あべこべ貞操逆転世界のミステリアス清楚系お兄さんの性癖がやばかった話 作:フェルナンデス
洗濯物を畳むのは、僕の習慣だった。
最初、蒼空は恥ずかしがって「自分のは自分で畳みます!」と言っていたが、彼女は日中、大学に行っている。どう考えても僕がまとめてしたほうがいい。蒼空にそれを説明したら、渋々納得していた。
乾いたものをバスケットに入れて、テーブルの上で一枚ずつ丁寧に畳む。シャツ、タオル、スラックス。それから自分の下着。僕は手を止めて、手の中のショーツを見た。
白いレース。縁に沿った細い刺繍。胸元に花が一輪——ブラとセットで買ったものだ。
僕はそれをひとつ折って、蒼空の洗濯物の山の中に、そっと差し込んだ。Tシャツの間に、自然に見えるように。
畳み終えた洗濯物を、蒼空の部屋のドアノブにかけた。本人は今、大学だ。帰ってくるのは夕方。
自分の部屋に戻りながら、小さく息を吐いた。あとは待つだけだ。
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六時前に帰宅した私は、ドアノブの袋に気づいた。
——洗濯物、畳んでくれてたんだ…
毎回申し訳ないと思いながら、でも断る隙も与えてもらえない。私は袋を持って部屋に入り、中身をベッドの上に出した。
洗濯物は楓さんらしく、きれいに畳まれていた。私がやってもこんなきれいにはいかないと思う。
さすが大人の男性って感じ…Tシャツ、ジーンズ、靴下——ん?
指が、止まった。
白いレースの布が、Tシャツの間から出てきた。小さく畳まれている。広げると、パンツだった。当たり前だが私のじゃない。
——楓さんの、だ。
以前、洗濯物に白いブラが干してあるのを見た。あのときのブラと、同じシリーズだと気づいた。
楓さん、間違えて私のところにいれちゃってる…
そのとき、不意に悪い考えが浮かんだ。
すぐに打ち消そうとした。そんなことをしてはいけないと分かっていたからだ。理性は止めろと叫んでいた。でも、好奇心は、それ以上に大きな声だった。
私はパンツを両手で広げてしばらく眺めた。レースの透け感。花の刺繍の細かさ。生地が薄くて、上品で、楓さんの印象とどこか重なった。清潔で、静かで、でも近づきがたい。
楓さんが、いつも身につけてるもの… あの細い腰に。あの小さなお尻に。毎日、こういうものを着けているんだ…
——早く返しに行かないと。
分かっている。でも、もう少しだけ。
どのくらいそうしていたか。ドアが、ノックなしに開いた。
「ごめん、洗濯物、一枚多かったかも——」
楓さんだった。
私は固まってしまった。両手にパンツを持ったまま、完全に固まった。
楓さんの視線が、私の手元に落ちた。
数秒の沈黙後、
「あ」
楓さんが言った。
「ごめんごめん、紛れてた」
無表情だった。声のトーンも変わらなかった。「鍵を忘れた」「醤油切れた」と同じ温度で言った。私の手からパンツをさらりと受け取って、そのまま部屋を出た。
ドアが、静かに閉まった。
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私はしばらく、ベッドの上に崩れ落ちた。
——見られた。
最悪だ。最悪すぎる。
返しに行こうとしていた。本当に。ただ、ちょっと、魔が差して眺めてしまっただけで。私は変態じゃない!
…でも、楓さんから見たら?突然居候してきた女が自分のパンツを広げて観察していた…うん、どう見ても変態です。
でも楓さん、何も言わなかった。
驚いていなかった。怒っていなかった。呆れてもいなかった。
ただ、「ごめんごめん」と言って回収した。それだけだった。
——あの人、何を考えているんだろう?
