地獄の氷叢さん家   作:M.T.

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大変お待たせしました。
次回、いよいよ仮免試験編です。


第69話 氷叢さんのサバイバル訓練

No side

 

 来たるヒーロー仮免許取得試験に向け、雄英高校ヒーロー科1年生は集中的な訓練を続けていた。

 相澤は、ホームルームで本日の演習の内容を説明していた。

 

「仮免の取得試験は例年災害時における救助を目的としたものが多く出題されている。よって今日は、クラスを10名の2チームに分け仮免試験を想定した救助訓練を行う」

 

 相澤は、そう言って黒板にチーム分けを表示した。

 

 

  A TEAM   B TEAM

 

   蛙吹梅雨     芦戸三奈

   飯田天哉     尾白猿夫

   麗日お茶子    口田甲司

   上鳴電気     砂藤力道

   切島鋭児郎    障子目蔵

   耳郎響香     瀬呂範太

   常闇踏陰     葉隠透

   轟焦凍      氷叢六花

   爆豪勝己     峰田実

   緑谷出久     八百万百

 

 

「ん……Bチーム……」

「六花ちゃん、一緒だねぇ!」

「救助訓練はチームワークが大切。よろしくお願いしますわ」

 

 チーム分けが発表されると、葉隠と八百万が六花に話しかける。

 六花は、仲のいいクラスメイトが同じチームでほっとため息をついていた。

 

「ひょおおお……! 最高かよ!」

「そういえば……ミノルさんも同じチームでしたね……」

 

 八百万や六花と同じチームになった峰田が涎を垂らしながら喜んでいると、八百万が汚物を見るような目を向け、六花も緑谷越しに峰田を見ながら露骨に嫌そうな顔をする。

 

「瀬呂ー、よろしくー!」

「おう」

 

 芦戸が、六花の隣の席の瀬呂に向かって手を振りながら話しかける。

 

「同じチームだね、よろしく」

「おう! 任せろ!」

「最善を尽くそう」

「うん……」

 

 席が近い尾白、砂藤、障子、口田は、チームメイト達と会話を交わしていた。

 Aチームも互いにチームメイト達と会話を交わしたところで、相澤が話を続ける。

 

「では、これより救助訓練を開始する。全員直ちにコスチュームに着替えグラウンド・βに集合しろ」

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 コスチュームに着替えた六花達は、グラウンド・βに集まった。

 Bチームのリーダーの八百万が、チームメイトの前に立って指揮を取る。

 

「それでは皆さん、訓練を始める前にもう一度状況を確認しましょう」

「うん! 賛成ー!」

 

 八百万の提案に、芦戸が手を挙げて元気よく返事をする。

 すると八百万が、持っていたデバイスで演習場の立体映像を表示する。

 

「2時間前、地下にある大型ショッピングモールの最下層で火災が発生。現在火災は鎮火。中にいた人々の避難も終わっています。ですが、この地下街のどこかに要救助者が一人だけ残っているという情報が入ってきました」

「俺達の任務は、要救助者をいち早く救出すること……だな」

「ええ。地下街全域が火災によって停電していますが、幸いにも非常用電源は生きてますわ」

「じゃあ、明かりがなくても探索はできるね!」

 

 障子の発言に八百万が頷きつつ説明すると、パッと開いた手袋が宙に浮く。

 どうやら葉隠が手を挙げて喋っているらしい。

 すると峰田が意見を言う。

 

「だったら手分けしてパパッと探した方がいいんじゃねぇの?」

「だよな」

「あっ……でも待って、電波が届いてないよ」

 

 峰田の意見に瀬呂も賛成したその時、尾白が携帯を確認しながら言った。

 その発言をきっかけに、全員が自分の携帯を確認する。

 

「ホントだ」

「旗立ってねぇ」

「おそらく、中継基地局も火災の被害を受けたという設定かと……」

「えー、じゃあどうすんの?」

 

 瀬呂と砂藤が自分の携帯を確認し、八百万が推測を話すと、芦戸が唇を尖らせる。

 その時、六花が手を挙げて口を開いた。

 

