今回は、VSラクサスです。
では、どうぞ!!
「レイ!ラクサスの反応は?」
『カルディア大聖堂です。』
「そこって確かかなり大きかったから・・・あそこだ!」
俺はそのままカルディア大聖堂へと向かう。
『聖弥。東の方角を見て下さい!』
「え?・・・あれってミラさん?!」
そこではミラさんとフリードだっけ?がいた。
「ミラさーん!」
「あ、聖弥。出られたのね。」
「うん、レビィが術式を解いてくれたんだ。」
「ふっ・・・俺の術式を解くとは、さすがだ・・・」
「そこにいるのって・・・」
「うん、フリードよ。でも、私達はもう戦う意思はないわ。」
「そうですか・・・。じゃあと残ってるのは・・・」
「ええ、ラクサスあと一人よ。」
「聖弥、といったか・・・。頼む、ラクサスを止めてくれ!」
「うん、分かってる。今ナツとガジルも向かってる!俺もすぐに行くよ。場所は分かってるから!」
「お願いね!」
「うん!」
俺はミラさんとフリードと別れてラクサスのいるカルディア大聖堂へと向かう。
「ここだ!カルディア大聖堂!!」
『聖弥、中から魔力反応があります。』
「二つ?ラクサスと・・・もしかして!」
俺は急いで中に入る。
「やっぱり!ミストガン!!」
「なんだぁ~~・・・。ネズミが一匹紛れ込んだか・・・。」
「聖弥、無事だったか・・・。」
「うん。」
「ほう・・・お前ら知り合いだったのか・・・。じゃあこいつが何者かも知ってるのか。」
「ああ、知っている!」
「珍しいなお前が自分の事を話すなんて。」
「まあな。聖弥には事情があってな。」
「別の世界から来たっていうやつか。ま、くだらねえ冗談だな。」
「まあいいよ。信じてもらえなくて。」
「ま、無駄話はここまでにしてさっさと続きやろうぜ・・・」
「ミストガン!俺も!」
「ああ。」
俺とミストガンがラクサスと向かい合ったその時、
「「ラクサス!!」」
ナツとエルザがやってきた。
「ナツ!エルザ!」
「お、聖弥。来てたのか。」
「聖弥!それに一緒にいるのは・・・」
「「ミストガンか?!」」
ナツとエルザはミストガンがいることに驚く。
が、ミストガンはエルザを見た瞬間覆面を深く被った。
「おらあ!!」
ラクサスはミストガンの一瞬の隙を突いて雷撃を飛ばす。
ラクサスの攻撃はミストガンに顔に直撃して覆面が外れる。
その素顔を見たナツとエルザは、
「「ジェラール?!」」
二人はミストガンの本名を叫ぶ。あれ?確かミストガンって本名教えてなかったんじゃ?
「ミストガン、なんで?」
「いや、多少事情があってな・・・。」
「いや、深入りはしないでおくよ。」
「助かる。すまない・・・後は・・・任せた・・。」
そう言ってミストガンは姿を消す。
「ジェラール!!」
エルザはミストガンの名を呼ぶ。その目には涙が浮かんでいた。
どんな事情があるんだ・・・
「おい聖弥。どういうこった?」
「いや、俺が来たときにはラクサスとミストガンが戦ってたんだ。」
「さあてどうする~?3人まとめてかかってくるか?俺はそれでもかまわないがな。」
「エルザ!ここは俺と聖弥が引き受けてやる!お前はさっさと神鳴殿を止めて来い!」
「・・・分かった。ここは任せたぞ。」
「え!ちょっとナツ?!エルザも3人で戦わないでいいの?!」
「ああ、かまわない。信じていいんだろう?」
「ああ!もちろんだ!お前もいけるよな?」
「・・・うん。分かった!」
「よし、じゃあ私は神鳴殿を、お前達はラクサスを止めておけ!」
「「おう!」」
エルザは町へと走っていく。
「ほう・・・お前らみたいなザコが俺の相手ができると思っているのか?」
「まあエルザには止めておくって言われたっけど、倒してやんよ。ラクサス!」
「俺もナツと同意見だ。さ~て・・・」
「「燃えてきたぞ!」」
