地獄の氷叢さん家   作:M.T.

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大変お待たせしました。
ようやく仮免試験スタートです。


第70話 氷叢さんの仮免試験(1)

No side

 

「降りろ、到着だ。試験会場国立多古場競技場」

 

 仮免試験当日、A組を乗せたバスは試験会場に到着した。

 

「緊張してきたぁ」

「多古場でやるんだ」

「ちょうちょ……」

「試験て何やるんだろ。はー仮免取れっかなぁ」

 

 耳郎が緊張し、緑谷がソワソワしている中、六花は蝶を追いかけていた。

 その隣で、峰田が弱音を吐く。

 すると相澤が、上半身をダランと垂れ下がらせて峰田と視線を合わせながら凄む。

 

「峰田、取れるかじゃない。取ってこい」

「おっもっ、モロチンだぜ!!」

「この試験に合格し仮免許を取得できれば、お前ら志望者(タマゴ)は晴れてヒヨっ子…セミプロへと孵化できる。頑張ってこい」

 

 相澤が発破をかけると、A組は気を引き締める。

 ノリのいい上鳴と切島は、試験前にA組全員で円陣を組もうとした。

 

「っしゃあ、なってやろうぜヒヨっ子によぉ!!」

「いつもの1発決めていこーぜ!」

「「せーのっPlus…「Ultra!!」」」

「わっ」

 

 切島と上鳴が掛け声で士気を高めようとすると、制帽を被った坊主頭の青年が突然割り込んでくる。

 あまりの声量に、蝶を追いかけていた六花も、ビクッと肩を跳ね上がらせて振り向く。

 すると、青年と同じ学校の生徒と思しき青年が、坊主頭の青年に声をかける。

 

「勝手に他所様の円陣へ加わるのは良くないよイナサ」

「ああしまった!! どうも! 大変!! 失礼致しましたァ!!!」

 

 イナサという青年は、両腕を大きく広げて腰の横でガシッと構え、大きく上体を逸らしたかと思うと、ガァン!!と鈍い音を響かせながら、地面に頭を打ちつけた。

 

「ヒッ……」

 

 イナサの奇行に、六花はコスチュームのケースを両腕で抱えながらドン引きしていた。

 

「なんだこのテンションだけで乗り切る感じの人は!?」

「切島と飯田を足して二乗したような…!」

 

 上鳴と瀬呂が呆然と呟く中、相澤は青年を見た途端に僅かに目を見開く。

 そんな中、周りにいた他校の生徒達が、イナサと、その近くにいた同じ制帽の生徒達に注目する。

 イナサの後ろには、紫色の髪で左眼を隠した男子生徒、長い茶髪の女子生徒、全身毛むくじゃらの男子生徒、そして金髪の男子生徒がいた。

 

「待って…あの制服…!」

「あ! マジでか」

「アレじゃん!! 西の!!! 有名な!!」

 

 他校の生徒達に続けて、爆豪と緑谷も口を開く。

 

「東の雄英、西の士傑」

「数あるヒーロー科の中でも、雄英に匹敵する程の難関校───…士傑高校!」

 

 士傑高校。

 雄英と双璧を為す、国内有数のヒーロー科の名門校だ。

 兵庫県に校舎を構えており、雄英に劣らず数多くの著名なヒーローを輩出している。

 自由な校風が売りである雄英に対し、士傑は厳格な校風であるといわれている。

 

「一度言ってみたかったっス!! プルスウルトラ!! 自分雄英高校大好きっス!!! 雄英の皆さんと競えるなんて光栄の極みっス、よろしくお願いします!!」

「っるさ……」

 

 頭から血を流しながら大声量でハキハキ話すイナサに対し、六花は両耳を塞いで鬱陶しそうな視線を向けていた。

 

「あ、血」

「行くぞ」

 

 他の士傑高校の生徒達と共に、イナサは去っていく。

 

「夜嵐イナサ」

 

