どちらが原作に近いですかね?
前作を読んでない?
だから読みましょう。(また宣伝)
翌日。
アーガマMSデッキ。
アストナージは頭を抱えていた。
目の前にはSガンダム。
最新鋭機。
試作機。
超高性能機。
そして。
その横にいる巫女。
「聞いてるか?」
霊夢。
聞いていない。
「聞いてる」
「絶対聞いてないだろ」
「聞いてるって」
聞いていない。
アストナージは説明書をめくった。
「まずこいつは通常MSじゃない」
「うん」
「各部の制御系統が複雑で――」
「うん」
「推力配分が――」
「うん」
「理解したか?」
「全然」
アストナージは説明書を閉じた。
「だろうな!」
横で見ていたレコアとエマ。
「ふふっ」
「笑い事じゃありません」
「でも面白いじゃない」
少し離れた場所。
カミーユ
ファ
カツ
カツは不満そうだった。
「あんな奴にSガンダムなんて」
ファが呆れる。
「まだ言ってる」
「だっておかしいだろ!」
カミーユは黙っていた。
正直。
分からない。
シミュレーターの結果は本物だった。
だが。
あまりにも普通。
普通過ぎる。
カツが言う。
「絶対何かあるって」
「何が?」
「ニュータイプとか!」
「違うと思う」
「何でさ?」
カミーユは少し考えた。
「ニュータイプって感じじゃない」
それが率直な感想だった。
その頃。
霊夢は格納庫の片隅でお茶を飲んでいた。
アポリーが近付いてくる。
「隣いいか?」
「どうぞ」
アポリーは腰を下ろした。
少し沈黙。
そして。
「軍隊は初めてか?」
「初めて」
「怖くないのか?」
霊夢は首を傾げた。
「何が?」
「戦争」
少し考える。
「嫌ではある」
アポリーは意外そうな顔をした。
「でも」
「避ければいいじゃない」
アポリー。
固まる。
「いや避けられないから戦争なんだろ」
霊夢。
首を傾げる。
「そう?」
アポリーは何も言えなくなった。
その時。
警報。
艦内放送。
『敵機接近』
『敵機接近』
格納庫の空気が変わる。
ブライトの声。
『全パイロット出撃準備!』
カミーユが駆け出す。
ファも走る。
アポリーも立ち上がった。
霊夢だけが動かない。
「行かないのか?」
アポリーが聞く。
「行く」
湯呑みを置く。
「お茶飲み終わったし」
アポリー。
思わず吹き出した。
格納庫。
Sガンダム起動。
巨大な機体が目を覚ます。
アストナージが最後の確認を行う。
「本当に大丈夫なんだろうな」
「多分」
「多分じゃ困る!」
コックピット閉鎖。
通信。
ブライト。
『博麗霊夢』
「何?」
『初陣だ』
「そう」
『無理はするな』
「分かった」
ブライトは少し違和感を覚えた。
恐怖も。
緊張も。
興奮も。
何も感じられない。
まるで。
買い物にでも行くような声だった。
発進カタパルト。
Sガンダム。
待機。
霊夢は前方を見る。
「じゃあ行ってくる」
Sガンダム発進。
宇宙へ飛び出した。
その先で待つものが、
アーガマの誰にも想像できなかった。
Sガンダムの主なスペック数値は以下の通りです。
型式番号:MSZ-011(MSA-0011)
頭頂高:21.18 m
全高:25.18 m
本体重量:38.4 t
全備重量:73.0 t
装甲材質:ガンダリウム・コンポジット
ジェネレーター出力:7,180 kW
スラスター総推力:143,600 kg
センサー有効半径:18,800 m
主武装
ビーム・スマートガン
インコム
ビーム・カノン
ジェネレーター出力7,180 kWは、Ζガンダム(2,020 kW)の3.5倍以上に達します。
同時期のΖΖガンダム(7,340 kW)に肉薄する怪物級のパワーを持っています。
配備が早まったこの物語では、ラスボスのジ・Oすら霞んで見える化け物MSです。