青雷の軌跡 ~妖精との協奏曲~   作:遊吉

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どうも!!

二話目てすね。

では、どうぞ!!






仲間

「へえ~~この町って広いだけじゃなくて、人も多いんだね。」

『そのようですね。』

 

「なんか、町の人達みんな活気よくていい町だね。」

 

 

俺とレイは町を歩いていた。

 

「ぼっちゃん!ひとりごと言ってないでうちの見てってよ!安くしとくから!!」

 

「あ、すいません。俺、旅してるんです。」

 

「そうなんか?なんだい、観光かい?」

 

「はい、まあ。あの、すいません。フェアリーテイルっていうギルドを探しているんですがどこにあるか分かりますか?」

 

「ああ、そこならここの通りをずっとまっすぐ行ったとこにあるよ。それにしてもぼっちゃん物好きだねえ。フェアリーテイルに行きたがるなんて。」

 

「色々とありましてね・・・。それじゃ、ありがとうございました!」

 

「いいってとこよ。今度よったときうちの店、よろしくな!」

 

「はい!」

 

 

 

 

「ふう・・・いきなり話しかけられたからびっくりしたよ。でも、場所も分かったし早く行こうか。」

 

『そうですね。日が沈む前までには今日の寝床を決めたいですしね。』

 

俺は言われた通り、まっすぐ歩いていた。

でも、ちょっと歩いたあたりに人が集まっていた。

 

「あの、どうしたんですか?」

 

「ああ、なんでもがらの悪い連中が女に絡んでんだと。」

 

人ごみの先を見てみると確かに人相の悪い男数人が銀髪の女の人に話しかけていた。

 

 

「なあなあ、ちょっとでいいからさ~俺らと遊ばね~か~。」

 

「ごめんなさい、このあと行くところあるから。」

 

「つれねえな~ちょっとでいいからさ~なあ頼むよ~。」

 

「ホントごめんなさい。お店があるから。」

 

「ああ!こっちが頼んでんのてその態度かよ!」

 

男はそう言うと女の人を殴ろうとする。

 

「レイ、ちょっとマズい!助けよう!」

 

『了解。』

 

俺はバリアジャケットを展開せずにレイの起動だけして暴漢と女の人の間に割って入った。

 

「なんだてめえは!」

 

「もう止めた方がいいんじゃないですか?嫌がってますし。」

 

「なんだガキの分際で説教か?10年はええんだよ!」

 

男は俺に向けて拳を降り下ろす。

が、俺は慌てず暴漢達に向けて魔力弾を放つ。

それは見事命中し、暴漢達は後方へ数メートル吹っ飛ぶ。

 

「ぐわっ!て、てめえ!魔導師か!?」

 

「やんのかおらあ!!」

 

2人は怒り狂い武器を取り出すが、

 

「遅い!」

 

俺はもう一度魔力弾を放つ。さっきのより強いのを。

そして、暴漢達はもう一度後ろに飛ぶ。

 

「やるのはいいけど人前で子供にあっさり負けてみる?」

 

「くっ!おぼえてろよ!」

 

暴漢達はそう言うと足早に去っていった。

 

「ふう・・・あ、大丈夫ですか?」

 

「うん、ありがとう。助かったわ。」

 

「そうですか、よかった。レイもういいよ。」

 

レイは待機状態に戻る。

 

「あなたって魔導師?ギルドには入ってる?」

 

「魔導師ですけどギルドにはまだ。」

 

「そうなの・・・あ!助けてくれたお礼にうちのギルドで何かご馳走するわ!」

 

「それはありがたいんですけど、俺、フェアリーテイルっていうギルドを探してるですよ。」

 

「じゃ、そうと決まれば早く行きましょう!」

 

「え?」

 

「フェアリーテイルにうちのギルドよ!」

 

「えええ!!!」

 

「私はミラジェーン、ミラって呼んで!あなたの名前は?」

 

「あ、俺は聖弥、川原聖弥です!」

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで俺はミラさんと歩いている。

 

