レッドウィンターの商人 作:あいう
アビドスの校舎に吊るし上げられる。腹回りをぐるぐると巻かれているロープがちぎれないことを祈っていた。ホシノ以外の生徒だろうか、イヌ科の耳がある生徒とネコ科の耳を持つ生徒は不思議そうにこちらを見ていた。助けてくれと懇願しても、ホシノがなにか言ったのか、気の毒そうに観るだけだった。
「おい、お前ら……助けろ!」
それから30分ほど経って、豊満な体の少女が登校する。
「た、助けてぇ」
次に尖った耳を持つ生徒が来る。こちらをチラリと見たあと、何事も無かったかのように校舎内に入ってしまう。
「助けてぇぇぇぇぇ!!!……せめて、なんか言ってよぉ!」
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「ホシノ先輩……あれは可哀想」
それに同意するように、皆は頷きあっていた。可愛い後輩にそんなことを言われて、何もしない訳にもいかない。
だが、今回の件は皆に知らせなければならない。彼女が……土地を借りパクしていると悪意ある伝え方をする。
「なにそれ、最悪じゃない!」
カイザーの件で、土地がほぼ買い漁られていたことが判明した我が校。土地に関しては皆ピリピリしているのだ。
「ん、尋問しよう」
「あはは、賛成ですかね……」
「そうよ、とっちめてやるんだから」
「んん……やりすぎないでください?」
あいつが苦しむ姿を見るのはワクワクする。皆が屋上に行く中、落ちる可能性を考慮して落下地点に向かう。
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火炙りとまではいかないが、魔女狩りのような状況になっていることに困惑していると、ロープの付け根があるであろう場所から声がする。上をむくと
「ん、今から尋問する……正直に答えてね」
そういいながら、ナイフを取りだした。そしてギリギリと音をたてながら、ロープを切り出した。
「待ってくれ、高所恐怖症になってしまう!」
そこじゃないだろと突っ込まれる。いや、そこなのだ。ヘイローがあるから、耐えれるとしてもだ。永遠と落ちてしまいそうなあの感覚は耐えれるものではない。
シロコと呼ばれたその少女以外にも人がいた。ネコ科の人物だ。今度は彼女からの質問が投げかけられた。
「あんたのこと……ホシノ先輩から聞いたわ」
「へぇ……あのチビが……なんて言ってた?」
「それは……あんたが土地を借りパクしているクズってことよ!」
「…………は?」
あのクソガキ……やったな
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はぁー………ふざけるなよ、まじで。小鳥遊への怒りが込み上げてくる。土地の契約は、梔子とおこなったはずだ。ちゃんと前払いで払ったのにぃぃぃー!どうなら、あの平和ボケは後輩に伝えていなかったようだ。はぁ酷い目にあった……あん人も卒業しているだろうから文句は言えないが
最終的にちゃんと払っていたことが判明して、アヤネとか言ったか?そいつがすごい勢いで頭を下げたので許すことにした。小鳥遊以外は!というか、ホシノも把握していなかったようなので誠に遺憾であるが許してやることにした。
「てか、なんで把握してねぇんだよ……梔子に伝えておくように言ったはずだが……」
そう言うとホシノは、金縛りにでもあったかのように固まってしまった。
「それってさぁ……いつの話……私も知らなかったわけだし」
掠れた声で聞いてくる
「ぁぁぁ……いつだったっけな……私があいつと契約を結んだ日……確かその日……砂嵐が酷かったか……」
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「……あの人……いい人だったね」
セリカが罪悪感で染まりきった顔でそういった。
「んぅ……悪いことした」
シロコは悪いとは思っているんだろうが、軽薄そうにそういった。
「あはは、後で謝りましょうか……」
ノノミはあの人の素性を今さっき、会社から聞いたので戦慄していた
「もう……ほんと怖かった……」
アヤネは、殺されるかもしれない恐怖に抗っていた。
その後、4人で謝りにいき、ドストがいる部屋にノックをしたところ返事が来なかったので、返事を待たずに入室すると、そこには『ホシノをよろしく』と書かれた黒板と少しばかりの青い結晶が落ちていた。後日、先生に届けるとめっちゃ喜んでいた。
大人数の会話は誰が喋ってんのか分かりにくいですね。
青結晶は、死に設定になるでしょう
次回の話……章?を何にしようか迷ってます
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