第五話 外出
あの調査のあと、ジョラスは褒賞を貰ったらしい。
らしいというのは噂ぐらいでしか聞けていないからだ。具体的に知っているわけではないが隠れて行ったとか。理由としてはおそらくは古代技術を秘匿するためだろう。まあそれでも噂が流れるのは……作為的だろうな。
ちなみにジョラスはもう古代技術調査の仕事はしないと言っていた。ローザやアイガー、セルヴァンに議会に話をつけて貰ったらしい。
だがこんなのは些事に過ぎない。今ここで一番やばいのは……俺とジョラスとのことがバレたことだ……!
しかもさっき言った通り、ジョラスはローザらに話をつけて貰っている。タダでやってくれるなんて美味い話はなく、対価として俺とのことをだしたらしい。
ジョラス、何やっちゃってくれてんのかな、マジで。
しかも何故かジョラスは俺のことというよりかは古代技術にことを教えて貰ったらしいし。ジョラスが得をしただけじゃあねえか
だがそれはつまりジョラスから聞けることだということだ!と思って聞いてみたら
「お前には教えちゃいけないことになってるんだ」とかぬかしやがって
あの水とやらだけでも教えて貰いたいものだ。多分、俺が推測するに燃料とかのあたりの物なんだろう、燃えたし。
だがそんなことよりも興味のあることがあるのだ!
暇つぶしにデータベースを調べていたら見つかった物
そうそれはシュミレーションだ!この会社が出しているハンド用の戦闘訓練用の!
俺は身体ないしジョラスは貸したがらないし、だからハンドを操縦することはなかったのだ。
だからこそ、やってみたい。だが俺は社員証が必要だからそこに入れない。だからジョラスに頼んでみようと思う。
〈ジョラス、頼みたいことがあります〉
「なんだ?折角の休暇なんだから難しいのは無理だぞ」
〈戦闘訓練用のシュミレーションをやってみたいのです。ジョラスの社員証を使って入ってみたいのです〉
「あー……そりゃ無理だな、セルヴァンから止められてんだ」
マジかよ、でもこれは逆にいい情報か?
おそらく何らかの秘密がそのシュミレーションに入っているってことだしな。
というかジョラスも休暇なら外にでも出ればいいのに
あー……でももしかしたら外に何もない可能性があるのかな……俺の接続できるデータベースには外のことは何もかかれてないし……わからんなあ
でも聞いてみて判断するか。外にはでてみたいし、元の世界よりも絶対発展してるはずだしね。
<ではジョラス、外にでるのはどうですか?私は外に興味があります>
「外か……まあいいぜ。でもお前はどうすんだ?見ることは出来ねえだろ?」
<小型カメラ等はないのですか?あればそれに接続すれば良いと思いますが>
「その手が有ったか……じゃあ途中で買って行くか」
<お願いします>