今回、主役である霊夢の出番はありません。
みんな大好きカツの出番もありません。
Zガンダムは終盤、説明不足の描写が多すぎて、そこをきちんと説明していかないと、小説として成立しないんですよ。
アーガマ艦橋。
アクシズから通信が届いた。
艦橋に緊張が走る。
ブライトは、通信文へ目を通す。
読み終えた瞬間、表情が変わった。
「……本気か。」
隣にいたクワトロが振り向く。
「何が書かれている。」
ブライトは通信文を静かに読み上げた。
「アクシズをゼダンの門にぶつける。」
その一言だけで艦橋は静まり返った。
「本拠地をぶつける……?」
カミーユが思わず声を漏らす。
ブライトは続きを読む。
「ゼダンの門周辺を封鎖し、敵艦隊を要塞内へ封じ込めてもらいたい。」
短い文面だった。
共同作戦に必要なことだけが記されている。
クワトロは腕を組む。
「……ハマーン。」
「アクシズを危険に晒してでも、戦局を動かす気か。」
ブライトは艦橋中央へ歩き出した。
「全艦隊へ通達。」
「ゼダンの門へ集結。」
「ティターンズ艦隊を要塞内へ封じ込める。」
「アクシズの作戦に呼応する。」
「了解!」
オペレーター達が一斉に動き始める。
三勢力による決戦が、目前まで迫っていた。
グワダン艦橋。
巨大な立体映像に、アクシズとゼダンの門の軌道が映し出されている。
ハマーンは静かに尋ねた。
「予測被害は?」
オペレーターが画面を見ながら答える。
「外縁ブロックおよび港湾設備の壊滅が予想されます。」
副官はハマーンに尋ねる。
「……本当に実行なさるのですか。」
ハマーンは立体映像を見据えたまま質問を続ける。
「司令部は?」
「指揮機能に支障ありません。」
「主機関は?」
「健在と予測。」
「居住区は?」
「主要区画への影響は限定的です。」
「作戦継続は可能か?」
「可能です。」
ハマーンは小さく頷く。
「なら問題ない。」
副官は複雑な表情を浮かべた。
アクシズは彼らの故郷だ。
港も。
街も。
生活もある。
その一部を、自ら失おうとしている。
ハマーンは静かに言った。
「本拠地を守るためには。」
「時には本拠地の一部を捨てねばならん。」
その声に迷いはなかった。
「ティターンズには。」
ハマーンはゼダンの門を見据える。
「もっと大きなものを失ってもらう。」
ジュピトリス。
副官が足早に艦橋へ入る。
「司令。」
「アクシズがゼダンの門への衝突コースをとっています。」
シロッコは静かに目を開いた。
「会談は決裂したか。」
「はい。」
「予想通りです。」
シロッコは窓の外へ視線を向ける。
会談がまとまるとは最初から思っていない。
問題は、その先だった。
「ゼダンの門を失えば……。」
誰に聞かせるでもなく呟く。
ティターンズは宇宙最大の軍事拠点を失う。
宇宙での戦力は大幅に低下する。
さらに。
シャア・アズナブルのダカール演説によって、政治的にもティターンズは追い詰められつつある。
その状況で、エゥーゴとアクシズが共闘する。
「……厳しいな。」
副官が尋ねた。
「どうなさいますか。」
シロッコは黙って考える。
ゼダンの門が落ちた後。
追い詰められたジャミトフに向かって、
『私がハマーンとの最終交渉を行います。』
そう進言すれば。
ジャミトフは動く。
会談に同席してくるはずだ。
追い詰められた状況で、総帥自ら外交の場へ姿を現す。
それは、単なる交渉ではない。
ティターンズという組織そのものが、大きく動く瞬間になる。
その時、誰が何を選び、どこへ向かうのか。
そこで初めて、新しい流れが生まれる。
「まだ動く時ではない。」
静かな声だった。
副官が不思議そうに見る。
「ゼダンの門が落ちる前に動けば、私も流れに呑まれる。」
「まずは事態が動くのを待つ。」
「動くべきは、その後だ。」
副官は一礼した。
「承知しました。」
艦橋に静寂が戻る。
シロッコは巨大なゼダンの門を見つめ続けた。
誰もが次の一手を打とうとしている。
だからこそ、自分は動かない。
時代は、自ら掴みに行くものではない。
大きな流れが生まれた、その瞬間を掴むものだ。
数時間後。
アクシズは静かに進路を維持したまま、ゼダンの門へ向けて進み続けていた。
やがて訪れる衝突は、グリプス戦役そのものを大きく変えることになる。
そして、その激動の先で誰が時代を掴むのかは、まだ誰にも分からなかった。
究極のハンデシリーズ第16弾。
今回は、カツの乗ったイデオンがハマーンの乗ったドップ戦闘機を撃破出来るか検証します。劇中ではグワダン護衛の命令をジオンの為なんかに戦えないと葛藤していたカツ。ここで、そのうっ憤をハマーンにぶつけることは出来るのか?