 相澤は、夜嵐イナサの背中をじっと見つめながらポツリと呟く。

 

「先生知ってる人ですか?」

「すごい前のめりだな。よく聞きゃ言ってることは普通に気の良い感じだ」

 

 葉隠が相澤に質問し、切島が夜嵐の態度に複雑そうな表情を浮かべる。

 そんな中、相澤が夜嵐の事を簡潔に説明する。

 

「ありゃぁ…強いぞ。夜嵐、昨年度…つまりお前らの年の推薦入試、トップの成績で合格したのにも拘わらず何故か入学を辞退した男だ」

「え!? じゃあ…1年!? っていうか推薦トップの成績って…」

 

 相澤の説明に、緑谷が轟の方を振り向く。

 推薦入試で首位の成績だったという事は、実力は轟以上という事だ。

 

「雄英大好きとか言ってた割に入学は蹴るってよくわかんねぇな」

「ねー…変なの」

「変だが本(・)物(・)だ。マークしとけ」

 

 瀬呂と芦戸が言うと、相澤が注意を促す。

 するとその時。

 

「イレイザー!? イレイザーじゃないか!!」

 

 突然女性に声をかけられ、気付いた相澤は露骨に嫌な顔をしていた。

 

「テレビや体育祭で姿は見てたけど、こうして直で会うのは久し振りだな!!」

「あの人は…!」

 

 頭にオレンジ色のバンダナを巻いた緑髪の女性が手を振りながら近づいてくると、緑谷が目を見開く。

 

「結婚しようぜ」

「しない」

「わあ!!」

 

 女性の告白を相澤が光の速さで振る中、『結婚』という響きに芦戸がドキッと反応する。

 

「しないのかよ!! ウケる!」

「相変わらず絡みずらいな、ジョーク」

 

 ブハッと吹き出しながら大笑いする女性に、相澤が露骨に冷ややかな視線を向ける。

 

「わ……ぁ……っ」

 

 『結婚』という響きを聞いてか、六花は耳を赤くして顔の周りにぽわぽわと綿毛のような雪を浮かせながら狼狽えていた。

 六花も年頃の女子なので、やはり人の恋路には少しは興味があるらしい。

 

「スマイルヒーロー《Ms.ジョーク》! “個性”は『爆笑』! 近くの人を強制的に笑わせて思考・行動共に鈍らせるんだ! 彼女の敵(ヴィラン)退治は狂気に満ちてるよ!」

 

 HAHAHAと笑うMs.ジョークの横で、緑谷が解説を挟む。

 

「私と結婚したら笑いの絶えない幸せな家庭が築けるんだぞ」

「その家庭幸せじゃないだろ」

「ブハ!!」

 

 Ms.ジョークと相澤が、漫才のようなやりとりを再開した。

 そんな中、蛙吹がA組を代表して相澤に話しかける。

 

「仲が良いんですね」

「昔事務所が近くでな! 助け助けられを繰り返すうちに相思相愛の仲へと「なってない」

 

 Ms.ジョークのジョークを、相澤がバッサリと否定する。

 

「何だお前の高校(とこ)もか」

「いじりがいがあるんだよなイレイザーは、そうそう、おいで皆! 雄英だよ!」

 

 Ms.ジョークが呼ぶと、生徒達が出てきた。

 

「おお! 本物じゃないか!!」

「凄いよ凄いよ! テレビで見た人ばっかり!」

「1年で仮免? へぇー随分ハイペースなんだね。まぁ色々あったからねぇ、さすがやることが違うよ」

 

 天然パーマ気味の黒髪の好青年、ツインテールの女子、のっぺりとした顔の長髪男子、機械的な造形の顔立ちの男子がやって来て、そのうち好青年、女子、長髪男子の三人が口を開く。

 Ms.ジョークは、自分のクラスの生徒達を紹介した。

 

「傑物学園高校2年2組! 私の受け持ち。よろしくな」

 

