原作では、陽動に参加する予定だったのはカミーユだけでした。しかし、カツは「サラが死んだのはハマーンのせいだ」と思い込み(完全な逆恨みですが)、いつものように命令を無視して無断出撃します。さらに、それを追いかける形でファも無断出撃してしまいます。
その結果、陽動部隊はカミーユ、カツ、ファの3人となり、ブライト艦長は「カツとファめ、戻ったら修正してやる!」とお怒りになります。
本作でも陽動部隊は同じ3人ですが、3人が揃うまでの経緯は原作とは大きく異なっています。
アーガマ艦橋。
「まもなくグリプス2戦闘宙域へ進入します。」
オペレーターの報告に、ブライトは静かに頷いた。
「総員、戦闘配置。」
「了解!」
艦内に戦闘配置命令が流れる。
決戦の時が、ついに訪れようとしていた。
和室。
襖が静かに開く。
そこにはカミーユ、ファ、カツの三人が立っていた。
布団の中で眠っていた霊夢はゆっくりと目を開け、上体を起こす。
「……時間?」
カミーユが頷く。
「僕たちは先に出撃します。」
霊夢は眠たそうに目をこすりながら、小さく笑った。
「うん。」
「また後でね。」
カミーユも穏やかな笑みを浮かべる。
「はい。」
ファが一歩前へ出た。
「霊夢も気を付けてね。」
「分かった。」
短い返事だった。
それだけで十分だった。
最後に霊夢はカツへ視線を向ける。
「カツ。」
「何?」
「謹慎明けなんだから、無茶しちゃダメよ。」
カツは少し照れくさそうに笑った。
「分かってるよ。」
霊夢は満足そうに頷く。
「うん。」
三人は踵を返し、部屋を後にした。
陽動部隊として、最初に出撃するためだった。
襖が閉まり、部屋は再び静寂に包まれる。
霊夢は立ち上がると、急須へ湯を注いだ。
湯気がゆっくりと立ち上る。
湯飲みに注ぎ、一口飲む。
霊夢は小さく呟いた。
「アルバイトのつもりだったけど。」
「随分遠くまで来ちゃったわね。」
幻想郷を離れ、エゥーゴへ身を置き、多くの人達と出会った。
気が付けば、この戦争の行く末を左右する戦いの中に立っている。
湯飲みの中のお茶を飲み干す。
静かに立ち上がると、湯飲みを片付けた。
「それじゃあ。」
「行きますか。」
霊夢は和室を後にし、MSデッキへ向かった。
MSデッキ。
霊夢が入ると、そこには百式の前で待つクワトロがいた。
クワトロは霊夢の左腕へ視線を向ける。
「腕はもう大丈夫か。」
霊夢は答える代わりに左手を伸ばした。
怪我をしていたはずの腕で、クワトロのサングラスをそっと外す。
「うん。」
霊夢は微笑んだ。
「やっぱり大尉は、サングラスをかけてない方が素敵よ。」
クワトロは一瞬きょとんとした後、苦笑する。
「大丈夫そうだな。」
霊夢はサングラスを返しながら笑った。
「後でグラナダでご馳走になったお礼に、特製のお茶を出してあげる。」
クワトロはサングラスを掛け直し、静かに頷く。
「楽しみにしておこう。」
二人は互いに頷き合う。
そして、それぞれの機体へ向かって歩き出す。
百式。
紅白ネモ。
コックピットハッチが閉じられ、起動音が格納庫へ響いた。
その頃、ブリッジでは慌ただしく声が飛び交っていた。
「主砲射程空域、突入三分前!」
「MS発射準備完了!」
「前方障害物オートチェック完了!」
「進路クリア!」
スクリーンには巨大なグリプス2が映し出されている。
その姿を見据え、ブライトは力強く命じた。
「よし。」
「MS隊、発進!」
「メールシュトローム作戦、開始!」
同時にカタパルトが次々と稼働する。
「百式、出る!」
黄金の機体が宇宙へ躍り出る。
「ガンダムMk-II、出ます!」
白と紺の機体が続く。
「リック・ディアス隊、出るぞ!」
赤いMS部隊が一斉に飛び立つ。
そして最後に、霊夢の紅白ネモがカタパルトへ姿を現した。
「ネモ、出るわよ。」
紅白の機体が勢いよく射出され、宇宙へ飛び出す。
無数のMSがグリプス2へ向けて突撃していく。
