椎名ひよりはとても可愛い   作:椎名ひより可愛くないですか!?

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椎名ひよりが可愛くて心打たれました。
文才はないです


初日、出会い

天使がいた

一目惚れだった。本を読んでいる彼女を美しいと思った。ずっとそばにいたいとさえ思えた。

 

ただそれだけのゆるい俺の物語

 

4月

俺は学校に向かうバスの中、席に座り小説を読んでいる。読んでいるんだけど、隣の少女の視線が気になるんだよなぁ。同じ制服を着てるから同じ学校の生徒なんだろうけど、何故目を輝かせながらこちらをみているかがわからない。

 

「どうした?何か気になることでもあるのか?」

 

無言でこちらをみられることに耐えられなくなって声を掛けてしまった。でもこれは仕方なく無い?流石に怖くない?

 

「あ、いえ何の小説を読んでいるのだろうと気になってしまいまして」

「小説?」

 

まさか小説だったとは。少女の雰囲気からして大分本が好きなのだろうと予測できる。

 

「俺が今読んでいるのは、とある古典部が学校生活の謎に関わるミステリー小説だな」

「良いですよね、古典部シリーズ私も好きです」

 

銀髪の少女は顔をグイッと近づかせてきて–––あ、顔近っまつ毛長い良い匂いしてきてドギマギしてくる!

 

「あの、ごめん……ちょっと近い」

「あっ……すいません。本の話をできたのが嬉しくてつい」

 

恥ずかしそうに言い少女は元の位置に戻っていく。

 

「そういえば自己紹介がまだだったな。俺は夏目蓮、よろしく頼む」

「私は椎名ひよりと言います。これからよろしくお願いします」

 

 

 

 

 

 

椎名と一緒にバスから降りて高度育成高等学校の門をくぐる。

俺と椎名が4月から通うこの高度育成高等学校はほぼ100%の就職進学率を誇り国が運営しているため、学費がかからないという夢のような学校である。こんな待遇がいいと裏がありそうで怖くない?

 

「できたら椎名と一緒のクラスだと嬉しいな」

「ですね。私も夏目くんと同じクラスだと嬉しいです。本の話をするお友達は貴重ですから」

 

友達認定してくれてとても嬉しい。そんな会話をしつつクラスが張り出されている掲示板まで向かう。

 

1年Dクラス 夏目 蓮

 

1年Cクラス 椎名ひより

 

「俺はDクラスだな。椎名は?」

「私はCクラスでした。……クラスが離れてしまって残念です」

「まー、仕方ないか。Cクラスの方に遊びいくからさ、その時は頼むな」

「はい!私もDクラスの方に遊びに行きますね」

 

椎名と別れ俺はDクラスの教室に入る。

俺の席は1番窓側の後ろから2番目で後ろの席には生徒がもう席についているようだ。

 

「初めまして、俺は夏目蓮。これからの学校生活仲良くしてくれると嬉しい」

「俺は綾小路清隆だ。よろしく頼む」

「良かったわね。挨拶してくれる人がいて」

 

綾小路と会話をしていると突然綾小路の隣の生徒が話しかけてきた。

 

「どうゆうことだ?」

「彼、誰かと会話がしたくて仕方なかったそうなの。貴方が相手になってあげて」

「別にいいけどさ。君の名前も聞いていいかな?」

 

綾小路の可哀想な生態は、まぁ学校初日だからな、仕方がないから綾小路そんなに落ち込む必要はないんだぞ。

 

「拒否しても構わないかしら」

「オレも知りたいな。隣の席のやつの名前も知らずに1年過ごすのは居心地が悪い」

「だそうだが?」

「……はぁ。堀北鈴音よ」

 

ため息を吐きつつ、堀北は名乗った。俺たちとの会話を終わらせるには名乗った方が早いと判断したのだろう。

 

それから数分ほど経ってチャイムが鳴り同時にスーツを着た1人の女性が入ってきた。

 

「新入生諸君、Dクラスを担当することになった茶柱佐枝だ。普段は日本史を担当している。この学校には学年ごとのクラス替えは存在しないため、卒業するまでの3年間私が担任になる。よろしく。1時間後に体育館で入学式があるがそれまでにこの学校の特殊なルールについて説明させてもらう」

 

この学校は他の高校とは違う部分ある。それが敷地内での寮生活と、特例を除き親族等外部の人間との連絡を一切禁止しているところだ。

敷地から出ることも禁止されている。

だが、敷地内にはカラオケやカフェなどの施設あり、小さな街が形成されている。

この学校のもう一つの特殊なルール、Sシステムについて説明された。

 

「今から配る学生証カード、これですべての施設を利用、商品を購入することができるようになっている。ただし、ポイントを消費することになるので注意が必要だ。学校内においてこのポイントで買えないものはない。敷地内のものならなんでも購入可能だ」

 

「それからポイントは毎月1日に自動的に振り込まれるようになっている。お前たちには平等に10万ポイントが振り込まれている。この学校は実力で生徒を測る。この学校に入学したお前たちにはそれだけの価値がある。」

 

10万ポイント!?