「さ、着いたわ!ここが、フェアリーテイルよ!」

 

「うわああ・・・」

 

そこは大きめの建物だった。入り口の方からは騒いでる声とかが聞こえてくる。

 

「結構騒がしいですね。」

 

「一階は酒場になってるから誰でも入れるのよ。さ、中に入りましょう。」

 

「はい。うわ!」

 

俺が中に入ろうとしたら中の方からパンツ一丁の男の人が飛んできた。

俺は避けることがてきずぶつかってしまう。

 

「いって~!ナツの野郎~、やりやがったな!あ、ミラちゃん!町で変な奴に絡まれてるって聞いたんだけど大丈夫だったか?!」

 

「ええ、大丈夫よ。ねえ、グレイ、下。」

 

「ん?ああ!悪い気づかなかった!立てるか?」

 

「はい、ありがとうございます。」

 

俺は男の人が出した手を掴んでそう言う。

 

「この子が助けてくれたのよ。」

 

「そうか、ミラちゃんを助けてくれてサンキューな。」

 

すると、中の方から

 

「おい!グレイ何してやがる!とっとと続きやんぞ!」

 

「あの馬鹿。まだやる気かよ。まあ、立ち話もなんだ。中に入ろうぜ。」

 

 

中に入ると想像以上に人がいてびっくりした。

でも、

 

「おい、ナツ!さっきはよくもやってくれたな!」

 

「お前がぼさっとしてっから悪いんだよ。お!ミラ!っていてえ!!何しやがるグレイ!!」

 

「お返しだクソナツ!!」

 

「やんのか変態野郎!!」

 

と、俺とぶつかった人は喧嘩を始めてしまった。

 

「ミラさんあれいいですか。ほっといて?」

 

「いいのよいつものことだから♪さ、カウンターに座って。」

 

「は、はい・・・(いや、喧嘩がいつものことって・・・)」

 

よく見たらところどころケンカしてた。

 

(なんか、変わったとこだね。)

 

『そうですね・・・。』

 

 

俺がカウンターの席に着くと、カウンターと上で小さいおじいちゃんが酒を飲んでいた。

 

「どうも。」

 

「おお、いらっしゃい。」

 

「マスター、聖弥君はさっき私が町で困ったたところを助けてくれたんですよ。」

 

「そうかそうか!礼を言うぞ。」

 

「いえ、当たり前のことをしただけです。それより、マスターと呼ばれていましたが・・」

 

「ああ、わしがこのギルドのマスター、マカロフじゃ。」

 

「あの、マカロフさん。」

 

「なんじゃ?」

 

「俺をフェアリーテイルに入れてもらうわけにはいけませんか?」

 

「??なぜじゃ、お前さんは見たところまだかなり若い。その年頃なら親御さんもいるじゃろう。ギルドに入るにはちと早すぎはせんか?」

 

「その話も含めて話したいことがあります。できれば、2人で。」

 

「何か事情があるみたいじゃのう。じゃあ、こっちに来なさい。」

 

 

俺はギルドの奥の部屋に通された。

 

「どれ、お前さんの事情、話してみなさい。」

 

 

 

俺はマカロフさんにもとの世界のこと、こっちの世界に紛れ込んだ経緯などを話した。もちろん、ミストガンのことは伏せて。

 

 

「う~む・・・。この世界の他にそんなにも多くの世界があったとは・・・。」

 

「信じてもらえないと思いますが。」

 

「確かに、お前さんの言うことはわしも初めて聞くことばかりじゃ。・・・だが、わしはお前を信じよう。」

 

「!!た、たったそれだけの理由であっさり!?」

 

「お前さんはミラを助けてくれた。信じる理由はそれで充分。それにその喋るアクセサリーが何よりの証拠。」

 

「さすが、ミストガンのいるギルドの長だ・・・」

 

「!?お主、今ミストガンと?!」

 

「あ、これ言っちゃだめだった!」

 

「なぜお主がミストガンを知っておる?!あやつはギルドにも姿を現さんのに?!」

 

