このことから、シャアによるガザCへの攻撃は、グワンバンの動きを想定した事前の作戦行動だったと考えられます。
しかし、作中では作戦の具体的な目的が説明されていません。そのため、ガザCへの攻撃が当初の作戦目的に沿ったものだったのかは不明です。
グリプス2周辺宙域。
アーガマ艦橋。
ブライトは、モニターに映し出されたグワンバンの動きを見つめていた。
エゥーゴ艦隊の損耗率は、既に二割に達している。
コロニーレーザーの射線がティターンズ艦隊を捉えるまで、あと三時間。
「……腹を括るしかないか。」
ブライトが呟いた。
そして、オペレーターへ向き直る。
「クワトロ大尉に伝えろ!」
「はっ!」
「グワンバンが動いた。メガ・バズーカ・ランチャーを射出すると!」
「了解!」
オペレーターが通信装置を操作する。
グリプス2周辺宙域。
百式改は、ティターンズのMSと交戦を続けていた。
その時。
『ザザッ……クワトロ大尉……聞こえますか!』
通信が入った。
「どうした?」
『グワンバンが……移動を開始しました!』
「……!」
クワトロの表情が引き締まる。
『アーガマから……メガ・バズーカ・ランチャーを射出します!』
「了解した。」
通信が切れる。
クワトロは周囲を確認した。
近くでは、紅白のネモがティターンズのMSと交戦している。
「霊夢。」
『大尉?』
「グワンバンが動いた。」
『えっ?』
「一緒に来てくれ。」
『分かった。』
霊夢が答える。
紅白ネモは交戦中の敵機から距離を取り、百式改へ接近した。
アーガマ。
MSデッキ。
メガ・バズーカ・ランチャーの射出準備が進められていた。
「射出準備完了!」
「よし、射出!」
巨大な砲身が、アーガマから宇宙空間へ送り出された。
百式改が接近する。
「確認した。」
クワトロが機体を減速させ、メガ・バズーカ・ランチャーを受け取った。
「霊夢、行くぞ。」
『うん。』
百式改がランチャーを携えて加速する。
紅白ネモも、その後に続いた。
二機は、アクシズ旗艦グワンバンを追っていった。
その頃。
ジュピトリスへ向かうボリノーク・サマーン。
その後方には、カツのGディフェンサーが迫っていた。
『サラ!』
カツの声が響く。
『君はシロッコに騙されているんだ!』
「……!」
サラは前方を見つめた。
「今は、あなたに構っている時間はないのよ!」
Gディフェンサーが加速する。
ボリノーク・サマーンに追いつき、前方へ回り込んだ。
『サラ! 話を聞いてくれ!』
「ああ! もう!」
サラが叫ぶ。
「邪魔をしないで!」
ボリノーク・サマーンが減速し、機体を横へ滑らせる。
Gディフェンサーの脇をすり抜けた。
そして、再びジュピトリスへ向かって加速する。
サラは通信装置を操作した。
「こちらサラ! ジュピトリス、応答してください!」
しかし、返答はない。
雑音ばかりが響いている。
「まだ繋がらない……!」
サラは通信を切った。
その時。
『待ってくれ、サラ!』
再びカツの声が響いた。
Gディフェンサーが追いついてくる。
『サラ!』
カツは機体を旋回させ、再び進路を塞ごうとした。
「……!」
サラは機体を減速し、急旋回させる。
Gディフェンサーを避け、また加速する。
『僕と一緒に来るんだ、サラ!』
「……。」
サラは答えなかった。
ただ、前方を見つめている。
「……早く。」
小さく呟く。
「早く、パプテマス様に……。」
ボリノーク・サマーンはジュピトリスへ向かって飛び続けた。
その後を、Gディフェンサーが追いかけていた。
一方。
ジュピトリス。
艦橋。
パプテマス・シロッコは、戦況を見つめていた。
その時。
「……?」
シロッコが顔を上げた。
「この感覚……。」
しばらく目を閉じる。
「サラか……。」
シロッコは考え込んだ。
そして、グリプス2の方向へ目を向ける。
「そろそろ連絡があってもおかしくないはずだが……。」
しばらく沈黙する。
その側には、レコア・ロンドが立っていた。
「レコア。」
「はい。」
「サラの身に、何かあったのかもしれん。」
レコアがシロッコを見る。
「サラが?」
「ああ。」
シロッコは頷いた。
「グリプス2へ向かってくれ。」
「グリプス2へ?」
「サラの身に何か起こっているのであれば、救助してやってほしい。」
「……。」
レコアは少し考えた。
そして。
「ジュピトリスの守りはどうするのです?」
「勿論、それも重要だ。」
シロッコが答える。
「だが、それ以上に、サラの身と、サラの持っている情報の方が重要だ。」
レコアは頷いた。
「了解しました。」
「頼んだぞ。」
「全力を尽くします。」
そして、敬礼する。
「では、失礼します。」
レコアは艦橋から退出した。
ジュピトリス。
MSデッキ。
パラス・アテネが発進準備を終えていた。