「あのょ……わたしに考えがあります……」

 

 そう言って六花は、袖口から手品のようにユキちゃん軍団をポコポコと出した。

 

「この子たちに、手伝ってもらいます……もし迷子になっちゃっても、この子たちがいるので……大丈夫です……」

「「「「「チピィ♪」」」」」

 

 六花が言うと、ユキちゃん軍団が身を寄せ合ってシマエナガ団子を作りながら鳴いた。

 すると口田が、パントマイムで「僕も手伝うよ」と六花に伝える。

 口田の周りには、鳩や雀などの鳥や、蚊や蟻などの虫が集まっている。

 どうやら鳥や虫達に、演習場内を探してもらうつもりのようだ。

 

「……コーダさん、ありがとうございます」

「チュリリ」

 

 六花とユキちゃんは、口田に礼を言った。

 

「それでは皆さん、行きましょう」

「「「おう!」」」

「「うん!」」

「「ああ」」

「…………!」

「……はいっ」

 

 全員で救出方法を確認したところで、八百万が先陣を切り、全員で演習場に入って行った。

 Bチームは、六花・芦戸・八百万、尾白・瀬呂・葉隠、口田・砂藤、障子・峰田で四方向に分かれて要救助者の救出をする事にした。

 

「チクショウがぁ、なんで女子と一緒じゃねーんだよ!」

「いや、そりゃそうだろ」

「尾白、瀬呂ぉ……お前らどっちか代わってくれぇ!」

「ごめん、無理かな……」

 

 峰田がチーム分けに文句を言うと、瀬呂が冷静にツッコミを入れ、峰田がチームの入れ替えを申し出ると尾白が苦笑いしながら断る。

 

「峰田さん、救助は時間との勝負ですのよ!」

 

 チーム分けにゴネる峰田に対して、八百万が注意をする。

 峰田のせいで一度中断されてしまったが、六花達は迅速な救助活動のため、速やかに地下へと移動した。

 

 

 

 〜少年少女移動中〜

 

 

 

「ねぇ六花、見つけた?」

「ちょっと待ってください……」

 

 六花がユキちゃん軍団を使って演習場全体を調べていると、芦戸が話しかけてくる。

 六花は、千体を超えるユキちゃん軍団に同時に語りかけ、ユキちゃん軍団の視覚情報をリアルタイムで察知する事ができる。

 そして特筆すべきは、ユキちゃん達は常闇の黒影(ダークシャドウ)のように意思を持っており、六花の命令が無くても自分の意思で動ける事だ。

 ユキちゃんが自分の意思で動ける理屈は六花自身もよくわかっていないのだが、基本的には六花がお願いした事は聞いてくれるので、六花自身ユキちゃん軍団をよく使っている。

 六花が索敵をしていたその時、ユキちゃん軍団のうちの一匹が、最下層で商品棚の下敷きになっている要救助者のマネキンを見つけた。

 

「ん……いました……」

「ホント!?」

「はい……一番下の階で……倒れた棚の下敷きになってます……」

「では口田さん、砂藤さん、障子さん、峰田さんを先に最下層に向かわせましょう」

「わかりました……」

 

 八百万から指示を受けた六花は、指示の内容をそのままユキちゃんを通してチームメイト達に伝えた。

 要救助者は下敷きになっているので、腕力が必要な場面を想定して組んだ口田・砂藤ペア、どんな状況でも臨機応変に対応できる障子・峰田ペアを先に現場に向かわせる事にした。

 六花達も、先に下へ向かった男子達を追いかける形で下の階へ降りようとした。

 だが、最下層に向かっていた、その時。

 

「……ん」

「えっ……な、何……!?」

 

 突然、地下街全体が揺れた。

 移動中の大きな揺れに、全員が驚きを露わにする。

 六花も、地下街の柱に亀裂が入って今にも倒壊しようとしているのを察知して、僅かに目を見開いていた。

 

「ん……!」

「ちょっ……六花!?」

「『銀世界』……!」

 