「来いよ!格の違いを見せてやっからよ!」
「行くぞ!聖弥!」
「了解!」
ナツはラクサスに突っ込んでいく。俺は後方からの援護に回る。
「火竜の鉄拳!」
ナツはラクサスに向けて攻撃を放つ。だが、ラクサスはそれをかわし、ナツに雷撃を浴びせようとする。
「させない!」
俺はすかさずバニッシュサンダーを放つ。
「ああ?おらあ!!」
ラクサスはそれを片手で弾く。
ナツはその間に態勢を立て直し俺の前まで下がる。
「ナツ、大丈夫?」
「ああ、なんともねえよ。助かった。」
「どうする?俺がさっきみたいに後方から援護しようか?」
「い~や、二人でガンガンいこう。でなきゃ倒せねえ。」
「分かった。レイ2ndモード。」
『了解。』
「さ~て・・・第2ラウンド開始だ!」
「うん!」
俺とナツはラクサスに向けて走り出す。
まずはナツが、
「うおおお!!!」
ラクサスに向かっていき互いに殴りあう。
数秒続いた後、ナツがラクサスに押されだしたから俺はブルーライジングでラクサスの後方へ移動し、切りかかる。
「ほう・・・中々の速さだが・・・まだ遅い!」
ラクサスは俺よりも速いスピードで移動し、俺の後方へ回り込む、
「これが格の違いだー!!!」
ラクサスは俺の頭を左手で掴み、雷撃を浴びせてそのまま雷を纏わせた右手で殴る。
「ぐわあああ!!!はあ・・・はあ・・・」
「なんだあ、もう終わりか!まだまだいくぞ!・・・」
「火竜の咆哮!」
ナツがブレスを飛ばし、ラクサスはそれを迎撃するために俺を放り投げナツのブレスを雷撃で防ぐ。
「聖弥!大丈夫か?!」
「うん・・・なんとか、ね。でも、体が痺れて・・・。」
「ラクサス!てめえよくもやりやがったな!」
ナツは一人でラクサスに向かっていく。が、ラクサスにいなされ、雷撃を浴びて俺の隣に飛ばされる。
「ナツ!大丈夫?!」
「あ・・ああ・・・。」
俺とナツは二人揃って地面に倒れている。
「やっぱエルザがいないと何もできねえじゃねえか・・・。さて・・・お前らの相手もそろそろ飽きてきた。まとめて消してやらあ!」
ラクサスは拳を空へかかげ、
「鳴り響くは招雷の轟き、天より落ちて灰燼とかせ!レイジングボルト!!」
ラクサスは巨大な雷撃を俺達に向けて放った。
だが、直前で俺とナツを助けてくれた人がいた。
ガジルだ。
「危ねーじゃねーか。つーか仲間に消えろとか普通言うか?まあ、消えてねえがな・・・。おら、二人とも立てるか?」
「うん・・・なんとか・・ね。」
「一応礼は言っとく。」
「お、3対2か?いいね~俺は別にいいぞ~。」
「ああ!うっせーよ!こいつは数えんな!俺と聖弥で十分だ!」
「ナツ、俺達だけでも苦戦してたのにそれはちょっと無理があるんじゃない?」
「だけどよー!」
「見ろサラマンダー。あいつはお前が知ってるラクサスか?」
「・・・・・」
ラクサスは我を忘れているようだった。
「今回ばかりは相手が化けモンだ。・・・共闘だ!」
「ちっ!・・・お前と組むのは今回だけだからな!」
「よろしく、ガジル。」
俺とナツ、ガジルは再びラクサスと向かい合う。
「俺がバインドを動きを封じて砲撃をぶちこむからその次に!」
「おうよ!」
「ああ。」
俺は空中へ飛びレイを1stモードに変形させる。そして、砲撃の準備をすると同時にラクサスにバインドをかける。
「!!・・・こんなもん!おらあ!!」
が、すぐにバインドを外す。
「やっぱだめか・・・。じゃあ!これなら!!レイ!カートリッジ!」
レイからカートリッジが二つ吐き出される。
「ライトニングサンダー!!」
俺は思いっきりラクサスに向けて放つ。
「中々の威力だが無駄だあ!!」
ラクサスは両手で受け止め自分の雷で相殺した。
だが、それと同時にナツとガジルが殴りかかる。
