bw2の世界で僕は   作:rio@poke

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第九話 ヒント

ホムラと湯船で温まった後、

僕の部屋に戻る。

 

 

部屋の扉を開けると中に、

リオとユキがいた。

 

「おかえりなさい、主。」

 

「もう上がったのね.....、

ホムラがさっきから見えないんだけど.....。

まさか、一緒に風呂に入ってなかったわよね?」

 

「んー?呼んだー?」

 

背後からホムラが髪の毛をタオルで拭きながら現れる。

 

「ホムラ....あんたやったわね?」

 

ユキがじとっと睨む。

 

「はーはっはー!なんのことかなー!」

「僕とご主人は同性だし!抜け駆けじゃ無いもーん!」

 

わざとらしく笑うホムラに、ユキは「やられた」というように額へ手を当て、小さくため息をついた。

 

話題を変えようと、僕は口を開く。

 

「どうして2人は僕の部屋に?」

 

リオが静かに頷いた。

 

「実は、話したいことがありまして。」

 

一呼吸置いてから続ける。

 

「先日、主と私で密猟者二人と戦った時のことです。」

 

少しリオの握る拳が引き締まる。

 

「彼らは私の姿を見て言っていたんです。」

 

 

『噂の"人の形をしたポケモン"だな?』

 

その言葉を思い返し、僕は眉をひそめる。

――噂?

リオたちの存在を、僕も家族も、

誰かに言いふらしたりしないだろう。

 

昔、僕が頻繁にポケモンバトルをしていた頃なら、目撃されて広まることもあったかもしれない。

 

けれど、もう何年もポケモンバトルはしていなかった。

それこそ、メイとバトルした今日までは。

リオたちも積極的に姿を見せていたわけではない。

 

それなのに....。

どうして。

 

リオが言葉を続ける。

 

「私も、ホムラも、ユキも、人前へ出ることはほとんどありません。」

 

「それこそ、この町の外なら尚更。」

 

「街から出ても、ご主人がいないなら意味ないもん。」

 

「ええ。それじゃあ外に出る意味まるでないものね。」

 

2人の言葉に、少しだけ頬が熱くなった気がする。

 

「それなのに、この町へ来たばかりと思われる密猟者が、私たちのことを知っていた。」

 

「もちろん、この町の誰かが噂を広めた可能性もあります。」

 

「ですが、それだけとは思えないんです。」

 

リオは真っ直ぐ僕を見る。

 

「少なくとも、どこかで『人の姿をしたポケモン』の存在が噂になっている。」

 

その一言が、胸に引っかかった。

 

もし、その噂の出どころを辿れば、

もし、その噂の元凶を見つけられれば。

僕が抱えた謎の答えに、

近づけるのではないだろうか。

 

気づけば言葉が零れていた。

 

「ありがとう...。」

 

僕の中で、一つの確信が形になっていく。

 

ーーーこの旅の中で、きっと解き明かせると。

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