怒鳴られたほうがまだよかった。「何やってるの!」と言われたほうが。
でも楓さんは何も言わなかった。見なかったことにしてくれているのか、それとも本当に気にしていないのか。
私はぼんやり天井を見上げた。
出会ってから数日。急な居候なのに、身の回りのお世話をなんでもしてくれる。親切な人だ。間違いなく。
でも何を考えているのか、全然分からない。
あの静かな目が、どこを見ているのか。
——なんか、ずっと観察されている気がする…
ずっとそう思っていた。でも証拠はない。気のせいかもしれない。
ベッドに顔を伏せた。
——穴があったら入りたい。
花の刺繍が、まぶたの裏にちらついた。
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夕飯の時間になった。
意を決してダイニングに向かうと、何事もなかったような顔で、楓さんはもうテーブルに料理を並べ終えていた。
「……遅かった」
「す、すみません」
向かいの席に座る。椅子を引く音が、やけに大きく聞こえた。
「いただきます」
「どうぞ」
しばらく食器の音だけが続いた。
私はひたすら、ご飯を見つめていた。楓さんと目を合わせられなかった。さっきのことが、楓さんのパンツが頭から離れない。
「蒼空」
「は、はい!」
「なにをそんなに緊張しているの?」
「緊張してません!」
「してる」
断言された。反論できなかった。
楓さんは静かに、おかずを口に運んでいた。表情が読めない。怒っているのか、呆れているのか、それとも本当に何とも思っていないのか。
「……あの」
「何」
「さっきのこと、すみませんでした」
楓さんは箸を止めた。
「さっき?」
「だから……洗濯物の」
「うん」
「その、私がちょっと、じっくり見てしまって」
「……何を?」
「え?だから、パンツを」
「紛れてたやつ?」
「そうです」
「それが何か?」
私は少し黙った。
「……見てたのが、その、よくなかったかなと思って」
「見てたって、畳んであったのを確認したってこと?」
「……そう、とも言えますが」
「そう」
楓さんはまた箸を動かし始めた。それ以上、何も言わなかった。
私はしばらく、楓さんの顔を見ていた。
——もしかして、本当に分かってない?
部屋に入ってきたのは数秒だったし、こちらに視線が落ちる前に、もう手を出していた気がする。もしかしたら、じっくり眺めていたところまでは見えていなかったのかもしれない。
「……楓さん、怒ってないですか?」
「何に?」
「だから、その——」
「蒼空、話が見えない」
私は口をつぐんだ。
——見えないのはこっちも同じだ!
でも、怒っていないのは確かそうだった。それだけで十分だった。
「……すみません、変なこと言いました」
「うん」
楓さんは何事もなかったように、おかずを口に運んだ。
——よかった。たぶん、見られてなかった。
私はそっと胸を撫で下ろして、また箸を動かした。
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食器を洗いながら、僕はさっきのことを思い返していた。
思っていたより、ずっとよかったな…
すぐ気づいて返しに来るかと思っていた。でもなかなか来ない。夕飯の時間になっても来なかったから、様子を見に行った。
そうしたら。
両手で、丁寧に持って眺めていた。
ドアを閉めてから小さく笑った。声には出さなかった。
そして夕食の会話だ。
「さっきのこと、すみませんでした」と言い出したとき、どこまで気づいているか試したくなった。だからとぼけてみた。いじわるだし可哀想かもしれないけど、どうしてもやってみたかった。
「何を?」「それが何か?」あいまいに返すだけで、蒼空は自分でどんどん混乱していった。
最後には「変なこと言いました」と自分から引き下がった。
——たぶん、見られてなかったって思ってる。
そう結論づけて、安心した顔で箸を動かしていた。
隠せない。顔に全部出る。感情が、手に、目に、全部出る。
見ていた。もちろん、全部見ていた。
でもそれを、蒼空はまだ知らない。
——あの子は、いい反応をしてくれる。
それが、今のところ、たまらなく面白かった。
…次はなにしよっかな。
次のことを、もう頭の中で考え始めていた。
女性の胸の扱いについて
女性は古来より狩猟や戦闘を担ってきたため、胸部は心臓や肺などの重要な臓器を守るために発達したと考えられています。そのため、胸の大きな女性は強さや健康の象徴とされ、多くの男性が魅力を感じるというのが通説です。 しかし近年のアンケート調査では、女性の胸に魅力を感じると回答する男性は減少傾向にあり、反対に胸の大きな女性に威圧感や恐怖を覚えると回答する男性は増加しています。社会学者の間では、男性の社会進出や戦後の反軍国主義的な価値観の広がりが影響しているのではないかと指摘されています。