中学校が同じだからといって、メインヒロインがそいつとは限らない男の高校生活   作:ぞりぞりヤタガラス

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どうもです。

水曜日くらいに投稿出来たらいいな~だったんですが予想外に好評価と感想をもらい、嬉しくなって早めになりました。

急ですがメインヒロインの登場です。




第2話

定食屋に向かう途中、ポイントがちゃんと使えるか試したかったので、コンビニ寄ることにした。

 

買うもんはなんでもいいからテキトーにお菓子を選びレジで並びを待っていると、神崎に見てほしいものがあると言われ、とある商品棚の前に立つ。

1人3個まで無料と書かれた紙が立てかけある商品棚で歯磨きやシャンプーなどの日用品が揃っている。

 

「無料?そんなもんがあんだな」

 

「ポイントを使い過ぎた生徒の共済措置だと思うが」

 

「こんなにポイントがあって使いすぎる奴もいるんだな」

 

「そういえば、来る途中にあった自販機にも無料の水があったな」

 

「よく見てるな、ここ以外にも、ドリンクコーナーの棚のところも、水1本まで無料って表示してるぞ」

 

「ポイントの説明の時からなにか引っかかっているんだが、なにかヒントになりそうなことはないか?」

 

「そうだな、先生の説明にツッコミをいれたくなるような箇所はあったな」

 

「本当か!よかったらどのへんか、教えてくれないか?」

 

「まぁ待て、話はここじゃなくてもできる、ひとまずポイントを使えるか確認したら、店に入って、席についてから考えよう」

 

「…確かに、すまない」

 

「それだけお前は今の現状について冷静に考えようとしてるってことだ、いいことじゃないか、俺はそういうのは嫌いじゃない」

 

「ありがとう、そう言ってもらえれば助かる、買うものは決まったか?」

 

「大丈夫だ、さっさと買って次に行くか」

 

無料の謎解きを後に回して、レジで会計を済ませて、店に向かう。

ポイントはしっかり使えた、ちなみに買ったのは忍者めし(ブドウ味)だ。

おいしいぞ。

 

・・

・・・

・・・・

 

 

店に着き、入るとすぐに定員に席まで案内された。

空いているようで助かった、これならすぐに食べれそうだ。

 

なにを注文するか、机に1台備えてある、メニュー表代わりのタブレットを色々と見てみる、もしかしたらと思って探しているとあった。

 

「?、なにかあったか?」

 

どうやら、声に出ていたようだ。

 

「無料がここにもあるかなと思ってスライドしてたら出てきたぞ、無料の2文字が」

 

「見せてくれ」

 

画面を上にして、背中を机の上に寝かし神崎に画面を見せる。

メニュー名は山菜定食でイメージ写真だと肉も少量写っている。

 

「無料か…本当にただの救済措置なのか?」

 

どうやら神崎は、このポイントのルールになんらかの裏があることが捨てきれないようだ。

 

というか、まだ注文ボタンすら押してないこの現状はいかがなものかと。

 

「とても言いづらいが神崎、一旦注文しないか?ポイントのルールに何かしらのからくりがある、ひとまずはそこで切ろう、まずは飯だ」

 

「すまない!昔から一点に集中してしまったら、解決するまでそれっきりな性格なんだ、これのせいか、友人もあまり出来なくて、度々すまない」

 

「いいって気にすんなよ、それよりメニュー選べよ、この彩り定食とかいいんじゃないか……」

 

色々と神崎に勧めたが結局、普通の定食を選んだ。

 

 

食べ終わった後は、最終的に寮につくように敷地内を歩いて回ることにした。

 

とはいえ、特に目立つような結果では、なかった。

俺と神崎はポイントのシステムを紐解くことに集中していたからなのかわからんが。

 

神崎と、様々な考えを共有している内に寮へとたどり着いた。

 

中に入り、フロントで部屋の階と部屋番と鍵となるカードキーを受け取り、俺たちはエレベーターに乗り込む。

階は同じだが、隣人ではないようだ、少し残念だ。

 

エレベーターを降りて、一番手前の部屋が俺の部屋だ、そこで神崎と別れ、もらったカードキーを使い、部屋に入る、中は普通のワンルームで広さは8畳くらい、ベッドに冷蔵庫などの家具はあるみたいで、キッチンのキャビネットにはフライパンなどの調理器具も揃っている。

風呂場の全室には、洗濯機にバスタオルと、生活するのに必要最低限の機器や物資は揃っているようだ。

 

設備が揃っているのは安心したが、俺は部屋内をくまなく調べる、もちろん家電の裏側もだ。

もちろんここでするのにも訳がある、時間は少し前になるが、定食屋を出て、敷地内を歩き回って、気づいたことがあった。

 

異常に防犯カメラの台数が多かったことだ。

ただそれだけならいいのだが、少なくともこの学校の仕組みに疑いを持っている、俺たちは目線から言わせてみれば、怪しさ満点、まさか部屋の中まではと内心思ってはいるけど、念の為だ、母さんも部屋に入ったら隅々まで目を向けることって言ってたしな。

 

 

結果として、小型カメラ等の怪しい物は出てこなかった。

いや、でてきたらそれはそれで困るってもんだ。

 

一息入れて、次はマニュアルと思ったのだが、ふと時間を確認する。

 

時間もあれなので、コンビニに行き、夕食を優先した。

 

桜咲きの季節とはいえ、日が落ちたら多少は寒い、俺は軽く装い部屋を出て、ホールでエレベーターを待つ。

 

しばらくして、エレベーターの扉が開くと中には女子の先客が1人。

 

「あれ、えっと、たしか…空条君!」

 

違う、俺は承太郎じゃない!!