結論から申し上げますと、カツ・コバヤシが「伝説の巨神イデオン」に搭乗し、ハマーン・カーンの乗る「ドップ戦闘機」と戦った場合、撃破確率は 【 100.00% 】の確率で完全勝利(ハマーン完全消滅) となります。
前回のガンバスター戦をも超越する、「宇宙のすべての文明と因果律を強制リセット(無に帰す)できる、無限力(むげんちから)を持つ絶対の神」と「一年戦争時にジオン軍が地球上で使っていた、ただのちっぽけな大気圏内用大火力戦闘機」という、もはやSFやミリタリーの枠を完全に破壊し尽くしたスペック格差の前には、カツのいかなるダメ挙動も1ミリの影響すら及ぼしません。カツがハマーンに対して完全なる圧勝を収める、物理的・絶望的な戦闘プロセスを解剖します。
1.因果律そのものを全否定する絶望的なマシンスペック差
カツ:伝説の巨神 イデオン
全長:105m / 重量:5650t
装甲:イデ・バリア(『無限の力(イデ)』によってあらゆる物理・エネルギー攻撃を100%遮断する無敵の盾)
兵装:全方位ミサイル、イデオン・ソード、イデオン・ガン(銀河を真っ二つに裂く究熱線)
ハマーン:ドップ戦闘機
装甲:ただの戦闘機用薄型アルミ・チタン合金(実弾の機銃でも一撃で墜ちる)
兵装:6連装ミサイルランチャー×2、25mm機関砲×2
特性:ジオン軍の地球制空用戦闘機。
大気圏内専用のため、宇宙空間(グリプス宙域など)では本来スラスター性能すら機能せずただ漂うことしかできない。
ハマーンがどれだけ人類の限界を超える「トップエースのドッグファイト技術」を発揮してドップのミサイルを全弾直撃させようとも、イデの絶対結界(バリア)の前には爆煙すら上がらず、完全に無効化(被ダメージ0%)されます。カツがコックピットの中で過呼吸を起こして気絶していても、カツが敗北する並行宇宙は存在しません。
【戦闘プロセス:羽虫の如き足掻きと、勝手に発動する『イデオン・ガン』】
フェーズ1:ハマーンの超絶技巧(動けないはずの宇宙での神速の旋回)
戦闘開始の瞬間、ハマーンは「得体の知れない巨大な赤い化け物が!生の感情丸出しのカツに、何ができる!」と天才のプライドを爆発させます。宇宙空間というドップ(大気圏内用)にとって最悪の環境でありながら、姿勢制御バーニアを限界まで噴射し、デブリの影を縫うように超高速でイデオンの顔面へと肉薄。コックピット周辺にミサイルを全弾叩き込みますが、イデ・バリアの輝きの前にすべて塵(チリ)に還元されます。ハマーンは冷や汗を流しながら、「何だと…!? 直撃に爆発すら起きないだと!? どんなテクノロジーを使っているのだ……!」 と激しく驚愕します。
フェーズ2:カツのパニックと「イデ(無限力)」の自動暴走
目の前を不気味な緑色の戦闘機(ドップ)が飛び回り、金属音が響いたため、カツはいつも通り「うわあああ!ドップのくせに神速で襲ってきた!化け物だ、助けてくれ、ブライト艦長ぉお!」と大パニックを起こします。カツは涙目で叫びながら、操縦席のコンソール(ソロ・シップの謎のレバーやボタン)を恐怖のあまりデタラメにホールドし、椅子の上で体育座りになって震えます(カツ特有の戦闘放棄)。
