原作では、ここから主要人物が次々と戦死していきます。
カツはともかく、ジェリドやレコア、ヘンケン艦長の最期にも疑問が残りますが、特に理解できないのが、エマ中尉の最期です。
エマ中尉は、レコアの搭乗するパラス・アテネを撃破した後、なぜかコックピットの外に出てしまいます。その結果、ヤザンによって破壊されたパラス・アテネの残骸に巻き込まれて重傷を負い、最後はカミーユに看取られて息を引き取ります。
エマ中尉がなぜ戦闘中にコックピットから出たのか?
あまりにも無防備で、自殺行為に近い行動に見えるのですが、この最期をどう解釈すればよいのか、いまだに全く分かりません。
宇宙世紀0088年2月20日。
グリプス2周辺宙域。
ティターンズ艦隊とエゥーゴ艦隊の間で、激しい戦闘が続いていた。
両軍の戦艦からメガ粒子砲が放たれ、無数の閃光が宇宙空間を飛び交っている。
その戦場へ。
新たな艦隊が接近していた。
アクシズ艦隊である。
ラーディッシュ。
艦橋。
「艦長!」
オペレーターが声を上げた。
「アクシズ艦隊、グリプス2の戦闘空域に侵入しました!」
「何?」
ヘンケンがモニターを見る。
ティターンズ艦隊。
エゥーゴ艦隊。
その外側に、新たな艦隊の反応が表示されていた。
「アクシズか……。」
ヘンケンは腕を組む。
「どう行動するつもりなのか……。」
アクシズは、エゥーゴとティターンズのどちらにとっても敵となり得る存在だった。
現時点では、どちらを攻撃するつもりなのか分からない。
ヘンケンはモニターを見つめた。
「アクシズ艦隊の動きを監視しろ。」
「了解!」
その間にも、ティターンズ艦隊からの砲撃が続いている。
メガ粒子砲が艦の近くを通過した。
「こちらも撃ち返せ!」
「主砲、発射!」
ラーディッシュの主砲が火を噴いた。
その時。
「艦長!」
オペレーターが再び声を上げた。
「アクシズ艦隊、こちらに向かっております!」
「何!」
ヘンケンがモニターに目を向ける。
アクシズ艦隊の進路は、明らかにエゥーゴ艦隊へ向いていた。
「こちらを攻撃するつもりなのか!」
「このままでは挟撃されます!」
オペレーターの声が艦橋に響く。
ヘンケンは即座に判断した。
「全艦、挟撃されない位置まで後退する!」
「了解!」
「発光信号を上げろ!」
「後退信号、発信します!」
ラーディッシュから発光信号が放たれる。
周囲のエゥーゴ艦艇が、それを確認した。
「艦長!」
別のオペレーターが尋ねる。
「コロニーレーザーの破壊は?」
「まだだ!」
ヘンケンが答える。
「もうすぐアーガマが来る!」
モニターには、ティターンズ艦隊とアクシズ艦隊の位置が表示されている。
このままでは、両軍に挟まれる。
しかし。
グリプス2を破壊するには、まだ早かった。
「各艦に通達!」
ヘンケンが続ける。
「敵の追撃を警戒しつつ、後退しろ!」
「了解!」
エゥーゴ艦隊が動き始めた。
グリプス2周辺宙域。
エマのガンダムMk-Ⅲと、カツのガンダムMk-Ⅱは、敵MS部隊との戦闘を続けていた。
「カツ!」
エマが叫ぶ。
「右から来るわ!」
「はい!」
カツが機体を動かす。
マラサイのビームが、ガンダムMk-Ⅱの横を通過した。
エマがビームライフルを構える。
「そこ!」
ビームが放たれる。
マラサイが爆発した。
「ありがとうございます!」
「この調子よ。」
その時。
カツの視界に、ラーディッシュからの発光信号が入った。
「……?」
カツが目を向ける。
「後退命令?」
エマも信号を確認した。
「……!」
即座に状況を理解する。
「アクシズが動いたわ。」
「え?」
「それも、最悪の形でね。」
カツが周囲を見渡す。
「アクシズが?」
「私たちを攻撃するつもりよ。」
エマが答える。
「このままでは、ティターンズとアクシズに挟まれる。」
「そんな!」
「下がるわよ!」
「了解です!」
ガンダムMk-Ⅲが方向を変える。
ガンダムMk-Ⅱもそれに続いた。
周囲のネモ隊も、次々と後退を始める。
しかし。
ティターンズのMS部隊は、追撃を続けていた。
ジュピトリス。
艦橋。
「司令!」
オペレーターが報告する。
「エゥーゴ艦隊の発光信号を確認!」
「エゥーゴ艦隊、後退を開始しました!」
シロッコが顔を上げる。
「ほう。」
モニターを見る。