 すると、真っ先に来た好青年がいきなり緑谷の手を掴んで握手してくる。

 

「俺は真堂! 今年の雄英はトラブル続きで大変だったね」

「えっあ」

「しかし君達はこうしてヒーローを志し続けているんだね。素晴らしいよ!! 不屈の心こそ、これからのヒーローが持つべき素養だと思う!!」

 

((((眩しい))))

 

 真堂は、A組の生徒達に次々と握手をしていくと、イケメンスマイルを浮かべた。

 

「ドストレードに爽やかイケメンだ…」

 

 真堂の爽やかな笑顔に、A組は眩しそうに目を細める。

 

「中でも神野事件を中心で経験した爆豪くん。君は特別に強い心を持っている。今日は君達の胸を借りるつもりで頑張らせてもらうよ」

 

 そう言って真堂は、爆豪にも手を差し出した。

 だが爆豪は、真堂の手を振り払って睨みながら言い放つ。

 

「フカしてんじゃねぇ。台詞と顔が合ってねぇんだよ」

 

 爆豪が言うと、真堂は不敵に笑みを深くした。

 真堂と静かに睨み合っている爆豪に対し、切島が注意をする。

 

「こらおめー失礼だろ! すみません無礼で…」

「いいんだよ! 心が強い証拠さ! それと、体育祭優勝者の氷叢さん」

「……えっ?」

 

 話を全く聞いていなかった六花は、急に真堂に話を振られて素っ頓狂な顔をする。

 真堂は、六花にも笑顔で手を差し伸べた。

 

「敵(ヴィラン)に拉致されたのに、こうしてヒーローを志し続けているなんて素晴らしいよ! 君も、とても強い心を持っているんだね」

「っ…………」

 

 爽やかな笑顔で手を差し出してくる真堂に対し、六花は彼の腹黒い一面を見抜いてか、警戒して握手するのを躊躇う。

 六花が顔を強張らせて固まっていると、誰かが二人の間に割り込み、握手しようとした真堂の腕を掴んだ。

 

「てめェ、いい加減にしろや」

 

 爆豪が、真堂を睨みながら低い声で言い放つ。

 その近くでは、ツインテールの女子が轟に話しかけたり、峰田が女子をナンパしようとしたりしていた。

 するとその時、相澤が六花達に声をかけてくる。

 

「おい、コスチュームに着替えてから説明会だぞ。時間を無駄にするな」

「「「はい!!」」」

 

 相澤が言うと、六花達はいつものように元気よく返事をして、急いで会場に向かう。

 

「何か…外部と接すると改めて思うけど」

「やっぱ結構な有名人なんだな、雄英生って」

 

 耳郎と上鳴の発言に違和感を抱いたMs.ジョークは、相澤に尋ねる。

 

「………? ひょっとして…言ってないのイレイザー?」

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

「わ……ぁ…………っ」

 

 コスチュームに着替えウォーミングアップを済ませてから会場入りした六花達だったが、会場には千人を超える受験者達が集まっていた。

 あまりの人の多さに、人慣れしていない六花はあわあわと狼狽えてしまう。

 六花が周りを見ながらソワソワしていると、気怠げな表情をした試験官が壇上に立って話し始める。

 

『えー…ではアレ、仮免のやつを、やります。あー…僕は、ヒーロー公安委員会の目良です、好きな睡眠はノンレム睡眠。宜しく。仕事が忙しくてろくに寝れない…! 人手が足りてない…! 眠たい! そんな信条の下、ご説明させていただきます』

 

(((疲れ一切隠さないな大丈夫かこの人)))

 

 試験官の目良が疲れているアピールをすると、その場にいたほとんど全員が心の中でツッコミを入れる。

 だが……

 

『ずばりこの場にいる受験者1540人一斉に、勝ち抜けの演習を行ってもらいます』

 