1ポイント1円換算だから10万円分のポイントを学校からもらったことになるのか。

クラスの人たちも同じように思ったのかざわつき始めている。

 

「ポイントは卒業後学校が回収するため現金化はできない。ポイントは好きに使ってもらわない。譲渡も可能だがカツアゲなどはするなよ?学校はいじめ問題には敏感だからな」

 

戸惑いの広がるクラスでぐるりと生徒たちを見渡す

 

「質問は無いようだな。では良い学生生活を」

 

そう良い先生は教室から出て行った。

 

「皆、少し話を聞いてもらってもいいかな?」

 

教室の中が少し騒がしい状態の中から、すっと手を挙げたのは如何にも好青年といった感じの生徒だった。

 

「僕らはこれから3年間同じクラスの生徒になる。だから今から皆で自己紹介をして1日も早く友達になれたらと思うんだ。入学式まだまだ時間はあるしどうかな?」

 

すごいリーダーみたいなこと言うじゃん。思っても行動するのは結構勇気がいることだ。後ろの綾小路も少し嬉しそう。

 

「言い出した僕が最初に自己紹介させてもらうね。僕の名前は平田洋介。中学では洋介って下の名前で呼ばれることが多かったから気軽に下の名前で呼んでほしい。サッカーが好きでここでもサッカー部に入るつもりなんだ。よろしく。」

 

好青年の彼は平田洋介というらしい。サッカーが好きでかっこいいとかもう陽キャじゃないですか。

 

「端の方から自己紹介をしてもらっても良いかな?」

 

促されてクラスメイトがどんどん自己紹介をしていく。みんな立派な紹介をしていてすごいと思いましたまる山内のそれは流石に

 

「俺らはガキかよ。自己紹介はやりたい奴らだけでやれ」

 

そう言って赤髪の生徒はさっさと教室から出て行ってしまった。それをみた堀北さん含めた一部の生徒は教室から出て行ってしまった。

 

「思うところはあるかもしれない。けど勝手にこの場を設けた僕の方が悪いんだ。だから彼らのことは悪くいうようなことはしないでほしい」

 

彼は聖人かなにかか?普通あんなふうに言われたら、悪態の1つでもついて良いものだとは思うんだが。

そんなことがありながら自己紹介は続いていく。

 

「えっと、そこの君お願いできるかな?」

 

そう言われて指名されたのは綾小路だった。何を考えていたのかはわからないがボーッとしていたようだ。

「えー…えっと、綾小路清隆です。その、得意なことは特にありませんが、その、よろしくお願いします」

 

「ありがとう綾小路くん、これからよろしくね」

 

これが自己紹介の失敗ってやつか。クラスの人たちの反応が薄い。

 

「次は、一つ前の席の君にお願いしても良いかな」

 

「夏目蓮。趣味は読書と料理だ。このクラスの人たちと仲良くしていけたらと思う。よろしく」

どうよ綾小路、この可もなく不可もない普通の自己紹介は

あっ、綾小路ちょっと羨ましそうにみてる、失敗してたもんな

 

「ありがとう夏目くんこれからよろしくね」

 

 

 

 

 

 

 

 

入学式とはどこも同じようなものである。偉い人のありがたい言葉をいただき終了した。

 

Cクラスへ赴き、椎名を見つける。銀髪ってやっぱ特徴的だよな。

 

「椎名」

「夏目くん、どうしたんです?」

「この後暇なら図書室に行ってみないか」

「行きたいです!荷物をとってきますので少々お待ちください」

 

待ってる間。Cクラスの生徒がめっちゃこっち見てきたんだけど。特に男子の視線が怖いんですが。

 

「お待たせしました。行きましょう」

 

 

椎名と図書室に向かったのだが

 

「休館」

「休館ですね」

 

図書室は休館になっていた。よくよく考えたら入学式初日だし、先生もそっちの方にリソースを割かれているのだろう。残念である。

 

「椎名はこれからどうするつもりなんだ?」

「そうですね。図書室も閉まっていることですし、生活用品を買いに行こうかと思っています」

「それさ、俺もついていっていいか?」

「ええ、構いませんよ」

 

 

 

 

やったコンビニでは綾小路と堀北に出会って堀北にはすごく嫌な顔された。そんな顔しなくても良くない?泣くぞ。

赤髪の不良っぽいクラスメイトもいて店員と揉めてたら綾小路が解決したようだ。コンビニを出たすぐのところで今度は上級生と揉め始めたようだけど。彼、短気すぎない?