 

いやまぁ、俺は覚えてないんだけどさ…

 

いやーよーく思い出すのだ、目の前にいるこいつの特徴はなんかすごいポニーテールだ。

 

なんか、隣りの席に同じようなポニーテールが座っていたような、えっと……名前は……。

 

「あれ?違ったかな?帆波ちゃんと同級生の?」

 

「いや合ってる、九条だ。俺がお前を覚えていないから、頑張って思い出そうとしてるところだ」

 

「えぇーー隣りの席の網倉だよ!網倉麻子!」

 

「あぁそういえば、そんな感じのがいたな。網倉か、ポニーテールとしか覚えてなかった」

 

「えぇ…私は」

 

「あぁはい、乗ります」

 

俺はすぐに中に入ると、1階と俺に聞き、ボタンを押す。

扉が閉まり再びエレベーターは下へと向かう。

 

「九条君は、コンビニかな?」

 

「夕食を買いにな、網倉はなんだ、どこかに食べにでも行くのか?」

 

「私も同じだよ、お昼たくさん食べちゃったから、夜は減らさないとだけど、やっぱりなにも食べないのは体に悪いからね」

 

「ふっ…」

 

……危ない、つい言ってしまうところだった。

 

「1日3食か、いいことだな」

 

「あっそうだ、九条君に聞きたいことがあるんだよね」

 

「なんだ」

 

「……ぶっちゃけ一之瀬さんと付き合ってるの?」

 

「いや、付き合ってないが」

 

「え」

 

「え」

 

えって聞いてきたの君でしょ。

 

チ~ンという音と同時に扉が開く。

なんとベストタイミングなんでしょうか。

 

エレベーターから降りて、コンビニに向かう。

網倉は続きを聞くため、俺の後ろを歩く。

 

「私はてっきり、そういう関係かと」

 

「はぁ~ただの同中だ、付き合ってるとかそういうのではない、つか一之瀬に聞いてないのか、昼間ずっと一緒だったんだろ」

 

「いや~実はさっき偶然会うまで、九条君のことてっきり忘れてて、あははは~」

 

「はぁ~俺は参加してなかったからな、忘れてて当然か」

 

コンビニは寮から歩いて数分のところにある、網倉とそういう話をしているうちに、ついてしまった。

店内に入って、まず向かうは弁当コーナーだが、この時間もあってかラインナップが少なすぎる。

いや、厳密に言えば、買われてしまったのだろう。

 

幸いおにぎりは、それなりにあったので、2個手に取ってドリンクコーナーで1本無料の水を取出し、昼間に買えなかった、例のコーナーに進むと、

網倉が不思議そうな顔で突っ立っていた。

 

「あっねぇねぇ九条君、ここの商品無料らしいよ」

 

「昼間に一度見たんだ、なにかいいものはありそうか?」

 

「生活必需品って感じのものがたくさんだから、役には立ちそうだけどさ」

 

「ポイントがあるから誰も買わない、ってか」

 

「そうだよ、毎月10万ポイントも貰えるから、持ってく人は余程のことがない限りいなさそうだけど」

 

毎月10万?

網倉はそう信じているみたいだ。

 

俺は網倉に続けて、クラスのみんなはどんな考えでいるのかを聞いたら、全員そう思い込んでいるみたいだ。

 

しかしだ、材料は全て揃っているわけではないが断言できる。

 

次の支給日に10万ポイント丸々支給される可能性は極めて低いと。

これは昼間のうちに神崎と共に編み出した俺たちの結論でもある。

 

無料のコーナーから3個選ぶ、網倉は不思議に思っているようだ。

まぁ、それもそうかもしれない。

 

商品を選んだ俺はレジで会計を済ませる。

 

レジ袋を片手に持ち、俺は帰路に……

 

「ちょっと待ってよぉぉ~」

 

「えぇ…待つのか」

 

「もう!一緒に来たんだから、一緒に帰るのは当たり前でしょ!」

 

え、そういうものなの?

 

「なにも分かってなさそうな顔だね……まぁいいかな、ほら行くよ~」

 

そうして戻る途中、途切れ途切れではあるが、しょうもない会話をしながら戻った。

 

エレベーターに乗り込み、先に俺の階で止まる。

 

「そうだ九条君、連絡先交換しよ」

 

「あぁ、いいぞ」

 

 

 

手を上げる網倉に対して俺も少し上げかえす。

 

「よし、これでバッチリだね、じゃあまた明日学校でね」

 

「おう、じゃあな」

 

最後ニコッと小さく笑って、その姿は扉が閉まり見えなくなった。

 

「……はぁ~俺も結局は男子なんだな……」

 

踵を返して部屋に戻る。

 

 

 

 

 

 

 

不覚にも可愛いと思ってしまった。




はい

急ですがメインヒロインに登場してもらいました。
最初からなんか距離感近いかもしれない。
こんくらいでいいのかわからないけど、自分のかきやすいパターンでいかせていただきやす。

では、また次回。

誤字・脱字があれば指摘お願いいたします。
さっそく指摘されました……

感想、評価よければお待ちしてます。
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