レッドウィンターの商人 作:あいう
ちょっとやばいか。私が身につけていた指輪やコート、愛銃と予備の拳銃、そしてスマホを取られている。アウトローすぎると思いながら、命乞いに似た懺悔を行う。恩赦を期待し、陸八魔アルの方に視線を向けようとすると、首をぎゅんと動かされる。伊草ハルカという人物は陸八魔アルに心酔していた。なにか彼女に不敬なことをするのではないかと四六時中、見張られていた。
「た……」
「……た?」
「た、助けてぇぇぇえー!」
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何処からか助けを求める声が聞こえた。これを無視することも出来たが、あの人の教えに従って助けることを選択した。向かっている最中、銃声が聞こえた。そして、その建物に耳をすませれば
「……騒いだら殺します……」
おぉと、思わず声が出てしまう。これは結構ギリギリの状況だと思った。
バンッ
壁越しに聞かれているのがバレたのか、弾丸が目の前を横切った。相手は実力者だ。そう思い、意識を切り替える。とりあえずは、そこから離れた。相手も逃げ出したことはわかっているはずだ。そして足音からして3人。これは助けを求めた方がいい。だが、それを待っている時間もないほどに危機的な状況だと私は判断した。
「とりあえずは……1人ずつ……かな。」
自分の考えを整理するために口に出す。どうしたものかと考えていると、白髪のゲヘナ生だろうか、羽が見えた。その人物が外に出てきた。外交問題にまで発展させたくないが……ゲヘナだから……いい……のか?
白髪の少女は、向かいにあるビルに隠れている私に気がついていない。だが、ショットガンでは射程が足りない。だからといって近づけばバレてしまう。仕方がない、トレインだ。確か、あそこら辺にヘルメット団がいたはずだ。
ドドドドドと銃声が呼応する。
これで1人は対処できた。後の2人は強硬手段をとるしかないだろう。足音をなるべくたてないように、見張りに見つからないように遠回りして事務所に到着する。ドアを蹴飛ばして中を制圧しようと思ったが、ドアの近くに気配を感じた。
なので、窓を割りながら侵入する。それに驚きの声を上げた1人は直ぐに気絶させることに成功した。部屋の中には私と気絶した少女を含めないで2人。恐らく、身ぐるみを剥がされていない方が犯人だろう。そう思い、軽やかなステップを踏みながら、リロードするまで弾丸を使わせたあと、眉間に銃を突きつけ、引き金を引いた。
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たたた、助かった。ピンク髪の150cm超えてるか超えていないか微妙なラインの少女が助けてくれた。助けてくれてありがとうと元気な声で言った。が、そこで気がつく。あれ、この子……ァ、アビドスじゃね?震えた声で尋ねる
「ア……ァァア……ア、アビドスですか……?」
「……君か……とりあえずはどういたしまして……それで滞納金は?……」
脱兎のごとく逃げ出した。が、ホシノの力はありえないほど強く、腕を折る勢いで押さえつけるもんだから、感謝の言葉を言ったことを後悔した。
便利屋が戻ってきてしまうと言うと、渋々逃げ出す準備をし、私を横抱きして、ここから去った。もちろん、私の服とその他もろもろを回収しないで……スマホは回収したが……ほぼ下着の状態で姫様抱っこされているので、周囲から奇異の目で見られる。
「……くっ……なんて卑劣なっ!昔からの付き合いだろ!」
「うへぇー、滞納金払わない方が汚いと思うけどなぁ〜?」
「……くっ……くっそ……汚い、汚いぞ!」
「あー、あー、聞こえなーい。」
こんの、クソガキぃぃ
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あのゲリラ戦でドストを失ったが、彼女が付け歩いていた指輪やコートなどは回収されていなかった。これだけでも、400万以上の価値はあるので、許してやることにするというのが便利屋の総意だ。
だが、銃をどうするのか……それが1番困っていた。キヴォトスで銃を持ち歩かないのは、ただの露出狂と同じだと言われているからだ。
「これ……どうするの、社長」
カヨコが判断を仰ぐ。私もどうしたらいいのかわからない。
「……一応保管しておきましょう……」
「異議あり!」
黙っていたムツキがそういった。銃含めてのプレゼントだ、好意を捨てる気なのかと言ってくる。確かに……普通なら銃も回収するはずだから……これもプレゼントなのか?
悩みに悩んだ私たちは、これも売り払った。
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「銃ないんだけどぉぉ!」
次回の話……章?を何にしようか迷ってます
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アビドス
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百鬼夜行
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ゲヘナ
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トリニティ
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ミレニアム
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