エゥーゴの命運を懸けたメールシュトローム作戦が、ついに幕を開けた。
カツは伝説の木の下で告白を受けられるかシリーズ第9弾。
今回は、カツが極度の恥ずかしがり屋、美樹原愛を攻略できる可能性について検証します。
結論から申し上げますと、カツ・コバヤシが「美樹原愛(みきはら めぐみ)」を一途に狙って攻略した場合、3年後に彼女から伝説の木の下で告白される確率は 【 約 4.0 % 】(ときメモコーナー史上、片桐彩子に並ぶ超絶胃痛のマルチタスク難関ルート)になります。
ときメモ屈指のピュアで内気なマスコット的ヒロインであり、一見、優しくて押しに弱そうな癒やし系なので、同じインドア系の如月未緒(勝率12%)に近い感覚で落とせそうに見えます。しかし彼女は読書やクラシック音楽、動物(ヨークシャー・テリアのムク)の飼育を嗜む、極めて多趣味で知的なインドアお嬢様です。そのため、告白を成功させるには、「文系・理系・芸術・雑学といった勉強系パラメータをすべて満遍なく90〜100まで高め、かつ容姿も100以上まで引き上げる」という、藤崎詩織(勝率0%)の次にバランスの良い高水準な育成(マルチタスク)が絶対条件となります。カツの「勉強ストレス3倍デバフ」が牙を剥く、美樹原愛攻略プロセスを1から分かりやすくまとめます。
美樹原愛攻略プロセス:全3年間のタイムライン
1. カツを阻む「勉強ストレス3倍」と手数の完全崩壊
美樹原愛が求める「文系・理系・芸術・雑学」という4つの座学パラメータを高めるため、カツは3年間、ほぼ毎日机に向かってペンを握らなければなりません。
マッハで溜まるストレス:カツは勉強系コマンドを選ぶとパニック(逆上)を起こしやすく、ストレスが通常の3倍のスピードで跳ね上がる致命的なマイナス補正を持っています。
「休養」の無限ループ(手数の激減):少し勉強するだけでストレスが100を突破してノイローゼになるため、カツは「寝る➔勉強➔パニック➔寝る」の超非効率なルーティンを強いられます。1股一途戦術で爆弾リスクを0%に封じ込めても、3年間(全1,000日以上)の行動手数は物理的に通常のプレイヤーの半分以下に激減します。
3年間の現実的な育成タイムライン(全方位インドア地獄ルート)
1年目:12月24日 ── クリスマスパーティーでの出会い
カツは1年目の12月まで、パニックを起こして自室の教科書を破り捨てながらも、必死に勉強系コマンドを分散入力します。1年目のクリスマス、パラメータをなんとか維持して伊集院邸のパーティーに参加。そこで幼馴染の藤崎詩織から美樹原愛を紹介されます。カツは整えられた身だしなみ(容姿)のおかげで、極度の男性恐怖症である美樹原に怯えられることなく、完璧なスタートダッシュ(フラグ成立)をキメます。
2年目:愛犬ムク(超小型犬)との同調と、カツの「生の感情」の特攻
2年目の下校時、美樹原が小さな愛犬「ムク(ヨークシャー・テリア)」を散歩させているところに遭遇。相手が超小型犬なためカツはパニックを起こさず、笑顔でしゃがみ込みます。カツの純粋な「生の感情」にムクが懐き、これを見た美樹原は「人見知りするムクがなつくなんて……カツくんは本当は優しい人なんだわ」と好感度が爆上がりします。秋の植物園デートの帰り道、カツはいつもの最悪な「生の感情(説教アピール)」を仕掛けます。「美樹原さん!君はいつもそうやって、男の子が苦手だからって他人と関わることから逃げてちゃダメだ!もっと君自身の『生々しい我儘な本音の感情』を僕にぶつけてくれ!」マスコットとしてしか扱われてこなかった美樹原にとって、自分の隠れた弱さを正面から力技でブチ壊しにきたカツの熱い説教は、強烈な恋の衝撃(ときめき状態)へと反転。恋のハッチがガバッと大開放されます。
3年目:卒業式 ── 伝説 of 伝説の木の下での純情少女の告白
