定期テストとか神剣摸試とかがあって更新遅れちゃいました。
すいません。許してください、なんでもしますから。(なんでもするとは言っていない。)
7/16 一気に編集しました。
追放二日目。
昨日の疲れがまだ癒え切っていないが、このまま宿に引きこもるなどという、甘えた選択肢は追放者には無い。
ということで、朝早く・・・・・・具体的には、まだ日が沈んだままの時間帯に起きました。・・・・・・いや、起こされました。
「まだ眠いん「我慢してください。」・・・・・・はい。」
メッチャ食い気味に俺の不満の声を潰してきたのは、頼れる護衛のルーエちゃんである。
恋愛シュミレーションゲームの幼馴染の如く、眠りこけていた俺を起こしに来てくれた。
嬉しいは嬉しいが、推定午前4時ぐらいに起こされるのは勘弁してほしい。
「そいで、なんだってこんな朝早くに? 俺になんか用?」
「これからの方針について、一緒に考えたいんですよ。」
確かに、俺はクラスメイト達から離れたい一心で行動してきたため、いざ離れてからの行動方針を何一つ決めていない白紙の状態である。
方針が白紙の状態で行動するのは、確かにいただけない。
だが・・・・・・眠いもんは眠い。
「へ~そうなんだ。納得したぜ。それじゃあ、寝ていい?」
「ダメです。」
ダメらしい。クソが。(悪態)
「え~別にいいじゃん。俺の意見とか速攻でルーエちゃんに却下されそうだし。そうなったら、俺要らなくない?」
「パーティーリーダーは貴方なんですから、私に丸投げしないでください・・・・・・」
これからどうするか考えろって言ったって、どうしていいのか分からな過ぎるし、何をしたらいいのか分からん。
チュートリアル無しで初めてオープンワールドに放り出された人みたいな状態だ。
「じゃあ・・・・・・七大迷宮攻略でもする?」
「足手纏いが付いた状態で大迷宮攻略は無理に等しいので却下で。」
「あ、足手纏い呼ばわり・・・・・・」
『夢はでっかく』ってことで、七大迷宮攻略を上げたが、却下された上に俺の事を足手纏いとまで言われてしまった。ひどくない?
「じゃあ・・・・・・レベル上げとか?」
「良いですね。基礎的なステータスを上げるのは確かに賛成です。」
実は俺も前々からやろうと思っていたレベル上げにはルーエちゃんも賛成らしい。
『そこまで分かってんならルーエちゃんが意見出せよ』・・・・・・とは恐ろしくて言えなかった。
「一旦の方針は【レベルを上げること】これで良いですか?」
「俺もそれでいいぜ~昨日の戦いで、ちょっとばかし力不足を感じてたところだしな。」
ルーエちゃんは、懐から出したメモ帳に何やらメモをしだした。
おおかた、これからの方針をメモってくれているのだろう。結構マメな人だな。
これで一旦はこの相談は終わる雰囲気になったが、俺はまだ重要な事を聞いていない事に気づいた。
「あ、ちょっと待ってルーエちゃん。聞きそびれてたけど、具体的にどうやってレベル上げるの?」
「ああ、そういえば・・・・・・・・・・・・・・・・・・では、朝ご飯を食べ終わったら私が剣の稽古を付けるのはどうでしょうか? それなら、命の危険も無くレベルも接近戦の技量も上げれるでしょう?」
レベルの上げ方はルーエちゃんとの稽古・・・・・・・・・・・・たしかに命の危険は無さそうだが、かなり厳しそうだ。正直サボりたい。
「あ~じゃあ、頼んます。」
が、昨日のあの狼型の魔物たちとの戦闘を経験した身からすると、今の俺の近接戦が弱すぎるのはひしひしと感じていた。
言い換えれば、体のいい苦手克服チャンスとも言える。
「はい。これで一旦の方針はは大丈夫ですかね。それじゃあ、朝ご飯を食べ終えたら剣を持って私に付いてきてくださいね。」
「う、うす。」
そう言い残すと、ルーエちゃんは扉を閉めて自分の部屋に帰って行った。
正直不安もあるが、昨日の戦闘で剣を使ったのにも関わらず、返り血すら浴びていないことを考えると、彼女の剣の腕は信用に値するものなのは確かだ。期待しておこう。