「いや、この世界に紛れ込んじゃったときに色々助けてくれたんですよ。」

 

「なるほど。そういうことかあやつもやりおるのう。」

 

「あ、あの、それでギルドには・・・」

 

「もちろん、歓迎しよう!え~と、お前さん、名は?」

 

「聖弥、川原聖弥です!」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

「早速皆に紹介せんとな!さ、ついてきなさい。」

 

「はい!」

 

 

 

俺はマカロフさんに連れられさっきの酒場に行った。

でも、まだケンカが続いていた・・・

 

「聞けえいお主ら!!」

 

マカロフさんが一喝するとピタッとやんだ。すげえ・・・・

 

「今日から新しくギルドに入る者がおる!さあ、皆に挨拶せい!」

 

「は、はい!え~と、川原聖弥です!よろしくお願いします!!」

 

俺が言い終わると同時に歓声が起こる。

 

「静まれい!・・・聖弥には色々と事情があってな。少々若いが仲良くしてやってくれい。以上、かいさーん!」

 

 

 

マカロフさんが言い終わると同時に聞いていた人達の何人かが押し寄せてきた。

 

「さっきの、ガキじゃねえか!ギルド入んのかよろしくな!俺はグレイだ。」

 

「よくみたら漢だ!漢だ!!」

 

「エルフマンうるさい!私はカナだ。あんた、酒飲めるかい?」

 

「もうカナ!聖弥はみた感じまだ15歳じょないでしょ!私はレビィ、よろしくね!」

 

と、さっきぶつかった男の人と、体の大きい男の人と樽を持った女性、青い髪の女の子が話しかけてきた。

 

「はい、よろしくです!」

 

その後何人か自己紹介をしてきてくれた。すると、

 

「おいお前魔導師だよな!?」

 

と、桜色の髪をした男の子が話しかけてきた。

 

「はい、一応・・・」

 

「だったら俺と勝負しろ!」

 

「お、いいねえ俺もちょうどお前の強さを見てみたかったんだ。」

 

「やめんか!聖弥は今日まで旅をしてマグノリアまでやってかたんじゃ。今日くらい休ませて勝負なら明日でいいじゃろう。聖弥もよいか?」

 

「まあ、じっちゃんがそういうなら・・・」

 

「分かりました。」

 

「それじゃあ、聖弥。ギルドマークつけるからこっちきて。」

 

「あ、はい。場所って決まってますか?」

 

「別に決まりとかはないから好きな場所でOKよ♪」

 

「え~とじゃあ・・・うん!ここにお願いします!」

 

「右腕の肘からちょっと下のところね・・・・はい!OKよ!これで聖弥もフェアリーテイルの一員よ!」

 

「お、よかったな。聖弥。あの、ミラさん、こいつにもつけたいんですけど・・・」

 

「このアクセサリー?う~ん、悪いけど小さすぎてつけれないわね。ごめんなさい。」

 

「ん?この変な輪っかにつけたいのか?」

 

『変で悪かったですね。変態さん。』

 

「うお!いつの間に!・・・って輪っかが喋った!!」

 

あ~あ・・やっぱりこの反応か・・・・どっかでみたような気がするよ・・・

てなわけで、事情説明っと

 

・・・・・・・・・・数分後

 

「喋る輪っかか~珍しいもん持ってるな。」

 

「僕のいたところじゃ珍しくないんですけどね。」

 

「お、そういやお前のことあんま聞いてなかったな。よかったら教えてくれよ。」

 

「え、は、はいまあいいですよ。」

 

 

というわけで、俺はみんなに事情を説明することになった。でも・・・

 

「なんじゃみんな聖弥のことを聞きたいのか?聖弥はこことは別の世界からきたそうじゃ。」

 

「・・・じいさん、どうかしちまったのか?」

 

グレイさんがそう言った瞬間、マカロフさんの腕が巨大化してグレイさんは踏みつぶされた。

 

そんな珍事件もあったけど、説明続行~

 

「今マカロフさんが言ったことは本当です。俺はこことは別の世界から迷い込んでしまったんです。でも、それを証明できる物はレイしかいませんけど・・・」

 

