遊戯王GX イレギュラー・シンクロン   作:埜中 歌音

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少年は精霊に魂を託す

 

窓越しの陽光が顔をくすぐり、眠りの中に沈んでいた意識が浮き上がる。

夢と目覚めの狭間、彼にとっては最高の時間だった。柔らかな浮遊感に全身を預け、視覚も聴覚も曖昧なまま、考えることを放棄して意識の表層を揺蕩(たゆた)う。

それにしても心地よい目覚めだ。彼はうつ伏せのまま枕に顔を埋めた。自分を支えるマットレスの程よい反発、自分を包み込む肌触りのよい羽毛布団。何よりその寝具全体──部屋全体に満ちる果実のような甘い香りが、彼の持つ言葉では表現できないほどの安らぎを与えていた。

このまま永遠の眠りに落ちてしまえるならなんと幸せなことだろう。空腹も排泄も全て忘れて、この幸福に埋まっていたい。ここは天国か、楽園か、はたまた極楽浄土か。彼は体を小さく丸めて、布団の端を腕と足で巻き込んだ。

 

 

 

 

 

──その楽園に、雷が轟いた。

 

 

 

 

「ワッザ!!?」

 

黒人のリアル=ヤクザめいた叫び声とともに、遊奈の上半身が跳ね起きた。音の主はと周囲を見回すと、枕元の《エフェクト・ヴェーラー》が《チューニング・サポーター》を支え、そのフライパンの部分に《ボルト・ヘッジホッグ》が思い切り体当たりを繰り出していた。金属が金属を叩く音が連続し、遊奈は思わず耳を塞ぐ。

その目の前に、サンドウィッチの乗った皿が差し出された。

皿を持つ腕から肩をたどり、ツァンの顔を目にしたところで、遊奈の顔スイッチを入れたかのように赤くなり始めた。

 

「……おはよう、東雲」

 

「オハヨゴザイマス」

 

「……結構変な寝相してるのね、アンタ」

 

「……」

 

気づけば遊奈はベッドの上で正座の姿勢をとっていた。

 

「お願いしますからこのことは誰にも言わないでください……」

 

「いっ……言えるわけないでしょうが! どのタイミングでアンタの寝相見るっていうのよ!」

 

お互いに頬を赤く染めて、遊奈はツァンからサンドウィッチの皿を受け取った。皿の上のものを落とさないように注意深くベットから下り、「失礼します」とソファに座ってからツァンのほうに向きなおる。ツァンは「ご苦労様」と《ボルト・ヘッジホッグ》達に言葉をかけていた。

 

「……ありがとうございます。その……朝食まで」

 

「別に……朝ゴハン取りに行ってから急に食欲がなくなって、捨てるかどうか迷ってたやつだし。アンタのために取りに行ったわけじゃ、ないから」

 

「いただきます。……なんでか、すごく腹が減ってて……」

 

「“力”を使い始めて最初のほうはそんなものよ。……ついでにこれも、いらなくなったからあげる」

 

ツァンは目をそらしながら紙コップをテーブルに置いた。遊奈が手にとってみると、蓋の隙間からチョコレートの香りが漏れている。

 

「……ホットチョコレート……いいんですか? ほとんど飲んでないみたいですけど……」

 

「一口でも口をつけたやつをアンタにあげるわけないでしょ!? そんなことしたらかかか、間接………」

 

「……でも先輩、『いらなくなった』って……」

 

「い、いらなくなったの! ダイエット中! それにボク、朝はホットミルクしか飲まない派だから!」

 

「じゃあなんでわざわざサンドウィッチ持ってきたんですか」──その言葉をホットチョコレートで流し込み、遊奈は温もりの残るクラブハウスサンドを(かじ)った。マスタードソースとベーコンの風味が広がり、口を動かすたびに野菜の食感が顎を刺激する。

 

「……めっちゃうまい……」

 

「悪いけどこれは女子の特権だから。ブルーの男子寮の食事もまあまあだけど、こっちは本物の三つ星シェフが作ってるしね……それ食べたら、元気出そう?」

 

「ホント助かります……なんていうか、ベッド貸してもらったうえに食事までご馳走になるって、めちゃめちゃ迷惑かけてすいません……」

 

「……別に、アンタのためにやったことじゃないし」

 

勘違いしないでよね、とツァンは口を尖らせた。

その後ろから黄色の兜が顔を出し、意味ありげな笑みと共に遊奈に告げた。

 

『マジで勘違いすんなよォー小僧、なんたってお嬢はお前のことを一晩中……』

 

「なっ……ななな何言い出すのよカゲキ! 一晩中……そう、カゲキには一晩中、アンタがベッド独占してる愚痴を聞いてもらってたの! ね!? ね!!?」

 

『まァそういうこった。くれぐれも『勘違い』すんじゃねーぞー?』

 