エゥーゴ艦隊が後退を始めている。
「ハマーンめ。」
シロッコが呟く。
「高みの見物ではなく、積極的に介入するつもりか。」
副官が尋ねる。
「司令、いかがいたしますか?」
シロッコは答えなかった。
暫く、モニターを見つめている。
アクシズ艦隊は、ティターンズではなくエゥーゴへ向かっている。
ハマーンにとって、エゥーゴがグリプス2を保持し続けることは望ましくない。
しかし。
ティターンズが勝利することも、アクシズにとって利益になるとは限らない。
「……。」
シロッコの目が細くなる。
「ハマーンめ……。」
少し間を置く。
「そういうことか。」
副官が顔を上げる。
「司令?」
シロッコはそれ以上説明しなかった。
「よし。」
モニターから目を離す。
「エゥーゴ艦隊への追撃の手を緩めるな!」
「了解!」
「全艦隊へ通達!」
「エゥーゴ艦隊への追撃を継続せよ!」
命令が各艦へ伝達される。
ティターンズ艦隊は、後退するエゥーゴ艦隊への攻撃を続けた。
アクシズ艦隊。
グワンバン。
艦橋。
「ハマーン様!」
オペレーターが報告する。
「エゥーゴ艦隊の発光信号を確認!」
「エゥーゴ艦隊、後退を開始しました!」
ハマーンがモニターを見る。
「そうか。」
エゥーゴ艦隊は、アクシズとティターンズの間から逃れようとしていた。
「逃がすな。」
ハマーンが命令する。
「艦隊はそのまま進軍を続けろ。」
「はっ!」
「ただし。」
ハマーンが続ける。
「MS隊はまだ出すな。」
参謀が頷く。
「了解しました!」
アクシズ艦隊は進軍を続ける。
エゥーゴ艦隊との距離が、少しずつ縮まっていく。
ハマーンはモニターを見つめていた。
「……。」
ティターンズはエゥーゴを追撃している。
エゥーゴは挟撃を避けるために後退している。
戦況は、アクシズの介入によって変化していた。
「さて。」
ハマーンが小さく呟く。
「どこまで持ちこたえられるかな。」
グリプス2周辺宙域。
エゥーゴのMS部隊が後退を始めていた。
だが。
その後方から、三機のMSが接近していた。
ハンブラビ。
三機は互いの位置を保ちながら、エゥーゴのMS部隊へ迫っていた。
「隊長!」
「敵が後退を始めています!」
「見りゃ分かる!」
ヤザンが答える。
「逃がすかよ!」
ハンブラビが加速する。
前方には、後退中のネモがいた。
「そこだ!」
ヤザンがビーム砲を発射する。
ネモが回避しようとする。
しかし。
その進路には、僚機の2機のハンブラビが回り込んでいた。
拘束兵器海ヘビが同時に射出され、ネモの両腕に巻き付き、高圧電流が流される。
ネモは機能不全に陥り、身動きが取れない。
「もらった!」
ヤザンのハンブラビのビームがネモの胴体を貫く。
爆発。
「はははっ!」
ヤザンが笑う。
「いいぞ!」
三機のハンブラビが、さらに加速する。
別のネモがビームライフルを発射した。
ヤザンは機体を横に滑らせる。
「そんなもんが当たるか!」
反撃。
ネモの右腕が吹き飛ぶ。
僚機が追撃する。
ビームが命中。
ネモが爆散した。
「次だ!」
ヤザンが叫ぶ。
「エゥーゴの艦隊まで突っ込むぞ!」
三機のハンブラビが、後退するエゥーゴのMS部隊を追いかける。
その先には。
ラーディッシュを中心としたエゥーゴ艦隊がいた。
ティターンズ艦隊の追撃。
アクシズ艦隊の接近。
そして、ハンブラビ隊によるMS部隊への攻撃。
エゥーゴ艦隊は、次第に追い詰められつつあった。
不朽の名作「銀河英雄伝説」のカツに匹敵するやらかし&愛されキャラのフォーク准将について、Rim Worldのシステムに沿った検証を開始します。
まず、能力面について作中の実績から推測します。
アンドリュー・フォーク准将 RimWorldステータス
スキル 数値 備考
射撃 2 実戦経験皆無
格闘 1 体格貧弱・白兵戦論外
知力(研究) 8(情熱) 士官学校首席の頭脳
社交 10(情熱) +2(口八丁) 実質12。最大の武器
医術 1 皆無
建築 1 皆無
採掘 1 皆無
栽培 1 皆無
料理 2 最低限
工芸 1 皆無
芸術 3 演説に付随する表現力
動物 1 皆無
精神・能力面特性
転換性ヒステリー:精神的弱さ+20% 極度のストレスで突発的に気絶
精神不安定:精神的弱さ+15% アムリッツァ後に心身失調・予備役編入