 目良のその言葉によって、受験生達の不安が吹き飛ぶ。

 「ざっくりだ」などといった感想が飛び交う中、目良が説明を続ける。

 

『現代はヒーロー飽和社会と言われ、ステイン逮捕以降ヒーローの在り方に疑問を呈する向きも少なくありません』

 

 その言葉を聞いて、保須事件から生還した緑谷と飯田は緊張した面持ちから一変して真剣な表情を浮かべる。

 二人は、ステインの『ヒーローとは見返りを求めてはならない。自己犠牲の果てに得うる称号でなくてはならない』という言葉を思い出し真摯に受け止める。

 

『まぁ…一個人としては…動機はどうであれ命懸けで人助けしている人間に“何も求めるな”は…現代社会に於いて無慈悲な話だと思うわけですが…とにかく…対価にしろ義勇にしろ多くのヒーローが救助・敵(ヴィラン)退治に切磋琢磨してきた結果、事件発生から解決に至るまでの時間は今、ヒくくらい迅速になってます。君達は仮免許を取得し、いよいよその激流の中に身を投じる。そのスピードについて行けない者、ハッキリ言って厳しい。よって試されるはスピード! 条件達成者先(・)着(・)100名を通過とします』

「「「「!!?」」」」

 

 目良がサラッと言うと、その場にいたほとんど全員が目を見開く。

 そして受験生の一人が文句を言い出す。

 

「待て待て1540人だぞ!? 5割どころじゃねぇぞ!!?」

『まぁ社会で色々とあったんで…運がアレだったと思ってアレしてください』

「マジかよ……!」

「わ……ぁ……」

 

 あまりにも理不尽な発表に、六花は僅かに目を見開いてオロオロする。

 周りの受験生達も、六花同様困惑していた。

 

『で、その条件というのがコレです』

 

 目良は、ボールと的を取り出して説明した。

 

『受験者はこのターゲットを3つ、体の好きな場所、ただし常に晒されている場所に取り付けて下さい。脇や足裏などはダメです。そしてこのボールを6つ携帯します。ターゲットはこのボールが当たった場所のみ発光する仕組みで、3つ発光した時点で脱落とします。3つ目のターゲットにボールを当てた人が“倒した”ことにします。そして二(・)人(・)倒した者から勝ち抜きです。ルールは以上』

 

 目良の説明に、全員が気を引き締める。

 雄英の入試と似ているが、ロボと対人では勝手が全く違う。

 おまけに配られるボールの数は、合格ラインピッタリだ。

 おそらく、3つ目のターゲットを掠め取る漁夫の利の策を想定しているのだろう。

 入試以上に苛烈なルールだ。

 

『えー…じゃあ展(・)開(・)後(・)ターゲットとボール配るんで、全員に行き渡ってから1分後にスタートとします』

「展開?」

 

 轟が呟いた次の瞬間、会場の壁と天井が開いた。

 そして、周りには市街地や山岳、森や水場などありとあらゆる環境を模したフィールドが広がっていた。

 

『各々苦手な地形好きな地形があると思います。自分を活かして頑張ってください。一応地形公開をアレするっていう配慮です…まぁ無駄です。こんなもののせいで睡眠が…』

 

(((無駄に大掛かりだな!!)))

 

 USJのように様々な地形が並んだ大掛かりなフィールドに、受験生全員の心の声がひとつになる。

 ターゲットとボールを受け取った受験生達は、それぞれ自分達に得意なフィールドへと散らばっていった。

 六花も、左右の胸と腹にターゲットを装着しながら、クラスメイトについていく。

 

「先着で合格なら… 同校で潰し合いはない…むしろ手の内を知った中でチームアップが勝ち筋…! 皆! あまり離れず一塊で動こう!」

「フザけろ遠足じゃねぇんだよ」

「バッカ待て待て!!」

「あっ……バクゴーさん……」

 