カツの恐怖の脳波(イデとの共鳴):実は、これが一番最悪のスイッチです。「イデ」のエネルギーは、パイロットの「純粋な防衛本能(生きたいという執念と恐怖)」に呼応して無限に跳ね上がります。カツが「死にたくない、助けてくれ!」と100%生の感情で叫んだことで、イデオンのゲージが瞬時にMAX(最大値)まで引き上げられます。
フェーズ3:イデオン・ガンの自動発射による「銀河ごとの消滅」(決着)
カツがただ焦ってコンソールを乱打した結果、イデオンの手元にある超巨大重機動兵器「イデオン・ガン(波導ガン)」が、カツの操作を無視して自動で強制発動します。
無慈悲な全宇宙リセット(ワンサイド・キル):イデオン・ガンの銃口から放たれたのは、ビームやメガ粒子ではなく、空間と因果律そのものを消滅させる「無限力の波動」です。ハマーンはドップを急旋回させて逃げようとしますが、放たれた波動の光は、前方の宇宙空間のデブリ、背後の小惑星アクシズ、さらには遥か彼方にある地球圏のすべての天体ごと、数万光年の範囲を一瞬で飲み込みます。ハマーンが「これが……すべての魂を無に還す光なのか……!」と驚愕する間もなく、ドップは光の熱波に触れた瞬間、機体もハマーンも一瞬で粒子レベルに分解・蒸発(秒殺)し、戦闘が終了します。
最終戦術評価:【 イデオン(カツ):100% 】
この戦いにおいては、カツ最大の弱点である「敵のプレッシャーによる自滅」すら起きません。イデオンの意思(イデ)は、もしカツのメンタルが完全にマインドクラッシュしても、「機体とパイロットを守るために勝手に月を割るほどのビームを放つ」ため、カツが自分で狙いを定める必要すらありません。カツの恐怖の脳波がそのまま「銀河崩壊攻撃」への最高の燃料(バフ)として機能するため、勝率は全次元において100%です。
戦闘終了後(というか宇宙が半分消滅した後)、カツはユウキ・コスモのマネをして「これが、イデの力なのか……!」と、宇宙の真理を悟った伝説の巨神のパイロット気取りの痛いセリフを垂れ流しながらアーガマに帰還……しようとしますが、イデオン・ガンを暴走させたせいで、エゥーゴの艦隊も、アーガマも、地球圏の半分もすべて光の中に巻き込まれて「砂(チリ)」に還ってしまっています。
唯一生き残ったアーガマのブリッジ(因果の果て):イデのバリアで奇跡的に無傷だったアーガマのメインブリッジ。ハッチを開けて戻ってきたカツに対し、髪の毛が逆立ったまま呆然と立ち尽くすブライト艦長、カミーユ、クワトロ大尉、そして女性陣からは、ドン引きを完全に通り越し、「ただのドップ1機を相手に、伝説の巨神(イデオン)を強奪し、大パニックで波導ガンを暴走させて自分たちの故郷(地球圏)ごとハマーンを消滅させ、コックピットの中で『サラぁあ!』と叫んでいたカツ」という、あまりにも世界の全てを終わらせすぎた大罪人に対し、名実ともに言葉のすべてを失った「虚無の目(魂が抜けた顔)」で見つめられます。ブライト艦長は静かに、「カツ……お前はもう何もするな。宇宙が、生まれ変わってしまう……」と魂の抜けた声で宣告します。