ラクサスは、二人相手に一歩も引かず、むしろすぐに二人に雷撃を浴びせ吹っ飛ばす。
「もう一丁!ライトニングサンダー!」
俺はもう一度砲撃を放つ。が、カートリッジを使ってない分、威力が弱い。
ラクサスは、今度は片手だけで対応する。
「お前の攻撃・・・雷が混ざってるな・・・。」
「ふっ・・・俺は魔力を雷に変換できる能力があってね!」
「だと思った。だが!俺の雷にはかなわん!」
「ナツ!ガジル俺が攻撃を防ぐからブレスを用意して!」
「「おうよ!」」
俺はラクサスの放った雷撃をバリアで防御するが、威力が高くダメージを負う。
「くっ!頼んだ!」
「火竜の!」
「鉄竜の!」
「「咆哮!!」」
ナツからは火が、ガジルからは鉄片が混ざったブレスがラクサスを襲う。
俺もすぐに態勢を立て直しバニッシュサンダーを放つ。
「やったか?」
土煙が晴れるをそこには・・
「3人揃ってこの程度か・・・?」
「嘘だろ!」
「いくら奴が強いからって竜迎撃用の魔法と特大の砲撃をあれだけ喰らって?!」
「さすが・・・マスターの孫だ・・・。」
「そいつは簡単な事だ。じじいがうるせえから黙っていたが・・・・。まあいい。特別に見せてやろう。うおおおおお!!!!!」
ラクサスが雄たけびをあげると同時に腕とかが大きくなって行って鱗状の模様が浮き出てきた。
「まさか?!」
「ラクサスも滅竜魔導師だったのか?!」
「嘘だろ?!」
「雷竜の・・・咆哮!!!」
ラクサスの口から雷が出て、それは俺とナツ、ガジルを巻き込み大爆発を起こす。
「うっ!・・・・体が・・・」
「痺れて・・・・」
「動かねえ・・・!!」
「やっとくたばったか。最後は楽に逝かせてやろう。」
そう言うとラクサスのから膨大な魔力が溢れ出した。
「この感じ・・・まさか?!」
「そうだ!妖精の法律(フェアリーロウ)だ!」
どんどん魔力が大きくなっていく。
「マスター・ジョゼを一撃で倒したますたー・マカロフの超絶審判魔法!?」
「ラクサスやめて!」
入り口の方から声がした。そこにはギルドにいるはずのレビィが立っていた。
「お前!なんで来た?!」
「ラクサス!マスターが!あんたのおじいちゃんが・・・危篤なの!!」
「「え?!」」
「あのマカロフがか!?」
「じじいが・・・。」
「だから・・・戦いを止めて、マスターのところへ行ってあげて!!」
「じじいが・・・・・・・・いいじゃねえか!!これで俺がマスターになる可能性が再び浮上したというわけかあ!!!」
ラクサスは、マスターの危篤を聞いても発動を止めなかった。
「全員消えろ!妖精の法律・・・発動!!」
その瞬間辺りが、マグノリア一帯がまばゆい光に包まれた。
が、
「けほっけほっ・・・おい!無事か?」
「私はなんともない。ナツと聖弥は?!」
「「・・・・・」」
「へ!無事みたいだな・・・。」
そんな俺達にラクサスは驚く。
「なぜだ!なぜお前ら全員生きてやがる!」
「魔法に心を読めれたんだ。」
また入り口の方から声がした。そこにはぼろぼろになりながらも立っている。フリードがいた。
「ギルドの仲間も町の人達も誰一人やられていない。」
「どうしてだ!?妖精の法律は完璧だった!!」
「それがお前の答えということだラクサス。」
「??!」
「妖精の法律は術者が本当に敵と認識した者にしか効果は無い。そして、みんなもやられていない。この意味が分かるな、ラクサス?・・・魔法に嘘はつけないな・・・。」
「そんなわけねえ!俺は・・・俺はあ!!!」
ラクサスは雷撃を乱射する。
「あっぶねー!!」
「おい!ラクサス!!」
「しっかりしろ!!」
「うあああ!!!!」
「ラクサス!!もういい。マスターのもとへ・・・」
フリードがそう言いかけときラクサスは全身から電気を放出させた。
「俺はじじいの孫でもなんでもない!ラクサスだあ!!」