 緑谷は全員で一塊になるよう提案するが、爆豪が一人で行ってしまい、切島と上鳴が慌てて爆豪を追いかける。

 六花も、慌てて爆豪を追いかけに行った。

 

「俺も、大所帯じゃ却って力が発揮できねぇ」

「轟くん!!」

「緑谷時間ねえよ行こう!!」

 

 爆豪や六花達に続けて、轟も一人でどこかへ行ってしまう。

 仕方なく、残った15人で固まって行動する事にした。

 

「単独で動くのは良くないと思うんだけど…」

「何で?」 

「だってホラ…! 僕らはもう手の内バレてるんだ。さっき僕が言った勝ち筋は他校も同様なわけで…………学校単位での対抗戦になると思うんだ。そしたら当然、次はどこの学校を狙うかって話になる」

 

 緑谷が、不安そうにクラスメイトに説明する。

 体育祭を全国放送していたせいで、A組の“個性”や戦闘スタイルは受験生全員にバレている。

 他校の生徒からすれば当然、『“個性”不明』というアドバンテージを失っているA組を狙わない手は無い。

 そうしている間にも、試験開始のカウントダウンが始まる。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

相澤 side

 

「イレイザー、チャック開いてる」

 

 Ms.ジョークがこちらをチラチラ見てクスクス笑いながら俺に話しかけてくる。

 何で俺の周りはこうもうるさい奴ばかりなんだ……

 

「にしても2(・)0(・)人(・)とはなァ。お前が除籍にしないなんて珍しいじゃん。気に入ってんだ? 今回のクラス」 

「別に」 

「ブハッ、照れんなよダッセェなぁ! 付き合おう!!」

「黙れ」

 

 いつものようにいまいち噛みわないやり取りをしていると、ジョークが大笑いする。

 

「しっかしそれなら変な話だぜ」

 

 俺は、ジョークを軽くあしらいながら、観客席から教え子達の動向を見ていた。

 どうやら、一部の奴を除いて、固まって動く事にしたらしい。

 俺が教え子達を観察していると、ジョークが急に真剣な表情で俺に話しかけてくる。

 

『4』

 

「例年形式は変われどこの仮免試験には、1つの慣習に近いものが存在する」

 

『3』

 

「全国の高校が一斉に競い合う中で唯一『“個性”・不明というアドバンテージ』を失っている高校。体育祭というイベントで“個性”はおろか弱点・スタイルまで割れたトップ校」

 

『2』

 

「可愛いクラスなら言ってあげればいいのに!」

 

『1…』

 

「毎回まず初めに行われる…」

 

 

『START!!』

 

「“雄英潰し”のことを」

 

 試験開始と同時に、他校の生徒達が俺の教え子達に集中攻撃を仕掛けてきた。

 大量のボールが、一斉に教え子達に襲いかかる。

 だが……

 

「雄英潰し…別に言わない理由もないが、結局やることは変わらんからな。ただただ乗り越えていくだけさ」

 

 俺の教え子達は、全員各々の“個性”を使ってボールを難なく防いだ。

 

「理不尽を覆していくのがヒーロー。そもそもプロになれば“個性”晒すなんて前提条件。悪いがウチは他より少し先を見据えてる」

「締まって行こう!!」

 

 緑谷の掛け声と共に、教え子達は素早く態勢を整えていく。

 経験値で優っている他校の生徒達相手に、“個性”を晒してしまっているという圧倒的劣勢。

 だが、壁を乗り越えてこそヒーロー。

 このくらいは乗り越えてもらわなきゃな。

 

 

 

 

 




士傑が兵庫県にあるというのは、本作オリジナル設定です。
原作では場所は明記されていませんが、お肉先輩と毛原先輩が岡山県出身なのと、大都市圏との距離感等から、士傑は現実でいうところの兵庫県姫路市あたりではないかと推測しています。

面白いと思っていただけましたら高評価・お気に入り・感想等よろしくおねがいします。
作者が狂喜します。
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