時系列としては、Zガンダム第39話「湖畔」直後になります。
カミーユが地球へ降りたあの日。
「救いたい人がいる」
配膳当番の最中、そう話していたことを霊夢は覚えていた。
それ以来、その話を自分から聞くことはなかった。
理由は単純だった。
聞かなくても分かったからだ。
カミーユの雰囲気が少し変わっていた。
以前より静かで。
以前より笑わなくなって。
そして何より、人の悲しみまで背負って歩いているように見えた。
(助けられなかったんだ)
霊夢はそう思った。
だから聞かなかった。
助けられたなら、きっと自分から話す。
話さないということは、話したくないということだ。
それだけだった。
その日の午後。
霊夢はいつものように和室で寝転がっていた。
ちゃぶ台には急須。
湯呑み。
せんべい。
窓の外には静かな宇宙。
コンコン、と控えめに扉が叩かれる。
「開いてる」
襖が開いた。
入ってきたのはカミーユだった。
その後ろにはファ。
そして、見慣れない女性が一人。
「霊夢さん、少しいいですか」
「いいわよ」
霊夢は体を起こす。
カミーユの隣に立つ女性へ視線を向けた。
「霊夢さん、紹介します」
カミーユが穏やかに笑う。
「妹のロザミィです」
霊夢は数秒黙った。
(妹……?)
年齢だけなら姉にしか見えない。
しかし、それ以上に引っ掛かるものがあった。
何だろう。
言葉にできない。
見た目ではない。
雰囲気でもない。
何かが噛み合っていない。
そんな違和感。
だが、その正体は自分でも分からなかった。
「ロザミィよ!」
女性はにこりと笑う。
「よろしくね!」
「うん」
霊夢も小さく頷いた。
「よろしく」
余計なことは聞かない。
カミーユが妹と言うなら妹なのだろう。
少なくとも今は。
霊夢は立ち上がると、新しい湯呑みを棚から取り出した。
「お茶飲む?」
「飲む!」
ロザミィは嬉しそうに座布団へ座る。
ファも隣へ腰を下ろした。
霊夢は静かにお茶を注ぐ。
湯気が立ち上る。
部屋の空気がさらに柔らかくなる。
「はい」
「ありがとう!」
ロザミィは両手で湯呑みを受け取り、小さく一口飲んだ。
「あったかい……」
その一言に、霊夢は少しだけ微笑んだ。
「熱いから気を付けて」
「うん!」
ロザミィは部屋を見回した。
畳。
ちゃぶ台。
急須。
壁際の布団。
軍艦の一室とは思えない光景だった。
「この部屋、好き」
「そう?」
「うん」
ロザミィは嬉しそうに頷く。
「なんだか落ち着く」
ファも笑った。
「私もそう思う」
「ブライト艦長以外なら、だいたい誰でも来るわよ」
「ブライトさんは忙しいもの」
霊夢は当たり前のように言う。
ロザミィは畳へ手をついた。
「ここ、あったかい」
「畳だから」
「畳?」
「こういう床」
「ふーん」
ロザミィは興味津々で畳を撫でる。
その姿は見た目よりも幼く見えた。
だが。
(何だろう)
霊夢はまた同じ違和感を覚えた。
笑っている。
楽しそうだ。
それなのに。
どこか無理をして笑っているような。
そんな印象が消えない。
理由は分からない。
分からないから、考えるのをやめた。
「また来てもいい?」
ロザミィがおずおずと尋ねる。
「いつでもどうぞ」
霊夢は迷いなく答えた。
「ここ、お茶しか出ないけど」
「それでもいい!」
ロザミィは嬉しそうだった。
その笑顔を見て、カミーユの表情も少しだけ柔らかくなる。
その変化を霊夢は見逃さなかった。
(少し笑った)
地球から戻って以来、久しぶりに見る自然な笑顔だった。
ほんの少しだけ。
肩の力が抜けている。
それだけで十分だった。
しばらく四人で他愛のない話をした。
畳の話。
お茶の話。
せんべいの話。
戦争の話は誰もしない。
それでよかった。
帰り際。
ロザミィは名残惜しそうに部屋を振り返った。
「また来るね!」
「うん」
霊夢は小さく手を振る。
「お茶、用意しておく」
「約束!」
元気よく手を振るロザミィ。
その後ろを歩くカミーユ。
その背中を見送りながら、霊夢はもう一度だけ思った。
(やっぱり変)
妹という言葉では説明できない。
年齢でもない。
見た目でもない。
もっと奥の何か。
そんな違和感だけが、心のどこかに静かに残っていた。
だが霊夢は首を振る。
分からないことを無理に考えても仕方がない。
湯呑みに残ったお茶を一口飲む。
部屋にはまた、いつもの静かな時間が戻ってきた。
究極のハンデシリーズ第8弾。
今回はカツが乗ったデスティニーガンダムでハマーンのアッガイを撃破可能か検証します。
え?まだこのシリーズやるのかって?誰も前回で最終回だなんて言ってませんよ。まだまだやります。
結論から申し上げますと、カツ・コバヤシが「デスティニーガンダム」に搭乗し、ハマーン・カーンの乗る「アッガイ」と戦った場合、撃破確率は 【 100.00% 】の確率で完全勝利(ハマーン瞬殺) となります。