すると・・・
「みんな知ってる!思い上がるな馬鹿野朗!じゃっちゃんの孫がそんなに偉えのか?!そんなにちがうのか?!そんなことどときで吼えてんじゃねえ!ギルドこそ!俺達の家族だろうか!!」
「ナツ・・・」
「お前に何が分かるー!!」
そのまま二人は上空に飛び、何度もぶつかり合う。
俺達は外へ出てそれを見守るしかなかった。
「??なんか・・・変・・・?うんうん!気のせいだ!」
俺は自分の違和感を無視してナツの戦いを見守った。
戦いはラクサスが優勢だった。
ナツは大聖堂に頭から叩きつけられ屋上に放り出される。
「ざけんなあ!」
ラクサスはナツにさらなる追撃を浴びせる。
ナツは大ダメージを負うがまだ立ち上がる。
「まだ・・・立つのか・・・」
「もう止めて!!」
「ナツ・・・」
「ガキが!あとかたもなく消してやらあ!!」
「よせ!ラクサス!今のナツにそんな魔法を使ったら!!」
ラクサスは自分の頭上に魔力を集める。
「雷竜方天戟!!」
ラクサスは、方天戟の形をした雷撃をナツに向けて放つ。
「ナツー!!」
その攻撃はナツに当たる直前に直角に曲がって一直線に進んでいく。その先にいたのは・・・
「ガジル!聖弥!!」
ガジルは自分の腕を鉄に変えて、俺はレイを隣り合うようにレイを突き出して雷を纏わせている。
そしてそのまま雷撃を受ける。
「「ぐわああ!!!」」
「鉄?!まさか、自ら避雷針に?!」
「聖弥は雷同士をぶつけて威力を軽減した!!」
「・・・いっけーー!ナツーー!!!」
ナツはそのまま体に炎を纏わせラクサスに突撃する。
「火竜の鉄拳!鉤爪!翼撃!劍角!炎肘!」
そして・・・
「滅竜奥義!紅蓮爆炎刃!!」
ナツの渾身の力を込めた攻撃がラクサスに炸裂し、ラクサスは倒れた。
「さすが、・・・ナツだ!」
神鳴殿の方も止まったみたいで一件落着だった。
「ファンタジア?何ですかそれ?」
「そっか~聖弥は寝ていたから知らなかったんだ~。」
「うちは毎年マグノリアの収穫祭のときにメンバー総出でパレードをやるんだ。」
「だけど、今回は怪我人が多いから誠也も参加ね♪」
「参加ね♪、って俺何も準備してないですよ?!」
「準備も何もお前の魔法はこの世界には無いんだ。観客にもうけるだろうよ。」
「あ、そうですね!じゃ、俺も参加しますよ!」
「それじゃあ皆!準備を再開するぞ!」
「「「「「おう!!」」」」」
動ける人全員でファンタジアの準備が始まった。
途中、ラクサスがマスターに会いに来るという事件があった。
ラクサスは・・・ギルドを破門になるらしい・・・・・
ファンタジアが始まる直前、マスターは全員にあることを命じた。
そして、ファンタジアが始まった。
皆は自分の魔法を生かした演技で観客を魅了していた。
俺とナツは重症だったから後ろの方にいた。
ナツは炎で、俺は魔力弾で「FAIRY TAIL」を描いた。
そして、全員であることを実行した。
それは、人差し指と親指を立てた腕を上空へ突き出す、というものだった。
これは何回か見たことあったけど、今日まで知らなかった。
これは、ラクサスが子供の頃にファンタジアに参加するとき、どこにいるか分からないマスターに向けて、自分はいつでもじじいを見てる、という意味が込められていたらしい。
だから、今のは、例えギルドを離れても俺達はいつでもラクサスを見守っているという意味だ。
俺は空に飛んでいたから見えた。
俺達からのメッセージを涙ながらに見つめそして去っていくラクサスを・・・
ラクサス、必ず帰ってきてね!!
俺は、この日、フェアリーテイルをもっと好きになった!!
ちょっと長めになりましたね・・・。
あと気付いた方もいると思いますが、ちらっと伏線を入れました。
誤字・脱字のご指摘、感想等お待ちしています。
では、また次回・・・