「は、はい……気をつけます……」

 

遊奈がサンドウィッチを噛みながら頭を下げると、黄色の甲冑を着た武人──《真六武衆-カゲキ》の精霊は、『へはは』と低く笑った。

 

「……カゲキ、アンタってほんと──……ううん、ありがとう。……他のみんなは、何て言ってた……?」

 

ツァンの問いに、カゲキは少し声を低くして答える。とはいえ遊奈の存在を気遣ったわけではなく、会話は遊奈がホットチョコレートをすすりながらでも聞き取ることができた。

 

『エニシは口じゃああ言ってるが、内心じゃお嬢の無事を喜んでるさ。シナイも優しい奴だから何も言うめェが……アイツの場合(⚫︎)(⚫︎)(⚫︎)の手前お嬢の味方はできんだろうよ。ミズホはさっき見たとおり、だが一番キレてんのは間違いなくキザンだ。さっきチラっと見に行ったときァ8本目の木刀が吹き飛んでたからな……相当頭にキてんぜ、アイツ』

 

「……そう。あとで謝らなきゃ……カゲキも、ごめんね。アンタたちの声、いつのまにか聞こえなくなってて……」

 

『終わりよかったんだから大丈夫、ってヤツだ。お嬢に謝られるとか逆に気持ち悪いわ』

 

「……どういう意味よ、それ」

 

『おーこわこわ、じゃあ俺ァ帰るぜ。しくじんなよ? お嬢』

 

「ボクが何にしくじるってのよ!!」

 

返事を聞かずにデッキに消えていったカゲキに対して、ツァンはデッキに向かって怒鳴りつけるという形で抗議した。

 

「まったくアイツは……いつも一言多いっての……」

 

「……ホント、愉快な人ですね……カゲキさん」

 

「実は一番気遣いが上手いヤツなんだけどね。気遣うポイントがわかってる分ギリギリを攻めてくるっていうか……ボクが何をしくじるっていうのよ、もう……」

 

ツァンは椅子の背もたれに顎を乗せ、サンドウィッチを頬張る遊奈を観察していた。

 

「……ハムスターみたいね、アンタ」

 

「んっぐ……美味いもの食うとつい、口いっぱいに頬張るクセが……」

 

「少食だと思ったのに、結構食べるんだ」

 

「偏食なだけです。それで食えないものを食ってなかったら、いつの間にか食が細くなってて……好きなものが目の前にあったら、人並みには食いますよ」

 

言い終わった途端に遊奈は大口を開け、上を向いてサンドウィッチの残りを口に詰め込んだ。大きな塊は遊奈の口が動くごとに削り取られ、膨らんだ頰がどんどん小さくなっていく。

 

「んっ、んぐ……ごちそうさまでした」

 

「……さて」

 

ツァンは椅子から離れ、ベッドに腰掛けて背筋を伸ばした。目にきりっとした光が宿り、場の空気が引き締まる。

遊奈も思わず肩甲骨を張る。

 

「巻き込まないでおこうと思ったけど、あれだけの“力”を持ってるなら時間の問題ね……東雲、アンタの持ってる“力”とデュエルモンスターズの精霊について、ボクが知ってる範囲で教えてあげる」

 

「デュエルモンスターズの……精霊……」

 

遊奈のそばに、時々現れる《ジャンク・シンクロン》やその他モンスターの姿。

遊奈自身も、オカルト的な何かかそれとも自分の気が狂ったのかと半信半疑でいたが、十代やツァンも見ている以上は『本当にそこにある』ものなのだろう。

眉をひそめて曖昧な顔をしている遊奈に向けて、ツァンはデュエルディスクを渡した。

 

「はい、アンタの。それ付けて、デッキの中のモンスターを強く念じながらカードをドローしてみなさい」

 

「デッキの中の……?」

 

「精霊がいるならなんでもいいわ。それで引いたカードを、デュエルディスクに置くの。成功すれば、モンスターが呼べるはず」

 

「は、はあ……」

 

遊奈は言われた通りに(⚫︎)(⚫︎)(⚫︎)(⚫︎)(⚫︎)(⚫︎)(⚫︎)を念じてカードを引き抜いてみた。

 

「おお……本当に思ってたカードが来た……」

 

「そのカードを、デュエルディスクに置くのよ」

 

「わかりました、《増殖するG》を召かブッ!!?」

 

モンスター名を口にした瞬間──ツァンの右フックが遊奈の顔面にヒットし、彼はソファに後頭部を打ちつけた。

 

「レディの部屋に何を呼び出そうとしてるのよ! ああもう、《ボルト・ヘッジホッグ》にして!」

 

「……う、うーす……うわっすげえ、本当に《ボルト・ヘッジホッグ》が引けた……」

 