 六花は、床に手をつくと、冷気を放って地下街全体を凍結させた。

 地下街は薄い氷で覆われており、先程までの大きな揺れが完全に止まっていた。

 間一髪のところで凍結が間に合い、地下街は倒壊せずに済んだので、六花は安心したのかふぅっとため息を吐いた。

 

「はふっ……」

「氷叢さん、何を……?」

「地下が崩れそうだったので……崩れる前に、凍らせて補強しました……出口が……塞がらないうちに……救助して……脱出、しましょう……」

「えっ、脱出するのが優先じゃないの!?」

「……ヒーローだったら、下敷きになってる人を置いて逃げるなんてこと……絶対しないです」

 

 六花が言うと、芦戸と八百万がハッとする。

 六花達は今、仮免試験を受けるにあたって、ヒーローとしての本質を試されている。

 そうでなくとも、要救助者を置いて自分だけ逃げる事は、ヒーローなら絶対にしない。

 

「……そうだね、救け出そう!」

「ええ!」

 

 芦戸と八百万も、ヒーローとしての本質を思い出し、要救助者を救助する事にした。

 六花が地下街を氷で補強している間に、一同は要救助者のいる最下層を目指す事にした。

 すると、その時。

 

「おーい!」

 

 どこからか、声が聴こえてくる。

 振り向くと、尾白、瀬呂、葉隠の三人が、六花達の方へ走ってきていた。

 

「三奈ちゃん、六花ちゃん、ヤオモモ!」

「あっ……トールさん……」

 

 葉隠達三人だけではない。

 他の四人も、先程の異変のせいか、全員六花達のもとへ駆けつけてきていた。

 全員が集まったところで、状況を再確認し合う。

 

「お前らも、さっきの揺れが心配で来たのか?」

「ま、まぁな……何だったんだよ、さっきの」

「てかこの氷、六花ちゃんがやったの?」

「はい……崩れそうだったので……氷で補強しました……」

 

 砂藤、峰田、葉隠、六花が状況を確認し合っている中、階段を確認しに行っていた芦戸、障子、瀬呂、尾白が戻ってくる。

 

「あっちの階段、防火シャッターが閉まってたよ!」

「あっちもだ」

「シャッターが閉まっていない階段を探すにしろ、シャッターを壊して進むにしろ、時間がかかりすぎるぞこれ」

「要救助者のことを考えると、いつまでも地下を凍らせっぱなしってわけにもいかないだろうしね……」

 

 瀬呂がくたびれたように、尾白が考え込みながら言う。

 六花の『銀世界』は、特定の場所だけピンポイントで凍らせるという芸当ができない。

 今は地下街を六花の氷で凍らせて崩壊を防いでいるが、救助に時間がかかりすぎると、要救助者が低体温症になってしまう。

 もちろんマネキンなのでそんな事にはならないが、もしこれが本物の要救助者だったら、命を落とす危険がある。

 八百万は、この状況でどうやって要救助者を救出するか考えを巡らせていた。

 

「この状況で合理的に最下層に降りる方法となると……そうですわ! 皆さん、一緒に来てください!」

「え、どうしたのヤオモモ!?」

 

 八百万は、チームメイトを連れて来た道を戻る。

 八百万が向かったのは、エレベーターホールだった。

 

「エレベーター?」

「ヤオモモ、エレベーターは使えないよ!」

「ええ、分かっています。ですので、こ(・)こ(・)か(・)ら(・)降(・)り(・)て(・)一気に最下層へ行くんです」

 

 八百万がそう言うと、チームメイト全員がハッとする。

 エレベーターが無事なら、最下層まで通じている。

 現状は、これが最下層まで行く最短ルートだ。

 だが峰田が、ギャーギャーと泣き言を言って猛反対した。

 

「おいバカバカバカ!! 正気か!? まさかここから飛び降りる気かよ!? どんだけ高さあると思ってんだよ!」

 

 峰田が喚くと、葉隠と砂藤がずいっと前に出て説得した。

 