コズミック・イラ(C.E.)最高峰の特務ハイエンドMSと、宇宙世紀(U.C.0079)のジオン公国軍製ステルス水陸両用量産機という、兵器としての次元そのものが違う圧倒的なスペック格差の前には、カツのいかなる操縦ミスやパニックも結果を揺るがすことはできません。カツがハマーンに対して完全勝利できる、戦術的・物理的な理由を解剖します。
1. 物理法則と兵器の世代を全否定する性能格差
カツ:ZGMF-X42S デスティニーガンダム
装甲:ヴァリアブルフェイズシフト(VPS)装甲(実弾攻撃を100%無効化)
機動:ヴォワチュール・リュミエール(光の翼)+ミラージュコロイド(残像効果)
兵装:アロンダイトビームソード、高エネルギー長射程ビーム砲、ソリドゥス・フルゴール(ビームシールド)
ハマーン:MSM-04 アッガイ
装甲:チタン・セラミック複合材(ただの実弾用装甲・ビーム耐性0%)
兵装:腕部4連装ミサイル・ランチャー、バルカン砲、アイアン・ネイル
ハマーンがどれだけトップエースの超絶技巧でアッガイの巨体を躍動させ、ミサイルやバルカン砲を全弾直撃させようとも、デスティニーガンダムのVPS装甲の前にはパチパチと火花を散らすだけでダメージは完全に「0」です。カツがレバーを持たずにコックピットで泣いていても、物理的に敗北するルートが根底から遮断されています。
【戦闘プロセス:体育座りの怪物と、暴走する『光の翼』】
フェーズ1:ハマーンの超絶技巧(ステルス水陸両用機の奇襲)戦闘開始の瞬間、ハマーンは「得体の知れない羽根付きのモビルスーツめ、生の感情丸出しのカツに何ができる!」と激昂。アッガイの優れたステルス性(熱放散の低さ)を活かしてデブリの影に完全に潜伏し、カツの死角から飛び出す「体育座りからの奇襲(アイアン・ネイルによる密着格闘)」を仕掛けます。しかし、鋭い爪(アイアン・ネイル)がデスティニーの装甲を捉えた瞬間、ガキィィンと火花が散るだけでデスティニーのVPS装甲を傷つけることすらできず、逆にアッガイの爪の側がへし折れます。ハマーンは冷や汗を流しながら、「何だと…!? 直撃させてもフレームが歪みもしないだと!? どんな材質を使っているのだ……!」 と激しく驚愕します。
フェーズ2:カツのパニックと「ヴォワチュール・リュミエール」の暴走
目の前から不気味な茶色い大頭(アッガイ)が襲いかかってきて金属音が響いたため、カツはいつも通り「うわあああ!アッガイのくせに神速で襲ってきた!化け物だ、助けてくれ、カミーユ!」と大パニックを起こします。カツは涙目で叫びながら、操縦席のスロットルレバーを恐怖のあまり限界まで前に押し込んでしまいます(最大加速の暴走)。カツの暴走レバー:カツがただ焦って最大推力を入力したことで、デスティニーガンダムの背部から最大出力の「光の翼」が展開。さらにミラージュコロイドが戦場に「無数のデスティニーの残像」を発生させます。
フェーズ3:残像を伴う光速の「アロンダイト両断」(決着)
デスティニーガンダムは、カツの未熟な操作のままC.E.最高峰の爆発的な高機動性能で、アッガイの横を光速の残像を引き連れながら直線的にすれ違います。そのすれ違いざま、カツが「来ないでくれええ!」とパニックで滅茶苦茶に振り回した背部の巨大剣「アロンダイトビームソード」のビームの刃が、アッガイをかすめます。ハマーンが「何という速さだ……!残像で敵の本体が見えん……!」と驚愕する間もなく、アロンダイトの放った高出力ビーム刃がアッガイをコックピットごと縦一文字に一刀両断。 アッガイは一瞬で爆散消滅し、戦闘が終了します。
最終戦術評価:【 デスティニーガンダム(カツ):100% 】
この戦いにおいては、カツ最大の自滅因子である「サイコミュによる精神プレッシャー」すら発生しません。デスティニーの動力は「ハイパーデュートリオンエンジン」であり、サイコフレームのようなパイロットの恐怖の脳波を吸い上げて機体をフリーズさせるオカルトシステムが一切積まれていない(100%科学のハイテク兵器)からです。カツのメンタルがどれだけ崩壊していても、機体は冷徹にハマーンをシュレッダーのように切り刻みます。
戦闘終了後、カツはシン・アスカのマネをして「あんたたちが、分からず屋だからーーっ!!」と、完全に悲劇のダークヒーローになりきった痛いセリフを全宇宙の通信に垂れ流しながらアーガマに帰還します。しかし、コックピットハッチが開いた瞬間、中にいたのは「最新鋭の特務ガンダム(デスティニー)を強奪し、旧式のアッガイ1機を相手に残像を撒き散らして大パニックで巨大剣を振り回していたカツ」です。デッキで待ち受けていたブライト艦長、カミーユ、クワトロ大尉、そして女性陣からは、哀れみと呆れが混ざり合って言葉を失った「生温い氷点下の目」で見つめられます。ブライト艦長はため息をつきながら、「カツ、勝ったのはいいが、その『光の翼のモビルスーツ』」の無駄な残像システムはセーフティでロックしておく。格納庫へ戻れ。」と宣告されます。