 

今度は俺の要望でスーパーにやらせてもらった。

 

「夏目くん、ここにも無料商品があります」

「ホントだ。コンビニ以外にもあるのはやっぱりポイントを使いすぎた人の救済処置ってことなのか?」

「俺はここの無料食品も買って帰るが椎名はどうする?」

「私は自炊はするつもりがありませんから買いませ……あっ、女子力が低いとか思っていませんか!?」

「オッケー、会計を済ませてくるからちょっと待っててくれ」

 

椎名の言葉をスルーして会計を済ませる。やっぱり学生証をレジに通すだけで会計ができるのは楽で良い。小銭が出ないのは助かるな。

 

「自炊ができないのではなくしないだけですからね、やることはできるんですよ」

「わかってるよ」

「本当にわかっています?」

 

頬を膨らませながら椎名はそう迫ってくる。かわいい。

 

「それじゃ、また学校で」

「はい。学校でお会いしましょう」

 

椎名と別れ寮の自室へ向かう。扉の前まで行くと隣の部屋から綾小路が出てきた。隣人は綾小路みたいだ。

 

「ここでも近いのか」

「まぁこれからお隣としてもよろしくな綾小路」

「ああ、よろしくな」

 

そう言いオレは部屋に入る。

中は8畳ほどのワンルームここがこれから3年間俺の家になる。

布団にダイブするとやはり、慣れない環境だったためか疲れが溜まっておりそのまま眠ってしまいそうになる。

「マズイ、流石に制服から着替えなきゃ」

そんな独り言を言いながら服を着替え、1日過ごして行った

 

 

 

 

 

 

次の日

学校2日目ということもあり授業の方針は勉強方針の説明だけのようだった。

昼休憩になり各々が昼食を摂るため教室から消えていく。

 

「綾小路は昼どうするつもりだ?」

「オレはコンビニでパンでも買ってこようと思っている」

「なら待ってるから一緒にご飯食べようぜ」

「いいのか!?待っててくれすぐ買ってくる」

 

そう言って綾小路は走って教室から出て行った。そんな急がなくても待つんだけどなぁ。

 

「堀北さん、あいつの目みた?めちゃくちゃ目をキラキラと輝かせて嬉しそうだったぞ」

「別に綾小路くんに興味はないのだけれど、あそこまで行くと憐れね」

 

憐れて、流石に言いすぎでは?

 

「何かしら」

「いえ、なんでも」

「なら私も失礼するわ」

 

そんな俺の思いも知らず堀北さんは1人で教室を出て行ってしまった。

そんな彼女と入れ替わりで綾小路が帰ってきた。

 

「はっや!!綾小路早すぎんだろ!瞬間移動でもしたか?」

「?いや、これぐらい普通だろ。みんなこれぐらいの早さは出せるはずだ」

       (((絶対無理だ!!!)))

教室に残ったクラスメイトの全員が心を一つにした瞬間だった。

 

 

昼食を食べた後は、綾小路と別れ(寂しそうにしていたが)俺は椎名と2人で図書室に居た。趣味の一つの読書を楽しむためにポイントを使って本を買うのも有りだがポイントを使わずに済ませられるならそっちの方が良いからな。

 

「本日、午後5時から第一体育館の方にて、部活動の説明会を行います。興味のある生徒は体育館の方までお越しください」

 

可愛らしい声の女性のアナウンスがされていた。

 

「椎名は何か部活動に入ろうとか考えてる?」

「いえ、特には決めてないですね。夏目くんはどうですか?」

「俺も特に決めてないなぁ、もしよかったらなんだけどさ、そのー一緒に部活動の説明会に行きません?」

「良いですね!私の方からもお願いします」

 

俺の勇気あるお願いも快く受けてくれた椎名まじ可愛い。天使では?

 

「昨日は忘れていたのですが連絡先を交換しておきませんか?」

「あ!是非お願いします!!」

「ふふっよろしくお願いします夏目くん」

 

俺の必死さが面白かったのだろう。笑いながら椎名さんは連絡先を交換してくれた。

 

「では夏目くん、また放課後で」

「あぁじゃあまた放課後で椎名」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おかえり蓮。…何かいいことでもあったのか?」

「えっ、いや特に何もなかったぞ」

「堀北はあれどう思う?」

「興味ないわね。…でもいいことがあったのは確かではないかしら」

 

顔がゆるゆるになって帰ってきた蓮がいた。

何かいいことがあったようだ




アニメ面白かったですね。5期が楽しみです。

ところで、二年生編の表紙で椎名ひよりの髪あれ青髪になってません?
外にいるから青に見えるだけなんですかね?
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