「そうか、そうだったのか。そいつは大変だったな。」

 

「え?!信じてくれるんですか?!」

 

「何言ってやがる。ギルドの仲間の言うことを信じるのは当たり前だろう。なあみんな!」

 

「「「「「おう!(うん!!)」」」」」

 

「皆さん・・・ありがとうございます!」

 

「レイには及ばんわい。さあ、もっとお前さんの世界のこと教えてやれい。」

 

「はい!!」

 

 

 

俺はマカロフさんに言ったようにみんなにも同じことを話した。

みんな、驚いた表情をしたけどすぐに信じてくれた。

本当にいい人達だ。

 

「それで、お前は向こうの世界からこっちに来ちまった、ということだな?」

 

「はい、その通りです。でも、次元振はもう収まっちゃったのでいつ帰れるかは分かりませんが・・・」

 

「分かりません。いつか反動でまた開くかもしれないって、レイが言ってたけど、いつになるか。」

 

俺は改めて今の状況に痛感する。

 

「一週間後かもしれないし、何年か先になるかも知れません。ひょっとしたらもう二度とあっちには帰られないかも。だから、そうなったとき、向こうに残してきたあいつ等のことを考えたら・・・」

 

向こうで俺の帰りを待ってくれているだろうなのは達のことを考えたら・・・・・

 

俺の目からはいつの間にか涙が流れていた。

 

それは、導師といえば同然のことだった。

だれも知っている人もいない世界で一人だけ、という事実は11歳の僕にはあまりにも残酷過ぎる現実だった。

 

「聖弥よ。よいか、ギルドは家。仲間は家族じゃ。嬉しいことがあれば互いに喜び騒ぎ、悲しいことがあれば互いに悲しみを背負うことができる。君の悲しみはみんなの悲しみじゃ。もし、これから悲しいことがあったら、顔をあげてみなさい。そこには、仲間が、家族いるんじゃ。そしてまた、君の世界には君の帰りを待つ大切な人達がいるはずじゃ。だったら君も必ず帰れると信じてこれからを行きていくんじゃ。」

 

マカロフさんの言葉は優しさに満ちあふれていた。

そして、それを見守るみんなの目も。

 

「はい・・・ありがとうございばす・・・マズダー!」

 

俺は喜びで言葉にならなかった。

まさか、ほとんど初対面の俺にこんなに優しくしてくれる人達がいるなんて・・・

 

俺はこのとき決めたんだ。

 

このギルドを絶対に守ると!

 

 

「さあ、涙を拭きなさい。その涙もみんなのものじゃ。君が帰るそのときまでわしらみんながそばにいよう。君はもう、一人じゃない。」

 

「え~~ん!!マズダー!!!」

 

俺はもう涙を抑えきれなかった。

 

「ええいもう!こうなったら好きなだけ泣け!涙を出しきってしまえ!!」

 

 

 

そのあと俺は数十分は泣いていた。

その間マスターはずっと俺のそばにいてくれた。

 

「どれ、落ち着いたか?」

 

「はい、ありがとうございます。」

 

「もう今日は遅い。明日に備えて休め。」 

 

「はい、そうします。あ、俺寝床ないや!」

 

そういえば寝床がないとこを思い出した。

 

「だったら俺んち来いよ!」

 

「え?いいんですか?!」

 

「どうせ俺、ハッピーと二人だけだしな。」

 

「じゃあ、お言葉に甘えさせてはもらいます。え~と・・・」

 

「ナツだ。よろしくな!聖弥!」

 

「よろしくです!!」

 

 

 

俺はその日、ナツさんの家て泊めさせてもらった。

ナツさんちはその・・・うん、物が多かったな!

晩ご飯もおいしかったしね。ちなみに、肉の丸焼きだった。

 

俺はその日いつもよりぐっすり眠れたような気がした。

 

 

 

 

 

 

 






いや~マスターはやっぱひいい人ですね。


次回はナツとの戦闘シーンです。


では、また次回・・・



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