3年目の卒業式の日。爆弾はありませんが、カツの最終ステータスは過酷なストレス管理(寝る➔文系➔理系➔芸術➔雑学➔寝る)の末、【文系95、理系90、芸術95、雑学90、容姿100、運動5】という、美樹原の要求条件をミリ単位で、まさに首の皮一枚でギリギリクリアした「運動以外はそこそこできる、極度に疲弊したガリ勉ステータス」へと成長を遂げています。夕焼けに染まる伝説の木の下。ルール通りに現れた美樹原愛が、顔を真っ赤にして愛の告白をしてくれます。「カツくん……。私、いつも男の子が怖くて、みんなの後ろに隠れてばかりだったの。でも、カツくんが私の心を本気で叩いて、外の世界へ引っ張り出してくれた時、私、本当の勇気を貰ったんだ。私、カツくんのその熱くて真っ直ぐなところが、本当に、本当にだーい好き!……これからはお友達じゃなくて、カツくんの『特別な女の子』に、してくれますか?」
なぜ「4.0%」まで勝率が超大暴落するのか?(最終試験のノイローゼ)
告白イベントまではこぎ着けられますが、なお96%の確率でフラれる理由は、「4つの勉強系パラメータを同時に90〜100に維持するストレスの限界(96%の負け筋)」がシステム的に牙を剥くからです。
カツがフラれる96%のルート(卒業直前のマインドクラッシュ):卒業式直前の3年目の冬(1月〜2月)。4つの勉強系パラメータを同時に90〜100まで引き上げるために、カツのストレス値は常に「98〜99」のガチの即死寸前の危険水域をさまよっています。ここで最後の1週間、カツが「やったぞ!愛ちゃんは僕の嫁だ!」と油断し、コマンド選択を間違えて「休養」ではなく最後のダメ押しに「文系(または理系)」を選んでしまった瞬間、ストレスが100を突破。カツは卒業式前日にガチの「ノイローゼ(精神崩壊)」を発症。全パラメータが一気に30ずつ大暴落し、要求値を一気に下回ったため美樹原が木の下に来ないか、あるいは卒業式を保健室でパニックを起こして欠席するという、カツのメンタルの脆さがシステム的に100%裏目に出る最悪の自爆ルートです。
伝説の木の下で告白される可能性ランキング
1位:朝日奈夕子 ── 【 + 45.00 % 】 (雑学・容姿特化。一度もノイローゼにならず、生の感情がギャルに刺さる楽園)
2位:古式ゆかり ── 【 + 38.00 % 】 (運動・容姿特化。カツの得意な運動で好感度を爆上げできるが、最後の最後で『実家の古式不動産による武闘派地上げ屋適性審査(62%)』をカツのフィジカルで潜り抜けなければならない、超成り上がりお婿さんルート)
3位:清川望 ── 【 + 35.00 % 】 (運動特化。進路自爆のリスクはあるがフィジカル最強)
4位:虹野沙希 ── 【 + 20.00 % 】 (根性・運動特化。お弁当によるストレス全回復バフでカツのパニック癖を完全介護できるが、最後の試合での『戦犯自滅(8割)』を潜り抜けなければならない熱血ルート)
5位:如月未緒 ── 【 + 12.00 % 】 (文系特化。勉強のストレス3倍デバフのせいで常に薄氷の勝利)
6位:紐緒結奈 ── 【 + 8.00 % 】 (理系特化。強制改造手術を潜り抜けるサイボーグ化エンド)
7位:片桐彩子 ── 【 + 5.00 % 】 (芸術特化。芸術のストレス3倍デバフに脳を焼かれ、英語の弾幕に翻弄されながらも生の感情で防壁を破るが、最後の最後で『パリ留学の壁(95%)』の手続きに失敗して無職になりパージされる、最も国際的な絶望ルート)
8位:美樹原愛 ── 【 + 4.00 % 】 (文系・理系・芸術・雑学・容姿のマルチタスク特化。4つの勉強系パラメータを並列で上げる『ストレス3倍パニックデバフ』のせいで手数が足りず、卒業直前に96%の確率でノイローゼ大自滅を起こす、隠れた最難関インドアルート)
9位:藤崎詩織 ── 完全なる 0.00% (全パラ最高水準要求。手数が物理的に絶対足りないシステム上の詰み)