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初めて一般的な異世界飯を食べたが、やはり俺の舌は肥えていたようだ。
馬鹿みたいに硬いパンに味がほぼしないスープ。
どれもユニークな味だった。
普段、俺達現代人が食べているパンとスープと比べると、パンは20点スープは10点といった所だろうか。
というか、スープ至っては味というものを一切感じなかった。実は点数は測定不能だったかもしれない。
「ふぃーそんなんでも腹が減ってると食えちまうんだから人間はすげえな。腹が減り過ぎてたんなら魔物でも食えちまいそうだぜ。なあ?」
「はいはい、そうですね。」
「適当!?」
剣の稽古の広い場所が町の中に無いため、町の外への門を目指して歩きながら、歩く合間に雑談に興じる。
朝になり、日が昇ったことで町も活気付いてきた。
その証拠に、商品を乗せているであろう馬車が大通りを行き交い、人の往来も激しくなり、3歩歩いただけで5人ぐらいの人とすれ違っている気がする程だ。
そんでもって、すれ違う人達ほぼ全員の視線がこちらに向く。
明らかに俺の隣にいる護衛が原因だろう。
「やっぱり目立つねえルーエちゃんは。」
「そうでしょうか? 別に目立つ格好はしていないつもりですが。」
本人は目立つ格好はしていないと言うが、アンタのそのご尊顔が美しすぎて服装とか関係なく目立つんだよなあ。
銀糸のように艶のある髪に、糸目、浮世離れした可愛らしい顔。そんでもって綿の様に柔らかい表情。もう目立たない訳が無い。
通りすがりの男子どものうっとりした視線が刺さる刺さる。
そんでもって、その男子どもの嫉妬の視線も刺さる刺さる。
こんなに目立っちまって・・・・・・面倒な事に巻き込まれなきゃいいけど・・・・・・
どうか誰も絡んでこないでくれ!! と俺は神へ願いをささげる。
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その後は何事も無く、町の外まで出ることができた。ありがとう神よ。
「・・・・・・この辺りにしましょうか。」
町の門から出て5分程歩いた先の障害物の少ない開けた場所で俺たち二人は立ち止った。
「それじゃあ、まずは構えてください。」
言われた通り、剣を鞘から抜いて、剣道の中段の構えをイメージして相手の喉元に剣先を真っすぐ向ける形で剣を両手で構える。
「それじゃあ、私に切りかかって来てください。」
「え?」
ルーエちゃんがさも当然かの様に言った言葉を聞いて、俺は耳を疑い呆けた声を上げた。
素手の女の子に刃を向けるとは、なんともやりずらい事この上ないが、ルーエちゃんは落ち着いた様子で俺に早く掛かって来いと急かす。
「ほら、早くしてください。」
「だぁー!! もう!! 怪我しても知らねえからな!!」
本人にその意図は無かっただろうが、ルーエちゃんの言葉にカチンときた俺は、やりずらい気持ちを振り切って、素手のルーエちゃんに肉薄し切りかかる。
「見え見えすぎますね。」
申し訳ない気持ちで少しも気持ちが鈍らなかったわけでは無かったが、本気で当てるつもりで放った一太刀はあまりにも簡単に躱された。
「それっ。」
「が″ッ」
それどころかカウンターの拳を入れられた。
彼女の細腕と可愛らしい掛け声からは考えられない、プロボクサーのパンチの如き衝撃が俺の顔面を襲う。
「えいやっ」
「ア″ッ」
顔面を殴られ、痛みに怯んだ隙に今度は脛めがけてローキックが炸裂した。
蹴られた瞬間、痛みの情報で頭が埋めつくされた。反撃しようなど考えも出来なかった。
そして、その痛みのあまり脛を抱えて地面に転がり込んだ。
「ッ″ッ!!!」
あまりの痛みに声を上げる事さえできず、声にもならないただの音を口から垂れ流す。
そんな、およそ戦士とは思えない様子の檜山を見下ろしながら、ため息をつく。
「・・・・・・はぁ。問題は山積みですね。」