ベルさんからポケモン図鑑をもらった後、
少し話していた。
「実はね!私の友達がこの町で本当に最近ジムリーダーを始めたの!」
ジムリーダー...おそらくその人は....
「チェレンって言うんだけど、これから旅に出るのなら。最初にそこのジムを受けてみたらどうかな?」
「だって....君もチャンピオンを目指すんでしょう?」
「....!はい!」
「そっか!それじゃあ、頑張ってジムバッジを取って来て!チェレンは一筋縄ではいかないからね!」
ベルさんに背中を押された。
別れ際に、ベルさんが振り返り話す。
「チェレンには話を通しておくから!いつでも挑戦してあげてね!それじゃあね!!」
ベルさんは大きく手を振る。
「それじゃあ、良い旅を!!」
「はい!ありがとうございます!」
僕たちも手を振り帰路へ着く。
チェレンさんが待つノーマルジム。
僕の初めてのジム挑戦だ。
「主、私はいつでも戦えますから。」
隣を歩くリオが、選択を委ねてくれる。
「最初のジムくらい、さっさと突破するわ。負ける気なんてしないもの。」
強気に応えるユキ。
「ぼ、僕も頑張るよ!」
苦手な戦闘に関するためか、
いつもより少し控えめながらも答えてくれるホムラ。
「僕たちの準備ができたら、ジムに挑戦しよう。」
ジムに挑む。チャンピオンへの明確な一歩になる。
夢への一歩。胸が高鳴るのを感じた。
ーーーーーーーーーーー
それから数日が経ち
「キャンプの道具に、寝袋、タウンマップ。炎は....ホムラちゃんが出せるから必要無いですね。」
「ファイアーなら任せて!」
「暑苦しい時はやめなさいよ。」
旅の道具が揃い。いつでも出発できる状態になった。
でも、まだやり残したことがある。
そばで見ていたメイへと声をかける。
「メイ....本当に一緒に来なくてよかったのか?」
メイは旅に出ることを話した際、まだここに残ることを選んだ。
「メイちゃんと一緒なら、もっと楽しめると思ったのにー!」
ホムラが、少し不服そうに言う。
「私は....」
「おにぃと戦って気付いたの。」
「おにぃと私には、まだまだ差がある.....。」
「それも....大きな差。」
噛み締めるような言葉。
しかし、その割に悔しさ以外の感情も見てとれた。
「だから!もっと強くなって!おにぃのこと追いかけるから!」
「だから、私が旅に出た時は....私たちは兄妹で、ライバルだからね!」
どこか吹っ切れたように笑う。屈託のない笑顔だった。
「わかった。待ってるから。」
「....!うん!待ってて!おにぃ!!!」
メイと握手をする。約束とでも言わんばかりに。
それから荷物をまとめて。ひとまず置く。
最後に残したこと。
「よし、行こう。みんな!」
今から僕たちはジム戦へと向かう....!
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ヒオウギシティに最近建てられた。
トレーナーズスクール。
その中にチェレンさんが待つヒオウギジムがある。
入り口に立ち、扉を開く。
中は塾や学校といった景色だった。
ポケモンのことをより深く学べるスクール。
入り口に立っていたおじさんが声をかけてくる。
「どうも!自分はポケモンジムに挑戦する
トレーナーをガイドする、
ガイドーと言います。」
「もしかして、君達がチェレンさんとベルさんが言っていた。チャレンジャーですかね?」
「はい。そうです。」
「では、奥の部屋へどうぞっす!」
奥の扉が開かれ、導かれる。
そこには、シャツにネクタイをした。黒髪の男性が生徒達の前に立っていた。
「!君がベルの言っていたチャレンジャーだね!」
「ようこそ!ヒオウギシティのポケモンジムへ!」
「ベルから聞いてると思うけど、改めて。
僕はチェレン。ジムリーダーをしています!」
「……ん?しているというよりは、なりましたというべきかな?」
「……そんなことよりもジムとして、
君達を向かえる準備をしないと。」
「本来なら僕の生徒2人と戦ってもらう予定なんだったんだけど、、
君達の実力は話に聞いているからね。」
少し考えてから、チェレンさんは手元のモンスターボールを見つめる。
「……うん。」
「実力を測るためにも、中途半端は失礼だね。」
「最初から僕が相手をしよう。」
「はい。よろしくお願いします!」
「....よかった。君に取って初めてのジム挑戦であるように。僕にとってもジムリーダーとしては初めてのポケモン勝負!」
「お互い悔いを残さないよう、ベストを尽くそう!」
チェレンさんがボールを握る。
「行くよ!ムーランド!」
「任せた!リオ!」
僕たちの、
初めてのジムバトルが始まった。