「峰田くん、私達は雄英生だよ! ここで退くなんて選択肢は無いよ!」

「やってやろうぜ、プルスウルトラ!」

「ミノルさん……」

 

 葉隠と砂藤に続けて、六花も峰田をじっと見る。

 そして瀬呂が、ダメ押しと言わんばかりに峰田を説得する。

 

「峰田、要救助者がすげぇ美人で巨乳のお姉さんだと思ってみろ。助けたら感謝してもらえるぜ」

「……あーもう、わかったよ!」

 

 葉隠、砂藤、瀬呂の三人に説得され、峰田は何も言い返せなくなってしまい、結局折れた。

 まずは芦戸の酸で、エレベーターの乗場扉に人が通れるサイズの穴を開ける。

 八百万が『創造』で作った救助用の道具を持って、救助に行くメンバーを六花の“個性”で浮かせて最下層に降りた。

 最下層に着いてからも、芦戸が内側から乗場扉を酸で融かす。

 その時、強酸を使いすぎたせいか、芦戸は少し顔を歪めていた。

 

「うぎぎ……!」

「三奈ちゃん、大丈夫!?」

「大丈夫……! プルスウルトラ、だもんね……!」

 

 芦戸は、強酸で掌を傷めながらも、力を振り絞って扉を貫通させた。

 芦戸が開けた穴を通って、最下層のエレベーターホールに辿り着いた六花達は、六花が全フロアに解き放ったユキちゃん軍団を頼りに要救助者を探す。

 

「氷叢、どっちだ!?」

「んっと……あ、いました」

 

 そう言って六花が指を差した先には、倒れた商品棚の下に生き埋めになっているマネキンがいた。

 辛うじて押し潰れないだけの隙間はあるものの、自力での脱出は厳しそうだ。

 

「よし、持ち上げるぞ!」

「……ん」

 

 六花達は、各々の“個性”や腕力を使って商品棚を動かした。

 八百万が『創造』で梃子を造り、尾白が尾を使って押し、砂藤が『シュガードープ』を発動し、障子が腕を増やし、六花が氷を使い、あとのチームメイトは腕力をフルに使って梃子を押した。

 皆で力を合わせると、棚が少し動き、子供一人なら通れそうな大きさの隙間ができる。

 

「今だ、峰田!!」

「オッパイは譲らねぇからな!!」

 

 峰田が合図と同時に飛び出すと、棚が崩れないように『もぎもぎ』で固定し、隙間を通って要救助者を救い出した。

 要救助者役は無骨なデザインのマネキンだが、脳内補完によって、峰田の目には要救助者が美人でナイスバディの女性に見えていた。

 こうして一同は要救助者を救出し、元来た道を戻って地下街からの脱出を果たした。

 要救助者を連れて全員が脱出したその瞬間、訓練終了のブザーが鳴る。

 

「そこまで。これで訓練は終了だ」

 

 相澤の声と共に、六花達は肩の荷が降りたようで、ほっとため息をつく。

 どうやら、脱出したのは六花達Bチームが先だったらしく、Aチームはまだ誰も脱出していないらしい。

 六花達は、Aチームが脱出するまでの間、リカバリーガールの診療所で休憩をした。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

相澤 side

 

 Bチームが脱出してから30分後。

 Aチームは、まだ誰も地下街から脱出できていなかった。

 

「轟さんや耳郎さん達は大丈夫かしら……」

「何かあったのかな?」

「心配だね……」

「ん……」

 

 八百万、芦戸、葉隠、氷叢は、未だに地下街にいるAチームを心配していた。

 

 地下街の倒壊と、それによって引き起こされる二次災害……

 ここまでが訓練の想定範囲内だ。

 仮免合格を目指すなら、これくらいは乗り越えてもらわなきゃな。

 ……だが、流石に遅いな。

 誰かが怪我でもして手こずってんのか……?