ノイローゼ持ち:作業速度+40%・精神的弱さ+14% 常に焦燥感を抱えながら猛烈に働く
うぬぼれ屋:身に着けやすさ+75%・精神的弱さ+12% 自分が最も優れていると信じて疑わない
夢想家:身に着けやすさ+100%・心情-10・精神的弱さ+15% 「大軍を持って帝国領奥深くへなだれ込む」という非現実的な作戦案
嫉妬深い:優れた他者を見ると心情大幅低下 ヤン・ウェンリーへの嫉妬が全行動の根源
責任転嫁:失敗時に他者への敵意増大・精神的弱さ+8% 作戦失敗後にヤンへの憎悪が増大
傲慢:社交ペナルティ・優れた相手への態度に問題 上官ヤンに礼節を欠いた態度を取り続けた
弁舌家:社交+20%・演説の説得力が増す 実際の能力がゼロなのに作戦を通せた唯一の理由
口八丁:社交+2・コネと演説で上層部を動かす 部下・同輩からの信頼はない
野心家:常時心情+5・昇進・功績への執着が強い 「いずれは元帥にまで昇りつめる」という強烈な上昇志向
環境・対人面の特性
特性
欲張り:豪華な寝室がないと心情低下 出世欲・物質的な豊かさへの執着
気に障る声:他人から嫌われやすい 作中で誰からも嫌われた。声優にも嫌われた
デリケート:受けるダメージ×115% 体格貧弱・精神的にも肉体的にも脆弱
貧弱な肉体:受けるダメージ×120% 前線に立ったことがない文官体型
職業的制約
作戦参謀:全ての作業・戦闘をしない
精神的弱さの最終計算
転換性ヒステリー:+20%
精神不安定:+15%
ノイローゼ持ち:+14%
うぬぼれ屋:+12%
夢想家:+15%
責任転嫁:+8%
合計:+84%
カツの+23%と比較して——3.6倍以上の精神的弱さです。
この設定が意味すること
「作戦参謀なので全ての作業・戦闘をしない」という制約の意味
これは表向きには「何もしない」という制約ですが、RimWorldのコロニー運営において何もしないキャラクターは純粋な消費者として機能します。
食料を消費する。
寝室を占有する(欲張りの特性上、最も豪華な寝室を要求する)。
しかし生産活動は一切しない。
唯一の例外が——社交10+口八丁による交易・外交・勧誘です。
しかしここに「気に障る声」という特性が致命的に機能します。
交易商人との交渉で社交12の能力を発揮しようとするフォークを、商人が嫌う。難民のスカウトで弁舌を振るうフォークを、難民が嫌う。囚人の改心でフォークが話しかけるたびに、囚人の態度が悪化する。
社交12という数値が「気に障る声」によって実質的にゼロ以下になる可能性があります。
ノイローゼ持ちのプラス効果という罠
「作業速度+40%」というプラス効果がありますが——全ての作業・戦闘をしないという制約と組み合わさると、この効果は完全に死にます。
作業速度が40%上がっても、何もしなければゼロのままです。
ノイローゼ持ちは「常に焦燥感を抱えている」という描写として機能しており、作業速度のプラスは全て無効化されながら、精神的弱さ+14%というデメリットだけが機能し続けます。
精神的弱さ+84%の現実
カツの+23%でさえ「デバフ合計マイナス100の環境では開幕から数日でメンタルブレイクが確定する」という結論でした。
フォークの+84%は——
平和なコロニーでも、豪華な寝室がなければ即座に心情が崩壊します。
欲張り(豪華な寝室なしで心情低下)+夢想家(常時心情-10)+嫉妬深い(霊夢という優れた存在を見るたびに心情低下)——
これらが重なった状態での精神的弱さ+84%は、弾幕ごっこの最後の15日どころか、コロニー設立初日からメンタルブレイクが発動する数値です。
カツとフォークの最終比較
項目 カツ フォーク
射撃 5 2
格闘 3 1
社交 2 12(実質)
知力 2 8(情熱)
精神的弱さ合計+23% +84%
作業・戦闘 一応する 一切しない
最大の武器 なし 社交・知力(ただし気に障る声で無効化)
最大の問題 恐慌乱射 転換性ヒステリー+精神的弱さ+84%
破滅の速度 瞬間的 即日
破滅の種類 善意が凶器 無能が毒
影響範囲 コロニー(瞬間) コロニー(初日から)
これは酷い(笑)
では、次回はカツに代わってフォークを4人目のメンバーに加えた場合、霊夢・魔理沙・禰豆子の3人は脱出に成功するかについて検証します。