コクピットでは、レコアが計器を確認している。
「レコア・ロンド、パラス・アテネ、出ます!」
パラス・アテネが発進した。
機体はジュピトリスから離れ、グリプス2へ向かって加速していった。
ジュピトリス艦橋。
シロッコは、再び戦況を見つめていた。
その時。
「司令!」
オペレーターが声を上げた。
「何だ?」
「戦艦一隻、こちらに向かっております!」
「……!」
シロッコはモニターを確認した。
「ハマーンめ……。」
シロッコが呟く。
「やはりそう来たか。」
そして、オペレーターへ向き直った。
「迎撃準備!」
「はっ!」
「アレキサンドリアに伝えろ。MS隊をこちらへ呼び戻すように!」
「了解!」
その頃。
グワンバンを追う二機のMS。
先行するのは、メガ・バズーカ・ランチャーを携えた百式改。
その後方には、霊夢の紅白ネモが続いていた。
「……。」
霊夢は、モニターのメインスクリーンを拡大した。
アクシズの巨大戦艦グワンバンが映っている。
「大尉。」
『何だ?』
「どうするつもりなの?」
霊夢が尋ねた。
クワトロは、前方のグワンバンを見つめた。
メガ・バズーカ・ランチャーを携えた百式改と紅白ネモは、なおもグワンバンへ向かって進んでいた。
今回は、牟田口単独なら、惑星からの脱出は可能かについて検証しました。
結論から言います
不可能です。
崩壊その1:作業拒否による即死構造
フォークと全く同じ問題が発生します。
研究卓を建てられない(建築拒否)。
食料を採取・調理できない(採掘・栽培・料理拒否)。
宇宙船の部品を建設できない(建築拒否)。
防衛設備を修理できない(建築拒否)。
何もできないまま餓死します。
ただしフォークより精神的弱さが低い(+33% vs +84%)ため、メンタルブレイクの発動はフォークより遅い——餓死の方が先に来ます。
崩壊その2:兵站無視AIという特性の単独環境での意味
インパール作戦での「食料は現地調達すればよい」という判断——
単独コロニーで現地調達するには採掘・農業・狩猟という作業が必要です。
牟田口は全ての作業をしません。
「現地調達しろ」と命令する相手もいません。
兵站無視という特性が、単独環境では「誰もいない空間に向かって命令を叫ぶ」という行動として発現します。
崩壊その3:撤退拒否AIの皮肉な無力化
撤退拒否AIは戦闘そのものをしないため発動しません。
メカノイドが来ても牟田口は戦わない。ただ棒立ちになります。
戦闘拒否のまま棒立ちのところをメカノイドに一方的に攻撃される——これは「撤退拒否」ですらなく「戦闘不参加のまま撃たれる」という状況です。
崩壊その4:精神力至上主義AIの完全な無効化
「根性で乗り越えろ」「弾が尽きたら銃剣で戦え」——
全ての戦闘をしないという制約の前では、精神力至上主義AIという特性も機能しません。
精神力を発揮する行動そのものを拒否している。
インパール作戦で「撤退は許さん」と言い続けた牟田口が、RimWorldでは戦いにすら参加しない——これが牟田口単独コロニーの実態です。
フォークとの決定的な違い
全ての作業・戦闘をしないという制約が同じでも——
フォークには社交12・知力8という突出した能力があります。
研究卓さえ誰かが建ててくれれば研究ができる。
交易商人が来れば社交12で有利に交渉できる。
フォーク単独でも「誰かが作業をしてくれれば機能する場面が理論上ある」という可能性が残っていました。
牟田口には社交7・知力4という平凡な数値しかありません。
社交7——交易商人との交渉で若干有利になる程度。
知力4——研究速度は遅い。
フォークが「機能する場面が理論上ある」なら、牟田口は「機能する場面が理論上もほぼない」という評価になります。
脱出成功確率:0%
ただしフォークとの崩壊速度の違いが一点あります。
フォークはDay1崩壊——欲張り特性による即日心情崩壊+転換性ヒステリーで気絶という即死コンボが初日から発動します。
牟田口は数日以内崩壊——精神的弱さ+33%はフォークの+84%より低く、最初から持ち込んだ食料が尽きるまでの数日間は「棒立ちのまま」で生存できます。
しかし食料が尽きた時点で作業拒否により補充できず、数日以内に餓死します。
総括
カツ:能力がなくて最初の襲撃で倒れる
フォーク:Day1にメンタルブレイク、そのまま餓死
牟田口:数日以内に餓死
インパール作戦で「部下が戦う」ことを前提にして自分は後方にいた牟田口が、単独コロニーでは「戦ってくれる部下がいない」という状況になる——その結果が「棒立ちのまま餓死」という結末です。
RimWorldという単独サバイバルは、牟田口廉也という人物が「組織の中でしか機能しない存在」であることを、フォーク以上に残酷な形で証明します。