究所と呼ばれる場所。
銅の時代では人が生き、研究を行っていた。
その内容は主に思念体の研究。
特に思念体が因子に対して及ぼす変化であった。
だが姉さんと呼ばれていた者はそれは異なる研究を行っていた。
その内容は「水」に関する物だった。
水はその危険性から放置されていた。しかし思念体により制御の可能性がでたことにより、研究されることになっていた。
「姉さん、研究はどうなの?順調?」
「ぼちぼち、上手く行ってるっちゃ、行ってるし。上手くいってないっちゃ、行ってない。……まあでも、やりたいからやってることだしね」
「そっか……そういえばさ、思念体の方はどうなの?」
「私はあまり関わってないから、知らないけど。……かなり難航してるって。……もとは戦闘技術だし、あまり複雑なことができないのもしょうがない」
「……私も参加できないかな」
「ここの守衛だけで勘弁してくれ……かなり融通して貰ってるんだ。……アイツらプライド高いからさ、助けた奴に助けられたくないんだよ」
「そう……なんだ」
「……出来るだけ、説得してみる」
「……いいの?」
「いいよ、こういうのは姉の責任だから。…ごちそうさまでした。……さあ、今日も研究に授業だ。頑張ろう」
「……うん、ありがと。……じゃあ授業受けてくる」
「おう、頑張って」
白い部屋で一人の研究員が言う
「共鳴深度上昇……!危険域到達……!」
一人の女性の研究員が返す
「さっさと止めろ!、早く!!!!」
「だめです!!止まりません!!」
一人の少女が今朝のように出てくる。
「姉さん!!」
「まさか、こんなことになろうとは……」
「しかたあるまい……だが……」
研究所は彼ら、姉妹を拾ったもの達であった。
幼い子供頃から知っており姉妹に取っては親代わりだった
「……彼らも研究に貢献したいでしょう……!……どうです?脳は無事のはずですから、思念体を使ったAIとして」
狂人の戯れ言、あるいは気の迷い……それでもその一言は闇に走った閃光と同じで目に光を焼いたが……それ以上に光明に見せてしまったのだ
「そんなの人としてだめだ。我々は人間を捨てた覚えはない」
「だが……やはり、水は危険だ。……防衛装置としてはどうか」
「確かに……これが解き放たれては、クトニオスは終わってしまう……!」
「ならば……!!」
「……まさか、地中で侵食して増殖しているとは……」
水、その危険性はすべて理解されていたわけではない
彼らは共鳴により増殖する。そこだけを見ていた。
だが本質は、物質を侵食していくことであった
「……限界高度があるようだが……いまからすべて人類を上に上げることなど……」
「もう既に……地上面に出てきているようだ……クトニオスも終わりか……」
「いや、まだだ、あのAIがあったはずだ。」
「確か……Your mind is ours」
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