遊奈は左手を滑らせてデュエルディスクにカードを置く。すると、《ボルト・ヘッジホッグ》がテーブルの上に現れた。ツァンはその《ボルト・ヘッジホッグ》を抱き上げて膝に乗せる。

 

「こんなふうにアンタは、デュエルモンスターズの精霊──“カー”を呼び出すことができる。……もちろん、見えない奴には見えないけど。でも、今やったみたいにデュエルディスクを介して呼び出した精霊(カー)は多かれ少なかれ、呼び出した人間の“(ヘカ)”を含んでる。だから──他のものや、術者以外の人間に触ったりできるのよ」

 

《ボルト・ヘッジホッグ》の頭を撫でてていたツァンだったが、その手が突然《ボルト・ヘッジホッグ》の頭の毛を鷲掴みにした。

 

『ギェーッ!!!?』

 

「痛っ……?」

 

《ボルト・ヘッジホッグ》は飛び跳ねるようにツァンの膝から逃れ、遊奈の後ろに隠れて背中のネジを立てる。ツァンは「ごめんね」とクッキーのかけらをテーブルに投げた。ネジを立てたまま《ボルト・ヘッジホッグ》はテーブルに乗り、クッキーのにおいを嗅ぐ。

 

「《ボルト・ヘッジホッグ》の毛を抜かれた時、アンタも痛かったでしょ」

 

「ハゲるかと思いましたよ……」

 

「“(ヘカ)”は“(バー)”のかけら……言ってみれば術者の命みたいなもの。それを含んだ精霊(カー)が傷つくと、大元の“(バー)にも影響が出るの。精霊(カー)には『戻れ』って命令すればそれだけで“(ヘカ)”を回収できるけど、回収できずに精霊が消えると、その分寿命が削れるから気をつけて」

 

「寿命……!?」

 

慌てて遊奈が「戻れ」と念じると、テーブルのクッキーを齧っていた《ボルト・ヘッジホッグ》の姿が消える。楽しみを中断された《ボルト・ヘッジホッグ》は半透明の姿でデッキの中から這い出すと、遊奈に抗議の目を向けた。

 

「……あれ、戻らないんですけど……」

 

「アンタの“(ヘカ)”はちゃんと回収できてるわ。今のこの子はこの子自身の意思で出てきてるだけ。だからアンタは触れられるだろうけど、ボクは触れられないし、この子もアンタとアンタの精霊以外に触れることはできない」

 

《ボルト・ヘッジホッグ》の頭を撫でようとしたツァンの手が、その姿をすり抜けて空を切った。

 

「カードに精霊が宿ってると、こういう風に勝手に出てきたり、持ち主の呼びかけに応じて力を貸してくれたりするの。この能力を使える人間のことを、ボクたちは『精霊使い』って呼んでる」

 

「精霊、使い……」

 

聞いた言葉を口からこぼしながら、遊奈は《ボルト・ヘッジホッグ》のカードを再びデュエルディスクに置く。半透明だった姿に色が戻り、実体を得た《ボルト・ヘッジホッグ》はクッキーのかけらを嬉しそうに頬張った。

その様子を眺めながら、ツァンが自分のデュエルディスクにカードを置く。

 

「《紫炎の荒武者》を召喚」

 

鎧の音を鳴らして実体化したのは、筋骨隆々の若い武者だった。その姿を見た遊奈は《ボルト・ヘッジホッグ》を消し、武者をまじまじと見つめる。

 

「……あれ、このモンスター……精霊宿ってましたっけ?」

 

「いないわよ。ボクが持ってる精霊は、《真六武衆》の5人だけ。だけど精霊使いは、トレーニングすれば精霊の宿っていないカードも実体化させることができる」

 

「アリなんですか、そんなの……」

 

「デュエルモンスターズのカードには、精霊にまではなれなくても、大抵“何か”が宿ってるもんなの。ちょっと難しいけど、そのカードを長く使い続けてればやり方がわかってくるはず……例えばアンタのデッキだったら、レベル1のチューナーと非チューナーを実体化させてみなさい。5枚引いていいから」

 

「そんな急に言われてもカード揃っ……て、ますね。《アンノウン・シンクロン》を特殊召喚、《レベル・スティーラー》を通常召喚……これでいいですか?」

 

大ぶりなテントウムシが、球状の機械を引き連れて遊奈のデッキから飛び出した。

 

「オッケー。それじゃ、昨日使ってたレベル2の、トンボみたいなシンクロモンスターの姿を強く念じてみなさい」

 

「《レシプロ・ドラゴン・フライ》ですね。えーと……」

 

目を閉じた遊奈は、プロペラを回すトンボの姿を思い描く。

一陣の風が、遊奈の前髪を舞い上げた。

 

「……おお」

 