 

「俺が様子を見に行ってくる。お前らはここで待ってろ」

「あたしも行くよ。ここまで時間がかかってるとなると、怪我してる子がいるかもしれないからね」

 

 そう言って俺とリカバリーガールは、Aチームの救援に向かった。

 俺達が向かったのは、Aチームの演習場として用意した模擬市街地、その中にあるショッピングモールだ。

 俺の予想通り、地下街は崩落し、脱出は困難な状況だった。

 俺が様子を見に行くと、ちょうど飯田、蛙吹、麗日、耳郎の四人が地下街から脱出していた。

 

「脱出できたのはお前らだけか?」

「相澤先生!」

 

 俺が声をかけると、飯田が状況を説明する。

 どうやら地下街は完全に崩落し、ここにいる四人以外は未だに地下街に取り残されているとの事。

 耳郎が全員の無事を確認しているが、地下街に取り残されている六人は、脱出に困難を極めていて、脱出ルート確保と救援要請の為、先に四人だけ脱出したらしい。

 そんなわけで蛙吹、麗日、耳郎の三人が残された六人の救出に向かい、その間に飯田が俺に救援を求めてきたが、俺はそれを却下した。

 

「助けに行かないって…どういうことですか相澤先生!?」

「今言った通りだ。救援は必要無い」 

「…! まさか、地下の崩落は…!」

「想定内のアクシデント。言っておくが、この程度の危機を乗り越えられなければ仮免合格もおぼつかん」

「しかし! 負傷者がいるなら早く助けに行かなくては…!」

「だとすれば、その者はヒーローではなく要救助者になる。助けるのは誰だ?」

 

 俺が言い放つと、飯田がハッとする。

 飯田は、麗日達と一緒に要救助者を助け出す為、来た道を戻っていった。

 するとリカバリーガールが俺に話しかける。

 

「少しやり過ぎなんじゃないのかい?」

「もしもの対処はしてあります」

 

 そのまましばらく待っていると、先に脱出した四人が、要救助者を抱えた切島、上鳴、常闇を連れて戻ってきた。

 だが、轟、爆豪、緑谷がまだ戻ってきていない。

 どうやら最下層に地下水が流れ込み、轟が氷結で地下水を堰き止めているらしく、爆豪もその場に残り、緑谷は二人を助けに行ったらしい。

 Aチームの間で不安が伝染する中、麗日が口を開く。

 

「きっと無事だよ! デクくんが助けに行ったってことは、助けられる確信があったからだと思う。それに、爆豪くんと轟くんならちょっとやそっとのピンチくらい…だから三人共無事に決まってる!」

「そうだな。よし、ここにいるメンバーから救助班を作ろう! 頼めるかい? 切島くん、麗日くん、耳郎くん、梅雨ちゃんくん」

「おう!」

「ケロ」

「うん! 絶対に助ける!」

「任せて!」

「あいつらのことだ、間違いなく上に向かってる!」

 

 先に脱出した奴等が、残された三人を助ける為に動いているのを見て、俺は思わず笑みをこぼした。

 それからしばらくして、救助に向かった切島、麗日、耳郎、蛙吹が、轟、爆豪、緑谷を連れて戻ってくる。

 三人は怪我をしていたが、命に別状は無かった。

 夕陽でオレンジ色に染まったショッピングモールの前で、爆豪が緑谷に掴み掛かり、他の八人は呆れた様子でそれを眺めつつも、全員が生きて脱出できた事を喜び合っていた。

 

「俺は仮免取得試験までお前らの前にいくつもの壁を築く。乗り越えろ、その先へ。更に向こうへ、プルスウルトラだ」

 

 

 

 

 




六花ちゃんをデク達のいるAチームに入れる案もあったのですが、パワーバランスを考えた結果、Bチームにしました。
あとアニメではヤオモモはAチームでしたが、委員長と副委員長が分かれた方がいいと思い、Bチームにしました。
六花ちゃんには、他の作品のオリ主さん達のように全員を引っ張って的確な指示ができる頭の良さはないので、司令塔的なポジションが必要だと思いました。
代わりにAチームに索敵要員でわりかし色々できる“個性”の耳郎ちゃんが入っています。
Bチームに索敵要員が偏りすぎなので。
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