教えて知らない男!用語編
本シリーズの主人公、ユトがゼスティリア世界の用語を説明してくれるようです。
※既にご存じの方は読み飛ばして大丈夫です。
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Q.教えて知らない男!
A.ユト「人間および天族の精神活動に由来する負の情動、自己認識と行動の乖離、あるいは社会的・倫理的矛盾の蓄積によって発生する霊的汚染の総称です。一定以上の濃度に達した場合、存在様式そのものに変質を及ぼし、人間や動物の場合は憑魔化、天族の場合はドラゴン化へ進行する可能性があります。また、穢れは単純な悪意のみを原因とするものではなく、善意、罪悪感、自己欺瞞、執着、未処理の感情などからも発生し得るため、道徳的善悪と完全には一致しません」
Q.簡潔に説明してください。
A.ユト「心の歪みが、世界にまで影響を及ぼす現象です」
Q.もう少しだけ。
A.ユト「怒りや悲しみそのものが悪いわけではありません。ただし、それらに呑まれたり、自分を偽ったり、現実を認められなくなったりすると、穢れとして表出する場合があります」
Q.最初からそれでよかったのでは?
A.ユト「簡潔にしすぎると、善悪と穢れが一致しないという重要な前提が抜けます」
Q.面倒くさいですね。
A.ユト「はい。この世界が」
Q.教えて知らない男!
A.ユト「伝説の剣を抜けた人が英雄になります」
Q.もう少し詳細に説明してください。
A.ユト「簡潔に説明するべきか詳細に説明するべきか統一してください」
ユト「……導師とは、天族の力を借りて憑魔を浄化し、穢れに満ちた世界を救う役割を担う人間です。伝承上は英雄とされていますが、実務上は戦闘員、災害対応、宗教的象徴、交渉役、穢れ処理担当を兼ねます」
Q.重くなりましたね。
A.ユト「詳細説明を要求されたためです」
Q.では、子供にも分かるように説明してください。
A.ユト「悪いものをきれいにできる、すごい人です」
Q.雑すぎませんか?
A.ユト「要求仕様が安定しません」
Q.教えて知らない男!
A.ユト「穢れによって存在様式が変質した人間、動物、あるいは天族などを指します。外見上は怪物として認識される場合が多いです」
Q.倒せばいいんですか?
A.ユト「導師であれば浄化によって元に戻せる可能性があります。ただし、すべての憑魔が救えるとは限りません」
Q.教えて知らない男!
A.ユト「穢れに侵された存在から穢れを取り除き、本来の状態へ戻す行為です。導師の主要業務の一つです」
Q.主要業務。
A.ユト「はい」
Q.英雄っぽさが消えました。
A.ユト「英雄視と業務内容は別です」
Q.教えて知らない男!
A.ユト「人間とは異なる霊的存在です。一般的な言葉で説明するなら、精霊に近い存在と考えると理解しやすいでしょう。火、水、地、風などの属性を持ち、加護を与えることもあります。ただし、通常の人間には視認できません」
Q.見えないんですか?
A.ユト「はい。視認には霊応力と呼ばれる資質が必要です。多くの場合、先天的なものですが、後天的に見えるようになる例もあります」
Q.じゃあ、見えない人からすると存在しないのと同じでは?
A.ユト「観測できないことと、存在しないことは同義ではありません」
Q.急に強くなりましたね。
A.ユト「重要な論点です」
Q.教えて知らない男!
A.ユト「天族や穢れを知覚し、干渉するために必要な資質です。簡単に言えば、普通の人間には見えないものを見るための感度です」
Q.高い方がいいんですか?
A.ユト「一般には有利です。ただし、見えない方が幸せなものまで見える可能性があります」
Q.嫌な説明ですね。
A.ユト「仕様です」
Q.教えて知らない男!
A.ユト「導師が他者と契約し、天族や穢れに関わる領域へ同行可能にする仕組みです」
Q.仲間を増やせるんですね。
A.ユト「はい。ただし契約には負担が伴います」
Q.どのくらい?
A.ユト「場合によっては、導師の身体能力や感覚に深刻な影響を及ぼします」
Q.仲間を増やすだけなのに?
A.ユト「仲間であることと、安全であることは同義ではありません」
Q.教えて知らない男!
A.ユト「導師または従士と天族が融合し、一時的に強力な力を発揮する戦闘形態です」
Q.ユトは神依できないんですか?
A.ユト「できません。理由は不明です。ライラさん曰く『椅子が埋まっている』とのことです」
Q.教えて知らない男!ドラゴンって何?
A.ユト「ゼスティリア世界におけるドラゴンとは、穢れによって存在様式が不可逆的に変質した天族を指します。したがって、一般的な幻想生物としての竜とは分類が異なります。なお、この定義に従う場合、『ドラゴンゾンビ』という呼称は、死体化した死体、あるいは末路化した末路に近い重複表現となります」
Q.つまり?
A.ユト「現時点で確認されている限り、殺害以外の停止方法が存在しません」
Q.教えて知らない男!
A.ユト「天族や一部の存在が持つ、本質に近い名前です。通常の名前とは意味が異なります」
Q.本名みたいなものですか?
A.ユト「近いですが、より魂の定義に近いものと考えた方が適切です」
Q.ユトには真名はありますか?
A.ユト「はい。『イヴンシー=カサック』、意味は『留まる者』だそうです。スレイさんに命名していただきました」
Q.スレイが命名したの? 魂の定義を?
A.ユト「はい。名付けたというより、私という存在から真名を読み取ったのかもしれません。人間あるいは天族の真名を設定・解明することも、導師の業務の一つです」
Q.教えて知らない男!
A.ユト「何らかの制限や条件を自らに課すことで、通常より強い力や効果を得る仕組みです」
Q.縛りプレイですか?
A.ユト「概念としては近いです」
Q.軽く言っていいやつですか?
A.ユト「いいえ」
Q.ですよね。
A.ユト「誓約は、単なる自分ルールではありません。課した条件が重いほど、得られる効果も大きくなる傾向があります。逆に言えば、強い力を得ている人物は、それに見合う何かを差し出している可能性があります」
Q.代償があるんですね。
A.ユト「はい。発言の制限、行動の制限、記憶への干渉、特定条件下での能力制限など、内容はさまざまです」
Q.教えて知らない男!
A.ユト「大量の穢れを集め、世界規模で災厄を引き起こす存在です。ゼスティリア本編における最大級の脅威です」
Q.つまりラスボスですか?
A.ユト「簡単に言えばそうです」
Q.簡単ではない場合は?
A.ユト「災禍の顕主は、単に強い敵というだけではありません。世界に蓄積した穢れが、一個人を中心にして顕在化した存在とも言えます」
Q.倒せば世界は救われるんですか?
A.ユト「倒す必要はあります。しかし、倒せばすべて解決するとは限りません」
Q.ラスボスなのに?
A.ユト「個人を倒すことと、世界の問題が消えることは同義ではありません」
Q.嫌なこと言いますね。
A.ユト「重要な前提です」
あなたはゼスティリア原作を(読者層確認用です)
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