目を開けた遊奈の前にはすでに《アンノウン・シンクロン》と《レベル・スティーラー》の姿はなく、《TG(テックジーナス)レシプロ・ドラゴン・フライ》が部屋中を飛び回っていた。

 

「ちょっ……止めなさいよ」

 

「すいません、コイツ多分構造上止まれないんで……戻っていいよ」

 

遊奈がデュエルディスクを掲げると、《レシプロ・ドラゴン・フライ》はデュエルディスクに頭から突っ込んで消えた。

 

「…….しかし便利な能力ですね、引きたいカードが面白いくらい手札に来る」

 

ドローしてはデッキに戻してを繰り返す遊奈。吊り上がる口元からは隠しきれない高揚感が滲み出ている。

そんな遊奈に、ツァンかま冷たく言い放った。

 

「普通のデュエルじゃ使えないからね、それ」

 

「えっ」

 

「当たり前でしょ……精霊使いの力を使うってことは、モンスターに“(ヘカ)”を込めるってこと。そんなモンスターを使ってデュエルなんかしたら、相手が自分のどっちかが死ぬことになるわよ」

 

いい? とツァンは人差し指を立てて遊奈を睨んだ。

 

「この力を戦いのために使っていいのは、精霊使いやデュエルモンスターズの精霊から攻撃を受けた時だけ……それが精霊使いの鉄の掟。アンタ一応ボクの“弟子”ってことになるんだから余計なこと──は、その……気をつけるように」

 

ツァンは《紫炎の荒武者》をデッキに戻し、デュエルディスクを閉じた。

 

「ほかに聞きたいことは?」

 

「この学園には、他の精霊使いが?」

 

「“精霊憑き”はそこそこだけど……精霊使いはそんなにいないわ。ボクが知る限りは……雪乃と遊海、それともう一人くらい」

 

「笹嶋さんも……」

 

「実体化させられるのは《虹クリボー》だけみたいだけど。……言わなくてもわかってると思うけど、人前で無闇に精霊を呼び出さないように! “精霊使い”がずっと守ってきた立場なんだから、ちゃんと自覚を持ちなさいよ」

 

「気を、つけます……」

 

遊奈はホットチョコレートの最後の一口を飲み干し、浮かんできた疑問を口にした。

 

「……そういえば、ディレ先輩の“師匠”って……」

 

「──死んだ」

 

「……え?」

 

「心の闇に、呑まれて」

 

自らの肩を抱くツァンの姿は、とても脆いものに見えた。

 

 

───────────────────

 

《レシプロ・ドラゴン・フライ》に掴まった遊奈が窓から飛び降りる。それを追うように、ツァンを抱えた《真六武衆-カゲキ》も窓枠を蹴って地面に降りた。

 

「お邪魔しました。すみません、その……昼飯までご馳走になって」

 

「……ボクの残したのをアンタが勝手に食べただけだし」

 

「あと、デュエルも……やっぱり強いですね、《六武衆》」

 

「気持ちいいくらいに全勝しちゃったしね。逆に、なんで今まで勝てなかったんだろ……」

 

「それじゃそろそろ……午後の授業までサボったら先生にいろいろ言われそうですし」

 

「そ」

 

「それじゃ、また……ご教授、お願いします」

 

「ん、また」

 

女子寮の裏でツァンと少しだけ会話をして、遊奈は1年の授業に戻った。講義室の前列に三沢の背中を見つけ、その隣の席に座る。

 

「ああ、遊奈か。体調はどうかな? とりあえず、午前の分のノートはコピーしたぞ」

 

「めっっっっっっっっちゃありがたい! ホント悪いな、いきなり授業抜けるって連絡してさ……」

 

「問題ないさ。それより、俺も君に頼みたいことがあるんだ」

 

「珍しいな、三沢が俺に頼むって……」

 

ふふ、と三沢は意味ありげに微笑む。周囲の生徒がおしゃべりに夢中なのを確認してから、遊奈にだけ聞こえるトーンで誇らしげに言った。

 

「次のテストで好成績を収めれば、ブルー寮に編入できるとクロノス教諭から言われてな。君には、デッキの構築を手伝ってほしい」

 




お久しぶりです、ほぼ一週間遅れの埜中です。
モチベが出てませんでした。こっちどころかFGOのモチベも出ず、結局メカエリチャンの再臨を逃し、サブ垢のゲッテルデメルングもクリアできずという……自分のポンコツぶりには呆れるばかりです。何をしているのやら……
今回はデュエルできませんでした。次回はデュエル回の予定ですが……あれはデュエルと呼べるのでしょうか。
一週間ほどで投稿できたらいいな……
では、最後になりましたが、こんな駄文を読んでくださった皆様に感謝しつつ、筆を置きたいと思います。皆様にささやかな幸せがありますように。

2018年10.月某日 埜中 歌音
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